エンスーの日々 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-01-01 謹賀新年

[]千年、働いてきました。 野村 進

最近駅のホーム,電車の中でも携帯電話を持って何かをしている人をよく見かけるようになりました。携帯を持たずに何もしていない人を見かけるのがかえって少ない時もあります。この最新の技術の粋を集めた物に日本の「老舗」と言われる,創業100年以上もたっている様々な会社が関係していると聞くとびっくりします。日本の老舗企業の技術がなければ携帯電話も成り立たないといいます。

 具体的には,携帯の折り曲げ部分には京都の創業300年の元金箔屋さん。着信をしらせるバイブ部分には東京の両替商の技術。液晶画面にはランプや鏡台を作っていた静岡の会社。携帯の発振器には神奈川の企業。そして壊れたり使わなくなったりした携帯から金,銀などの貴金属を抽出しているのが昔から銅山を経営していた秋田の会社といわれたら,驚きから驚嘆に変わってきます。そのよう老舗の企業がどうして超最新の携帯電話に関わってきたかと誰もが知りたくなり,その「老舗」の老舗たる由縁をも知りたくなります。

 携帯電話の着信を知らせるバイブには4ミリくらいのモーターを使っていて,その中に使われるブラシのほとんどが「田中貴金属」と言う会社だといいます。この会社はよく金の延べ棒などでも知られている金の両替をしていて1885年創業,今年で128年もの老舗企業でもあります。

極限の状態でも同じ動作をしないといけないモーターの内部には貴金属が使われ,最新の車などには30数個のモーターが使われているといいます。

このようにおおよそ想像が付かないようなところに日本の老舗企業の技術が使われています。その企業が100年以上も生ながらえてきたところには,創業者の意志があり絶え間ない技術革新の努力があるわけです。また人々が落ち着けて商売や物造りが出来る環境があったからこそ

これらの企業の存続があったのでしょう。どうぞ今年も平和で,落ち着いた,災害のない年でありますように,お祈り申し上げます。

 平成25年元旦

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2012-03-20 イタリアは素晴らしい,ただし仕事さえしなければ 加藤雅之

[]イタリアは素晴らしい,ただし仕事さえしなければ 加藤雅之

イタリアは素晴らしい、ただし仕事さえしなければ (平凡社新書)

イタリアは素晴らしい、ただし仕事さえしなければ (平凡社新書)

タイトル通りの内容かもしれません。いやそれ以上に政治やイタリア社会にあきれています。「こんな国,2度と来たくない!」とまで言わせるのはなぜ?古代からのイタリアのイメージが根底から覆されます。著者は時事通信社の社員として2002-6年までスイスのジュネーブ特派員としてスイス,イタリアを取材しています。

「ローマ法王の死去」「トリノ冬季五輪」「ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi1936−)首相敗北の総選挙」の3話が中心になっています。特派員らしく現地に根ざした記事を書いていますが,その取材時の日本ではあたりまえだと思われることが通じないイタリア。鉄道の時刻表はあくまでも「参考」であって,出発,到着ホームの変更も日常茶飯事,アリタリア航空は遅れる,飛ばない,ストは頻発。駅,空港の自動切符販売機はしばしば壊れている。窓口では英語は通じなくイタリア語のみ。ミラノ中央駅では泥棒が終結していて置き引きやすりに遭う。商店などではつり銭に小銭がない。トイレも壊れていたり,掃除してない,標識がわかりにくくたどりつけない。もうここまで聴いたらいったいイタリアという国はどうなっているのだろうとあきれてしまいます。全てがそうではないとは思いたくなります。

元ベルルスコーニ首相に対しては「なぜベルルスコーニなんて人が首相だったのか」と小タイトルで氏を攻め立てています。失言の多さでも有名だったようです。フィンランドの女性大統領について「(誘致を諦めるよう)プレーボーイのやり方で口説いた」中国に対しては「毛沢東時代に,子供を煮て肥料にしていた」「共産主義者は赤ん坊を食べる」などなど,国家に対する侮辱で外交問題まで発展した。およそ国家の代表というよりエゴイスティックな世界の大富豪の1一人だったようです。サッカーのACミランのオーナーでもあり,イタリアン・ドリームの体現者であり,イタリアでは「抜け目ない,ずる賢い」人物としてあこがれの対象だといいます。

「すべてにおいていい加減」のイメージが強いイタリアですが,ファッション,建築,音楽,スポーツカーなどでは一目を置きたくなります。長いイタリアの歴史でもダ・ヴィンチミケランジェロのような天才が何人か出現してすばらしい作品を作り,車でもマセラティー,フェラリーなどの名車を作り,経営危機にあえぎながらも作り続けていくところは賞賛に値します。イタ車好きでは,エンジンがあってなんぼ,電気系統のトラブルなんてトラブルではないみたいな自虐的な愛好家が多いのもうなずけます。最後に著者はイタリアは「普通でない国であり少し離れてみているのがちょうどいい国なのかもしれない」としめています。


