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副長日誌 - 私的記録

2009-07-31

葦原青『遥かなる虹の大地―架橋技師伝』(C★NOVELSファンタジア)

 サブタイトルからてっきり、花田一三六さんみたいな香りのする土木ファンタジーかと思ってたら、魔法だったとは。しかし読み進めるとだんだんと「ガテン系ファンタジー」に。そして野郎同士の友情パワー。

「締まらない話だな。気が合うって問題なのか? これは」
「だな。絆を確かめあってどうする」
p.153

若い世代も面白かったけど、おっさんたちの一世代前の話も読んでみたくなる一品でありました。「緑の四」以上の段階の術式も見たいしね。

遙かなる虹の大地―架橋技師伝 (C・NOVELSファンタジア)

遙かなる虹の大地―架橋技師伝 (C・NOVELSファンタジア)

オックスフォード大、透明アルミを作り出すことに成功 - スラッシュドット・ジャパン

 #1614626でまとめられている詳細を読むとガッカリではあるんだが、透明アルミニウム*Transparent aluminium*というフレーズだけでこれだけの人が引きつけられている事実のほうが、スタートレックファンとしてはしみじみ感慨深い。

2009-07-30

初の「宇宙エレベーター技術競技会」、8月に千葉で - ITmedia News

 俺が軌道エレベーターに夢を見過ぎなのかもしれんけど、摩擦力と回転機構を基本としてテザーなりリボンをよじ登る方式って、あんまりワクワクせんのだよなぁ。やっぱ非接触リニアモーター駆動でないと、なんて思ってしまう。てか、片道3万6000キロをノーメンテ*1で適切な摩擦力を保ちながらエネルギー損失を最小限に抑える機械工学的仕組みって、本当にロケットより安くつくのかしら?

茅田砂胡『クラッシュ・ブレイズ 逆転のクレヴァス』(C★NOVELSファンタジア)

 カレン嬢にフォローがなされたことでいきなり好感度アップ。もっとも既に確定してる悲惨な運命が覆るわけではないが。あと、「これでまた悪党の身勝手な陰謀に巻き込まれただけの一般人が悲惨な目にあう話だったらさすがに読むの止めるかも」とは思ったな。もちろん『追憶のカレン』の時点でそこまで計算して構成し本書に至ったんならプロ作家の構成力おそるべしではあるんだが……あとがきを見る限りは天然のような気がしてならん。

 で、本編はミックのキャラの勝利かな。やっぱこのシリーズ、失礼ながら金銀黒が出てこないor強烈なゲストが出てきて狂言回しを務める巻のほうが面白いわ。*2 ラストの決めが魔法でも力業でもないところにもとっても好感。次巻はご夫妻のバカンス≒二大怪獣(ゴジラと黒ゴジラ)南海の大決戦かなぁ、わくわく。

*1:上昇/下降の途中にメンテナンス停止を挟む運用ってのは、さすがに筋が悪そうだ。

*2:もっとも、微妙に『サイモンの災難』のサイモンとダブる感はないでもないが。

2009-07-29

有人月探査は実現不可能? NASA主催のシンポジウムで有識者が厳しい見解 - Technobahn

 こないだの記事に続いて、また見出しだけ見て捏造論者がはしゃぎそうな記事だが、それはさておき本文は結構シビア。

 アポロ計画は科学技術面での優位を競うというよりも、ソ連との政治的な競争関係に打ち勝つために計画の実現が急がれたもので、実態の裏付けのない政治的な競争に根ざしたものであるため、ソ連には月探査を実現する能力がないことが判り、アメリカの国力も尽きたところで計画も終わりになった「常日頃、失敗から学ばなければ何事も実現しないと述べ、失敗なくしては成功はあり得ないことを説明してきているが、大衆(public)は判ってもらえない」とNASAが置かれている厳しい立場をこぼすということで、競争/対抗/恐怖心が落ち着いてしまい、フロンティアスピリットではその替わりの燃料としては不十分、ということなのかなぁ。

平坂読『ラノベ部 3』(MF文庫J)

 ラブラブどろどろ展開でむず痒くなる体質なんで、外し方がなかなか美味しかったですな。あと「竹泡対談」とあとがきで作者の苦悩を感じてニヤニヤしてみたり。

 しかし、作者もblogで凹んどるが、発売時期を読んで狙って入れた時事ネタが誤爆って、無惨やのう。かといって小説の単行本じゃあ執筆時期のネタが出版までに腐る確率も結構高いし、やっぱ星新一は偉大である。

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

『きぼう』が完成した国際宇宙ステーション、太陽との画像 | WIRED VISION

 以前の写真もすごかったが、今度はシャトル付き超高精細画像ですな。見事だ。

2009-07-28

NASA - Japanese Experiment Module - Exposed Facility

 完成記念の一枚。当然ながら空気感が皆無の上、コントラストがえらく強い上に手前から奥までびしっとピントが合ってるんで、思わずミニチュアかCGと見まごうばかり。影の向き的に右斜め上かなり高い角度から直射日光に照らされてるようなんで、グッと絞り込んで被写界深度が延びてるんだな。ま、完工記録写真としてはこのほうがあるべき姿なんだろう。

Japanese Experiment Module - Exposed Facility

国際宇宙ステーションで史上最悪の故障、CO2除去装置が一時機能停止 - Technobahn

 一方その頃中ではえらいことになってたみたいで、とりあえずは何ごともなくて何より。先日のトイレに続いてまたも米国モジュールの生命維持に関する基幹設備ですか。たまたま偶然タイミングが一致しただけで、大事の兆しとかではありませんように(お祈り)。

伊都工平『X(エクサ)の魔王』(MF文庫J)

 ……これはこれで一巻完結していて状況説明も十分にされていて、俺が理解できないだけなの? それとも次巻に続いてそれを読めば理解可能なの? 変形する装着型魔法武具がとってもすごくてどんな武器よりドリル(的なもの)が強いのもいつもどおりなら、何が真相なのかすら二転三転するのもいつもどおり、勢いに乗せられて一気に読まされて結構面白かったんだけど、ふと我に返ると何が何だかさっぱり分からん。とりあえず投げ神官の種殻(テスタ)がとってもエロ旨いことは理解できたんだが。

Xの魔王 (MF文庫J い 1-6)

Xの魔王 (MF文庫J い 1-6)

2009-07-27

葉村哲『天川天音の否定公式』(MF文庫J)

 雪道君の鈍感さが凄まじすぎる。そらこんだけ鈍い奴なら、ピンク色の髪をした日本人を目の前にしても驚くまいよ。彼がそんな繊細さと無縁なのも、否定公式や虚構式が我が物顔に振る舞うのも、全てはこの世界を覆うリアリティ低下フィールドの仕業に違いない。

 てな感じで、あらすじからてっきり「『ふたりぼっち』の人もついに学園ラブコメ異能バトルに魔改造されたか」「生活能力のない闘うヒロインだけならありきたりだけど、『汚部屋ヒロイン』はさすがに新しいかも」と思って読んでたら、第四章当たりから変な世界になってきたな。で、正直、これ一巻だけでは何が何やらわけがわからないという点ではX(エクサ)の魔王』と同レベルなんだけど、なんかエラく印象が違う。本編途中の天音が超常現象云々を語るシーン、実は意味を理解しなくても何一つ問題はないという親切設計p.258の賜物だろうか。前作に引き続き本作も、細かいことは気にせず神話だと思って流され味わえばいいのかもしれん。微妙に西尾維新っぽさを感じるようになったのが気になるが……

天川天音の否定公式 (MF文庫J は 6-4)

天川天音の否定公式 (MF文庫J は 6-4)

若田さん「思い残すことない」 任務達成に満足 - 47NEWS(よんななニュース)

