Hatena::ブログ(Diary)

副長日誌 - 私的記録

2009-11-30

JAXA|木下冨雄 宇宙への大航海時代をむかえて

 こういうことを真顔で研究してる人がいるってこと自体は非常に興味深いんだけど、発言の一部切り取り的になってるような気はするんだけど、

宇宙空間にも市民社会を成立できると思いますし、成立させる見込みがなければ宇宙へ進出するべきではないと思います。しかし、その社会の形態は、構成される人数や国籍、能力、期間、滞在の目的などによって大きく異なります。例えば、休暇を楽しむための宇宙リゾートか、商売に関係する宇宙ビジネスか、科学的な研究基地か、それも単一国家の主権のもとに行われるのか、国際的な機構のもとで行われるのかによって、成立する社会集団は大きく違います。
私たちの場合は、一般の人が観光で行って、リゾート地として宇宙を楽しめる状態の社会集団をとりあえず考えていますが、これを実現するだけでも、あらゆるリスクを想定して制度設計する必要があります。例えば、子供がジュースを宇宙船内でこぼした場合の対処方法をどこまで訓練をするかといったことから、犯罪がおきたときに、誰がどの法律で罰するのかといったことまで、乗り越えなければならない課題がたくさんあります。市民社会の成立には、このようなリスクガバナンスのシステムを完璧に仕上げておくことが前提でしょう。
JAXA|木下冨雄 宇宙への大航海時代をむかえて

なんか、「完璧な準備ができない限り、宇宙進出はしません」と聞こえて仕方がない。「ゼロリスク信仰」っぽいものが透けて見えて気に触ってしまう。「万一にも人命に関わる事故が起きたらおしまいなので、月面探査は人型ロボットで行います」みたいな。"Space, the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. It's five year mission, to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations, to boldly go where no man has gone before..."というフレーズを心から愛する一人として、ぶーたれておきたい。

北元あきの『竜王女は天に舞う―One-seventh Dragon Princess』(MF文庫J)

 世界設定が面白い。「空平線」という語がグッとくる。んでもってロッテ一押し。

「シーくんはきっとおじ様みたいな凄い魔術士になって、いつまでもわたしを守ってくれるんだって。だから、次はちゃんとシーくんがいるところでピンチになりますね」
p.170

2009-11-29

瑞智士記『バトルフィールド・ラバーズ』(TOKUMA NOVELS Edge)

 続くのか! 『あかね色シンフォニア』と違って、ちゃんと盛り上がりも意外な真相もあってクライマックスに突入したように見えたんで、てっきりそのままきちんとエンドロールまで進むものだと思ったんだが。確かに思い返せば巻頭の鉄砲一覧*1に出てた名前の一つがまるで出てこなかったな。

 しかし引き出しが多いのか少ないのかよく分からん作者ではある。こうしてトクマEdgeとガガガと一迅とでそれぞれまったく異なる作風でやっていけるところを見るととんでもなく引き出しが広いようでもあり、その割には中心になるガジェットが『戦場のライラプス』のそれに『フォルマント・ブルー』的なロジックを被せた、言うなれば使い回しに見えてしまったり。ま、この人の書く容赦も救いもない殺伐さはわりと好きなんで、失速せずに次巻も出ますように。

*1:あー、銃オタの蘊蓄入り小説って確かに読みにくいことこの上ないんで、こうやって口絵なりに隔離しといてもらえるのはありがたい。

2009-11-28

スペースシャトル・アトランティス、ケネディ宇宙センターに着陸 | スペースシャトル | sorae.jp

 これといって大きな話題の無かったようなフライトなんだけど、国際宇宙ステーションに長期滞在していたニコール・ストット宇宙飛行士が帰還し、スペースシャトルによる長期滞在クルーの交代が幕を閉じた*ニコール・スタット飛行士は、シャトルでISS長期滞在から帰還した最後の飛行士となった*ストットさんはスペースシャトルで帰還した最後のISS長期滞在者となった*という記述に、「有翼再利用型往還機こそ、人類の宇宙進出の輝けるシンボル」だった時代を知ってるおっさんとしては寂しさひとしお。

おかざき登『二人で始める世界征服 5』(MF文庫J)

 悪の秘密結社の構成員たちを主役にして、どういうハッピーエンドに落ち着けるのかと思ったら、*1 そういうオチかい!!! 腰が砕けるといえば砕けたんだけど、何というか、律儀な作者としてきちんと物語世界的に筋を通すと、こういう感じになるのかな。よくあるパターンの超鈍いハーレムラブコメ主人公に、ちゃんと鈍い理由が用意してあったことなんかも含め、実に律儀だわ。再登場組の弱さなんかも、「再生怪人は雑魚」という歴史と伝統のセオリーをきっちり守ってくれてるしな。

 あー、貶してるみたいだけどそうじゃなく、綺麗にまとまったとは思うんだ。これが大長編のラストだったらまた話は別だけど、この長さならこういう終わり方も良かろうて。もちょっと混沌よりの方が好みではあるけどね。

二人で始める世界征服 5 (MF文庫J)

二人で始める世界征服 5 (MF文庫J)

*1:もちろん、一瞬たりとも、ハッピーエンド以外の終わり方になるとは考えもしませんでしたよ。

2009-11-27

立花隆が訴える:‘すばる’が止まる!―「事業仕分け」の暴挙―

 おっと、これはさすがに、いわゆる「拡散に協力」をせざるをえない。

すばる望遠鏡などの学術研究の大型プロジェクトは「特別教育研究経費」という予算項目の中で予算措置がされてきましたが、今回の「事業仕分け」で危機を迎えています。このままでは、日本の科学を支えてきた装置や実験・研究施設等が動かなくなってしまう可能性があります。そこで、この危機を国民の皆さんに伝え、理解を求める緊急集会を開催します。(11月27日18時30分より、東京大学「小柴ホール」にて)
皆さん、奮ってご参加ください。
国立天文台:トップページ

仕分けで「廃止」GXロケット、検討し直しへ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ああ、無理に見直さんでも良いものを……げふんげふん。ま、結論の妥当性以前の問題として、前提の数字なり検討の過程なりがデタラメだったものを見直すこと自体は良いことなんでしょう。さて、仕切り直しで「金食い虫の上に出来上がってもコストと能力のバランス的に無価値なGX本体は中止、LNGエンジンは開発継続」という「真っ当な結論」へたどり着けますように。

 ところでこういうことがあれば普通は、「じゃあ他の事業についても、前提の数字なりなり資料は正しかったのか?」という議論になる筈なんだが、どうもそういう様子が見受けられんなぁ。「仕分け」自体の見直しが必要になるんじゃないの? それとも、もちろんそこまで陰謀論に淫したくはないんだけど、まさかGXについて「見直し」て復活させ「仕分け」全体の公正性をアピールするところまで含めて出来レース?

