ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-03-15

バカの壁

404 Blog Not Found:バイキング式のレストランで給仕を待つ君たちへさん

バイキング式のレストランで給仕を待つ君たちへ

この文章の肝は、

食べきれぬほどの料理が手をのばせば届くところにあるのに、なぜ給仕が来ないことを嘆き続けるのか。

それが私にはわからないのだ。

ここにつきると思う。

id:dankogaiさんは、非常に正直に、この言葉を言われていると思う。それ故、認識の亀裂が広がる。


問題は、誰にとってバイキング式と見えるか、である。

id:dankogaiさんにとってはバイキング式と見えるレストランでも、別の人間には注文の仕方すらわからないだろう。




有り体に言えば、これはバカの壁だ。認識の壁が、立ちはだかっているのだ。




いや、分かり合うとか、そんなことはどうでもいいのだ。問題は、どうやったら多くの人間がそこに手を伸ばせるのか、その方法である。




たとえばdanさんには、小金があったら銀行に入れておくよりポートフォリオを組んだ方が利回りが良いという認識は、当然のものだろう。

しかし、多くの人間は銀行にお金を預けっぱなしにする。良くて国債を買うくらいだ。株のような元本保証のない商品など、バクチにしかみえない。それが多くの人間の「常識」である。

この「常識」が異なっているので、多くの人は、danさんにとっては全く当たり前に見える景色に、手が届かない。見ることが出来ない。




以前、僕の友人どうしが小競り合いをしたことがあった。

ある友人が、「自殺する人間の心情がわからない。図書館でもテレビでも何でも、情報はそこら中に転がっているじゃないか。すぐ絶望するその気持ちがわからない」と言って、他の友人から「こころがない」と袋だたきにあっていた。

その光景を見ていて、ああ、ずれているな、と思った。

問題は、情報にアクセスする経験を持った友人が、その経験がない、と言う他の人間の感覚へ想像力の翼を広げなかったことであるし、その逆もしかりだった。

お互いが「バカの壁」に遮られ見えているものが違うことに思いいたれば良かった。

その上で情報へのアクセス方法について具体的に共有するべきだった。




バカの壁」を、自身を覆う壁を突破するにはどうすればいいのか?

それは知識か、経験か。どちらも必要だろう。

ネットは、その壁を越える方法にアクセスする機会を爆発的に増加させた。

しかし、まだ多くの人間は(僕もそうだが)そこにアクセスする作法を知らない。

この作法を汎用的なものとして伝えることが出来れば、もっとも有益であろう。




けれどきっと、この「アクセスの作法」は、それぞれの個人がそれぞれのやり方で(有り体に言えば失敗の繰り返しで)経験的に身につけていくものなのだろう。

だから、知識を授けるようには伝えられない。




今は、何が問題なのか、その「問題の所在」を示すのみにとどまるのだろう。

大阪人大阪人 2008/03/15 16:24 通りすがりで来ました。こんにちは。
id:dankogaiさんの言い分もあなたの言い分も一理あるのですよ。料理が目の前にあるのだから取ればいいじゃないというのが勝ち組の意見。
料理の取り方(あるいは、食べ方)を教えろというのが負け組の意見。私自身はどっぷり負け組側の人間でした。

負け組の人間が料理の取り方と食べ方を教えてと勝ち組に質問したら、勝ち組は何をすると思います?

だいたい以下の2つです。
1.「教えてやるから講義料をよこせ」と要求してくる
2.負け組を見捨てる

勝ち組であるid:dankogaiさんはおそらく料理の取り方がわからない人間の事を認識しています。
でも、質問しても多分何も教えてくれません。
赤の他人に時間と労力を割くなら意味がないし、勝ち組が料理を取る様子を見てたらわかるような事でもいちいち質問してくる人間と絡んでいたら今後の自分にとって足手まといになると考えて負け組を見捨てるのです。

かつて私は職場の勝ち組に質問したら「脳みそついてるんだったら考えろよ」と言われました。私の質問に答える時間を割いてくれた分、今から思えば私の相手をしてくれた勝ち組はお人よしだったのかもしれません。

あなたのおっしゃる”アクセスの作法”は私もよくわかっていないのかもしれませんが、知っている人に聞いても誰も教えてくれないだろうという事は理解しています。
ここはやはり、自分で見つけていくしかありません

自分自身に余裕がある範囲内で、質問してくる人が依存心の強い教えて君体質でもなければ私自身はお人よしな勝ち組になりたいと思っています。

reponrepon 2008/03/15 18:56 大阪人さん、こんにちは。

>「脳みそついてるんだったら考えろよ」と言われました。
その人も余裕がなかった感じを受けますね……

dankogaiさんへの、僕の中の認識はこの間ずいぶん変わって、気のいい人なんだな、と素直に感じるようになりました。「料理の取り方がわからない人」を、実際に不思議に思っているか、習うより慣れろで自分から動かないとわからないよと思っているか、どっちかなんだろうな、と思います。
ていうか、呼んでないのに答えてくれるって、えらい陽気なマッチョマンだなぁ、と思っています(笑)