 お疲れ様でした。↓の記事なんかを見ても、いかにも「大仕事にやっと一段落つきました、やれやれ」感が良く伝わってくるなぁ。

伝説巨神イデオン #26「死闘・ゲルの恐怖」

 再放送視聴中。そうか、この話あたりから「このお話はとんでもないバッドエンドを迎えるのかもしれない」と感じたのかもしれないな。本編ラストのほのかな希望と次回予告のギャップが怖すぎる。

ロッタ「これで……やっと戦いから解放されるのね……」
コスモ「そりゃそうさ。俺たちは……地球についたらソロシップを下ろされる」
カーシャ「それはそれでいいんじゃないの……?」
コスモ「けど……キッチンの仇きはうてなくなる……」
デク「コスモ……!」
コスモ「す……すまない」
カーシャ「……」
ベス「参謀本部と回線を開け」
ナレーション「コスモたちの母星のみずみずしい姿が次第にせまる。ソロシップは地球と通信をかわした。心ときめかせて……」

次回予告「地球を目の前にしながら、ソロシップは受け入れを拒否される」

2009-07-26

比嘉智康『ギャルゴ!!!!! 6 地上波初登場大全』(MF文庫J)

 オールスター総出演*1で大団円! いやぁ、良かった。無理矢理感も感じないじゃないが、ここまでの5冊分の積み重ねを1冊に凝縮して味わえて、1冊で6度美味しい、ええお話でした。

 ところで、「そのときは、あとであんなことになるとは気がつかなかった」という類の記述、何回あったっけ。よっぽど好きなのか、はたまた、「そこに伏線がある」ことに気付かない鈍い読者にさんざん悩まされた経験でもあるのか、なんなんだろう?

ギャルゴ!!!!! 6 (MF文庫J ひ 1-6)

ギャルゴ!!!!! 6 (MF文庫J ひ 1-6)

いまいち×2

丸山英人『夜と血のカンケイ。』(電撃文庫)

 「隙間女(幅広)」が非常に良かったんでかなり期待してたんだが、確かに設定とキャラ配置の斬新さは更に上手を行ってるものの、そこまで。間延びしている上に文章の切れが悪いというか、地の文のテンポが……何か説明して「なのだ」「であった」でシーンチェンジ、が多すぎ。普通はもうちょっと変化をつけたくならんもんかしら。*2 

 これでキャラが魅力的ならそれでも良かったんだが、残念ながら人間のほうは共感不能な有り得無さで、人外のほうは人外にしても心境の変化が唐突すぎ。「お前はこれまで何人の血を吸ってきたんだ?」と聞きたくなる。せめてロッカー事件を心境変化のトリガーにしておけば、かなり印象が変わったんじゃなかろうかしら。

山本弘, 玉越博幸『魔境のシャナナ 1』(BUNCH COMICS)

 なんつーか、いろんな意味で「心はいつも15歳」の人ですな。「15歳の、15歳による、15歳のための物語」をうっかり読んでしまったおっさん的には、お腹いっぱい。もたれすぎて消化不良。きっと15歳の時に読んでいたら、作者を神と崇めていたに違いない。

*1:ただし舞台設定的にナナコが出演できなかったのが残念かも。いや、ひょっとするとそのフォローの意味で3巻第二話があったのか? とするとその時点で既にこの全体構成ができてたのかも。

*2:「夜根」(p.40)だの「脳がない」(p.59)だのの誤字もかなり脱力ものだったが、まぁこれらは作者じゃなく校閲のせいだということにしておこう。

2009-07-25

気になる!超新星 一人で50個発見: きぼう アラカルト : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 本題である板垣さんの凄さ*1に素直に感歎したいのに、最後の一文が喉に刺さって気になって仕方ない。アンドロメダでの超新星が約120年間確認されておらず、出現間近とみられているってなんだその素人ギャンブラーな確率論。ランダムに発生する事象だがその平均間隔は計算できてる、という状態を、ナンバーズ系宝くじで当たりが出ずにキャリーオーバーされてる状態と区別できてないような阿呆に科学記事を書かせるなよ。

『DRAGON MAGAZINE』2009年9月号(富士見書房)

上遠野浩平「しずるさんと蝉時雨」

 久しぶりによーちゃんと、しずるさんの神がかりとしか思えん推理に再会して和む。なんか単行本のほうは統和機構が出てきてややこしいことになるようだが。

手島史詞「影執事マルクの手違い」

 いいねぇ。こういう日常譚、きっと作者の脳内にはいっぱいストックがあるんやろな。4巻のあとがきによれば次巻では短編も織り交ぜてくれるとこのことで、こういう短編をいろいろ披露してくれることをとっても期待。

北沢慶「剣をつぐものー黒の章ー暗闇に眠る想い」

 ……本編で出しにくい読者サービスやってます?

神坂一スレイヤーズすまっしゅ 其処にある真実」

 最初の一節でオチが読めるのに最後まで一気に読ませる……ベテランの筆力おそるべし。

水野良「魔法の国の魔法戦士」

 なんつーか実に、PCを放ったらかしにして語り部モードに入りNPCを活躍させるGMらしい一編でした。完全に吟遊詩人モード。

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 09月号 [雑誌]

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 09月号 [雑誌]

*11枚約5秒。多い日は一晩で1500枚ペースで「目の方が早いし、確か。楽しいから苦にならない」とおっしゃる61歳……神の目(ゴッド・アイ)だわ……

2009-07-24

西村悠『読書の時間よ芝村くん 2』(一迅社文庫)

 前巻読んだときの希望と予測、前者は大外しで後者は半分当たりってところか。脇役どころかモブとして人生を送ってきた人には、なんかいろいろと痛い話になってきたような気が。それにしても、メタ視点でハーレムラブコメを見通して我が身の行く末を悟ってるがごとき夏耶さんが、ええ役過ぎて泣けてくるわぁ。なんか更にややこしい状況に巻き込まれることが確定してそうで、不憫でならぬ。

読書の時間よ、芝村くん!  (2) (一迅社文庫)

読書の時間よ、芝村くん! (2) (一迅社文庫)

2009-07-23

木星への彗星衝突を最初に観測したオーストラリア人とは? - Technobahn

 木星の件の発見者に関する詳報。果たしてこの画像を見て、一目で、木星に異変が生じたことが判る人がどれだけいるのか?*という一節が異様に格好いい。うう、こういう良い記事が眉に唾をつけなければならないメディアでしか出てこないのが悲しいよぅ。

原田源五郎『今日もオカリナを吹く予定はない』(ガガガ文庫)

 なんとも奇っ怪な。本そのものの内容よりも、これが売れるのか、とか、何を考えてこれを優秀賞に選んだのか、とか、これを読んだ他の人がどういう感想を持つか、*1 とか、そういうところが気になって仕方がない。久々に怪作・奇書と呼びたくなる一品でした。

今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)

今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)

NHK、皆既日食映像をYouTubeで公開 - ITmedia News

 一番見応えがあったのはやっぱこの2本かな。360°全周が水平線(or地平線)という環境だとああいう光景が見れるのか。すばらしい。これでHDで公開されてたりしたら更に感動もんなんだが……あと、↓の一節に心底から同意。ま、これでも民放よりは500%ぐらいマシではあるんだろうけどね。

 それとスタジオの「うわー」というだけの芸能人は不要。日食自体が「うわー」な現象なのだから、視聴者がそれぞれ心の中で「うわー」と思えばいい(なんでこんな簡単なことが、テレビ局のプロデューサーには理解できないのだろう??)。
日食、太陽活動、木星への衝突: 松浦晋也のL/D

2009年7月22日皆既日食の速報画像:国立天文台

 で、やはり本職の絵はすごいわ。

先見の明

364 :名無しSUN:2009/07/22(水) 21:08:36 ID:h0wXh4lA
 アポロ捏造論なんて古臭い話よりも、どうせあと30年もすれば
 シャトルが捏造だったことになってるだろうから
 今からそれを先取りして先駆者として名を残すのがお勧めだ。

