100字レヴュー

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2005-01-31

[] ブライアン・ウィルソン / SMiLE

2005年1月31日19:00 東京国際フォーラム

幻のSmiLEツアーが30年以上の時を超え3部構成で実現。新作完全再現の2部はバックに名手揃え高い完成度もやや退屈。3部のBBメドレーが最も楽しく沸くが、新旧織り交ぜた構成の1部で黄金の3曲一挙披露に怒涛の感涙。(やま)

2005-01-29

[] 唐十郎退官イベント「最終講義」

2005年1月29日14:00 横浜国立大学

退官イベントは立ち見出る盛況で充実2部構成。籠に乗り登場の1部は扇田昭彦と対談、講義当初の苦労や唐ゼミの逸話など満載。2部は唐ゼミ名場面集でやや退屈もラストに唐十郎本人が木馬に跨り登場し見事な大団円。(やま)

[] 少年王者舘KUDAN Project / 劇終/OSHIMAI〜くだんの件

2005年1月29日19:00 相鉄本多劇場

真夜中の弥次さん喜多さん」も成功の小熊ヒデジと寺十吾による傑作2人芝居再演は王者館上回る仕上がりで天野天街の代表作と確信。蝉鳴き続けるトコヤでの2人の珍妙なやり取り、大胆な展開に驚き笑う至福の一時。(やま)

2005-01-27

[] 宮沢章夫 / 不在

2005年1月15日初版 文藝春秋

ハムレット下敷きに北川辺サーガ。「秋人の不在」改題。牟礼家と松田家を巡る膨大な物語。隠れキリシタン末裔の松田杜李子の水死体から遡る連続事件。町在住の登場人物が全てフルネームなど「シンセミア」影響も。(やま)

[] ヒンドゥー五千回 / 僕らの家、僕らの海

2005年1月27日19:00 下北沢OFF OFFシアター

海老扇期待したが意外にユルい中身に焦る。80年代の売れない小劇場テースト満載に5人の若者の共同生活描き失敗。主役の追憶青年が痛過ぎだが、「G」に続き出演の水野顕子が自意識過剰の女を面白く演じたのが救い。(やま)

2005-01-23

[] avecビーズ / あの山〜わが夏は永久にめぐりぬパティオにて〜

2005年1月23日15:00 千種文化小劇場

北村想1年ぶりの作・演出作は自身ベストという自らの宗教観、哲学を吐き出しきった格好。「魔の山」下敷きに、これぞナビワールド。金原裕三子を主役に抜擢し戦中サナトリウム。神戸浩&田中ちさで郷愁の極め感涙。(やま)

2005-01-22

[] Hello! Project 2005 winter〜A HAPPY NEW POWER! 紅組〜

2005年1月22日18:00 名古屋市民会館

全面シャッフルとなった新春ハロコン、紅組は娘。&松浦の強力布陣。普段1曲のみの美勇伝2人が全編に登場し存在感。収穫は三好藤本矢口「ちょこっとLOVE」で大成功。小単位での登場も魅力で、田中がライブ強者発揮。(やま)

2005-01-21

[] 劇団八時半 / 石鹸心中

2005年1月21日19:30 こまばアゴラ劇場

年1回ペースで待望の鈴江新作は病院舞台に静かな演劇の王道。病人たちの病的な恋情が複数にわたり交錯し、死への道程。切なく重いテーマながら、ドタバタ激しく笑い交えて見せた。独自の小劇場世界へのこだわりも。(やま)

2005-01-19

[] 遊園地再生事業団+ニブロール / トーキョー/不在/ハムレット

2005年1月19日19:30 シアタートラム

1年かけ完成の舞台ハムレット下敷きに北川辺サーガ。ニブロール加わりダンス&映像に磨きかけるが、秋人不在で膨大な情報量もさばききれず難解。傍流の島村家の話鮮明も肝心の隠れキリシタンの松田家が霞み残念。(やま)

2005-01-18

[] 東京タンバリン / 狐の牡丹(A)

2005年1月18日19:30 駅前劇場

二本立て公演。次男の許婚役が新居入居まで暮らす婚約相手の実家での細かな衝突を丁寧に描き見事な前半。引きこもり長男スパイスに期待もざっくり悲劇で惜しい。主役後藤飛鳥素晴らしく、妹友役で伊藤修子もいい味。(やま)

