reponの忘備録

「喉まででかかってる」状態を解消するためのメモ

おいしいコーヒーの淹れ方(自宅編)

前のエントリで皆さんのご指導ご鞭撻をいただき、ふて寝深く考えてしまいました。

まぁ、職場で福利厚生の嗜好品についてあれこれ言われたら確かにうざいわな。反省。ていうか、最近存外にインスタントコーヒーがうまいことに気づいたってことを書きたかったんですけれどね。確かにタイトルもイマイチだったかも。最近はやりのタイトルを似せてみたんだが、激しく滑ったらしい。


でも、良い反響もいただいたので続きを書きます。

「そんな暇があったら仕事しろ」と言うご意見もあるでしょうが、まぁそこはひとつ、なんとか。

とはいえ、趣味の話というのはくどくなりがちなので、さっくり書きます。


自宅で楽しむコーヒーなんてあくまで趣味なので、こころに余裕のあるときにちょこっとはじめてみてください。

気分が安らぎますし、楽しいですよ。


あ、前のエントリで「一つじゃねぇじゃねぇか」とつっこみいただいたんですが、こっちは一つです*1


おいしいコーヒー店を見つける
(出来れば自家焙煎で豆を売ってくれるお店)


これが出来れば、おいしいコーヒーは淹れられたも同然です*2


おいしいお店の見つけ方は、ネット時代では簡単で、「住んでいる地域 自家焙煎」でググれば近くのお店が出てきます。自分の足で探しても良いですね。


いろんなことは、お店から教えてもらえば十分です。


しかし、これで終わるのも何なので、もう少しコーヒーの楽しさとおいしい淹れ方について書きます。

コーヒーの楽しみ〜香り

コーヒー豆は、3回、香りが出ます。

煎ったとき、砕いたとき(粉にしたとき)、淹れるときです。

それぞれ、香りが違います。

生豆を買ってきて煎るのは難しいかも知れませんが(楽しいですけれど)、ミルで挽いたときと、淹れるときの香りは楽しめます。

わざわざミルで挽くのも、香りを楽しむという意味があります。

コーヒーの楽しみ〜味

コーヒーは、苦み、甘み、酸味などが渾然一体となっています。

コーヒー豆には産地などによりいろんな種類がありますが(モカ、ブラジル、コロンビア、ガテマラ、etc...)、それぞれ苦み、酸味、甘みなどの度合いが違います(香りもです)。


ブルーマウンテンが何であんなに値段が高いのかというと、苦み、甘み、酸味、香りのバランスが最もとれているからです。


一般的に、「ブレンド」というのは、数種類のコーヒー豆を混ぜ、それぞれの長所を引き出し、ブルーマウンテンに近い、バランスのとれた味を出そうとします。

もちろん、ブルーマウンテンは「一つの答え」ですから、たくさんの答えがあって良く、それぞれのお店のブレンドは、そのお店が目指している味を示したものといえます。


自分でブレンドを作れるようになったら、喫茶店が開けるかも知れませんね(もちろんそう簡単ではありませんが)。

コーヒーの楽しみ〜炒り具合

エスプレッソ向きの深煎り、ミルクを入れて楽しむやや深煎り、アメリカンなどに向いている浅い煎りなど、いろんな煎り方があります。

少量買ってきて試してみてください。

好きな味を見つけられるといいですね。


アイスコーヒーやミルクコーヒーは深煎りの豆が合いますよ。


深煎りの方が苦いですが、カフェイン含有量は少ないです。目覚ましには浅煎りの方が良いですね。

煎りが深いと苦みが、浅いと酸味が引き出されます。朝のコーヒーは酸味がきいていた方がおいしいかも知れません。

コーヒーの淹れ方

いろんなところに書いてあるので、一応簡単に書きます。2chのコーヒー板や、通販のコーヒー店のページ(たとえば「http://www.tonya.co.jp/column/pickup/001.htm」)が非常に詳しいので(「写真つき:毎朝美味しいコーヒーを飲むために - Dagbókさんのエントリも併せて)、そちらもご覧ください。
コーヒーを淹れるには3行程必要です。

  1. コーヒー豆を買ってきて保存する
  2. コーヒー豆を挽く
  3. コーヒーを淹れる


以下、要点だけ簡単に書きます。

コーヒー豆を買ってきて保存する
  1. おいしいコーヒー店コーヒー豆を買ってくる(だいたい 100g 300円以上)。
  2. 密閉容器に入れて、冷凍庫(冷蔵庫)で保管する。
  3. だいたい2週間で消費する。
コーヒー豆を挽く

<必要なもの>

  • コーヒーミル。

これは10年近く使えるので、あまりケチらない方が良いです(僕は15年前に買った初号機が現在も稼働中)。

カリタかメリタの5千円くらいのは買ってください。切れ味が違います。

電動式は、臼式が良いです。均等に挽けるので。おうちで飲む分には、手動で十分です。

豆の細かさは調整しながら挽いてください。

1杯10gが基本です。

  • コーヒースプーン

1杯10gを計るために。

<挽き方>

  • 淹れる直前に挽く。このときにすばらしい香りがします。
コーヒーを淹れる

手で淹れた方が僕は好きです。気分もいいですし、香りも楽しめます。


<必要なもの>

  1. ドリッパー。カリタかメリタの500円くらいので十分。
  2. ペーパー。ドリッパーにあったものを。
  3. ヤカン。先が細いもの。
  4. コーヒーカップ。そりゃそうだ。
  5. おいしい水。味ががはっきり違うので、できれば。


<淹れ方>

  1. お湯を沸かす。温度は好きずき。僕は沸騰させます。コーヒーカップにお湯を注いで温めてください。お湯は捨ててね。
  2. ドリッパーにペーパーをセットし、お湯で湿らす。
  3. ドリッパーにコーヒー粉を入れる。均等にならす。
  4. コーヒー粉全体が湿るくらいにお湯を垂らし、10秒ほど蒸らします。蒸らし時間は諸説あります。見る間に粉が膨らみます。このとき出る香りはすばらしいです。
  5. 円く輪を描くように均等にお湯を注いで、コーヒーを抽出します。新鮮なコーヒー豆だとみるみる膨らみます。僕はお湯の高さをほとんど高くせず、濃いコーヒーを抽出するのが好きです。このとき、香りも楽しみましょう。


以上です。慣れれば簡単ですね。



コーヒーは間口が広く、奥が深い楽しみです。


素敵なコーヒーライフを楽しみましょう。


おいしい情報があったら教えてください。


おしまい。


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*1:あっちも一つのつもりだったんですが、長くなってしまった。重要なのは、冷凍庫(冷蔵庫)で保管です

*2:日本酒も一緒です。おいしい店を見つければ、自然と旬にあわせたお酒を提供してもらえます