 あんなタイル張りの有翼宇宙船なんて非科学的にも程がある。
 真空の何たるかを知らない奴の妄想の産物だろう。実在するわけがない。
★★ 宇宙開発総合スレッド <28号機> ★★

2009-07-22

ロシア、年内打ち上げ予定の火星探査機に生命体を搭載へ - Technobahn

 ちょっとドキッとする見出し。まぁよく読めば見出しが扇情的なだけで、要は地球〜火星往復の間にどれだけ放射線の影響が蓄積するかの生体センサーとして使おうってことなんだろうし、それなら選ばれたのがヒトの致死量の500倍の放射線を受けても生存することができる地球上に存在する生命体の中でももっとも生存能力が高い極限環境微生物の一つ*であるというのも筋が通る。

 これがどこかの国なら、国境紛争中の島の名前のついた細菌を送り込んで一国だけで盛り上がるってな阿呆な展開もあるんだろうけど、ロシアなら大人だしね……しかしこれまでのソ連〜ロシアの火星探査成功率の異様な低さからすると、これをうっかり火星本体へ落っことしてしまって生物学的汚染が!!! てな妄想も拭いきれなかったりはする。もちろん最終的にはフォボスのサンプルと共に地球へ帰ってくる容器なわけだから、そう簡単に中身がはみ出るようなもんではないと信じてはいるが。

F.E.A.R., 伊藤和幸『ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・ジェネシス(1) 放課後のアルテミス』(富士見ドラゴンブック)

 お話としては、版上げ後初のリプレイとして「紹介すること」に重点を置いてるためか、正直、よくあるいかにもなものなんだけど、いつにも増してPCが、というかプレイヤーがいいねぇ。プレイヤーが誰なのかオープンな分、演劇的に読めてるのかな。

 で、その版上げのほうは、タイミング変更ぐらいしか印象に残らなかったな。トライブリードとかよく分からんままやし、やっぱルールブックも読まんとあかんかな。

2009-07-21

鳥羽徹『オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活』(GA文庫)

 上手い。前巻に引き続き口車大王で決めると見せかけて、とどめはトンチ魔神であったか。それにしても、マンドレイク可愛えなぁ。思わずやばい趣味に目覚めそうだわ。ま、特にこれと言って特筆してピックアップしたくなったり考察したくなったりするわけではなく、ぽや〜っと掛け合いにはまってるのが気持ち良いな。なぜか波長が合う感じ。

オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

ISSトイレまた故障、使える2か所を13人で共用 国際ニュース : AFPBB News

 ……人数が多くて需要の多いタイミングで不運なのか、人手が多い上に使えるトイレがもう一つドッキングしてる時期でラッキーなのか、大変だなぁ。

STS-127、第2回目船外活動 | スペースシャトル | sorae.jp

 7月18日から故障していたISSトイレ(WHC)について、7月19日に部品を交換して、修理を終え、無事使用できることが確認された*そうで、やれやれ。

STS-127ミッション 飛行6日目終了:2J/Aミッション - 「きぼう」組立ミッション - JAXA

 スペースシャトル「エンデバー号」の機体の状態を評価するために、検査で得られた画像やデータの分析が続けられてきましたが、帰還に問題ないと判断されました*とのこと。もう一つやれやれ。

2009-07-20

手島史詞『影執事マルクの忘却』(富士見ファンタジア文庫)

 今巻はめっきりカナメのターン。ではあるんだが、マルク君がなんとも実に無駄に格好いい。

「そこまで気付いていて、確認しようとは思わなかったのですか?」
「そんなこと、エルミナが話したがらないからに決まっているではありませんか?」
p.216
「どちらもです。エルミナは元に戻します。カナメの居場所も守ります。どちらもやり遂げればいいだけの話です。私はヴァレンシュタイン家の執事なのですから」
p.245

これを当人に聞こえるところで言えれば、給金ぐらいなんぼでも上がろうに、不幸やのう。

影執事マルクの忘却 (富士見ファンタジア文庫)

影執事マルクの忘却 (富士見ファンタジア文庫)

2009-07-19

微妙に気になる記事ども

 捏造説を引きずってみたり、記事タイトルにクエスチョンマークを残してみたり、そもそも解像度的に撮影できないと最初っから分かってたものを曰くありげに書いてみたり、どいつもこいつも、Technobahnが立派に見えてしょうがないわ、まったく。

その1:【世界写真紀行】アポロ11号の月面着陸から40年 感動と論議いま再び  (1/4ページ) - MSN産経ニュース

 アポロ11号の月面での映像はアリゾナ州の映画撮影所で撮影されたという月面着陸否定説もまだ残っている。外から見れば、そう思える点もあるのだろう。だが、実際に月面歩行を経験した宇宙飛行士の内心の変化を説明するのは難しいのではないか。
【世界写真紀行】アポロ11号の月面着陸から40年 感動と論議いま再び  (4/4ページ) - MSN産経ニュース

その2:asahi.com(朝日新聞社):月面着陸「捏造」論争に終止符? アポロ足跡を撮影 - サイエンス

 初の月面着陸から20日で40周年となるアポロ計画には「飛行士が月面に立てた旗が、大気がないのに、はためいて見える。NASAの捏造(ねつぞう)」と主張する人もいて、米国内ではいまも論争が続いている。NASAは今回の発表で論争に直接触れてはいないが、「これらの画像はアポロ計画の大きな成果を明らかにした」と強調している。高性能カメラを備えた、日本の月探査機「かぐや」も着陸船の撮影を試みたが、発見できなかった。
asahi.com(朝日新聞社):月面着陸「捏造」論争に終止符? アポロ足跡を撮影 - サイエンス

その3:月面のアポロ11号残骸を撮影 探査機、40年ぶり - 47NEWS(よんななニュース)

 これまでに日本の月周回機「かぐや」などが、着陸地付近を撮影したが、アポロが残した人工物を撮影できなかった。米メディアでは「月面着陸はでっち上げという懐疑論を打ち消す決定的証拠だ」との論調や、「付近にあるはずの星条旗は写せないのか」といった要望も出ている。
月面のアポロ11号残骸を撮影 探査機、40年ぶり - 47NEWS(よんななニュース)

日本の月探査衛星が撮影したアポロ15号の噴射跡は本物なのか? - Technobahn

 読んだ限りではまともな記事なんだが、日頃の実績が実績なんで、別の人によるダブルチェックの結果を見てからじゃないと眉の唾が乾かん。

 JAXAによるアポロ15号の噴射跡撮影成功のニュースは日本以外でも広く報じられたものとなるが、普段は広報戦略には不慣れなJAXAが自己アピールし過ぎたというか、色気を出し過ぎたというか、今から考えると勇み足だったのかもしれない。
日本の月 探査衛星が撮影したアポロ15号の噴射跡は本物なのか? - Technobahn

犬村小六『とある飛空士への恋歌 2』(ガガガ文庫)

 やぁ、謎解きのピースが集まってきました。ラスト1行もそうだし、「銀河系」に「ぼくらの星」ときたか。

 てな話はともかく、2巻目にして話はまだイントロでまる1冊かけて事実上キャラクター紹介編*1しかやってないのに、一気に没頭して読まされるな。ほんと、上手いわ。カルエルの鬱陶しくなるほどのヘタレっぷりも、クレアの前で必死にならせるためだったのだねぇ。いやもう、次巻あたりからそろそろ戦いだの大きな話が始まってしまうのがいっそ惜しいくらい。まぁ空戦も謎解きもそれはそれで楽しみなんだけど、この巻の時期あたりの学園生活編も、番外短編とかでいいんで、もうちょっと書いて欲しいもんだ。

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

日本初の有人宇宙施設「きぼう」19日完成 : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 良いまとめ記事。もっとも、基本姿勢が定まらない先送りする形になったきちんと評価することが欠かせないと指摘するばかりで、じゃあどうすべきだと考えているのか一言も述べない相変わらずの姿勢は、いっそすがすがしさを感じるほど一貫してるようではあるが。

 ともあれ、まずは一段落、ご苦労様でした。

*1:ただし新キャラのうち男性はおおむねモブだな。

2009-07-18

重さ4キロまで全国一律350円で配達 日本郵便が来春から新サービス - MSN産経ニュース

 便利になりそうな良いニュース、ではあるのだが、使い分けに悩みそうじゃのう。値段だけで見れば、厚さ2cmまではヤマトのメール便(80〜240円)、1kgまではゆうメール(180〜340円)、3kgまではこの新サービスで350円、それ以上はEXPACK(500円)、それに入らなければ宅配便or小包。で、このうちゆうメールだけが追跡サービス無し、相手に対面で渡したければメール便もNG、ってところかな?