F.E.A.R., 伊藤和幸『ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・ジェネシス(2) 日常のボーダーライン』(富士見ドラゴンブック)

 前巻の自分の感想に追加。プレイヤーが誰なのかオープンな分、演劇的なのに加えて、というかそもそもダブルクロスのシステム自体がそうなんだけど、シーン制なのが「演劇感」をアップしてるんだな。

 しかし、また「普通の高校生が巻き込まれた、と思ったら実は特別な存在でした」か。ちょっと食傷気味かも。

2009-11-26

平坂読『僕は友達が少ない 2』(MF文庫J)

 ああっ、「羽瀬川菌」……名前+「菌」……嫌なトラウマが……それはさておき、もう、「痛面白い」「いいぞもっとやれ」しか感想が浮かんでこんわ。それよりも、巻末カバー折り返しの既刊リストに『ラノベ部 4』がシレッと印刷されてるのは何なんだろう? ひょっとして俺の手元のこの本は、『ラノベ部』がもう一巻多く発行された異次元から迷い込んできたのだろーか。*1

僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)

いまいち×2

蕪木統文『スプリング・タイム』(ガガガ文庫)

 最近、会話の軽妙さとかキャッチボール的上手さとかでサクサク読み進められる作品が多いだけに、本作の、読みにくさと噛みあわなさを凝縮したような鬱陶しい会話はむしろ一回りして新鮮、なわけあるかい。ネタもストーリーもオチも良いんだけど、ともかく会話があわなすぎてNG。前作の感想で何人もが同じような批判してるの見て笑ってしまった。先日とは逆の意味で、新しい作家さんに手を出すときぐらいはggrks >俺。

ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース STAGE1 暗黒の墓場』(バンダイビジュアル)

 殺陣は異様に格好いいが、着ぐるみ撮影の部分とCGの地面がまるで馴染んでないな、何という浮きっぷり。何というか、遠近感がめちゃくちゃ? メイキングを見ると、従来のように「着ぐるみと触れる部分はミニチュアで、周囲をCGで埋める」とかじゃなく着ぐるみ以外はすべてCGのようだけど、まさにその従来型から変更された「着ぐるみと触れる部分」のCGの距離感がおかしい感じ。音楽の軽さ*2とも相俟って、正直な印象としては「ぺらぺら」。馴染ませる時間と予算がなかっただけで、映画では殺陣の格好良さはそのままに違和感のない映像になっているものと信じよう……信じたいなぁ。

*1:さっそくカバーの既刊リストのアレはもちろん誤植です。担当さんも「なんで混入したのかわからない……」と首を傾げておりました*というフォローが。ということは異次元からやってきたのは俺の手元の一冊ではなく、印刷所に渡った原稿それ自体だったのか。

*2:メビウス本編のBGMをシンセアレンジしたもの。大怪獣バトル第一期に対するNEOの軽さみたいな雰囲気。主題歌も軽いなぁ……

2009-11-25

クリンゴン語で子供を育てた言語学者 - スラッシュドット・ジャパン

 おお、やはり俺が思いつく程度のことは、既に研究されて結論が出ていたのか。

世の中には、言語習得能力が病的に高い「言語サヴァン」という人(たち?)がいます。
彼ら/彼女らの言語収録能力の源泉をめぐって通常は幼少期に停止する「母語習得能力」が大人になっても消えていないという解釈がありまして、そこらへんの性質を生かしてサヴァンな人たちを相手に「どんな言語なら生得習得可能なのか?」という実験が行われてきました。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8B%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%A4%A9%...

で、ざっと結論をかいつまんで言うと。
チョムスキー的に「ありうる文法」(=自然言語)はどんなにマイナー、かつ既に習得している言語とかけ離れた文法を持っていようとも習得できたのに対して、チョムスキー的に「あり得ない文法」はさほど異常に複雑な文法でなくても習得できなかった、という結論が出ました。
Re:早い者勝ち (スコア:4, 興味深い) Akami (4183) フツー : 2009.11.24 15:02 (#1677208)

ニュース - 科学&宇宙 - LHC再稼働、ビッグバン実験へ前進(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 ま、ようやく動き出したというだけで、何が出てきたというわけではないんだけど、なんとなく記念にリンク。どうやら今度は宇宙の力は居眠りでもしてくれてたようで。このまま永劫の眠りについていてくれますように。

 と思ったら、はじめての衝突 :動き出すLHC - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常によると、今年中は「既に宇宙検閲官に見逃された実績のあるエネルギー水準」に留まるとのこと。ちっ、寝てるとは断言できないのか

小林めぐみ『地球保護区』(ハヤカワ文庫JA)

 老獪さが一回りして稚気にしか見えない七十歳児の印象が強すぎて、他があんまり残らないなぁ。『回帰祭』の彼ら彼女らが憧れてた地球がこの有様だよ。何百年経っても、理想郷って無いもんなんだなぁ。もっとも時間軸的には、本作から時間が経ったあとに回帰事業が始まる、という順序な気もするが。

地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)

地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)

Firefoxに入れてる拡張類を変更

 Firefox更新情報Wikiブログ タブ統合型の拡張を比較してみたを見て決心。自分のソフトが「いろんな機能を持ってて便利」と紹介されたのが気に入らないんで機能削除、なんて騒ぎにはつきあいきれん。*1

*1:コメント欄でなんかもっともらしいことをいってるみたいだけど、彼の人の語るコンセプトが正しいのなら、なんでツリー型タブを「タブの親子関係を作る拡張」と「タブバーの位置を変える拡張」と「タブバーを自動的に隠す拡張」等に分割しないのかしら?

2009-11-24

[サイボーグ・ライフ]私と外骨格パワードスーツ:スーパーパワーの落とし穴 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

 スーツそのものに関する話も面白いが、

研究者によると、人間の脳は筋肉の使用量に応じて酸素を供給するのだとか。現在の外骨格パワードスーツでは筋肉の使用量が通常より減るので、酸素の供給量もそれに合わせて減らしちゃうそう。すると筋肉の動きが衰えるので、装着後はしばらく動かせない状態になってしまうんです。

という一節が非常に興味深い。この筆者のように「とりあえず体験」レベルでもこうなるんなら、土木作業現場や軍隊のような「健常者を一時的にパワーアップする」用途でパワーアシストスーツが実用化されるときは、今の宇宙ステーションのように、トレーニングマシンの設置が義務づけられたりして。

姿勢崩し、画像にブレ…ひまわり6号で連続トラブル (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 ありがたいまとめ。どうやら恒久的な問題かもという杞憂は大ハズレだったようで、何よりである。

瀬尾つかさ『円環のパラダイム』(一迅社文庫)

 うむ、これは良いものである。この先大風呂敷を広げまくる展開が続くも良し、よしんば売れ行き的に討ち死にしたとしても、一冊でもまた綺麗に格好良くまとまってるし。『クジラのソラ』の智香を彷彿とさせるキャラの言動にほっこりする間もなく、むしろ『琥珀の心臓』を思わせるエグイ怒濤の展開。やっぱこの作者、容赦なくエグイ展開を書かせると上手いわ。

