100字レヴュー

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2005-09-30

[] 拙者ムニエル / FUTURE OR NO FUTURE  

2005年9月30日19:30 THEATER/TOPS

村上が劇団主宰演じWアレン的世界を期待するも中途からうんこ連発のベタなギャグ前面に出た拙い筋立てで残念。低級戯曲客演の町田カナと原金太郎健闘でミス日本な嫁役と義父役を好演。伊藤修子ホームで輝けず。(やま)

2005-09-29

[] JOU、韓孝林、李知恩&印庭珠、康本雅子、李慶殷&斎藤栄治 / 日韓ダンスコンタクト2005

2005年9月29日19:00 青山円形劇場

3年目の日韓ダンス競演企画2日目は意外なほど充実プログラム。吾妻橋に続き出演の康本は「耳と口びら」で圧倒、うさぎ耳と並び南系BGMに躍動。李&印の脱力歩行も同時代風だが、ラスト日韓共演「SAI」は王道デュオ。(やま)

2005-09-27

[] 南河内万歳一座 / 仮面軍団

2005年9月27日19:30 ウルトラマーケット

一世一代の賭けをできる心性こそが若さの証というモチーフ唐十郎直系のロマン溢れるアングラ詩情で紡いだ古色蒼然たる88年作の再演。得意のプロレス技も昭和プロレスの芳香。空調無き倉庫会場にもテントの面影。(飯野形而)

2005-09-26

[] 由美香 Oh My Love! / 『YUMIKA 1989-1990 REMIX』(カンパニー松尾)、『愛しのAVギャル』(平野勝之

2005年9月26日19:45  UPLINK FACTORY

林由美香追悼上映は多摩川へサイクリング小旅行する平野節堪能に続きカン松新作が登場。自作「硬式ペナス」再編集し、ラストはパラガ「ベンチ」流れるなか19才の由美香が線路上で手を振る必殺シーンで場内感涙の嵐。(やま)

2005-09-25

[] 五反田団 / ニセS高原から

2005年9月25日14:30 こまばアゴラ劇場

原作の構造残すも前田テイストしっかり加味し成果。床からビーズ発掘し無料で電話かけるなど若者のセコいリアリティ。「風立ちぬ」も料理し誤解重ねる間抜けな会話笑えるがこの手の恋愛ものは不向き。内田慈は収穫。(やま)

[] 安倍なつみコンサートツアー2005秋 〜24カラット〜

2005年9月25日19:00 大阪国際会議場メインホール

1年ぶりの全国ツアーは、緊張感で汗ばむ後藤ライヴの対極に位置する多幸感に満ち溢れた今年最高のハロプロ・ライヴ。24歳になっても無邪気さを失わない微笑みには崇高さすら覚え、なっちの背中に天使の翼が見えた夜。(飯野形而)

2005-09-24

[] 暴力をみつめる眼―アジア・アフリカドキュメンタリー映画会議2005 / 危機と包容、あるいは敵対者への愛を忘れぬこと−モリ・トラオレの世界(コートディヴォワール)

2005年9月24日13:30 東京大学駒場キャンパス18号館ホール

トラオレ新作「希望の土地」上映も選挙放送の如く本人映像ばかりで残念。国内コートディボワール研究者集い、南北対立する内戦状態の国の問題点明確化もトラオレ話が抽象的で破綻。メートル・アダ演奏がハイライト。(やま)

2005-09-23

[] BABY-Q / ALARM!

2005年9月23日15:00 シアタートラム

TCA2004受賞のカンパニー凱旋公演はステージ上手前方にMMM的モニター装備した機械が置かれるサイバーパンクな作風。意外に材料豊富で全体にダークで硬質なイメージ貫き東野祥子の世界を貫徹し勝者の貫禄。(やま)

[] 後藤真希コンサートツアー2005秋 〜はたち〜

2005年9月23日19:00 大阪国際会議場メインホール

1年ぶりのツアー初日は満場の青色サイリウムに包まれた20歳の誕生日。ライヴで地道に育んだ最高のファンとごっちんとの蜜月は傍観者も熱くさせる祝祭。楽曲の拙劣を補って余りある上質の歌舞は女矢沢的ライヴ女帝。(飯野形而)