逢空万太『這いよれ! ニャル子さん 2』(GA文庫)

 とりあえず寝付きも寝起きも悪い俺としては、その鳴き声で鳴る目覚まし時計と魔鍵ランドルフがとっても欲しい。というわけで、まさかなー、絶対一発ネタだと思ってたのに、まさか続巻が出るとは。あーもう、この調子でどんどんやってくれ、すげー面白いわ。

 しかし、1巻でも嫌う人は結構嫌ってた「真尋の容赦ないフォーク振るい」とか「容赦も人情もない殺りっぷり」とか「デレの欠片も感じさせない殺伐さ」とか、改善するどころか更にグレードアップしてますな。ま、そういうところがむしろ気に入った読者としては大歓迎。人道とか人情とかデレとかとは無縁で突っ走ってくれると楽しい。

 で、こうなると3巻のキャラと舞台が気になるな。ニャル子とルルイエ、クー子とカダス、と、ダーレス的属性と関係無いもしくはあえて正反対な選び方をしてるパターンから行くと、今度はショタキャラのハス太がやってきて地底世界クン・ヤンで一騒ぎ、ってあたりかな。

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

宇宙基地に若田さんら13人 きぼう完成へシャトルドッキング - 47NEWS(よんななニュース)

 若田さんはその後、ステーションからの緊急脱出に用いるロシア宇宙船ソユーズに設置していた専用座席を取り外し、交代で滞在するティモシー・コプラ飛行士(46)の座席と交換。この時点で若田さんはステーションの滞在要員からシャトルの乗組員となり、記録上は約4カ月に及ぶ長期滞在の任務が終了した。
宇宙基地に若田さんら13人 きぼう完成へシャトルドッキング - 47NEWS(よんななニュース)

 公式記録終了、日本人初のISS長期滞在は計122日*とのこと。お疲れ様でした。もちろん、無事に帰ってくるまでが任務ですので、ご無事で。

2009-07-17

いまいち×2

藤谷ある『ルゥとよゐこの悪党稼業』(HJ文庫)

 これで大賞か……第1回が『たま◇なま』で第2回が『スクランブル・ウィザード』ノベルジャパン大賞なんで結構期待してたんだが……応募作少なかったんかねぇ。

 設定もストーリーも、ウケる王道で更にそこから外れない範囲で一ひねりしてて、細かい出来事にもいちいちきちんと理由とメカニズムの筋を通して、*1 要素要素は決して悪くはないんだが、肝心の「なぜそんなに一所懸命になるほど惹かれるのか」が伝わってこないなぁ。一応は説明台詞もあって分かりにくいわけでもないのに、なんつーか「こういうオチもの同居テーマのお話なんだからそうなるだろ」というお約束を強要されてるような。

佐藤文隆, 井元信之, 尾関章『SF小説がリアルになる 量子の新時代』(朝日新書)

 サブタイトルと

絶対に破られない量子暗号、超高速計算を可能にする量子コンピューター、量子テレポーテーション、多世界…。SF小説に描かれた世界が現実になり、私たちの生活を一変させる可能性を秘めた、量子。アインシュタインも悩んだ物理の深遠と最先端を、文学や映画のイメージを借りて軽やかに、鮮やかに解説する。
Amazon.co.jp: SF小説がリアルになる 量子の新時代 (朝日新書 187): 佐藤 文隆, 井元 信之, 尾関 章: 本

という内容説明からは、石原藤夫さんの銀河旅行シリーズとか福江純さんのSFに絡めた一連の著作とか*『フリーマン・ダイソン 科学の未来を語る』や*『SF宇宙科学講座』みたいなもんを期待してたんやけどなぁ……いや、普通の入門書or科学啓蒙書として読めばどこが悪いってわけじゃないんだが、*2 はっきり言って肩すかしであった。

エンデバー燃料タンクから破片落下、影響はなしとNASA 写真6枚 国際ニュース : AFPBB News

 実際に約2分後*に剥がれ落ちた破片がぶつかったのでそれについて報じてる記事なのに、打ち上げ後1分35秒以内にはがれ落ちた破片は、エンデバーの保護膜に損傷を与える大きなリスクがあるが、その後は大気が軽くなり破片も少なくなるため、リスクは減少する*って、何が言いたいんだ? 実際に起きてしまった出来事の影響について評価しようとしてるときに、なんで「そもそもこのタイイングで事故が起きる可能性は低い」てなことを述べる意味があるのか、さっぱり分からん。

 で、今回は打ち上げが5回も延期され、極低温の液体燃料の注入を繰り返したため、断熱材が弱っていた可能性がある*という解説を見て、なるほどと思うと同時に、打ち上げ延期自体が「雷のせいでいざというときの緊急着陸に支障」を理由としていたことを思い出す。安全対策に念を入れること自体が、また次の安全上の懸念を生むとは、なんというか、悲しいスパイラルじゃのう。

 ところで、破片の落下は、2003年のコロンビア号事故の主因で、NASAが対策を徹底、最近はほとんど起きていなかった*ほとんど毎回、外部燃料タンクから剥離した氷結した保護材がシャトル船体下部に衝突を起こし、何らかの損傷を与えてきている*という真っ向からの意見対立はいったい何なんだろう。読売新聞科学部とTechnobahn、どっちを信じたものか。

追記:シャトル断熱材の破片、飛行に影響なし : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 問題ないようで、無事で何より。

聯合ニュース - 韓国初の宇宙ロケット、打ち上げが事実上延期

 via 2009-07-16 - 岩日誌。ほんと、燃焼試験と同型機の打ち上げが同時進行って随分スリリングなスケジュール*だわ。てか、どうせ他所から買うならどっかの国の国防ロケット(笑)みたいに枯れたものにしとくほうが安くて確実だと思うんだけど、なんで機体エンジンも最新の開発中のものにしたんだろう? 旧型では上段の非力さをフォローしきれないとか?

*1:ただし時間経過に関する描写がちょっとおかしい気が。148〜149頁の間に流れた時間は数時間? それとも数日以上?

*2:ただし構成の制約か散漫な印象も。1〜3部でそれぞれ別の著者が別の記述法で似た話を繰り返してるような。

2009-07-16

鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 18』(電撃文庫)

 インデクッスがちゃんと役に立つ出番がある上にとうとう話の中心にくるとは、いったい何冊振りかしら。*1 その一方で上条さんは投擲武器扱い、そして美琴はその上条さんに使われる便利アイテム。ま、これだけでかい話でキャラが増えてくれば、一冊ごとに全員が脚光を浴びるわけにもいかんのだろうけど。あとこちらのご意見に同意一票。ちょっち戦闘描写をオノマトペに頼りすぎではないかえ。

 それにしてもなんかエラいでっかい話になってきて、ついうっかりクライマックスかと思ってしまうような次巻への引きだけど、学園都市側の黒幕さん達がまだなんも見えてきてないんだよな。そろそろあっちの雰囲気が懐かしくなってきてみたり。

 とか何とか読み終わって一息ついてから冷静になるといろいろツッコミ所も注文もあるんだけど、読んでる最中は単純に熱さと燃えに酔える感じで大変にGood。やっぱ「昨日の強敵は今日の味方」「でも馴れ合ってるわけじゃない」バトルはええわ。

*1:しかしあの描写だとこれでしばらくは台詞無し?

