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2013-08-10

低学歴と高学歴の世界の溝 in 関西ローカル

低学歴と高学歴の世界の溝:はてな匿名ダイアリー

私のいる世界

地方都市で、低学歴と高学歴の世界が交わるとき

これらの記事は私も皮膚感覚で色々と共感できる一方で、これが関西地方になるとまた独特の要素が入って来る。

関西ローカル低学歴世界はまぁ酷いし、それを良しとする文化的地盤があるのがやっかいなのだ。

それを大学に行かない友人が大半だった小中学校時代の自分の経験と、そこそこ高学歴の関東の大学に入ってからのカルチャーショックを踏まえて書いてみたい。


結論から言うと関西ローカルでは「低学歴高学歴の溝」を「諧謔文化」が支えている。

関西の地方では知識や議論や意味というのが全く「深まらない」!笑いを取るやつがスクールカーストの上位にくるため、

まじめに知識や意味を知っているやつより、知識や意味を茶化す技法を身につけているやつがモテるし偉いと見なされる。

この違いにはっきり気づいたのは関東の大学に入ってからだ。関東で知り合った友人が自分の趣味の魅力を淡々とこちらに

語りかけてきて他の友人もそれにさらに自分の知見を述べて、議論や話が深まっていくのを見たときだ。

もしこれが関西だったら少しでもマニアックな知識が出てきたらそれが隠語になって遊びへと横滑りしていく。

例えば俺が特急列車の「やくも」が好きで、こう言ったとしよう。

「‘やくも’って島根を走ってる特急列車があって出雲地方の八雲立つって言葉から命名されたんだってさ」

自分の印象では関東の大学でこういう話をしたら、友人はこんな返しをしてくれる。

友人A「出雲地方って今でこそ人口が日本で二番目に少ない県だけどヒミコのロマンなんかもあって旅行で行ってみたいよね」
友人B「そうそう、荒神谷遺跡とかもあるし面白いよね」

みたいなイメージだ。あくまでもイメージだが、ある知識に対してさらに自分の持っている知識で返してくる。

これが関西の地方だったらどうなるか。

俺「‘やくも’って島根を走ってる特急列車があって出雲地方の八雲立つって言葉から命名されたんだってさ」
友人A「あー、‘やくも’な、小さい頃よくおかんが晩飯に出してたわ」
友人B「生きのいいやくもが入ったときは、刺身がうまいよな」