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2012-03-18 FT-817 充電方法改造

[]FT-817 充電方法改造

FT-817はYAESUのHF/VHF/UHF ALL MODETRANSCEIVERで野外運用にはもってこいの無線機です。野外使用となると問題なのはバッテリーの持ちです。乾電池ケースは最初からついていますがFNB-72というNi-Cd電池パック(7,350円)をつかうと受電できますが,安価なNi-Cd電池が販売されているのでなんとか使えないかと思うのは普通だと思います。すでに多くの方がやっているようですので私も実際に実験してみました。

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乾電池ケースの緑線をはずす 

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表示部分でチャージスタートを確認

純正のリグに付属の乾電池ケースの緑色の線をはずすとNi-Cd電池を入れて受電できるようです。FNB-72の仕様は9.6V 1000mAhですが,秋月電子にあったGP 1300mAhを8本購入して使ってみました。乾電池ケースには5本のリード線が出ていますがその緑線を切断するか,コネクター部からはずします。私はコネクター部をはずしてやってみました。

1 Ni−Cd電池を乾電池ケースに入れリグのINPUT DC13.8Vを外部の電源につなぐ

2 PWRスイッチを長押し,電源をON

3 Fスイッチを押す

4 SELツマミでCHG VLT DSPの表示を出す

5 Aボタン CHGキーを押す

6 PWR スイッチを長押しして電源をOFFにする

7 8h BATT−CHGが表示されCHG TIME 8:00からカウントされたら充電がスタートします。カウントで8:00からだんだん時間が少なくなっていきます。

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シールドバッテリーを新しいものと交換

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DC12Vをシガーライターコネクターより供給できる   

この改造で問題なのはNi-Cd電池をリグに入れた状態で8時間も充電時間がかかる。せっかちな人はNi-Cdの急速充電器などを使用したほうがいいかもしれません。なお,外部携帯用のバッテリーを持っていたので秋月電子の12V 7.2Ahに入れ替えて使っています。これだとバッテリーの重さだけを我慢すると安心して運用ができます。

○これらの作業は自己責任の元で行ってください。この記事でいかなる不具合,故障があっても責任はもちません。

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2012-03-10 MUSE真空管アンプ 秋月電子

[]MUSE真空管ヘッドホーンアンプ 秋月電子

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上 ipadにつないでYouTubeを見る 下 ipodTouchにてMusicVIdeoを見る

最近はネットオークションでもよくヘッドホーンアンプが出ていますが,秋月電子(M−05301)から新商品としてMUSE真空管アンプが出ていたので早速,新し物好き人間としてはすぐにゲットしました。見た目がCOOLで真空管というレトロなものが最近のデジタル機器とうまくマッチするところと4,800円という値段で購入しました。サイズも10×10cmで真空管は中国製の6N11を使っています。DC24V駆動で電解コンデンサーなどは日本製(nichicon 6,800μF25V)電源を入れると真空管が光るが下のほうにある青色LEDも光り,イルミネーションとして視覚的にもデザインされています。肝心の音質はどうかというと,デジタルのキンキンとした音より,真空管からのやわらかい音になるといった感じでしょうか。それらはヘッドホーンの性能にも違ってきます。まずipadやipodTouch に使ってみました。やはりアンプですので音量が大きく,深い音になってきます,イコライザーもほしくなってきます,ヘッドホーンアンプもさまざまあり,奥が深いですね。

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電源は24V,LEDと真空管の光がCOOL!

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2012-03-07 AppleTV 観たいものしか映さないTV

[]AppleTV 観たいものしか映さないTV

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上)AppleTVトップ画面 下)Flickrからの画像をスライドショーで次々にに映し出す

TVがデジタル化し,画質も良くなるとコンテンツのない映像(つまらない番組)などは見たくなくなります。むしろ煩わしくなります。そんな中「AppleTV」を入手しました。10×10cmで黒い箱,まさにBlackBoxMac独自の洗練されたデザイン。簡単にTVとHDMIケーブでつなぐことができます,どんなことができるかというと。

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ネットラジオJAZZを選曲

1)高画質でiTunesの映画を購入,予告編も鑑賞できる

2)YouTubeの画像を高画質で大きく見れる

3)Ipadの画面を大きなTVで見れる

4)ネットラジオを聞ける

5)Podcastsが利用できる

6)Flickrの画像を見れる

7)MobleMeが利用できる

などなど,他にもいろいろありますが,すべてワイヤレスリモコンで操作(ipadやipodTouch iphoneもリモコンになる)できようになります。

もうTV局の番組を見ているだけから「観たいものしか映さないTV」の出現です。最近はネットラジオJAZZをバックグランドの音楽にしてFlickrから選んだ画像をスクリーンセーバー、スライドショーにしています。PhotoStreamに好きな画像を入れていたらそれも見ることができます。Ipadのゲームを大TVに映し,Ipadがコントローラーにもなります。TVがインターネットの端末になっています。

これからは高画質な映像,風景,映画,LIVE,スポーツなど中心にTVを見るようになるでしょう。TV局よつまらない番組,無駄な番組,電気を無駄にしている番組は作るな,消えてなくなれ!