2009-07-15

日日日『ビスケット・フランケンシュタイン』(メガミ文庫)

 はじめて読んだけど、*1 こんなのを書く人だったのか。往年の新井素子ファン的には、なかなかに感じるところのあるお話でございました。キモいしグロいし考証でたらめだし遺伝情報と脳みそ内の情報をごっちゃにするのは嫌いなんだけど、でもたまにはこんなのもいいな。もっともホントに「たまに」にしとかないともたれそうだけど。

 あとこの本はイラストの勝利(ただしp.155を除く)。キモグロく美しく幻想的、としか俺の語彙では誉めきれないんだけど、ともかくtoi8氏のイラストで評価3割増だな。

ビスケット・フランケンシュタイン (メガミ文庫)

ビスケット・フランケンシュタイン (メガミ文庫)

Firefox 3.5に未解決の脆弱性、悪質サイトで攻撃される恐れ - ITmedia エンタープライズ

 久しぶりにFirefoxでプラグイン関係無しの「見ただけでやられる」系。NoScriptのホワイトリスト中のサイトが改竄される可能性を一応は想定して「とりあえず回避策」をとったので忘れないようにメモ。うちの環境と俺の使い方の範囲では、JITをdisableにしてもすぐに体感できるほどの差は出ないようだ。

  1. Enter about:config in the browser’s location bar.
  2. Type jit in the Filter box at the top of the config editor.
  3. Double-click the line containing javascript.options.jit.content setting the value to false.
Critical JavaScript vulnerability in Firefox 3.5 at Mozilla Security Blog

ついでにメモ

 AdBlock Plus 1.1での仕様変更により設定を変更。

user_pref("extensions.adblockplus.clearStatsOnHistoryPurge", false);

【CSS】Mozilla広告ブロック Part4かな【Adblock】によれば、他にも改悪orエンバグがいくつか見られるらしい。1.0.2に戻すかも。

*1:デビューがあの新風舎がらみということで敬遠してましたから。

2009-07-14

上手い改変コピペなので保存

105 :名無しのひみつ:2009/07/14(火) 00:47:59 ID:szTP8+co
 月着陸捏造論最強説

 高さ110m、重さ3000トン、推力3400トンという類を見ないような巨大ロケットを、
 それこそ莫大な金をかけて開発したように見せかけて、金を浮かせ
 実は月面そっくりのスタジオを極秘裏に制作し
 打ち上げの日には特撮で作った超リアルな打ち上げ映像をテレビ中継として流すだけでなく、
 何千人もの見物客の口裏も合わせて「打ち上げを見た」と言わせ
 更に、ロケットの振動も相当なものになるはずだと考えて、
 アメリカや周辺国の地震計のデータを、打ち上げ時の振動を記録したように改竄し
 宇宙船からの電波を傍受しようとしているであろうソ連には
 平行して月軌道に乗る無人の衛星を打ち上げて、
 あらかじめテープに吹き込んだ音声やら船内のデータを送信して、
 あたかもクルーと地上とで交信を行っているかのように見せかけ
 月着陸の日には当時の技術では再現不可能かと思われた、月の低重力と真空状態を、
 これまた超リアルに地上のセットで再現した映像を世界中に中継して流し
 月には据え置き型のレーザー反射板だけでなく、杭を打ち込むタイプの地震計といった、
 機械では設置が難しそうなものも含む数々の計測機器を無人探査機で完璧に設置し
 クルーが帰還した後は、地球にはほとんど存在しない「揮発成分の少ない35〜46億年前の火山岩」を全部で400kg近くも用意し、
 やはり地球にはほとんど存在しないヘリウム3をわざわざ付着させて、
 「月から持ち帰った石のサンプルです」と発表し
 偽物のサンプルの成分が後にソ連の無人探査機で持ち帰ったサンプルの成分と一致しちゃうほどの
 超精巧な偽物を作って各国の研究機関に配り
 クルーや政府、NASAの職員はもちろん、開発に携わった軍需産業の社員、その下請けの社員、
 更には月面のセットや映像を制作した映画会社の社員に至るまで、
 数万人にのぼるであろうアポロ計画の全関係者を金で雇い、生涯秘密を守らせる・・・

 そんな事をNASAは「有人月探査よりも簡単に」やってのける
【宇宙】月面着陸40周年、「映画セット撮影説」に改めて反論

成田良悟『デュラララ!! ×6』(電撃文庫)

 いやー、面白かった。面白かった、けど、高校生どものお話に関しては、何一つ納まってないのな。大人たちはそれぞれに見せ場あり思うところありでラストでは一応はいいところに落ち着いてはいるんだけど。*1 いったい学生さん達は最終的にどういうところへ落ち着くのか、さっぱり見当もつかん。ま、お気に入りなセルティと静雄がいいところ見せていいエンディングだったのでOKではある。

 しかしp.177とp.195、とうとう扉絵やイラストの書き文字にまで誤字が感染しとる。もうちょっと余裕のある仕事をしようよ >編集&校閲。

デュラララ!!×6 (電撃文庫)

デュラララ!!×6 (電撃文庫)

*1:ただし痛い目にあった一人は除く。ざまあ見ろ

2009-07-13

Petabyte の物理的重さは? - スラッシュドット・ジャパン

ネタとして・・・・
1 ビットあたり kT ln 2のエネルギー ということで計算してみます。 kはボルツマン定数、Tは温度(絶対温度)なので、簡単のために300°Kだとして、1PBってことは、8×2^50ビットだから・・・2.6×10^-5ジュール。 e=mc^2からm=e/c/cとして、2.87×10^-22kg。3×10^-19gあたりか。
Re:微量

 ↑のコメントが興味深いのでメモ。というか似たようなネタは考えんでもなかったけど、「情報論とエントロピーと熱力学」なんてジャンルはまったく俺にとっては話がギリシャ語で、何をキーワードにして調べたら良さそうかすら見当もつかんかったもんな。そーか、マクスウェルの悪魔か。

 しかし3×10^-19g*ってことは、質量の比較 - Wikipediaによるとタバコモザイクウイルス〜インフルエンザウイルス級の質量になるようで、そろそろマクロ世界でも意味を持つような値なわけか。純粋な情報量だけでマクロ的に有意義な質量ってのが、そろそろ手の届くところにまできてるのだなぁ。なんか凄い。

藤原祐『アカイロ/ロマンス 4 白日ひそかに、忘却の』(電撃文庫)

 ここに来て『電撃文庫MAGAZINE』2009年5月号の短編の内容が露骨にリンクしてきたってことは、6巻完結語には短編集『あか☆ろま』も期待していいってことですね? で、性悪メガネがヒロインから主人公に昇格しつつある一方、木陰野軍曹、あれだけ格好良くてなおかつ前座か……

 それにしても、思い出された過去が存外にあっけないのにむしろ拍子抜けしたり。バーサークしてその手にかけてしまったとかのもっとぐちゃぐちゃでドロドロでえげつなくて鬱展開なのを予想してたのに。もちろんこれって、これからクライマックスに向けてどんどんダークになっていくための「タメ」ですよね? >作者殿。

 あと、木陰野家のメタボとーちゃんがいい男過ぎて泣けてくる。キャストは「人間舐めたらあかんでぇ」のホリイさんやろか。すると、ついわけのわからん状況に巻き込まれて面妖な力を使うことになってしまった性悪メガネがダイゴで、カッコいいのに不幸な軍曹がシンジョウさん、型羽がヤズ坊で、パワーよりも陰険心理戦術大好きな繁栄派はさしずめキリエル人。うん、意外にはまるキャストかも。

2009-07-12

似鳥鶏『さよならの次にくる 〈卒業式編〉』(創元推理文庫)