>私自身はお人よしな勝ち組になりたいと思っています

ぜひ丁寧に教えて上げてください。

大阪人大阪人 2008/03/15 19:30 >ぜひ丁寧に教えて上げてください。
はい( ´∀`) ありがとうございます。

本当に難しい話なんですよね、これ。
あんまり新人さんに世話を焼きすぎると自分で考える前に頼ってくるようになるし、かと言って突き放しすぎるのも可哀想です。

本エントリの例で言うなら、私の場合は社会人に成り立ての頃、目の前にあるのが料理なのかどうかもわかりませんでしたから(笑)
先輩に聞いたら「考えろ」「目で見て盗め」「うちの会社、無理なんじゃない?」ですから・・・
私は就職氷河期の人間なので、あんまり社内研修というものを経験していないのです。

書き出したら長くなりそうなのでこの辺で。お邪魔しました( ´∀`)

cielacanthcielacanth 2008/03/20 00:41 情報にアクセスできること、と自殺することは本質的に関係ないと思います。
情報によって助けられる人もいるとは思いますが、助からない人も当然出てくるでしょう。

reponrepon 2008/03/20 10:41 cielacanthさん、こんにちは。
そうですね。あらゆる状況において、その状況を打開できる完全な方法と事前に全て察知することは出来ないと思います。デンジャーを管理するのは不可能、と言うことですね。
それでも、ただ「情報にアクセスすればいい」とだけ言い放つことと、相手が情報へのアクセスの仕方が分からないと言うことに思いをはせることの間には大きな隔たりがあって、分かり合うためにはこの隔たりを乗り越える想像力が必要と考えます。

amatoamato 2008/03/21 10:16 ちょっと疑問に思ったのですが…↓
『逃げ方の作法』にて、repon氏は「逃げだし方すらもわからなかったのですよ。意味がわからないかも知れませんが、そういう状況もあるんです。」と述べておられます。

これも、見方を変えれば、他に方法があったのでしょうか(dan氏や他の方々の視点を含め)。
つまり、バカの壁は無いのでしょうか。

でも、その前に「でも、どうすれば良かったのか、どうすれば良いのか、未だにわかりません。」と書かれているという事は、壁などは存在していなかったんでしょうか。

ふと気になったので、初コメントしてみました。
スルーして下さって大丈夫です。

以上です。

reponrepon 2008/03/24 23:44 amatoさん、こんばんは。
返事が大変遅くなって申し訳ありません

ひとつには、その頃の自分自身と、今の自分は異なる人間ですし、今だから分かることはたくさんあります。それは、知ったことではなく、経験したことです。だから、今の自分が過去の自分に対して身の処し方を伝えたところで、伝わらないでしょう。それを受け止めるだけの準備が出来ていませんから。彼にとっては、僕の言葉はまるで壁に遮られているかのように届かないでしょう。それを「バカの壁」と言います。

ですが、そのときどうすれば最善だったのかは僕自身は未だに分かりません。「分からない」の内容が異なるのですが、分からない、と言う点では過去の自分も現在の自分も分からないでいます。

だから、danさんや他の方々から有用なアドバイスをいただいても、壁があるかのようにはじかれてしまうでしょう。やはり、「バカの壁」が存在します。

「バカの壁」(認識の限界)がやっかいなのは、本人はその壁を認識できない、と言うことです。「ある」と仮定して話を進めるしかありません。ですが、仮定できたことはとても大きな前進なのですが。

このように考えたのですが、応えになったでしょうか?

amatoamato 2008/03/27 15:15 >repon氏
丁寧なご返信ありがとうございます。
やはり「バカの壁」は存在するのですね。

repon氏がどのように考えているのか、何となくですが理解できました。
特に

>「バカの壁」(認識の限界)がやっかいなのは、本人はその壁を認識できない、と言うことです。「ある」と仮定して話を進めるしかありません。ですが、仮定できたことはとても大きな前進なのですが。

の点が分かり易かったです。

充分すぎるほどの回答でした。
ありがとうございました(ぺこり)。

reponrepon 2008/03/27 15:37 amatoさん、こんにちは。
丁寧にありがとうございます。
言葉にすることで、自分の認識の殻(バカの壁)を認識できるという点で、僕にとってもネットは(ブログや様々なサービスは)プラスになっています。

web拍手、そこでのコメントありがとうございます。
とても励みになります。

web拍手ボタン
Connection: close