 ところで、帯の煽り文句については特筆しておきたい。「荒廃した未来の地球で生徒会の生存をかけた戦いが始まる……」って、いったいどういう売り方をしたいんだよ、とか思いつつあとがきを見て愕然。マジか。

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

円環のパラダイム (一迅社文庫 せ 1-3)

2009-11-23

渡航『あやかしがたり 2』(ガガガ文庫)

 時代劇風伝奇アクションとして巻を重ねていくために、設定と人物関係の整理、仕切り直してさあ出発、てなところかな。前巻ほどかっちりと完成した感じは受けなかったけど、次巻以降の展開に期待したくなる水準は余裕でクリア。ただやはり、主人公のしゃべり方や持ってる抽象概念なんかが時代背景にそぐわなすぎる違和感は残る。ま、レーベルと対象読者層とを考えると難しいところなんだとは思うんだけど。

あやかしがたり 2 (ガガガ文庫)

あやかしがたり 2 (ガガガ文庫)

2009-11-22

Tabberwocky :: Add-ons for Firefox

 via 窓の杜 - 【REVIEW】機能を絞り込むことで軽量化を目指したFirefox用のタブ拡張「Tabberwocky」。「タブを閉じたあとに切り替え - 左」の設定*1が可能なのが決め手となってTab Mix Plusから移行。早い、サクサクすぎる。体感速度的には当社比3倍以上。

 これであと、「ステータスバーの代わりに各々のタブの上でプログレスバーを表示」の表示され方がTMP風にスマートなら言うことはないんだが、ま、そのためにこの軽さを捨ててTMPに戻るのは不可能だな。タブのダブルクリックでリロードとか、タブの右クリックメニューで「タブのURLをコピー」とか、タブバー中クリックで「閉じたタブを元に戻す」とかも、なければないで何とかなるしどうしても我慢できなければuserChrome.jsのスクリプトを探せば何かありそう。

追記:「タブのダブルクリックでリロード」と「タブバー中クリックで『閉じたタブを元に戻す』」は拡張があった。

大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック』(GA文庫)

 完結編。ま、真相そのものについてはこれまでの巻でいろいろと示された手がかりやヒントのおかげでおおむね想像できてたわけで、謎解きよりは、それをどう受け止めて裁いて結末をつけるかのほうがメインな訳だが、何というか、ものの見事にシェリカが全部持って行ったな。あの二人だけだと性格的にああなるしかないのはその通りなのかも知れんけど、うーん、でも他の人間とか抜きでシェリカのみ、あとは言っちゃ悪いが賑やかし役か。

 ところで髪の毛や肺炎や成長の件についてはこれで充分に種明かし済みなのかな? なんか微妙に説明が足りん気もするんだが。それとも営業担当者の直訴を受けた英断を支えるために、そして次以降を単なる活劇にしないために、あえて残したのかしら。

*1:TMPの代替としてよく名の挙げられるTab Mix Lite CEだとこれができなくて俺の使い方にあわなかった。

2009-11-21

人工言語だけで息子と会話、15年前の“実験”の是非めぐり激論も。 | Narinari.com

 はてブのコメントでid:nigra_katoさんが紹介されてるヘブライ語の例が実に興味深い。

 なぜクリンゴン語は母語化できずヘブライ語はできたのか。単に教える側の根性とか教わる側の資質とかの違いによるものか、それともひょっとして「母語として習得できる言語」というクラスは、「充分に意思疎通に使える言語」より狭いのだろうか。チョムスキー先生の研究とかでそういう方向からの切り込みはあるのかな? どちらにせよこれを実験的に確かめるためには、「脳みそシミュレーター」の実現が必須だなぁ。

鳥羽徹『オルキヌス 3 稲朽深弦の調停生活』(GA文庫)

 おや、シリアスだ。他人の揉め事や不幸を何とかする職に就いて手柄を立てたいと願う、イコール揉め事や不幸の発生を願うってことだわな。そういえばすっかり忘れてたが、この主人公、口車大王にしてトンチ魔神であるが、同時に熱血キャラなのであったか。良い子だねぇ。↓の台詞なんか、実に初々しい「努力・友情・勝利」だわ(違う?)。

「だから悪いのは私だって言ってるだろ! ここは譲れよ!」
「いいえ、譲りませんわ! 悪いのは私の方です!
p.194

 てなわけで、今巻はちょっと口車成分低めだが、充分に面白かった。まぁ、あまりにご都合よく問題解決の糸口があらかじめ配置されてるのはご愛敬。もっとも魔法少女グラ子ちゃんの必殺技「きみのハートをフィッシング詐欺!」までもが伏線だとは思わなんだ、腹痛い。3巻打ち切りとかの憂き目にもあわず次も出るようだし、楽しみ。

オルキヌス3 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

オルキヌス3 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

2009-11-20

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について

スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました。
 引き続き慎重な運用を行う必要はあるものの、この状況を維持できれば、はやぶさの平成22年6月の地球帰還計画を維持できる見通しです。
JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について
 現状はAB2基のエンジンの使える部分を使って推力を得ている状態。これは地上試験を行っていない。打ち上げ前に、このような運転があり得ることは想定していたが、そもそもこのような運転はアースの関係で地上での試験ができなかった。
 今回は運がいいと思っている。はやぶさが太陽に近づきつつあり、電力に余裕が出てきつつあったからこそ、この運転が可能になった。もっと地球から遠いところで今回の故障が起きていたら、この方法は使えなかったろう。
はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動: 松浦晋也のL/D
電気回路上はダイオードを用いてバイパスできるようにしてあったが、この機能自体は地上での試験ができていない機能であり、本当に万一のためにとっておいたもの。軌道上で初めてやって成功した
エンジン停止の小惑星探査機「はやぶさ」 - 再び地球を目指して運用を再開 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

 ……なんと言って褒め称えていいかすら思いつかん。ただただ、すげぇ。

せっかくの吉報にこういうことを書きたくないが、我慢できん。

 はやぶさの開発と打ち上げにかかった費用は計約210億円。運用費は年約1億円といい、帰還が3年延びればさらに3億円程度増える。
(cache) asahi.com(朝日新聞社):「はやぶさ」地球帰還に望み 停止中のエンジン再利用 - サイエンス

 もちろん事実関係として何も間違っちゃいないんだが、このニュースを読者に伝えるにあたって、こういう締めくくり方をしないと気が済まないのか、朝日新聞社ってところは。

あわむら赤光『無限のリンケージ 2 −ディナイス・ザ・ウィザード−』(GA文庫)

