魔法少女に疲れた

思う所あって、定期的に魔女や使い魔の退治をしている。
最初は、願いが形になって、おかげで落ち込んでいた友達が元気になって、よい音楽にふれられる機会もふえて、憧れていた魔法少女が自分と一緒に戦ってくれてとにかく楽しかった。
そのうち、色んな所に使い魔なんかが出てくる機会が増えてきた。
魔力の消費も増えて、自分のグリーフシードの確保もしていかなくちゃいけなくて
一晩で何体も魔女や使い魔の相手をするようになった。
勉強も週末も忙しくて休むヒマがなかった。
徹夜で学校に行った。

私が命を助けた、私のやってることを知らない友達は私の好きな人と付き合うようになった。

魔女のことを知っている仲間内でも「自分で戦う人」と「そもそも魔法少女にならない人」がでてきた。

あくまで自己責任だし、命も掛かっていることなのでそこまできつく言う事もできずせめて自分が動いてるのを見て動く気になってほしいと思いながら動いた。

それでも動かない人は何かと理由をつけて動かなかった。

ふらふらで明け方、電車で何周もしながら、ホスト風の男たちが言ってることを聞いていたら、自分が何をやってるのかよくわからなくなった。
自分が望んだことなのに疲れてしまった。
自分が一体何が大切で、何を守ろうとしてたのか、もうなにもかもわからなくなってしまった。あたしって……

元ネタ:http://anond.hatelabo.jp/20110624020925