 これはまぁなんとも、この薄さで短編集プラスαで分冊にされてもなぁ、解決編相当分を読まないとなんとも消化不良な気が。とりあえずは「袴説」がほぼ粉砕されたことをメモって次巻待ち、かな。

さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)

さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)

MSLの大型耐熱シールドが完成 | 火星 | sorae.jp

 いまだ頑張ってるスピリットとオポチュニティの後継機、最大の関門のひとつを突破。が、スペースサイト! 宇宙開発史 / 天文の話題経由NASA Briefing Charts: Mars Exploration Program Status Planetary Sciences Subcommittee of NAC | SpaceRef - Space News as it Happensによると、更なる強敵、電力と予算の壁が控えてるとのこと。がんばれキュリオシティ。

2009-07-11

日の丸有人宇宙船 200年に初フライト HTV改修で数百億円削減 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 わくわくしてくるような、一方で打ち上げを重ねるごとに機体を改良し、帰還カプセルや太陽電池パネルなどの開発につなげる*という進め方に不安を感じないでもないような。新規のものの開発と実用品の運用・熟成を別々にするほどのリソースがないことの反映なんだろうけど、「二兎を追う者は一兎をも得ず」というオチにはなりませんように(お祈り)。

がっかり×2

『SF本の雑誌』(本の雑誌社)

 ガイドブックとしては中途半端。正直、これを読んで手に入れたくなった本があるわけじゃない。歴史書としても中途半端、記事が再録されてるだけで、当時リアルタイムに身を置いてなかった読者に状況が実感できるような解説がされてるわけでもない。評論としても中途半端、細切れ過ぎて個々の作品の面白さが伝わってくるわけでもない。てなわけで、全面的に期待はずれであった。『本の雑誌』それ自体に思い入れのある人とか、「冬の時代」とやらにリアルタイムで「論壇」にいた人なら、また違う感想があるんだろうけど。

石原藤夫, 金子隆一軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋』(ハヤカワ文庫NF)

 えらく薄いと思ったら、あの労作「軌道エレベーターを扱ったSFのリスト」がまるまる削除されてやがる。サラッと「はじめに」に単行本版参照のことなんて加筆しやがって、なんちゅうもったいないことをしやがったんだ。作品リストで厚くなって少々お値段がアップしても、それを見て興味を持った読者が手に取る中に自社から発行してる作品が少なからず含まれることによる間接的な売り上げアップの効果のほうが遙かに大きかろうに。*1 それともまさか、NF編集部としてはSFの売り上げがどうなるかなんか知ったこっちゃない、ってわけなのかね。

長谷川裕一『マップス ネクストシート 7』(Flex Comix)

 いともあっさりシェアードワールド小説のキャラも取り込みつつ、「60年前の断絶」をこういう形で辻褄を合わせてくるか、さすがや。7巻目にしてまだまだ風呂敷を広げまくりっぱなし全開。どこまで行くか、実に楽しみですわ。

マップス ネクストシート 7 (Flex Comix)

マップス ネクストシート 7 (Flex Comix)

*1:ただし、単行本版のリストにある作品のうち、早川書房刊で現時点で在庫ありが何点あるか、は知らん。

2009-07-10

すえばしけん『スクランブル・ウィザード 4』(HJ文庫)

 屋上の会話怖い、駿介君可愛い、最後のイラストの笑顔がすごい……とか思わずあっちの世界に逃避したくなるくらいの鬱展開でありました。まぁなぁ、死亡フラグとかそれ以前の問題的に、生き残れる可能性ゼロの行動してたわけだし、あれ以外の結末はあり得ないんだが、しかし死に際の内面描写が、なかなかにエグイ。

 しかし面白かったんだが、一方でこちらの分析にも肯いてしまう。最強お姉ちゃんは物語的に使いこなし難いだろうけど、彼女がいないと構図的には普通の「巨悪と闘うバトルもの」なんだよな。あるいは「政府vs会社の中で翻弄される仲間たち」かな。一方、2chのスレでは「姉ちゃん生存説」も。確かにあの心理描写から、実は「わしの誤診で、脳死に至っておらなかった」とかやられたら、それはそれで斬新かもしれん。さて、ここからどういう展開を見せてくれますか。

 ところで能勢さん的に、直接戦闘で勝てなかった相手をああいう倒し方で、ってのが彼の闘争心を満たすのかね。もちろん人を操って動かすのも力のうちなんだろうけど、もうちょっと「自分の力で殺す」ことにこだわるタイプだと思ってたんでやや意外。

スクランブル・ウィザード4 (HJ文庫)

スクランブル・ウィザード4 (HJ文庫)

NASA - Moonship Photographed by Backyard Astronomers

 via 月探査情報ステーションブログ » エルクロスの姿をアマチュア天文家が撮影。これはすごい。もちろんMortfield estimates the brightness of the spacecraft to be 16th magnitude, similar to that of many near-Earth asteroids.*と言われてるとおり、冷静に計算すれば不思議でもなんでもないんだけど、やっぱ「アマチュアの手によって、光学観測された史上最遠の人工天体」ってのは、なかなかに心に響くフレーズだわ。

 あと、なんかの時のためにメモ。地球近傍でabout 480,000 km from Earth*高さ2メートル、直径2.6メートル*の金属製人工物体はおよそ16等級に見える、と。

2009-07-09

日下三蔵, 大森望[編]『超弦領域 年刊日本SF傑作選』(創元SF文庫)

 藤野可織「胡蝶蘭」に岸本佐知子「分数アパート」に石川美南「眠り課」、はて、今年は不条理SFの時代が来たりするのか。倉田英之、生きてたのね。それに関する感想と、小林泰三「時空争奪」のショックについては『超弦領域 年刊日本SF傑作選』(大森望、日下三蔵):馬場秀和ブログ:So-net blogにとっても同意。

 そしてBoichi氏の昔は、現代が描けないから未来を描きましたが、いまは、未来を愛しているから未来を描きますp.283というフレーズに涙。次に俺みたいなロートルSFファンの心を揺さぶるものは、彼の国から来るのかもしれぬ。

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (972890): Microsoft Video ActiveX コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される

 また、「見ただけでやられる」「開いたときには『お前はもう死んでいる』」パターンか。で、それへの対策がFix itねぇ。いや、便利になるのはいいんだけど、ますますブラックボックスになった上に「ファイルのダウンロード」ダイアログで「実行」ボタンを押す癖をユーザーに植え付けるって、それはそれでセキュリティ意識向上という観点からは拙い気がするんだが……

平成特撮画像掲示板 RX

 via 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説/謎の画像…?![特撮ヒーロー作戦!]。これはひょっとして本当にひょっとするのか? まさか撮影中の後輩たちへの差し入れor激励だけでユニフォームはないよな? あとミライ君の服装も、画像の明るさをグッと上げてみると如何にもアレに似てますな。さすがに胸の文字は無いようだけど。

f:id:rev-9:20090709072342j:image

2009-07-08

月探査機ルナー・リコナサンス・オービターの初画像

 LROC Image Browserに次々ときとるな。8月から約50kmの高度で月を周回し、本格的な観測を始める*といいつつも、やはりNASAの中の人的には、7月20日には何か「あっ」と言えるものを発表するべく、ドタバタしてるに違いない。ま、ここまで言ってしまうと深読みではなく妄想になりそう*1なんで自重するけど。

佐々原史緒『ドラグーン・デリバリー 〜竜の背はまごころを運ぶ〜』(HJ文庫)

ひとしきり泣いたら、スッキリしました。
p.121

 その状況でスッキリできるとは、連載分だけだと典型的な「芯は強いが普通のお嬢さん」っぽかったけど、実はトパァズちゃん並みにイイ性格なのかもしれぬ。ぜひ、この子のこの先を読んでみたいもんだ。それに、「笑えるええ話」のパターンを良い意味でなぞって、独自性はどっちかというとキャラの奥深さとそこはかとない黒さで出してるあたりが実に楽しいな。