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2012-03-05 プーチン 池田元博

[]プーチン 池田元博

プーチン (新潮新書)

プーチン (新潮新書)

プーチンPutin(1952- )は3月5日に第4代ロシア連邦の大統領選挙に再選されました。この書は2004年発行なので,プーチン氏が2000-2008年の大統領の時代を日経の記者が著わしたものです。

「自ら大統領になったのではなく,大統領に仕立てられた」「全く無名な人物だった」と述べるプーチンとはどんな人物なんでしょう。プーチンの若いときの有名な話があります。中学三年生のときプーチンは国家安保委員会(KGB)支部に行き,KGBに入りたいと門戸をたたいたのです。そのとき対応した人が親切でいい人?だったらしい。大学を卒業した方がいい,しかも法学部がいい。プーチンはそれを素直にうけとり難関のレニングラード大学法学部に入学した。また小さいときから格闘技がすきで,ロシアの格闘技サンボそして日本の柔道を習う。「柔道は単なるスポーツではなく哲学」という信念をもっているといいます。

エリツィンYeltsin(1931-2007)が健康上から政務をまっとうすることができない理由で,1999.12.31に後継者にプーチンを氏名する演説をします。「ロシアを自由で強く,かつ豊かな国にする」と2000.5.7に宣誓式で宣言します。「強い国家」「柔らかな独裁」の始まりでした。メディアに出る機会も大幅に増え,「行動力のある指導者」「偉大な指導者」を印象付ける。エリツィンの4倍の頻度で外国の首相と直接会談,身軽に世界を駆け巡り2000年7月には北朝鮮へ電撃訪問も成し遂げてTVに登場し続けます。

日本との外交は依然として北方領土(択捉,国後,色丹,歯舞)4島の帰属問題で平和条約が結ばれていません。2001年に二島(色丹,歯舞)先行返還論が急遽持ち上がるが,鈴木宗男が逮捕になり立ち消えとなりますが,プーチンが再選された後には新聞でこの問題が出ていました。

ロシアは原油,天然ガスの豊富な埋蔵量を誇り,原油生産量では世界最大の産油国,サウジアラビアにほぼ四敵する水準にあるといいます。世界の見る目が変わり,ロシアのエネルギーに注目するようになってきています。筆者は日本人の対ロシア感は冷え切っているがロシアでは対日観は悪くなく,「奇をてらわず,じっくりと腰を据えて付き合い,気長な信頼関係がひいては領土問題の解決を促す近道になる」と述べています。2012の5月に大統領に就任すると二期の2024年まで就任可能だといいます。「柔らかな独裁」がさらに強固になっていくのか目が離せないことになりました。

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2012-01-01 謹賀新年 このエントリーを含むブックマーク

健康診断で東京鶯谷に行きます。そこで、検診が終わったら食事のデザートに近くの店の「羽二重団子」というものが出ます。検診の後のデザートに変だなとは思っていましたが、近くの羽二重団子と言う老舗(文政2年創業)のものであるということです。またすぐ近くに子規庵(正岡子規が晩年母と妹と住んだ)もあり妹の津に買いにやらせたようです。焼きと餡の2種しかありませんが、その素朴な味が長く続いている理由でもあるのでしょう。

昨年の12月で3年にもわたってNHKで放映された「坂の上の雲」(司馬遼太郎作)が終わりました。「まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている。」で始まり、日露戦争を中心に陸軍の秋山好古と海軍の真之、それに俳人正岡子規を交えて描いた大作でした。3年間という長い期間にわたって放映されたこともあり、原作とドラマの内容を思い出すのも時間がかかりました。その最終巻「雨の坂」に真之が子規亡き後の子規の母と妹を訪ねて途中、羽二重団子屋に立ち寄る場面がありました。あの羽二重団子が登場しました。

江戸時代から明治維新をとげ、近代国家へと進んできた「まことに小さな国」が日露戦争でバルチック大艦隊を破ったことにより、文明国に仲間入りしたとの勘違いからその後の戦争への道につき進んだ原因でもあったのでした。真之がバルチック艦隊との決戦前に打った電文「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」はまことに小さな国が、大きくなったと思われる現在でも、あらゆることに「浪高シ」は言い得ていることではないでしょうか。みなさまのご健康をお祈りいたします。

平成24年 元旦

羽二重団子 本店

食べログ羽二重団子 本店