 故郷のお話しは当面は背景にとどめて、バトリングなスポ根展開で行くのかな。ま、それはそれで格好いいので良し。で、ベテランのおっさんも面白格好いいのだが、どう見ても一番出番の少ないお姫様が一番格好よくて一番漢らしいのがなんとも。

「肝心の姫はどうお考えでござるか?」
「簡単な話よ。勝てるならやりなさい。勝てないならやめなさい」
p.248

2009-11-19

葵東『魔法の材料ございます 2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』(GA文庫)

 俺もそうだった前巻の感想を見て歩くとかなりの方がそう思ってたのが作者に通じたか、サシャとリア=メイの扱いの善し悪しのバランスがグッと正常化してたな。うん、やっぱこのほうがバランスがよい。話の決着をバトルでなく商売人らしくつけるところといい、「こうすればもっと」という声が届いてるようでなんか嬉しい。

 宮廷陰謀劇好き的にちょっと美味しそうな展開になりそうだし、これは面白くなってきたな。1巻よりかなり良い。これは今後が楽しみ。

運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の気象観測の地上処理システムの異常について(第2報) - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

 なるほど、一見は地上側の問題に見えたけど、実は別件でなく姿勢制御問題の続きだったのか。しかしこれまでちゃんと動いてきてたもんが、リアクションホイールがトラブった途端に衛星本体の微小な動き(軌道上での微動)の予測を行うプログラムが、衛星の実際の動きとは異なる計算結果を生じ、これを用いる観測画像処理プログラムがこの値を異常値と判断し処理を終了した*なんて挙動を示すってことは、衛星がこれまでとは違う動き方をするようになったってことか? なんかヤバげな香りがするなぁ。

2009-11-18

木村航『愛とカルシウム』(双葉社)

 思わず失笑が漏れたら、その声に反応して雀がつやっつやの目でこっち見やがった。
 くっそー、反則だ。この目の魔力でアホな親鳥どもを操り、夜明け前からエサハンターとして飛び回らせるわけだ。でもってアホな鳥類に輪をかけてアホな人類も、この目には逆らえない、と。
p.89

 主人公は長期療養施設に入所中で、それどころではない事情を抱えつつも巣から落ちた雀の雛を世話する羽目になる。で、まさにその「それどころではない事情」に思いをはせた直後のシーン。いやまったく反則ですわ。ぶっちゃけ、この作者の作る話や書く文章、やや俺の好みからすると粘っこすぎるんだけど、ときどきこういう光り物が埋もれてて、つい新作が出ると読んじゃうんだよなぁ。

愛とカルシウム

愛とカルシウム

カフェイン含有アルコール飲料の安全性、米国で調査へ - スラッシュドット・ジャパン

 2009-11-16 - 食品安全情報blogで紹介されてたやつか。そら確かに考えてみれば、アッパー系のヤクとダウナー系とをチャンポンにしてヤバさが増すんなら、カフェインとアルコールもマズいってことになるわけか。しかしそうすると、コーヒーリキュールとかカフェロワイヤルとかはもちろん、ヤン提督の「紅茶入りブランデー」や、ジェームズ・ボンドの「コーヒーとバーボンを1:3で水筒に」なんかもNGだな。彼の国でときどき見られる妙な潔癖さと規制の暴走っぷりからすると、そのうち田中芳樹イアン・フレミングが発禁になったりして。

2009-11-17

運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の気象観測の地上処理システムの異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

 またか、と思ったら今度は地上系。しかし、地上系のトラブルで予備機に切り替えると観測に支障が無くなる? コンピューターに異常が生じ、観測データを写真などの画像に処理できなくなった。このため別の処理システムを使っている「ひまわり7号」に切り替え、同10時半から配信を再開*とのことなんで、地上側では6号用と7号用とで別の設備を使ってるってことか。まぁ地上系だって二重化はされてて当然なんだけど、それを単純に現用系と待機系にしてるんじゃなく、「地上A系と衛星6号ペア」「地上B系と衛星7号ペア」で現用と予備にする、という感じの運用なのかな。

スペースシャトル・アトランティス、打上げ成功 | スペースシャトル | sorae.jp

 なんか、粛々と「そろそろおしまい」感が漂ってくるなぁ。

  • 今回の飛行がシャトルによる最後のISS滞在者の交代*
  • シャトル打ち上げは2010年の退役まで今回を含めてあと6回の予定*

GX廃止、LNGエンジン凍結、HTVはできれば1割削減、H24以降の衛星は1割カット

 宇宙開発関連は他ジャンルに比べ、上手いことGXというスケープゴートが用意できたが故に幸運であった、てなところか。さらに残り2項目も国際協定で義務づけられてる物と実用衛星なんかを含む項目だし。もっとも衛星は、利益の上がらない方から順に1割に達するまでカットなんてことになると、はやぶさ2含め新規の科学探査案件は全滅かもね。

初野晴『退出ゲーム』(角川書店)

 うむ、期待通り、いやそれ以上に面白い。が、やはり読む順序を間違えたのは痛恨であった。新しい作家さんに手を出すときぐらいはggrks >俺。

退出ゲーム

退出ゲーム

2009-11-16

拾い物

 スパコン事業仕分けの詳細(読売新聞) - 諏訪耕平の研究メモの元記事かな。

f:id:rev-9:20091115163947j:image:w338,h450

「予算は足りないぐらいが、アイデアが出ていい場合もある」……はぁ、そうですか。ま、竹槍でB29を迎撃しようとした国民の末裔だし、算盤があれば25%削減のシミュレートも万全、タイガー計算機の埃を払って油を差せばe-Scienceの未来も安泰だろう。17日はJAXAやら原研やらが対象か、はぁ。

新人、いまいち×2

七瀬川夏吉『記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走』(角川スニーカー文庫)

 ??? これが賞を取った期待の新人さんのデビュー作? 何度も企画書を練り直させ編集が指導してこれ? 訳がわからん。どこが良い悪いとか好き嫌い以前に、小説としてどういうストーリーになってるのかさっぱりわからねぇ。*1 要素要素はなんか面白く、というか少なくともそこそこの水準の「良い話」を量産するに充分な材料を揃えてるようなんだが、肝心のクライマックスで主人公が常に外で待つ以外にやることがないって、何が嬉しくてこんな設定にしたんだろう?

 「記憶の森」が人間サイドからは完全にブラックボックスで、「依頼を受けた守人がその場で呪文かなんかを唱えたらポンッと実が出てくる」のと何も変わらんから、森の描写がまるまる冗長で無駄。察するに、イラストで目を引きたい→裸を出そう→自発的に脱ぐキャラじゃ性格的にちょっと→「そこへ行くには脱がなければならない」領域を出そう→でも野郎を脱がしてもつまらん→じゃあヒロインとその同種しか入れないようにしよう、ってなところかね。いっそ小説じゃなくイラストストーリーかなんかで出版すれば良かったんじゃないか?