これが関西だ。全く話が深まらない!ちょっとでも変わった知識を披露したら関西では完全にネタにされる。

これはその瞬間は面白いのかもしれないが、どんな話をしてもまったく同じ話になるため友だちと話をしていて知識や議論が深まることがない。

だからそのうちに真面目に何かを憶えて話す気がなくなる。「もうええわ」となってそういう話自体をネタ以外の意図で出すこともなくなる。

そうして真面目に何かを語りたい奴は「さむい奴」と見なされて会話の輪から排除される。

真面目に何かを考えたり知識を深めるのではなく、茶化しのノリだけで常に会話が回っていくからノリだけで知識や物事を知らずとも何となく生きていける。

関東の大学では違っていた。自分が知らないことを会話されたら、それをそもそも少しでも知らないと上手く会話の輪に入れない。

上手く茶化す奴ではなく、よく知っている奴がすごいなと思われる。いわゆる「リテラシー」の捉え方の違いだ。

大学を出て社会に出て色々な知識や考えを経て地元の友だちに会うと彼らとの会話は小中学校の頃と何も変わらない。

茶化しのパターンだけは洗練されている。しかし肝心の中身がないから会話には幅や深みはない。

なんとなく分かっている、なんとなく知っている、なんとなく会話している感じで日常が回っていく。

真面目に理解したり、知ったり、語ることは「サムイ」奴のやることだと思っている。

それが良いのか悪いのかはよく分からない。

あぁそうだ、これは関西芸人の「バラエティ番組」そのものじゃないか。

いずれにせよ、地方の大学に行かない友人が大半の小中学校時代と、関東の大学時代に

こういう文化の違いを感じたことを思い出した。

どっちの世界が好きかって?関西ローカルだよ馬鹿野郎、だから全く深まらないんだよ。





追記:たくさんコメントいただいてありがとうございます。色々な意見をもらえて正直に嬉しく思っています。

半分お叱りのようなコメントもありましたwそのなかで「知識は前提で茶化すのが至高」みたいなコメントも多くいただいてたと思います。

「笑いと深さは両立する」というような指摘もありました。どちらもその通りだと思います。上方落語の話も「そうなのか」と自分の無知を痛感し、

なんでお前らに叱られなあかんねんと素直に反省する部分もありました。

けれども伝えたかったのは、そういう笑いと深さが両立した世界とは別に、茶化す技術だけを高めて

深まらずに知識がなくとも回っていく世界があるということでした。

インスタントのうどんに入っているエビを想像してみてください。

一見立派なエビ天ですが、周りはほぼ衣です。エビだろうとアナゴだろうとトンカツだろうと、

中身がほんの少しでも、笑いの技術があれば全て立派に見せることができてしまう

そういう世界だったと思っています。お腹いっぱいになって、でも何食べたのかって振り返ると

なんだかいつも同じだったような感じがする。そんな会話の世界です。

憲法改正どうおもう」⇒「お前の天パが憲法違反やろ」

消費税増税ってどうよ」⇒「お前のモジャモジャに課税したいわ」

TPPどうなるんやろな」⇒「頭がTPPやないか」

こんなんです。一週間後にはクラス全員から「TPP」と呼ばれ、もう一人の天然パーマとジャンケンさせられて「TPP交渉始まった」とか言われるんです。

ともかくどんな話題でも知らなくてもなんとかしてきます。

ある意味凄いと思うのですが、凄すぎて知識や深まりが必要ないんです。

もちろん自分のいた地域の話を「関西ローカル」として一般化してしまったので

「違う」と思った関西の方もいたと思います。

少なくとも自分のローカルの体験はこんな感じでした。

はっきり言えるのは、「知識」が前提で「諧謔」があるのではなく、

諧謔」ありきで「知識」をそれっぽくつけようとするスタンスの違いでした。

いぐのーらんといぐのーらんと 2013/08/11 00:51 なるほど、茶化しね。今じゃ日本総関西化だよね。「さむっ!」「めんどくさっ!」
で笑いとれて、自分の知識の無さを隠せるけど、これじゃ何も成長しないから、結果、強欲な詐欺師、経営者、政治家、役人どもにいいようにあしらわれるだけなんだよねー。

elekieleki 2013/08/11 10:07 いや、追記はともかく私は同感です。
一時期関西圏での生活を余儀なくされましたが、このタイトルとは別に、まさに低学歴な馬鹿な人達だけが茶化して人気を取りたがる傾向にありました。
とにかく真面目な話が通じないし、不愉快なことがあって議論しようとすると更に不愉快な茶化しが入ると言った具合です。丁度ねらーに同じようなものを感じます。
「マジレスすると」なんて言葉はホントは要らないんですよ。
結局どの地方で何が先鋭化されて一番であるか、という違いであると思います。
そして他の地方から見るとくだらない事がほとんどです。

あんこあんこ 2013/08/11 11:16 私も西日本から関東の大学に進学した際に、練乳さんと同じ様なギャップを感じました。
最初は友人・知人同士で社会問題やら自分の思想などについて議論を闘わせるという文化に馴染めず…何というかこっ恥ずかしくて。。それらが「標準語」で行われるという点も大きかったのかもしれません。でも、だんだんと慣れていき、同じように議論することもできるようになりました。
一方で、帰省して地元の小中学校時代の友人達と会うときは、そんな「野暮な」ことはしない。ひたすら楽しくやる。
こういった己の多重人格ぶりを自己嫌悪した時期もありましたが、今は普通に受け入れています。
知識を深め論理を突き詰める面白さと、茶化し合う面白さは別物ですよね。私はどちらも好きですし、これらを使い分けたり、うまく混ぜ込んだりできることが、自分にとっての武器だと思っています。
つらつらと書き連ねてしまいました、失礼しました。

jo_30jo_30 2013/08/11 18:27 関西圏が「ボケるアホ」に優しい社会ならば、標準語圏は、ボケツッコミ文化がない分「調子のるアホ」に甘い社会、ということになるでしょう。従って、その文脈で言うなら、どちらがより「低学歴に優しい」かは、一言では片づけられないと思います。

