Hatena::ブログ(Diary)

商標審決読みかじり

2007-12-10

[]「カジノの提供」はだめ!?

不服2007-17748   条文:3条1項柱 登録審決 2007/11/12審決日

指定役務「カジノの提供」を含んだ出願の登録は認められないとした拒絶査定を受けた後「カジノの提供」を削除する補正を経て登録された審決

原査定における拒絶の理由(抜粋)

本願に係る指定役務中『カジノの提供』は、我が国においては現時点で刑法上の賭博罪(刑法第185,186条)に該当する行為であるので、一私人たる出願人が業として行うことができない役務である。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項柱書の要件を具備しない。

シンガポールの「チューインガム」みたいなもんだな。

2007-08-02

[]「部分的立体商標」では商標の構成・態様を特定し得ない

不服2004-65065 条文:3-1柱書 拒絶審決 2006/10/10審決日

「部分的立体商標」について、イタリアの登録出願を基礎とする国際登録出願をしたところ、「立体商標の輪郭が明瞭に示されておらず全体形状が把握できない」として拒絶された事例。

f:id:reiko123:20070802230232j:image

当審の判断(抜粋)

日本を指定国とした国際商標登録出願においても日本国法律に基づいて審査を行い、登録すべき要件を備えたもののみが登録され得るのであって、たとえ、日本がマドリッド協定議定書を採択しているとしても、国際登録簿に登録された商標であるということのみをもって、我が国の法律上認められない不明確な形式で表示された商標について、そのまま登録を認めることはできないものである。

 また、我が国の商標法上、部分的立体商標を認める明文がないのは明らかであるから、同法において、部分的立体商標を認めないと明言していないことをもって、本願商標を登録するべきであるということもできない。

この国際登録出願は日本を含む37カ国を指定国としている。が、これらすべての国で登録されているわけでもない。艱難辛苦があるようだ。