[] チェルフィッチュ、康本雅子黒田育世男子はだまってなさいよ!、KATHY、ボクデス、黒沢美香、丹野賢一 / 吾妻橋ダンスクロッシング(NEWEST&BESTDANCE COLLECTION)

2005年9月23日19:30 アサヒアートスクエア

超豪華面子を詰め込んだ2枚組コンピは、10分単位で切り替わる贅沢なダンス集。チェル「ティッシュ」で端田新菜起用し女2人の脱線会話。男子コント空回りも池津祥子参加嬉しい。出色は康本+太一&黒田のダンス。(やま)

2005-09-22

[] 鉄割アルバトロスケット / 鉄割九月馬鹿舞伎(E:胡麻流し)

2005年9月22日20:00 原宿・リトルモア地下

9/5〜9/30の1カ月ロングラン「TETSUWARI二十二夜」は日替わりで5パターンを1500円で見せるコント集で出し物ぎっしり、狭いスペースも観客でぎゅう詰め。アナーキーにバカ全開で痛快なほどの笑い連打しユニットの勢い。(やま)

2005-09-19

[] KAKUTA / 北極星から十七つ先

2005年9月19日17:00 シアタートラム

Wキャストでトラム進出はローカル線駅舎の1日を描く旧作再演。各キャストに見せ場設けたため展開鈍り、時代設定や駅の出入り口など不適当な面気になるが全公演完売で興行面は成功。次は金井博美作品リメイク希望。(やま)

2005-09-18

[] 新開地寄席 昼の部

2005年9月18日14:00 新開地まちづくりスクエア

地元の熱意が感じられる好印象の地域寄席は前売完売の大入。雀三郎はやや季節外れの遊山船。噺は良いが、下座の構成が貧弱で笛も無くはめものに無理あり。雀々は季節物の敬老会のマクラから代書で手堅く爆笑。(飯野形而)

[] 蜻蛉玉 / ニセS高原から

2005年9月18日14:30 こまばアゴラ劇場

原作から男女を入れ替える大幅変更も青年団に近いテイストで完成度しっかり。見舞われる側に回った女たちの心情を丁寧に描いて島林愛の意外に力量。日々大介の上手さ目立ったが、蜻蛉玉の女優陣の層厚さ発見は収穫。(やま)

[] 新開地寄席 夜の部

2005年9月18日17:30 新開地まちづくりスクエア

昼は精彩欠いた神戸っ娘あやめがマクラから神戸特有のメロンパンネタで地元客の郷愁誘い、京阪神日常事変で爆笑。猿が猿を演りましたと雀三郎が評す通り、雀々の猿後家は噺が雑な印象だがニンに合ったネタ。(飯野形而)

[] ポツドール / ニセS高原から

2005年9月18日19:30 こまばアゴラ劇場

シリーズ4作中最期待の問題コラボは意外なほど原作に忠実なS高原。人間関係若干濃密化も普段の毒なく演出もおとなしく小声の台詞は依然聞き取り難。稽古時あったという不在者の悪口言い合うシーン見てみたかった。(やま)

2005-09-17

[] ユニークポイント / 琥珀リズム

2005年9月17日15:00 OFFOFFシアター

生真面目で野暮ったいほどの劇世界。ベタで直球に2つの夫婦の悲劇。交通事故で娘を失った夫婦が損保担当者攻めるシーンが印象的。完成度は高いが垢抜けず古臭い演出は動員面で大きな課題。ラスト毒も生きず惜しい。(やま)

[] Berryz工房 コンサートツアー 2005秋 〜スイッチON!〜

2005年9月17日19:00 大阪厚生年金会館大ホール

ベリ工初の卒業ツアーは娘。卒業に劣らぬ異様な熱気と興奮に包まれるも、主役の石村舞波に覇気無く肩透かし。既に心の糸が切れているのか、感情を上手く表現できないだけか?満場の舞波コールが空疎に響く。(飯野形而)

