高木浩光@自宅の日記 - 日経新聞電子版の望みを叶えるGreasemonkeyスクリプト

 さすが高木先生。皮肉の効かせかたが上手い。「個別記事へのリンクはお断り。違反したら損害賠償請求もあり」とか言われたら、はてブのユーザーとしては、万が一誤って社説とかをブックマークしそうになっても、下の図のように、トップページのブックマークになる的な対策は必須だよな。
 しかし、ついうっかり手が滑ってはてブボタンをクリックしてしまったときに、いちいちトップページのブクマについてダイアログが出てくるのも面倒だといえば面倒だし、かといって訴訟リスクへの対応として「このページはブクマするな」と己に言い聞かせながら閲覧するってのもアホみたいだ。とすると……そう、そもそもwww.nikkei.comにアクセスしなければ無問題だな。むろん、「アクセスしないよう心がける」ってのも面倒だし、そもそもアクセスできないようにすりゃ良いわけだ。たしかに、「うっかりすると損害賠償を請求される」なんてのは、ワンクリ詐欺とか偽セキュリティソフト級の悪質サイトとして、「公序良俗に反するサイト」mainichi.jp同様、フィルタリング対象に認定すべきレベルだな。よし、Adblock Plusのフィルタ*1

##A[href*="www.nikkei.com"]

を追加して視界からリンクを抹消、更に短縮URL等で飛ばされたときの用心として%windir%\system32\drivers\etc\hostsに

127.0.0.1       www.nikkei.com

追加することとしよう。

*1:ユーザーCSSa[href *="nikkei.com"] {display:none;}でもOKとのこと。

北沢慶『ソード・ワールド2.0 剣をつぐもの 4』(富士見ファンタジア文庫)

 次々と怒濤のごとく新情報・新設定が飛び出す中、あれよあれよとストーリーは進み、そしてそれ自体は結構好みなビターエンド。ま、見るからに打ち切りっぽいバランスの悪さではあるし、残念ながら基本的な筋立てが「ソード・ワールド2.0小説第一弾」に期待してた方向性とは外れたままであった。
 新米冒険者が、技能レベルに似合わない大きな世界的事件で重要な役割を果たしてると思ったら、やっぱり血筋だの魂の転生だのあれやこれやの「特別な背景」所持者ばっかりでした。ごく普通の人が知恵と勇気と根性で食らいつく余地はありませんでした。低レベル冒険者のごく日常的なミッションを地に足をつけて描き重ね、だんだんと世界観を読者に浸透させてから、おもむろに大きな話を持ってくる、みたいな長期的視野に立った作品展開、商売的には難しいのかねぇ。

ソード・ワールド2.0  剣をつぐもの4 (富士見ファンタジア文庫)

ソード・ワールド2.0 剣をつぐもの4 (富士見ファンタジア文庫)