大楽絢太『七人の武器屋 エクス・ガリバー・エヴォリューション!』(富士見ファンタジア文庫)

 大団円でした、まる。ケンジの見つけた答の本作らしさとか、各人が収まるところへ、それぞれ一悶着ずつしながら収まるところとか、も、文句なく大団円。お話の都合上仕方ないんだけど「「「「「「フィニッシュ!!」」」」」」が七重でなく六重括弧なのがちょっとだけ残念、かな。

秋田みやび/グループSNE『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(2)』(富士見ドラゴンブック)

 1巻はちょっと淡泊に過ぎるかなと思ってたけど、面白くなってきた。そういやデルヴァの森の大宴会報酬のスケープ・ドールティソダーも、みんな2巻目か。デリカシーと甲斐性の無さもまた良し、そっち方面はWaltzでお腹いっぱいだし。それにしてもランダムリアクション機能、これ欲しいな。俺でも社交ができるようになりそう。

貴子潤一郎『灼熱のエスクード2 LADY STARDUST』(富士見ファンタジア文庫)

 いよいよお話は終幕に向けて動き出したようです。レディ・キィの所在は、ま、1巻終了時点での予想通りといえばそれまで。魔族のメンタリティがどんどん人間的になってくのも予想の範疇。予想外なのは、イラストの変化。あえて「劣化」とは言わんけど、1巻あたりと比べると、隔世の感が……(T.T)

灼熱のエスクード2  LADY STARDUST (富士見ファンタジア文庫)

灼熱のエスクード2 LADY STARDUST (富士見ファンタジア文庫)