新海新海 2005/09/23 23:54 石村は日陰者特有の遠慮心から弾けきれないのでしょうか。

飯野形而飯野形而 2005/09/25 01:04 それでも高騰一途の最終公演チケ。普通の中学生に戻る舞波にチケ額面以上のパフォーマンスを期待してはいけないのでしょうが、相当な覚悟で会場に足を運ぶファンの期待を裏切らない立居振舞ほしいですね。少なくとも残る7人にはそれなりの・・・

2005-09-14

[] サイボーグしばたさん〜秋風に吹かれて〜

2005年9月14日19:50 動物園前シネフェスタ4

地味ながらハロプロには稀有な永続プロジェクトがDVD第3作発売に合わせ全国上映会。柴田あゆみとおおなりてつや監督が舞台挨拶たっぷり30分。本編は道重が悪魔の歌声で赤いフリージアを熱唱する第5話が秀逸。(飯野形而)

2005-09-12

[] アーノルドシュワルツェネッガー / インテリジェンス

2005年9月12日19:00 駅前劇場

第5回公演は笑い抑え目に出張風俗の事務所舞台に劇世界創出し意義ある挑戦。スーパーマリオなどファミコン効果的にテキトーで危ない世界構築。新境地の悪女役起用の水野顕子が抜群の輝き。ラストのスライドも会心。(やま)

2005-09-11

[] アブレボ / 僕たちの純愛革命

2005年9月11日13:00 乃木坂・COREDO

演出に高原秀和監督を迎え美女オーディションで集めた15人を贅沢に使い宇宙から来た女の子の純愛修行。冒頭ダンス思いきりよく素敵。ヒロイン演じた永田奈津子が魅力爆発もWキャストは残念で全員起用する工夫希望。(やま)

[] ポツドール / ニセS高原

2005年9月11日14:30 こまばアゴラ劇場

平田オリザの名作戯曲を僅かな書き換えによって、死を目前にした若者の生々しい性愛模様に巧妙にすり替え再構築した秀作。見舞と傍観の暴力性を極端なまでに先鋭化し、後味悪く提示した三浦大輔の持ち味十分。(飯野形而)

[] 劇団八時半 / 私の音譜は武装している

2005年9月11日16:00 ザ・スズナリ

2日間のみの東京公演は山小屋舞台に全員女の心理学部ゼミ合宿描いた秀作。全役者が楽器もち練習シーンが効果的。社会不適応者を並べて70年代フォーク的懐かしい雰囲気堪能。ラスト反則の「雨降りくまの子」で感涙。(やま)

[] 五反田団 / ニセS高原

2005年9月11日19:30 こまばアゴラ劇場

4名の演出家による平田戯曲の連続上演を企画した前田司郎演出は原作の世界を壊さない手堅い仕上がり。キャスト増やす大幅リライトはさほど効を奏さず。演出家4名揃った対談では江本純子も参加候補だった裏話も。(飯野形而)

2005-09-10

[] 九月大歌舞伎 昼の部

2005年9月10日11:00 歌舞伎座

東海道中膝栗毛俳優祭並のバカ歌舞伎。夜の部の勧進帳を前にモリゾーキッコロのかぶりものも厭わず道化に徹する富十郎吉右衛門の潔さ。歌江の細木数子は秀逸。雀右衛門の豊後道成寺は生涯の心の財産。(飯野形而)

[] 東西落語名人会 立川談志桂文珍

2005年9月10日18:00 東京芸術劇場

アウェーでマクラから手探りできわめて慎重に笑いを構築し、船弁慶から老楽風呂で着実に爆笑へと結実させる文珍の手堅さ。談志のカットアップ居残りは惨憺たる出来。凡人には全く理解できず。(飯野形而)

2005-09-09

[] 九月大歌舞伎 夜の部

2005年9月9日16:30 歌舞伎座

勧進帳が出色。8年ぶりとなる吉右衛門の弁慶は幸四郎に比して豪胆。富十郎扮する富樫とのパワーバランスも絶妙で、問答の緊迫感凄まじく、引込みまで息もつかせぬ鮮やかな仕上り。梅玉の実直な芝居は和事に不適。(飯野形而)

