座頭市

監督:勝新太郎

シリーズ第26作。勝新最後の座頭市。これで全ての勝新座頭市は観たが、前作から時間が経ちすぎて市のキャラに多少違和感を感じた。でもこれでいいんだろうな。ただ樋口可南子との濡れ場はいらない。殺陣も昔より速くなってるし、血の量も増えたなあ。ただ話に脈絡がないし、また敵との戦いの唐突感、戦う理由等々どうも脚本が雑。でもその雑な豪快さこそ勝新なのかもしれない。まあ話を緒形拳だけに絞った方が、深みが出たように思うがね。ただラストのあっさり対決は好き。