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星火燎原 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008年10月25日(Sat)

シムーンは分かるのにカウボーイビバップは分からないのかぁ…[ref.]

ということで、「カウボーイ・ビバップ」を見たんだが、というか正確には見始めたんだが、これがあまり面白くない。面白い・つまらないは個人の感性の問題なので説明が難しいのですが、要するにこういう風な、ガン・アクションを含む人体の移動再現アニメに、アニメとしての新鮮味とかを感じるには、少し古いアニメだったのかもしれない。

なんで「カウボーイ・ビバップ」はつまらなくて「ひだまりスケッチ」は面白いのか - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)

見方が間違ってるんだよなぁ。どう考えてもガンアクションはメインじゃない。もちろん「人体の移動再現アニメ」でもない。

そもそもこのアニメは「新鮮味」とは対極にあるものを表現しているんであって、古くなった今だからこそ、尚更良さが出てくると言える。

ざっと見るだけでも、古くさい生き方の男二人と過去から来た女を主軸に、旧世代のロケットを直す技術屋、占いを信じる親子、化石級のオーディオを愛する男、などなど、未来が舞台であっても、そこには時代遅れを楽しむ懐古主義が溢れている。レコード盤の溝に針を落とすかのような楽しみが。

それはストーリーにも演出にも音楽にもよく表れているし、主役三人の声も今流行りの若手達では出せない味を存分に出し切っている。少なくとも単なるアクションで斬新な見せ方をしようとしてるのでないことは、SFなのに「カウボーイ」なんて冠してる時点で分かりそうなもんだ。

他人の同意を得ないつもりで言うなら、カウボーイビバップは「動き」ではなく「生き様」を見せるアニメ。自己投影を楽しむ美少女ものや、コードギアスのような観劇的エンターテイメントではなく、主人公と旅し、その生き方を見届ける形式の作品。自分にはなれないし、なりたいとも思わないが、どこかにいてほしい、そんな男の在り方を楽しむ。

ガンアクションは宇宙船と同じで、人物を成立させる要素に過ぎない。主人公は強いから格好いいんじゃなくて、生き方を貫けるから、たとえ弱くても同じ生き方をしていただろうと思えるから格好いい。

追記すると『シムーン』はとてもよかった。ただの百合系アニメ的評価しかないとしたら、ちょっと許せない。

これは同意なんだけど、カウボーイビバップをアクションとしてしか評価してない(ように感じられる感想を書く)人間にはあんまり言ってほしくない。

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