健康診断(3)

医師から処方された高血圧の薬を飲み出して3週間。毎朝、起きるとすぐに血圧を測るようになった。
「薬飲んでも急には下がらないよ」
とは医師から言われていた。
測定した血圧は付けておくように言われていて、それによると、
私は間違いなく高血圧症であった。「上が180、下が130」
だった頃と比べれば、多少落ち着いてきた。
「上が180」というのは周囲に言って驚かれたが、確かに「危険値」であるらしい。
(200以上は緊急事態?!)高血圧は別名、「サイレントキラー」とも呼ばれるらしい。
静かなる殺人者
血圧が高いとは、心臓から送り出す血液のパワーが強いことをいう。
これによって、血液の圧力に耐えるために血管壁が厚くなり、それによって血液の流れる内腔が狭くなり、ますます血圧が上がる。
高血圧→動脈硬化→高血圧
この悪循環がさらなる動脈硬化を促進するらしい。
この動脈硬化が原因で、脳や心臓の血管障害…
脳では、脳梗塞脳出血心臓では狭心症心筋梗塞などを引き起こす。
高血圧そのものよりも、それが原因でこのような合併症が起こり、しかも悪循環を引き起こす点に高血圧の怖さがある、という。「180以上の血圧を放置しておくのは危険」
医師が私に速やかに薬を処方したことからも明らかだろう。久しぶりに受けた健康診断だったし、一体いつから「高血圧症」になったのか?
頭痛やめまいなどの自覚症状もなかったと医師に言ったら、
「自覚症状なんてないよ」
だからサイレントキラーなのか…。
とにかく、発見できてよかった。
健診受けてよかった。
毎日、「命拾い」のような心境で薬を飲んでいる。
(説明を読むと狭心症の薬」とある。何やら恐ろしい)
また、血圧を下げる薬はあっても下げる薬はないらしい。
(低血圧は低血圧でめまい、疲れ、だるさ…などつらい)
やはり…「健診」は神の導きで感謝だった。