布施文章『ノーブラッド―ツインテール襲来!』(電撃文庫)

 ほぅ、拾い上げ新人のデビュー作で露骨に「続く」ときたか。結構な自信じゃの。しかし妙に間延びした気がするな。主人公が受け身で状況に流されてばっかり過ぎだからか。これなら事件の全体像が見えてくるところまで一冊にまとめた方がテンポが良かったんじゃなかろうか。もっともそれでは詰め込みすぎの説明不足になるのが目に見えてるような気もするが。

 ところで、今月のラインナップ15冊中に吸血鬼ネタが3冊って、こういうのって編集サイドで調整したりとかはしないもんなのかしら?

*1:あと、先月の『あずけて! 時間銀行 ご利用は計画的に』とまるまるネタかぶりってのもいただけない。新人賞受賞作同士でたまたまってんならともかく、どっちもネタ出しの段階から編集が噛んでて、雑誌連載までさせてるのにこのていたらく。真面目に仕事してねぇんじゃねえか >編集者。

2009-11-15

要は、予算を切ったこと自体じゃなく、切った理由が異常すぎるんだよな。

 昨日の日記へのreferer松井孝典とは - はてなキーワードがあって、そこに挙がってたダイアリを見てると、俺が漠然と感じてたことをきちんと整理してくれてる方がいたので、メモっておく。

 「現方針でトップが狙えるのか」とか「投資効率が」とか「目指すべき世界一はそっちではない」とかの意見だと思っていたが、思わず頭を抱えた。基準とかビジョンとか全然語ってないのか。
「スパコン世界一」を否定 - k-takahashi’s 雑記
この二人が次世代スーパーコンピュータ計画の予算凍結に賛成している理由を知りたいです。たとえば、

* 同じ計算速度をたたき出す、もっと安くて効率のいいハードウェアを知っている
* 単に創意と工夫と大和魂で乗り切れと根性論を振りかざしている
* 本気で速いコンピュータは不要と考えるきちんとした理由を持っている
* 自分たちの予算が削られないよう、より大きなプロジェクトを叩きつぶそうとしている

どれなんでしょうか。
次世代スーパーコンピュータを否定する理由を聞きたい - 脇見運転

 あと、日本オワタ\(^o^)/研究業界が死亡しそうな件について - ナボコフと僕の愉快な日々の最後にあるその中で、科研費もらっているリスト*を見て呆然。この人たち、自分が世話になったことをどう思ってるんだよ。ぜひ、「自分の研究により納税者にどれだけのリターンをもたらしたか」を語ってもらいたいもんだ。

初野晴『初恋ソムリエ』(角川書店)

 ふと評判を耳にして購入。春風高校なみの変人揃いには『あ〜る』好きとしては大満足。面白かったんで作者の他の作品を買おうかと検索してみたら、なんと、『退出ゲーム』という別の作品の続編だったとは。しもた、これはひょっとして順番に読まないと味わえない雰囲気とか真相のあかされる順序とかを味わい損ねたかな?

初恋ソムリエ

初恋ソムリエ

2009-11-14

思わず「もう、どうにでもな〜れ」のAAを貼りたくなる語録

  • 国民の目線で言うと世界一にこだわる必要があるのか*
  • (研究開発事業がないと)生きていけなくなる人はいるのか*
  • 食品のリスク管理について説明しようとすると、『国産は安全・安心なのに、なぜこんなことが必要か?』*
  • 政治の文化大革命が始まった*

【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨 - MSN産経ニュース

 「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)*って、政治屋はともかく、研究者も同調したのか。このお二人、ご自分の研究分野でも部下や後進に対して「無理にトップを目指す必要はないよ、身の丈にあったレベルの研究をしなさい」ってな態度で臨んでるのかね。すげぇなぁ。

支倉凍砂『狼と香辛料 XIII Side Colors III』(電撃文庫)

 商売としては露骨な引き延ばし策にいささかうんざりしつつ、でも雑誌掲載の短編をきちんと拾って単行本化してくれるのは、それはそれでありがたいと言わねばならんかも。

 で、中編のほう、まさかの「犬の一人称」。長くなってきたしたまには奇をてらったかと思ったけど、読み進めてみるとこれはこれで必然だな。あとがきで作者も書いてるけど、ノーラの一人称orノーラ視点三人称では、どんなに面白いストーリーを綴っても「小説」にはならん気がする。客観的には不幸な状況を、そうだと感じつつもそういうもんだと淡々と受け入れて暮らすって、確かに中世風世界の庶民的にはむしろそのほうがリアルなんだろうけど、現代人が金を出して読む小説にはならんわな。

狼と香辛料 13 Side colors 3 (電撃文庫 は 8-13)

狼と香辛料 13 Side colors 3 (電撃文庫 は 8-13)

2009-11-13

鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 19』(電撃文庫)

 いやぁ、相変わらず派手で豪快でイイ性格な奴らばっかりで、たいしたもんだ。ようやく話が一箇所に収斂するような気配だけど、本編19冊にSS2冊かけていよいよクライマックスなのかね。なんかこの作者だとここまできといていきなり「プロローグ終了!」とか言い出しかねない気もするな。

 で、うっかり読む前にrainbow spectrumの更新がアンテナに引っかかったんで覗いてしまって、終盤に出現する化け物の存在について盛大にネタバレを喰らって涙目。いやまぁ、あの程度で退場するような可愛げのある怪物だとは思ってませんでしたけどね。

 それにしてもこうなると次巻が楽しみで仕方がない。上条さんと一方通行さんがどういう再会をするか、ま、このふたり(プラス浜面)なら、共闘なんかされるよりは全部が終わったあとでようやく顔を合わせるほうが似合うのかな。

2009-11-12

運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料, 運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について(第2報) - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

 もちろん偶然の一致なんだけど、事業仕分け対象として、つまり「無駄っぽいから切るかもよ」のリスト中に衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)*が挙げられた途端にこういうことが起きると、ついつい擬人化して「私の後継が打ち上げられないかも、だって? 私の任務の大切さと遂行環境の厳しさを思い知るがよいのだわ」ってな想像をしてしまうな。実際、現時点では要求した約77億円が財務省原案から外れるという危機もあった。結局「重要課題推進枠」で予算化が認められ、今年7月には三菱電機が製造開発に着手するところまでこぎ着けた*来年度以降の事業継続に向けた努力が続いている*という無惨きわまりない状況なわけで、自己主張したくもなろうってもんだわ。

追記:復旧

 とりあえず、恒久的な障害なり故障ではなかったようで何より。姿勢安定装置(※1)の異常により、同衛星の姿勢が不安定となったため生じたものと判明*地上から電波を送り、正常な姿勢に戻した*通常は3個中2個を動かしている回転式の姿勢制御装置のうち、1個が停止したのが姿勢異常の原因。地上からの通信で再起動*とのことで、翻訳すると「リアクションホイールのファームウェア」ということかな?