2005-01-17

[] 小鳥クロックワーク / わが町

2005年1月17日19:30 駒場小空間

20世紀初頭の米地方都市舞台にしたSワイルダー作をものにした代表作再演は最終公演で楽日。冒頭とラストの群舞が出色。本編演出は拙くも役者自身の自己紹介を混ぜる構成やラスト銀雪の舞う上を向いて歩こう恍惚。(やま)

2005-01-16

[] アロッタファジャイナ / ダンスダンス・ベイビーダンス世界終焉3秒前に僕らが幸せになる方法〜

2005年1月16日14:00 新宿THEATER BRATS

「永遠の仔」下敷きに幼馴染の女1人と男2人の物語。近未来サスペンスタッチな筋立ては魅力的なものの演出の技量及ばず、やや失敗。主演のアイドル上野未来は、前作12歳から今度は27歳の役どころ熱演、一人光った。(やま)

[] 伊藤キム+輝く未来 / 壁の花、旅に出る。

2005年1月16日17:30 BankART1929Yokohama

会場のもつ空間の面白さを巧みに利用し豊かな2部構成。ダンサー不動のマネキン状態で両サイドに並べ立食パーティーで1部。シースルー階段で着替え休憩後は、中央で本格ダンス伊藤キムラストに登場し楽しい1夜。(やま)

2005-01-15

[] スロウライダー / わるくち草原の見はり塔

2005年1月15日14:00 下北沢OFFOFFシアター

狭い劇場内に中央ステージ設け独自の世界観披露。2005年の在米日本人収容所という魅力的な舞台背景も、引いたカードで立場が変わる設定が作り話すぎ恐くないホラー眠く退屈。読みづらく情報少ない小モニターも効果薄。(やま)

[] スモールサイズペンドルトン、小林賢輔+木村文彦、バグタス、他 / una notte di monelle

2005年1月15日18:30 六本木bravebar

面白く充実の小林賢輔ユニットに続き登場のスモペー2年ぶりの東京ライブはドラムレスで大高前田大谷竹尾の4人編成。新曲中心に激動のプロ野球界をモチーフ組曲。熊谷さんと浅尾さんも披露。ラストは白土で感涙。(やま)

2005-01-14

[] FICTION / 欠陥神の子

2005年1月14日19:30 THEATER/TOPS

餃子、緑小人など4話の短編集。半端に記憶を失う男のはなしや、とくにタイトル作は被災地のホームレスの話で笑いにもキレあり部分的に楽しめるが、全体としては完成度低く残念。陳腐なコント集の趣に劇団の限界も。(やま)

2005-01-12

[] 堀切直人 / 浅草

2004年7月初版 栞文庫

資料性抜群に充実の戦前浅草事情。久保田万太郎が、川端康成が、武田麟太郎が、高見順が、永井荷風が、色川武大がみた浅草風景。大胆な引用も驚くほど読みやすくイメージも鮮やか。カジノフォーリー情報豊富で嬉。(やま)

2005-01-11

[] SimクジャムボンTORTOISE / DIFFERENTIAL BY HEADZ VOL.1

2005年1月11日19:00 渋谷CLUB QUATTRO

HEADZの新イベント第1弾はトータス迎え開催。大島大谷新ユニットはラップトップに生ギターなど加え新機軸で場内沸かせ、クラムボンの変名ユニットもソングレスに完成度高く続くも、肝心のトータスやや物足りなく残念。(やま)

2005-01-10

[] 高校サッカー決勝 市立船橋×鹿児島実業

2005年1月10日14:00 国立霞ヶ丘競技場

高校サッカー決勝はチケット完売の大観衆呑みこみ熱戦。見事な応援含め組織の市船に対し鹿実の槍のように鋭く突く攻撃で再三チャンスつくるが、結果は延長も戦いスコアレスドローPK戦では鹿児島強く2度目の優勝。(やま)

2005-01-09

[] アーノルドシュワルツェネッガー / G

2005年1月9日14:00 下北沢OFFOFFシアター

読売ジャイアンツモチーフスポーツ用品商社舞台でサラリーマンもの。尻競技のプロ選手の契約めぐりナンセンスギャグ効き成功。尻選手、ヤク中喫茶店マスター、おとぼけ中国人など特異キャラが活性。笑い文句なし。(やま)

