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August 22

コクリコ坂から

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映画「コクリコ坂から」を観ました。

後半は、何度か涙がこぼれました。

映画全体をとってみると、強いメッセージに胸を打たれたとか、考えさせられた、というものはありませんでした。

けれども、親と子のせつないエピソードが、自分の涙腺をゆるませるポイントになりました。

この映画を構成するエピソードは色々ありますが、おのおのにおいて、観る人の心の涙腺とか琴線にふれる要素がしっかりある気がします。

人によって違うけれど、人それぞれジーンとするエピソードが作品内にあるんじゃないかなあ、と思いました。それが、学校内に残ったカルチェラタンだったり、健気に生きる父母の人生だったり、淡く清潔な恋だったり。

しかしそれも、昭和とか大正うまれの人じゃないと分からないものかもしれません。ティーンエイジャーとか20代の人には、どう伝わるのか。それはよく分かりません。

少なくとも、人生の折り返し地点を通過したであろう私にとっては、観ているだけで心地よい映画でした。

特に響いた、親と子の愛と絆。

脚本を書いた宮崎駿さん。後世に残したい想いや、昭和という特別な時代の空気を作品にぎゅうっと押し込めて、作品を通して息子である吾朗さんに伝えたくて、彼の監督作品にしたのかなあと思いました。

話はそれますが、「古いもの」が好きな自分にとっては、映画内に描かれた建物やインテリアや小物類をチェックするだけでも楽しめました。

主人公の女の子の「きちんと」したたたずまいにも襟を正させていただきました。ちょっとしっかりすぎだと思いましたが。

写真は、我が家のトイレのタオルかけ。祖父が残してくれた古いハンガーです。しばらくは、このハンガーを目にするたび、映画のことを思い出しそうです。

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