She moves! "First drive sequence in 145 sols" for Spirit - The Planetary Society Blog | The Planetary Society

 ひまわりが地上の政治屋どもの冷たい扱いに反抗してるちょうどそのころ、遙か彼方では145火星日ぶりにスピリットが身じろぎをはじめたのであった!!! さぁ、名前どおりに根性を見せてくれよ。

ニュース - 文化 - 恐怖心をあおる2012年終末説ブーム(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 ノストラダムス騒ぎからまだやっと10年ってのに、世の中には忘れっぽい人が多すぎるのか、はたまたインターネットというデマ増幅装置のここ十数年の発展ぶりの証明なのか、何なんでしょうね。

 ところでこの記事で例に挙がるのが

  • 19世紀前半、バプテスト教会の宣教師ウィリアム・ミラーは1843年にイエス・キリストが再臨すると予言*
  • 1970年代にはハル・リンゼイが『今は亡き大いなる地球(The Late, Great Planet Earth)』を著し、アメリカでベストセラーとなった。この本には1980年代に世界の終わりが来ると予言されていた*

ってところをみると、英語圏ではノストラさんよりこの2件のほうがメジャーなのかな? 社会の宗教観と言説のそれへのマッチ度とかの関係なのかしら。

 そういえばこの記事とかNASA、2012年地球滅亡説は「ネットのデマ」と反論 - ITmedia News, 2012年地球滅亡説は「でっち上げ」、NASAが異例の声明発表 国際ニュース : AFPBB Newsを見た感じだけでいえば、例えばLHCのブラックホール騒ぎなんかに比べても余裕がないように見えるんだけど、その違いって、映画のプロモーションとして意図的に騒ぎが起こされたことに起因するのか、それともそういう宗教観とネタとの親和性みたいなものによるのか、社会心理学的なネタとしても興味深そうだ。

2009-11-11

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス 1』(電撃文庫)(反転部ネタバレ)

 やー、これは面白い。ここからさらに現代日本サイドが絡んできたりするんだろうな。実に楽しみだ。あとがきによればこれでも明るく楽しい話をやろうとした今回のシリーズのコンセプトは自分史上初“読んだ人がドキドキワクク(ママ)する話”だそうで、たしかに最初は雰囲気の明るさに作風が変わったかと思ったけど、事件がエスカレートする度に強まるえげつなさ*1は変わってないなぁ。

 それと、よく考えると結構設定そのものがエグイかも知れん。時間遡行魔法が、いかに倍率75倍とはいえ入学3週間目にあっさり教えてもらえ、たかだか学年トップぐらいでそれを自分自身にかける方法へ自力でたどり着け、濫用したことへのペナルティが給仕手伝い1週間と立候補禁止で済む世界って、何らかの制約がなければとんでもないカオスになりそうだ。*2 で、その制約が、「遡行して何とかしようとするたびにどんどん事態がエスカレートし状況がひどくなること」自体だとしたら、そして体制側はそれを知ってて初心者がひどい目にあうのを最初っから観察し、本当に取り返しが付かなくなったり第三者に被害が及びそうになる寸前まで干渉せずにいるんだとしたら、この世界の魔法使いは全員、殺人級にまで膨れあがった人間関係のドロドロをトラウマとして植え付けられてるのかも。

 明るい方向を目指してこうなら、その反動が出た話はどんなにダークでドロドロだろうか、確かにドキドキワクワクだわ。

宇宙ごみでもうけましょう! 露が巨利狙って掃除船開発構想 - MSN産経ニュース

 元記事はたぶんInterfax: Russia could benefit from space junk cleanup - Energia。どのくらい実現可能性があってどのくらい真面目に進めてるプロジェクトなのかは知らんけど、↓の観点は面白いかも。

Energia has also suggested using space platforms for creating large orbital telecommunications stations. Three such stations could replace the entire fleet of telecommunications satellites, Lopota said.
"What we need is large antennas and energy, plus electronics. All of these technologies are known, he said.
For now, the only way to lower space pollution is "to reduce the number of launched satellites," he said.
Interfax:Russia could benefit from space junk cleanup - Energia

 スペースデブリを減らすという観点からは、小さい衛星をたくさん打ち上げるよりでかいのを一つ上げて何でもやらせるほうが望ましい、ってな感じかな。もちろん、衛星しか作ったことのない会社よりもサリュート〜ミール〜ISSで培った技術のある自社のほうが優位だよ、というポジショントークもあるんだろうけど。通信衛星の代役からデブリ掃除のベースキャンプまで、何でもこなす万能で汎用の商用宇宙ステーション!!! なかなかにそそるものがあるよなぁ。

*1:もちろん誉め言葉です。

*2:せめて「遡行時間は最大72時間で同じ時へは1回だけ、一度遡行すると24時間は間隔を開ける必要があり、2人ペアでないと使えない」とか「自分が死ぬことでしか発動しない。セーブポイントはひとつだけ」とか。

2009-11-10

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について

 ありゃま。えらいこっちゃ。【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part34【ISAS】で、今週のはやぶさ君の11月5日更新の際、それまで毎回必ず冒頭に入ってた「今週も順調」という感じの文言が消えたのが話題になってたけど、こういうことであったか。

 先だってはイオンエンジンによる姿勢制御プログラムを開発しちゃったうえに、既に「はやぶさ」への実装も完了している模様*という話にwktkしつつ、「でも、それが必要にならないのが一番だよな」とか思ってたら、姿勢制御どころか推進力そのものとは、現実はさらに厳しい状況になったか。ほんと、一難去ってまた一難だなぁ。応援することしかできんが、頑張れ。

林譲治『ファントマは哭く』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

 む、難しい。エンターテイメントの皮がややこしい思弁ネタを覆い隠し切れてないような気が。面白いんだけど、ハードSF的な宇宙の構造や知的生命の存在の仕方に関わる話と、人間関係とか感情のあり方とか社会の向かう方向とかの件と、両方を豪快に展開しすぎてくれるんで、そろそろ俺の貧弱な脳みその許容量を超えそう。

ファントマは哭く (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

ファントマは哭く (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

2009-11-09

レコードチャイナ:地球は滅亡する?!実現しなかった「世界の破滅」10の予言―米誌

 おもしろいな。VIPPERな俺 : 人類の終わりかたを想像しようぜを見て「地球の終わり」「種としての人類の終わり」「人類文明の終わり」が混同されてる気もする、とか思ってたら、こっちでは「人類文明の終わり」と「アメリカの終わり」が混同されてるとは。何というか、メリケン人の格の違いをしみじみと感じるわ。

相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』(東京創元社)

 マジシャン=人を気持ちよく騙す嘘をつく人が、ミステリの探偵役として嘘に隠された真相を見出し、そして本人は嘘に悩む。うん、深読みするといろいろ感慨深そうなんだけど、あんまり考察向きでない脳みそな俺としては、それより、いわゆる「青春ミステリ」な雰囲気と、散りばめられた伏線が最後にスルスルッとひとつの真相にまとまる「皆を集めてさてと言う」シーンが、やっぱ読んでて気持ちが良い。雰囲気としては、米澤穂信さんのホワイトサイドや似鳥鶏さんと、ブラック米澤の中間ぐらい?