[] shiken-bisha、Sherpa  

2005年1月9日19:30 渋谷・公園通りクラシック

2バンドのみのイベントで余裕もってshiken-bisha堪能。前半はsaxバリバリ吹かれ、後半はchiromix色。叙情性あふれる音色にノスタルジーで泣。対バンダンス公演の音楽なども手がけるp+s+b+drの4人編成で速いジャズをグイグイ。(やま)

2005-01-08

[] 猫のホテル / 土色の恋情

2005年1月8日14:00 ザ・スズナリ

猫背椿を気だて優しくいい女役で迎えちょっといい話中村まこと池田鉄洋2トップに、昭和55年の下町芸人夫婦の家回想し、皆に愛された女の消息辿り展開。辻修の出番も控えめに猫ホテ風消しあっさり味も上質仕上げ。(やま)

[] NHKスペシャル / 鼓の家

2005年1月8日21:00 NHK

名手相田洋の構成・編集で一家全員が能や歌舞伎の鼓を打つ亀井家の40年近い映像の記録。当時NHKが記録した映像と、現在の3人の息子を鍛えあげた姿を重ね、伝統に生きる人々の凄みを描く傑作ドキュメンタリー。(やま)

2005-01-07

[] 地点 / 雌鶏の中のナイフ

2005年1月7日20:00 アトリエ春風舎

17〜18世紀スコットランドの農村舞台に、新鋭Dハロワー作を三浦基ワールドで上演。筋わかる定番では有効な台詞崩しもマイナー作では難か。静動対比鮮やかな前作に比べ約束事物足りず。ただ安部聡子は圧倒的存在感。(やま)

2005-01-06

[] 佐野真一 / 小泉純一郎−血脈の王朝

2004年11月初版 文藝春秋

秘書官の飯島勲、内閣発足時の顔だった田中真紀子、姉の小泉信子を書くことで小泉の実像に迫る試み。小泉家を調べた章が面白く、入墨もつ鳶出身の祖父又次郎、入り婿の純也、母や姉の入り組んだ血縁関係も描き成果。(やま)

2005-01-05

[] オッホ / タイポグラフィの異常な愛情

2005年1月5日19:30 THEATER/TOPS

水性音楽が参加し、様々な書体を、そのキャラを上手く活かしミステリー。終演後の水性音楽特別公演「シナプスの謳(うた)」は2回のみのレアもので、身障者を雇用する工場舞台にナンセンス爆発で、猫ニャーを継承。(やま)

2005-01-04

[] 羊屋白玉×卯月妙子 / SNAKE

2005年1月4日21:20 ショーアップ大宮劇場

漫画家卯月妙子ぬめり系SMパフォーマンスは羊屋白玉の巧みな演出で見事な完成度。バックにMEXI feat. Erehwonの演奏つけ背中一面に彫り付けた亡夫の戒名とともに舞う狂気と偏愛の世界。つぶした玉から光る液体が溢れ最高潮。(やま)

2005-01-03

[] 五反田団 / 工場見学会2005(くりいり、オムトン、La・fuosaje 愛をつく女)

2005年1月3日14:00 五反田・アトリエヘリコプター

劇+演奏+映画の3部構成。まずはドラえもんモチーフの旗揚げ作の超ローファイ再演。オムトンは前田黒田沖田が絡み面白い仕上がり。ワインふるまい沖田×前田共作映画は迫害受けるもち職人のミュージカルで笑連発。(やま)

2005-01-02

[] テレビ東京開局40周年記念新春ワイド時代劇国盗り物語」 

2005年1月2日13:55 テレビ東京 

司馬遼太郎原作の10時間ドラマは、戦国時代を道三→信長→光秀の3人を通し描き面白さ抜群。とくに渡部篤郎演じた光秀が朝倉足利細川と交流する姿を興味深く展開。信長の妻の濃姫役には菊川怜が大抜擢で意外な好演。(やま)

[] クロムモリブデン / ボウリング犬エクレアアイスコーヒー

2005年1月2日19:00 王子劇場

書いてから崩すスタイルからエチュード積み上げる手法へ変え成功。Mムーア作品モチーフに、集団自殺HPで集まった若者たちの交流をナンセンス全開にギャグ黒く鋭い。死にたい女演じた奥田ワレタほか役者陣も魅力強。(やま)