100字レヴュー

100字レヴューご投稿はこちらまで。

2006-11-26

[] PORT+PORTAIL / コッペリア

2006年11月26日15:00 BankART Studio NYK

ホフマン「砂男」上演は紙芝居&見たいキャラ落札の新機軸でヒヨコ視点。飾り立てた部屋並ぶ奥深い空間で人形師ウスカワとそのモデルとされたキナコの遭遇劇的だがannie&Kim Miya&本居蓮らのダンス綺麗。(やま)

2006-11-25

[] 表現・さわやか / そこそこ黒の男

2006年11月25日14:00 駅前劇場

TV進出も盛んな池田鉄洋が作・演出する注目ユニットは充実コント集。全体統一感で同じキャラが複数回登場し佐藤真弓の靴磨きキュキュキュがいい感じ。山崎春のパン祭りのシール集めは皿でなく祭りとなる驚愕展開。(やま)

2006-11-18

[] 現代能楽集III「鵺/NUE」(作・演出:宮沢章夫

2006年11月18日14:00 シアタートラム

空港のトランジットを舞台清水邦夫の代表的戯曲から台詞サンプリングし草創期の小劇場演劇へのオマージュ。映像も音楽も控えめに全体に笑い欠くが演劇的。赤軍兵士な黒ずくめの男=若松武史が第一世代の役者象徴。(やま)

2006-11-12

[] 阿佐ヶ谷スパイダース / イヌの日

2006年11月12日14:00 本多劇場

00年作の増補再演は地上と地下の2重構造の贅沢な舞台装置で展開。小学生時に拉致され10年以上地下で暮らす人たちが面白く中山祐一朗&松浦和香子のガキっぷり最高。監禁と純情の大胆な組み合わせで長塚の本領発揮。(やま)

2006-11-11

[] 毛皮族 / コーヒー&シガレッツ的な軽演劇(演目C『ゴドーを待ちわびた私』)

2006年11月11日15:00 リトルモア地下

ベケットというより坂口安吾な作品は真っ白な姿で登場しわがままな白過姫役を見事に演じきった町田マリー女優っぷりが出色。ダンスなくてもしっかり毛皮色で大成功。耳男な真っ黒な江本純子コントラストもよし。(やま)

2006-11-08

[] 毛皮族 / コーヒー&シガレッツ的な軽演劇(演目A『元祖、女は太陽だったような..』)

2006年11月8日20:00 リトルモア地下

11/3〜26に毛皮族アングラ経験劇場と題し激狭空間で5演目公演。Aは女流文士なキャラ登場させ印旛郡舞台の清張風昭和ミステリー。平塚蛾蝶役で高野ゆらこ抜擢も全体低調。進行役江本トチリ目立つも老婆役柿丸見事。(やま)

2006-11-05

[] 五反田団 / さようなら僕の小さな名声

2006年11月5日15:30 こまばアゴラ劇場

岸田戯曲賞2つ貰ってしまう大胆設定の私演劇が爆走。取材シーン秀逸で後藤飛鳥の失礼な記者ぶり最高。記者会見も五反田団風味に爆笑。余分の岸田賞寄付にマターンへ移動し妄想炸裂。本人役前田司郎の役者ぶり光る。(やま)

[] ウーマンリブ / ウーマンリブ先生

2006年11月5日19:00 サンシャイン劇場

大人計画テーストな力作でクドカンの底力。絶倫官能小説家役で松尾スズキの魅力爆発。古田新太との猟奇的な先生コンビばっちり。大量殺戮な展開も下ネタ溢れ池津祥子が最大の頑張り。平岩紙宮沢紗恵子が女子大生。(やま)

2006-11-04

[] 呂均与目治プロデュース / よっぽどなクサカさん

2006年11月4日15:00 東演パラータ

伝説のフラクタル野呂彰夫がメガロザの目黒二重ら協力得て復活の作演出。ユニット名は5人の名前から。傑作「スナック寒月」的に北野武風味入れ暴力も巧みに挿入。ヒモな人間関係の設定見事。充実キャストも嬉しい。(やま)

2006-11-03

[] シラノ・ド・ベルジュラック(構成・演出:鈴木忠志

2006年11月3日14:00 新国立劇場劇場

鈴木忠志16年ぶりの東京公演は「劇的な情念をめぐって」静岡SPAC成果披露。仏人気作を江戸時代に舞台置き換え伊歌曲も効果抜群。独自形式も完成形で雪舞うラストは圧巻。堀尾正明×鈴木トークで小劇場史の貴重な証言。(やま)

2006-11-02

[] 宮崎学&近代の深層研究会 / 安倍晋三の敬愛する祖父 岸信介

2006年9月30日初版 同時代社

岸について踏み込み甘く満州時代の記述はとくに浅く残念だが、国家総動員の司令塔となり東条内閣で入閣していく経緯はクリア。全体に研究会色強く大人しい文体が寂しいが安倍晋三への斬り込みは十分で宮崎学らしさ。(やま)

2006-11-01

[] 桟敷童子 / 海猫

2006年11月1日19:30 ベニサンピット

明治期の九州の島を舞台に開発に揺れる島民の姿を描く大作。激しく揺れ動くセットは衝撃的。熱い演劇魂は好感も筋立てが強引で空回り。具体的な生活のディテール、リアリティ弱く、パワーは圧巻だっただけに惜しい。(やま)