 ところで本編の内容とは関係無いが、巻末につけられた選評のうち某氏のが実にアレだね。「皆が誉める作品の欠陥を私だけは指摘した。上手いけど作者の姿勢が気に入らないので推さない」って。こういう奴相手なら安心して、「お前の作品なんかまともに読んだことないけど、お前は大嫌いだよ」と言えるな。

午前零時のサンドリヨン

午前零時のサンドリヨン

2009-11-08

『the Sneaker』2009年12月号(角川書店)

 火浦功が3段以上も書いた上に、何といまだに自分のことをSF作家だと考えていることが判明。かなりの驚愕である。

 林トモアキのpixiv連動企画短編、これって単発企画だよな。なんかものすごくお預けを喰らった気分。ミスマルカかレイセンの単行本におまけで収録されたりは……しないだろうな。これはこれだけで保存するしかないか。レイセンのほうは……まさかあの世界にまだヒデオに口車で挑む勇者がいるとは思わなかったな、うん。

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 12月号 [雑誌]

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 12月号 [雑誌]

2009-11-07

いまいち×2

樺山三英『ハムレット・シンドローム』(ガガガ文庫)

 作者が日本SF新人賞でデビューした人ということなんで、訳のわからん状況に途中でかなり頭痛がしてきつつも「最後にはこのすべてに理詰めで辻褄の合うオチがあるに違いない。これだけ訳のわからん状況にけりをつけるオチなら、それはさぞかし凄いものだろう」と期待しながら読み進めたんだが……なんともはや。

 謎は解けない。劇は続く。何も終わらない、何もという帯の文句をきちんと忠告として受けとれば良かった。そういえばSFと一口に言っても、その中にはニューウェーブとかいう腐ったサブジャンルもあったっけ。あーあ。

にしかけみもじ『ペギー&ノノ 華麗なる冒険 ソード・ワールド2.0テイルズ』(富士見ドラゴンブック)

 二人パーティ、とは言わんな、コンビか、戦闘バランス悪そう、リルドラケン追加でようやく多少は何とかなるか、と思いつつ読んでたら、なんとも腰砕けなクライマックス。「戦えそうにないなぁ」という第一印象そのまま。良いとこのお嬢さんの頭の中で考えた説得に蕩かされる4000年分の恨みって、なんだそりゃ。

2009-11-06

ニュース - 科学&宇宙 - 細菌の突然変異が有人宇宙飛行の障壁に(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

かつては宇宙飛行士の健康に関して現在よりも盛んに研究が行われていたという。「しかし、飛行時間を短縮すれば、長期にわたる宇宙ステーションのミッションであっても、それほど深刻な問題にはならないと宇宙機関は判断した。そのため、関心がそれて予算も削減されたのだ」と同氏は話す。「現在はNASAが長期ミッションを検討中だ。宇宙飛行士の健康については、再び研究されることになるだろう」。
ニュース - 科学&宇宙 - 細菌の突然変異が有人宇宙飛行の障壁に(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 うーむ、もちろん一足飛びにできる話じゃなかろうが、それでも「検討中の目標」ですら火星への往復程度の時間、つまりせいぜい数年しかみてないのか。「種の拡散計画」的意味で地球外での長期居住をどんどん推し進めるべき、という意見の持ち主としては寂しい限り。

「まいど1号」9か月で引退…運用丸投げ今後に課題 : 科学 ピックアップ : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「本来3か月で終わるはずだった」「運用が長々と続いた」。先月16日に開かれた運用終了の記者会見。組合幹部の口から出た言葉は、夢を語った打ち上げ時とはまるで正反対だった。
(中略)
 宇宙機構の担当者は、「運用を任せようとすると『まけといて』『あんじょう頼んますわ』という感じ。衛星の運用は“なあなあ”で済むような話ではない」と不信感を募らせる。今回のケースを踏まえ、今後は民間衛星の公募審査を厳しくせざるを得ないという。

 なんとも、戯画的な「駄目な大阪商人」のテンプレートをそのままなぞってるかのような。補助金とってACで広告を打って、残ったものは「また大阪か」のネタ強化、か。

2009-11-05

猫砂一平『末代まで! LAP1 うらめしやガールズ』(角川スニーカー文庫)

 わはは、これはなかなか。バカ話好きの琴線を切なく刺激する怪作やな。ひょっとして、「落婆する」という一発ギャグを思いついて、そこからこの話のすべてが出てきたんじゃなかろうか。老婆走のほかにも、「さんクラス」の幽霊(エンジン)とか「お岩さんの一族、つまり生まれながらのお岩さん」とか、ちょっとなかなか常人では思いつきそうにない、上手いバカ話だわ。

 で、いきなりサブタイトルが「LAP1」*1と、次へ続くことをにおわせてるけど、ラブコメ方向とスポ根*2方向のどっちへ向かうにせよ、ネタ出しが大変だろうなぁ。ラブコメにしたって「これ以上ネタを増やさずしっとり深める」ってわけにはいかんだろうし、スポ根ならなおさら「次の対戦相手にどれだけネタを盛り込むか」が肝になりそうだし。どっちにせよ、ネタてんこ盛りで暴走して欲しいもんだ。

 ところでp.168の12〜13行目、これって原稿の段階で1行の文字数を計算して伏線効果を狙ったのか、それとも偶然の怪奇現象か、どっちでしょう? ともあれ、まぁ北沢はどうでもいいんで、この人が次巻でも得体の知れ無さを発揮してくれることを期待。

ISAS | バックナンバー / ISASメールマガジン 第267号

 例の月の穴の件の、論文執筆者による解説と裏話。報道では数字だけがポンッと出てた「サイズは推定で370m」という話の根拠とか、LROとの時間競争とか、いろいろと興味深い。

*1:ラップ音かと思ったら、そっちはRapping noisesで、これはlap timeなのね。

*2:というよりは「部活もの」か。

2009-11-04

部屋の模様替え中

 目標はこの2点。

  • 睡眠中に地震にあっても本棚に直撃されないレイアウト
  • 居室と寝室を融合し、空調の必要な床面積をダイエット

 分かってたことではあるけど、やっぱ本棚11個分の本の移動は半端なく腰にくるな。それと移動中に仮置きするスペースが足らん。リアル15パズル状態。なまじ「少なくとも本棚の段単位では並び順を維持したい」とか「この機会にジャンル的な整理を」とか思うからもう大変ですわ。

ラノベ コミック

 格闘中の惨状はこんな感じ。これで蔵書の3分の1くらいかな。

すえばしけん『スクランブル・ウィザード 5』(HJ文庫)

