四月大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露(ひらかな盛衰記<源太勘當>/京鹿子娘道成寺/与話情浮名横櫛)

2005年4月9日11:00 歌舞伎座
見所少ない昼公演は団十郎×勘三郎の押し戻しが最大の見せ場。世話物世界の堪能期待した浮名横櫛は2場のみで心情伝わらず残念。意外に梶原兄弟のダメ弟役で海老蔵が魅せた源太勘当が面白く成田屋の底力見せつけた。(やま)

新発見 長谷川等伯の美

2005年4月9日16:30 日比谷・出光美術館
新たに長谷川等伯の作と認めた作品を根拠つけて並べたが半端感否めず残念な企画。研究としてみせるのであれば、さらに深い解説が欲しいし、きちんと展示みせるのなら、重要作も揃えて展示し、余計な作品は省くべき。(やま)

大阪人59号 特集:演劇の熱

2005年5月 (財)大阪都市協会
比較的硬質な大阪文化雑誌による関西小劇場特集は、大阪芸大で新感線、南河内太陽族らを指導した秋浜悟史教授の貴重なインタビューに、元プガジャ編集長・小堀純氏による大阪小劇場史とレア・コンテンツ充実で要所蔵。(飯野形而)