renyuurenyuu 2013/08/12 10:34 >>いぐのーらんとさん
コメントありがとうございます。そういう面もあるなぁと自戒をこめて思います。

renyuurenyuu 2013/08/12 10:41 >>elekiさん
同感のコメントをいただいて嬉しかったです。茶化すのは場合によってはもちろん良いと思うのですが、いざ真面目な話をしたいときにはそれができた方が良いですよね。茶化すのが当たり前の磁場があるとなかなか深い話はできないもんですね。

renyuurenyuu 2013/08/12 10:51 >>あんこさんへ
全く同じですごく共感しました。「標準語」になると人格にまで影響しますよね!私自身も知識を深める面白さとズラす面白さの両方が大切だと思っています。そして両方を知れたことはありがたいことだなぁと感じています。議論を闘わせることはまさに地元では「野暮」ですね。「アイツなに言うてんの」レベルです。そういう違いがあって、各場面のモノサシ一つで「良さ」が変わるのは面白いことですね。

renyuurenyuu 2013/08/12 11:00 >> jo_30さんへ
そうですね、低学歴に優しいのはどちらか分からないです。低学歴の文化は話が深まらないと書いたのですが、自分は深まらずともズラせる人を尊敬しています。けれどもそういう人は今の知識を測る受験システム尺度の良さとは違う良さなんだろうなぁと思います。

高学歴高学歴 2013/08/12 18:55 その関西のノリは低学歴にかぎらなんではないか?
俺は関西出身の高学歴だが、そんな感じだぞ
低学歴と高学歴の違いではなく関西と関東の違いじゃないの?

名無しさん名無しさん 2013/08/12 22:17 ああ、ダウンタウンの松本って、あれが関西では標準だったのね。全然面白くないと思えるのは、私が関西出身じゃないからだとわかりました。
なんでも茶化すのは、批判を受け入れないからでしょうか?
同列に並んでいないと不安なんでしょうか、相手を批判しないから、自分も批判するな???
ややこしいコミュニケーションですね。

名無しさん名無しさん 2013/08/12 22:19 そういえば、関西で高学歴のお笑い芸人というと、ロザン宇治原ですね。

もりぞうもりぞう 2013/08/13 16:20 茶化すのが至高ってやってるから、橋下みたいにハッタリだけで中身の伴わない政治家を圧倒的多数が選んでしまうんですね。
まあ、大阪の人がその失政に苦しむだけで他の地方には関係ないんですけど。
結局茶化しだけでは、事の本質から外れていくだけだというのが現実だと思います。

qうぇrtyqうぇrty 2013/08/15 03:20 正直、関西の人は結論を求めすぎですね。
「納得のいく意見」が無いと「知識のひけらかし」としか思えない人達なんですよ。
ブクマの騒ぎ方見ても分かるでしょう。

要するに田舎者なんですよ。

名無しさん名無しさん 2013/08/21 01:17 >正直、関西の人は結論を求めすぎですね。
うんうん
>「納得のいく意見」が無いと「知識のひけらかし」としか思えない人達なんですよ。
うんうん
>ブクマの騒ぎ方見ても分かるでしょう。
うんうん

>要するに田舎者なんですよ。
…うn?

なぜそうなる
上三段から最後の行への結論に至るまでの説明が少なすぎないか…

名無しさん名無しさん 2013/08/29 22:43 共感できます。
>>高学歴さん
この記事で言われてるのはまさに関東と関西の違いだと思いますよ。
関西では、「学歴にかかわらず」、「茶化し」文化が発達している、という意味に私はとらえました。

名無し名無し 2013/08/31 21:53 狭い日本といえど、文化圏の差ができるほどには広いと痛感するね

浅い考えだけども、中部地方の交通の便が良くなって、快速が多くなって、18切符ばんざーいな状況が来たら、ある程度差異は和らぐでしょうね

高学歴関西人高学歴関西人 2013/12/12 09:48 関西で2番目に高学歴と言われる旧帝大卒米国TOP10ビジネススクール卒の私も結局は議論が盛り上がると習慣的に茶化してしまいますね。クリスマスの日とかはウケ狙いでサンタの帽子もかぶって会社行ってしまいます。関東の会社では完全に浮いてます。

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