 この後もいくらでも続けられそうな設定と雰囲気だし、リズの過去のほうも書かなきゃ不公平ってもんだし、このままじゃ他チームの同僚の皆さんがただのモブだし、何より「コマンダンテは如何にして竜騎手を目指すようになりしか」がまだ書かれてないし、数字がそれなりだったら、続きはもちろんでますよ*というお言葉に期待。

*1:なお、妄想でも俺みたいな素人の想像でもない真面目な解説→Garbage Collection(2009-07-01)

2009-07-07

長谷敏司『円環少女 10 運命の螺旋』(角川スニーカー文庫)

 変態が感染す(うつ)る。文字から目を通じてじわじわくる。第二章の、特に222頁以降。三人称で書かれてるけどこれ、実際には会議の場でのメイゼルの発言のはずなんだよな。これを本人が語ってるところを想像すると……あかん、変態が拗れる前に一休みしてカレーを飲もう。

「カレーは食えるよな」
「カレーすごいよな」
「カレーは魔法だよな」
「カレーはスベテヲ浄化スル《地獄》ノ神ダ」
p.34

 それにしても、まんが王倶楽部-MANGAOH CLUB-[円環少女(サークリットガール)/長谷敏司 特集]の紹介が、一言も嘘を交えてないのに笑った。確かにその通りのお話でしたわ。内容についても感想を書こうと思ったけど、O・ジモリー氏に全部持って行かれた気分。

ISAS | 第9回:「きぼう」のマイクロG環境 / きぼうの科学

 科学研究的にはここからいろんな考察ができるんだろうけど、とりあえず素人目には、

宇宙飛行士は筋力維持のために、1日数時間の運動が義務付けられています。運動中は運動機器の種類によって特徴的な比較的大きいレベルの振動を発生します。自転車型の運動機器では、ペダルの回転数が振動の主成分として発生するのですが、そのほかにペダルをこぐ上で必要な肩の揺れが発生します。人体の構造的に、必ずペダル回転数の2倍の周波数になるのが面白いところです。

というあたりが非常に面白い。「無重量と言っても重心以外じゃ潮汐力が働くので云々」なんて知ったかぶりをしたことがあるけど、加速度の値で見ると地球周回振動よりクルー活動のほうが一桁以上強く効いてくるのね。

2009-07-06

石原藤夫, 金子隆一『軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋』(ハヤカワ文庫NF)

 新装丁の文庫ですが、内容は基本的に同じもので、私も所属している日本宇宙エレベーター協会(JSEA)の大野会長と著者の金子隆一氏の対談が新たに収録されています。
祝!「軌道エレベーター」復刊 - 軌道エレベーター派

 一応は加筆があるということで購入決定。早川書房でも裳華房でもbk1でも、中身になんも触れてないんだよな。近所の行動圏内にはJAやSFならまだしもハヤカワ文庫NFを置いてくれるような書店は皆無だし、こういうマイナーな本を内容をチェックしてから買いたいと思うと、しみじみ不便だ。

『the Sneaker』2009年8月号(角川書店)

林トモアキ「レイセン」

 ほむらさんに気取らさせないってことはそれだけロソ・ノアレが格上なのかしら……みたいな考察がどうでも良くなるくらい、睡蓮がフラグを立ててるでないの。それにしてもウィル子抜きでもヒデオが素敵すぎるな。

河野祐「八月一日〇時一八分〇八秒」

 むぅ、綺麗で切ないええ話なんやけど、これで三作とも方向性が同じだよな。狙ってこういう方向にばかり走ってるのかそれともこれしか書けないのか、ぜひ前者で、実は思いっきり真っ黒でダークなものもバリエーションに持ってて欲しいなぁ。

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 08月号 [雑誌]

本題と関係無い連想

 日本は、このままで行けば、数十年後には、中国の“ヤマト自治区”になっているか、アメリカの五十一番めの州になっているか(まあ、いまだってそうだという見解もある)のどっちかだとおれはマジで思うのだが、どっちかを取れと究極の選択を迫られたら、おれは日本をアメリカの五十一番めの州にしたい。むろん、独立国であることが、いちばんいいに決まっているのだが……。
こりゃ、いまの日本には絶対作れないものだよなあ: [間歇日記]世界Aの始末書

 これを読んで、ふと、初読から10年も経つのにいまだに頭に残ってる↓の一節をまた連想した。コメント欄の一人目にも似た発想かもしれない方がいらっしゃるな。

「いささか失礼ながら貴国は民主主義(デモクラシー)を導入して、まだ日が浅いせいか、我が国が日本を併合して五一番目の州にする−−ということの意味を理解できないようだ。
 我が国による日本の併合とは、日本国家を消滅させる代わり、日本国民全員に合衆国の市民権を与えることを意味する。選挙権、被選挙権まで含めてね。
 すると、どうなるか?
 日本人が大統領選に立候補し、日本の全有権者がその人物に投票したとしても、これを妨げる手段は存在しなくなるのです。
 したがって我が国は、何があろうとそのような政策は採らない。合衆国国民は、日本人の大統領を戴きたいとは思っておりませんからな−−自国の在外公館が凶悪なテロリストに襲撃されたとき、外務省職員のためにアンパンを買いに行くぐらいのことしかできない大統領や、外国に不当に拉致された自国民の救出に力を尽くせない大統領は」
横山信義『東京地獄変〈下〉』(幻冬舎ノベルス) p.123

2009-07-05

清野静『時載りリンネ! 5 明日のスケッチ』(角川スニーカー文庫)

 「本編」に当たるお話がこれから展開していく、その準備編といったところ? お話が大きく動いていくのが楽しみなような、まったり日常が続いて欲しいのに終末が近づくのが惜しいような。お話それ自体はなんか、異能の種族の中の更に希なる異能だの、よくわからん裏の組織だの、正直、いまいちピンとこない方向に進んでるような気もしないではないんだけど、リンネの元気さと、そして今巻はラストでわかるサブタイトルの意味するものが良い味でございました。

2009-07-04

Firefox 3.5に関する重要ポイントfor俺

  1. 「ツール」→「オプション」→「Firefoxの終了時に履歴を消去する」→「設定」→「データ」→「サイトの設定」にチェックを入れると、permissions.sqliteがクリアされる。
  2. form inputに半角文字が入力できない。BSキーも効かない。何が起きてんだ? ATOKでCTRL+BSでの変換やり直しすら受け付けないところを見ると、キーボードからの直接入力を何かがフックしてるっぽい。切り分けの結果、GreaseMonkey Script -- Disable OnKeydownをdisableにしたところ症状が治まった。調べて修正する根性はないし、正直、入れてたことを忘れてたスクリプトなんで、削除。

最近のいまいっちょ×2

川岸殴魚『やむなく覚醒!! 邪神大沼』(ガガガ文庫)

 ノリを大事にして最近流行の「会話芸」をものにしている*というお言葉に期待したんだが……言うほど非凡じゃないよな。『偽物語 下』を読んだ直後なんで俺の内部での基準がグッと上がってるかもしれんということを差し引いても、せいぜい「面白いけど非凡ではない」レベルだなぁ。

 確かにふらっと手に取らせるだけのインパクトはある題名だし、クラスメートにその運用方法を模索される邪神、ってのはさすがに斬新だわ。が、それだけ。まさに一発芸。で、一発芸部分以外では既視感というか既読感をどうしても感じてしまうな。ぶっちゃけ、(『ゾンビ』+『ニャル子』+『世界征服』)÷4.5。「÷3」でないのは、はっちゃけっぷりで『ゾンビ』に、ネタのセレクションと密度で『ニャル子』に、主人公を取り巻くキャラクターの好感度で『世界征服』に、それぞれ負けてるから、だな。