 良い雰囲気だねぇ。何というか、いわば「戦士の休息」編。いろいろと怪しげなもんが裏で蠢いてるようで。駿介くんも徐々にいい男になりつつ本筋にも絡んできそうで成長が楽しみ。ただまぁ、お姉ちゃんの話は、前巻ラスト前に読みたかったような気がするなぁ。それとも、いなくなってからの回想の積み重ねでむしろ存在感を増していく、みたいな演出なのかしら。

 しかしカラーイラスト、いきなり巻頭でラストのネタバラすのやめれ。

スクランブル・ウィザード5 (HJ文庫)

スクランブル・ウィザード5 (HJ文庫)

2009-11-03

Robot-ニュース--宇宙ステーション補給機「HTV」が再突入、ミッション完了

 素晴らしいまとめ記事。いろいろと今後を期待させてくれる記述も。

  • フルサクセス(=再突入まで)はオーケー。エクストラサクセスにも踏み込んでいると思うエクストラサクセスの条件は、6トン以上の荷物を運べることの実証
  • 大きなトラブルが出なかったので、来年度以降の運用機でも大幅な設計変更は行なわれない見通しだが、マイナーな改修としては、「熱解析よりは実運用の方が良かったので、ヒーターを減らせるかもしれない
  • 実験の成果物などを持ち帰る能力は持ちたい。いきなりHTVサイズは無理だが、カプセル等での回収は可能ではないか初めての再突入でも狙った場所にドンピシャで落とすことができた。今日は回収の良いデモンストレーションになったのではないか

伝説巨神イデオン #37 憎しみの植民星

 絶賛再放送視聴中。背景の絵柄やデスドライブ突入の画を見て思い出す。初回放映日(1981年1月16日)から考えても、製作タイミングはもろにCOSMOSの時期だったんだなぁ。

Avira AntiVir Personalのアップデートがしょっちゅう失敗しやがる

 軽いしメモリ使用量も少なめだし、相性問題の類も重大なフォールスポジティブもあまり聞かないし、アップデートの際の広告ダイアログも割と簡単にゴニョゴニョできるし、良いソフトではあるんだが、ともかくフリー版のアップデートが重い重い。日本語版の提供開始でさらに重くなるのも目に見えてる。

 で、一日一回、タスクスケジューラーでwget -N http://dl.antivir.de/down/vdf/ivdf_fusebundle_nt_en.zipを実行させることにした。Wget for Windowsからリンクされてるダウンロードページだと、NoScriptかAdBlockかRefControlかあるいはさらにそれ以外の何かに引っかかってどうにもダウンロードできず、あちこちで紹介されてるftp://sunsite.dk/projects/wget/windows/も接続不能。

 探し回った結果Heiko Herold's windows wget spotからwget-1.10.2b.zipとssllibs.097g.b.zipを落としてきて、pathの通ったディレクトリにwget.exe, libeay32.dll, ssleay32.dllを保存。オプションの解説は↓を参考にした。

2009/11/20追記

 AVIRA Press Center - Free version: Avira optimizes update systemにより、Ver. 9向けのVDFファイルのURLがhttp://dl.antivir.de/package/fusebundle/win32/int/vdf_fusebundle.zipに変更。

超常現象を人工的に起こす:「幽霊部屋」の実験 | WIRED VISION

 電磁場の影響が明らかになっていたら、研究に新たな展開をもたらす素晴らしい成果になっていたのだがと述べる、つまりそういう期待をする方向へバイアスのかかっている実験者ですら、一部には電磁場の影響がない領域もなどきちんと対照群を用意するような実験デザインをし、統計的分析をした上で、せっかく人工的に幽霊の出やすい部屋を作ったのだが、実験の結果はそのような環境要因ではなく、人々の暗示にかかりやすい性質との関連を示したと結論づけるのだな。まるで検証になってないデザインの「再現」とか「検証」とやらで番組を量産してるどっかの国のテレビ関係者に爪の垢を分けて上げてください。

2009-11-02

掃除機を買い換え

 10年選手の充電式掃除機のバッテリーがご臨終。交換・修理コストで新品が買えそうだし吸引力の弱さは感じてたんで買い換えることにしたが、機種を選ぼうとしてちょっと調べてみてビビる。なんとかセンサーとかかんとかフィルターとか、訳のわからん謎フィーチャーがいっぱいで何が何やら。俺はゴミを吸い込んで欲しいだけなんだ。

 脳みそがウニになりそうになったんで考え方を変えて、「価格.comの満足度ランキング上位で安いもの」をスペック表もなにも見ずにえいやで購入。なんの問題もなし。うん、今後は基本的に家電はこういう選び方でいいな。どうせなにを選んでも基本的な機能なり性能なりに、普通に使ってて分かるような差があるわけでなし、選ぶのに掛ける時間と手間を省けるほうがよほどありがたいわ。

次巻に期待×2

小松遊木『ノブレス・オブリージュ〜茅森楠葉の覚悟〜』(GA文庫)

 面白い、けど微妙。完璧超人が主役で、でもそれじゃ視点人物としては話が進まないんで一般人代表を語り部に立ててみましたって感じかな。楠葉が完璧超人過ぎて成長譚にならないんだよな。一方で友人関係面では結局最初から最後まで受け身だし。

 うーん、でも描写とか会話とか雰囲気とかは結構好みなんで、一応は次巻に期待、かな。

瑞智士記『あかね色シンフォニア』(一迅社文庫)

 えーと、DTM蘊蓄小説? 何というニッチな。で、この作者だから当然百合風味なのはデフォとして、なんか「明るく楽しい部活小説」なのがかなり意外。ダークでどろっとしたものの感じられないお話も書くんだ、この人。それとも家族関係とかいろいろ伏線的に言及してるあたりが次巻になって一斉に黒く花開くのかしら。だったらちょー好みなんだが、ぢゅるり。

 が、すべては次巻以降次第、だな。この巻だけだと、まる一巻かけてごく薄味の部活もののプロローグをやっただけ、としか言いようがない。

2009-11-01

NHKニュース HTVの離脱 地上からも撮影

 NHKが開発した「低軌道衛星撮影システム」……なんかサラッとすごいことを言ってるな。どんなシステムなのかとか、それを開発する予算を取るために稟議書になにを書いたのかとか、むしろそっちのほうに興味津々。ググると2000年頃にNHK松山と技術局開発センターが作って毛利さんの乗ったシャトルを撮影した記事が出てくるな。これの発展版かな。

大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・ゴールド』(GA文庫)

 新シリーズ開幕篇。まずはオープニングとしてちょっと軽く、重い話や深遠な謎には触れないようにしたのか、それともこのシリーズはこういうカラーで行く予定か、どっちかしら? うーむ、これはこれで悪くないんだが、黒が謎解明編の途中で止まってるところに出してこられると、ちょっとできれば出版順を変えて欲しい気が切々としてこないでもないな。

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