2008-02-03

まあまあおもしろい。

感染者の絶対数が地道に増加し、特に若年層で多く増えている、と。

　　クラミジア性器感染症の若年女性における拡がり
　
　　　　宮内　文久　　大塚　恭?　　南條　和也
　　　　　　(産科と婦人科・第74巻12号(100）p1680-1683)

同じく「産科医療のこれから: 避妊と中絶と性について考える」も大変良い記事だなあ。

避妊がコンドーム中心で使っても失敗し、もちろん使わないと更に失敗するという素晴らしい構造があり、結果として女性の公衆衛生が阻害されてると。

女性が意識変えないといつまで経っても改善されないあるね。

我が国ではあくまでもコンドーム単独の避妊法にとどまっている。
性感染症予防としてのコンドーム使用の必要性を否定するわけではないが,妊娠が女性にのみ起こる現象である以上,避妊を男性任せにしていては,妊娠を確実に回避することは難しい。このような男性依存の避妊行動を変えられない限り,妊娠は当然の結果ではないだろうか。しかも未婚の母や婚外子に対して厳しい国であることから,人工妊娠中絶を選択せざるを得ない。
(snip)
ちなみに,我が国の女性では14.2%が人工妊娠中絶を経験し,そのうちの反復中絶が23.6%にも及んでいる2)。

毎日新聞やNHKの調査によると、年齢層によっては中絶経験率40%に達するので、正直社会構造が病んでいるとしか思えない。

何年も前の調査なんでもう Webには痕跡が残っていないが、書籍の形で流通していたので、まあどうしても裏を取りたい人はデータブック NHK日本人の性行動・性意識を読めばデータや質問票を見れる。