ファンタジア文庫編集部『スレイヤーズ りーでぃんぐ リナ=インバース魔道大全』(富士見ファンタジア文庫)

 こんだけ延期しまくって、そのぶん校閲の時間があったはずなのに、白魔術=聖なる力を源とする魔術(p.88)とか「盗賊殺し」のフリガナが「ロバート・キラー」(p.166)とか魔族と魔獣の区別がいい加減とか……口絵と作者・イラストレーターのインタビューがなければ壁に投げつけてるところだよ、これ。

2009-07-03

木ノ歌詠(瑞智士記)×2

木ノ歌詠『カラっぽの僕に、君はうたう。―フォルマント・ブルー』(富士見ミステリー文庫)

 しもた、世間様でボーカリストとやらがブームになる前に読んでおくのであった。ネタor色物臭を勝手に読む側が嗅ぎ取ってしまって、素直に楽しめないではないか。しかしこのエンディング、これがオリジナルバージョンなのかそれとも編集サイドの指示による改稿の結果なのか、ひじょーに気になる。もちろん本の形になって世に出た以上はこれが唯一のバージョンだとも言えるし、*1 これはこれでよい読後感ではあるんだけど、この作者のこれ以降の作品を読む限りは、奇跡→ハッピーエンドを素直に書くタイプには思えないんだよなぁ。もちろん、《Ⅰ》パウゼと《Ⅳ》ガルバの命運は充分に無惨だけど。

木之歌詠『熾天使たちの5分後』(富士見ミステリー文庫)

 ああ、このモチーフを元にもうちょっと高い年齢層を想定してリメイクすると『ライラプス』になるのかな。いろいろと一冊では出し切れない設定とかバックボーンとかあったみたいだけど、この続きを書くよりも、野郎が出てこなくてもLOVE寄せにこだわらなくてもOK、な方向へ転身したのは、結果的に正解な気はするな。

熾天使たちの5分後 (富士見ミステリー文庫)

熾天使たちの5分後 (富士見ミステリー文庫)

Free Spirit - jpl.nasa.gov

 via スピリットの脱出に向けて、試験開始 | 火星 | sorae.jp。いつの間にかこんなURLのロゴ入りサイトができとる。さすが、広報への気合いの入れ方が素敵。

*1:と思ってたら『フォルマント・ブルー リミックス (仮)*』なんてものが予告されてた……

2009-07-02

友野詳, 上村大『シルバーレイン アーリーデイズ1 銀の雨降る』(ファミ通文庫)友野詳, 上村大『シルバーレイン アーリーデイズ2 月の光煌く』(ファミ通文庫)(反転部ネタバレあり)

・ウェブゲームを知っている
・もしくはRPGを知っている
昔の(ルナル第1部とかの頃の)友野が好き

これのどれか1つにでも当てはまるならお勧め出来るよ。
【ライトノベル板】グループSNE総合 >>106 :イラストに騙された名無しさん:2009/06/03(水) 13:26:08

 このお勧めが魅惑的すぎるので購入。うん、この容赦無さは確かにあの頃の友野氏であるな。で、特に女性キャラが真っ当な内面の持ち主なのは、さて友野氏が心を入れ替えたのかそれとも監修者がきちんと手綱を取ってくれてる故か。2巻目で明らかになったDQN女性キャラが主人公サイドの人物の内側に潜んではいるが立ち位置は敵対するボスキャラ相当というあたり、上手いこと友野氏の好みと読者が受け入れ可能な展開のバランスをとってるなぁと感心してみたり。

 あと、↓の感想に大笑い。やっぱ友野ファンは俺も含めみんな、「どんなにひどいか」*1を楽しみにしてるのかよ。

 ヒロイン晴恋菜とヒーロー盾哉の好感度がアップしています。というか友野先生には珍しく(?)小鳥の雛を育てるように大事に大事に描写を重ねて二人に好感度を積み重ねていく作業を続けます。大事に大事に育てて読者の共感を得れば得るほどに、握り潰したときの衝撃は高まるのですよね、友野先生。と黒いことを考えていたら。
 ・・・そっちかい。このためにクドイほどあっちの描写もしていたのか。
Group SNE | ユーザーコンテンツ | リーダーズサーカス

 しかし「翼をそなえた白馬」にまたがる嵐獅丸って、ピープロの©入ってない本に出していいんか、こげなキャラクター。

bbs2chreaderChaikaへ移行

 0.5系がrevision 613で止まって久しい上にFirefox3.5 対応は chaika で行います*と断言されたので。

  • アドオン管理メニューからbbs2chreaderを削除→Firefox再起動
  • Chaikaインストール→Firefox再起動
  • Firefoxを終了してプロファイルディレクトリ内の
    • bbs2chreader\NG*.txtをchaikaディレクトリへ移動
    • bbs2chreader\logs-050ディレクトリ内のすべてをchaika\chaika-logsへ移動
    • bbs2chreader\skinディレクトリ内のすべてをchaika\skinへ移動
  • about:configで「extensions.chaika.thread_get_log_from_mimizun」をtureに*

あとはオプションダイアログで設定をちょこちょこといじって元の環境に合わせて完了。愛用のスキンがそのまま問題なさそうなのが一番うれしかったり。右クリックあぼーんもUploader [bbs2chreader]に新版があったし。

*1:作品としてではなく登場人物の境遇として、ですよもちろん。

2009-07-01

かぐや、月面からウランを検出 | 月 | sorae.jp

 記事からは定量的なことが全然わからんので妄想だけど、月の表層と地球の地殻中のウラン(およびその他重い元素)の存在比率って溶解してた期間の長さと重力の強さを反映してるだろうから、元になった材料の出所がおおむね同じで軽くて早く冷え固まった月のほうが、たっぷりと含んでることになるのかしら? それともジャイアントインパクトは正面衝突ではなかったそうなんで、既にその時点で重いものは原始地球の中心近くにかなり集まってて、表面地殻が吹っ飛んだ残骸からできた月では少ない、なんてことになるのかな。どっちにせよ、元素の量からいろんなことが推論できそうでwktk

 さすがに将来、月面基地での原子力発電所の建設や、地球にウランを持ち帰る計画などにもつながるかもしれない*ってのは、月にある材料での精錬の困難さとか輸送コストを考えると、よっぽど都合良く舞台設定を整えたSF以外では難しい気もするけど。

志瑞祐『やってきたよ、ドルイドさん! 3』(MF文庫J)

 面白いんだけど、面白いんだけど、なんか決定的にイラストが足りなくはないか? カラー見開き1枚、モノクロあとがき込み3点。*1 あと、全体的にパロ成分が多すぎてテンション低くなってるような気も。ま、パパさんのど変態っぷりにちょいと引いてしまった俺は、訓練が足りないのかしらね。

やってきたよ、ドルイドさん!3 (MF文庫J)

やってきたよ、ドルイドさん!3 (MF文庫J)

最新情報:宇宙ステーション補給機(HTV) - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA

 順調そうで何より。しかし

補給キャリア与圧部には、物資輸送用バッグ(Cargo Transfer Bag: CTB)に収納された食料品や衣服などの補給品および各種実験試料が、HTV専用の補給ラック(HTV Re-supply Rack: HRR)に格納された状態で搭載されました。また、補給キャリア非与圧部には、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォーム実験装置である超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submilimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)と、NASAの実験装置が、曝露パレットに取り付けられた状態で搭載されました。

こうして荷物を見ると、「技術実証機」という名前にしては本格的なようで。技術力と自信の表れか、はたまた「空荷で実験」が許されない懐具合のせいなのか……

Mozilla Japan - Firefox 3.5 リリースノート

 どうせ拡張とかスクリプトの互換性含め、リリースバージョンがみんなの手に渡ってはじめて出てくる問題があるだろう。とりあえず2〜3日は様子見。参考になりそうなところを備忘録的にリンクしておく。

*1:しかもそのうち1点はアレだし。

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