[] スモールサイズペンドルトン(岸野雄一/ヒゲ未亡人

2005年9月9日19:30 青い部屋

b大高g前田key大谷dr小林g青木choりべるたんの6人編成で50分満喫。「消防士」「Damn Me」など人気曲連発で8月の練習成果発揮し上手いスモペーに感動。「支那の女」でオータカのパーカッション&変声がミラクル。(やま)

2005-09-08

[] 時々自動 / music no music

2005年9月8日20:00 シアタートラム

02年の「Lightology」失敗がウソのような見事な音楽と非音楽によるバラエティショー。客席と舞台を取り払いオールスタンディングの観客の周囲を公募パフォーマー含めた参加者が30超の小作品を次々披露し至福の空間演出。(やま)

2005-09-07

[] 梨園座 / 夢の仲蔵千本桜

2005年9月7日16:30 松竹座

演劇としての歌舞伎を標榜する梨園座第3作は肝心のミステリー部分の脚本に説得力欠き、義経千本桜ダイジェストの域を出ず。劇中劇部分で高麗屋でなく栄屋と声掛け、江戸の芝居風景を盛り上げる大向うに感嘆。(飯野形而)

2005-09-06

[] シス・カンパニー(作:Dマメット、演出:長塚圭史) / エドモンド

2005年9月6日19:00 青山円形劇場

Jマキナニー的80年代テースト溢れる転落劇はエドモンド役の八嶋智人独演会で小泉今日子も脇役。差別主義者の白人男が殺人を犯し監獄で黒人男との愛に目覚める皮肉を笑い排した暗めのトーンで終始させ長塚色も後退。(やま)

2005-09-04

[] クレネリZERO FACTORY / なみだくじ

2005年9月4日15:00 ザ・スズナリ

演出に高井浩子を迎え、自殺の名所近くの民宿を舞台に高い完成度。共同で官能小説を書く兄妹、幼なじみの放火魔、自殺志願女と傷害事件起こし逃亡中の女を交錯させ松尾スズキ「悪霊」彷彿させる濃密なドラマで成功。(やま)

[] なぜアメリカは戦うのか(Why We Fight)

2005年9月4日22:10 BS1

米国で制作されサンダンス映画祭グランプリ獲得した傑作ドキュメンタリー。巨大化する軍産複合体と癒着する米政府の実態を暴く衝撃的な内容で歴史の詳細な検証で見つめる好企画。メディアも支配され軍国主義と警告。(やま)

2005-09-03

[] マーク義理人情 / 俺やる!!〜俺もやる〜

2005年9月3日14:00 江古田ストアハウス

コミカルな男4人でしっかり劇世界つくりたしかな才能。ふんどし場面多すぎだが、野球部を引退した少年たちの心情、新しく打ち込む対象の神輿と合宿のエピソードうまく、無に等しい舞台で光巧みに動かし演出も成功。(やま)

[] 中村文則 / 土の中の子供

2005年7月30日初版 新潮社

芥川賞受賞作は幼年時のDVの記憶とともに生きるタクシー運転手の心理を重めのトーンで描き成果。併録のひきこもり男が魅力的で、橋の下で生活始める部分が最高。現実と空想が不明になる展開に筆力追いつかず残念。(やま)

2005-09-02

[] 猫☆魂 / 神の領域

2005年9月2日19:30 駅前劇場

人類が滅亡しロボットのみ生き残る未来からタイムマシンで時代。過去を変えるべく奮闘するロボットの活躍描くが空回り気味で残念。大きな物語も細部が弱くリアリティ生まず演出も拙さばかり目に付き秋澤弥里に哀感。(やま)

2005-09-01

[] Dance Colloquium #2 /  ALICORNE

2005年9月1日19:30 アサヒアートスクエア

Pierre Dardeが6人の日本の女性ダンサー使いバレエ/モダン/コンテンポラリーの見事な融合。武満徹らの音楽バックに身体の連続性に酔う。アリス×ユニコーンの作名も似合う美味な味付け満載公演で是非この面子でもう一度。(やま)