100字レヴュー

100字レヴューの問い合わせはこちらまで。

2007-11-30

[] 猫田家 / ミーコのSFハチャメチャ大作戦

2007年11月30日19:00 アトリエヘリコプター

小熊ヒデジ×猫田直のユニット新作は佃典彦作を岩井秀人演出で実現。ヒデとミーコのフォークグループ、SSTの切ないまでの地道な活動を描くが「夏の小さな三角形」はじめ脱力系楽曲の嵐。ミーコの弱気MCが最高。(やま)

2007-11-29

[] メジャーリーグ+庭劇団ペニノプロデュース / 野鳩

2007年11月29日19:00 シアター1010ミニシアター

舞台に森を設けてイプセンの描く悲劇を直球勝負が成功。手塚とおるの役者魂が炸裂し、嫉妬にかられ堕落していく夫を好演。娘役の鎌田沙由美も愛らしさ抜群。理想を押しつける男に現代の悲劇的国際関係も重なり見事。(やま)

2007-11-25

[] 危婦人×アトリエタンタン / これも、愛。それも、愛。

2007年11月25日13:00 ギャラリーデコ

企画ものの自由さを積極活用岸田國士チロルの秋」を大胆リメイク。観客全員に原作戯曲配り、その組替え箇所、変更点がわかる仕組みが新味。タンタン作品を背景に、欧州舞台恋愛ドラマが味わいたっぷりに展開。(やま)

2007-11-24

[] OPAP / ゴーストユース

2007年11月24日14:00 PRUNUS HALL

岡田利規が作・演出した新作は19人の桜美林大生で生み出す35歳女性の平凡な日常。同じ設定を複数組で演ずる繰り返し系新境地。隠し舞台設け映像使う手法も一層進化。夫、友人との会話で描く子育ての日々がじっくり。(やま)

2007-11-23

[] 道学先生 / デンキ島-白い家編

2007年11月23日14:00 THEATER/TOPS

作・演出に迎えた蓬莱竜太の代表作シリーズカサブランカ。かつての同級生たちの現在の姿を描く必殺骨太パターンで成果。漁師坂本シンヤを山本亨が渋く決めたほか、かつてのマドンナを三鴨絵里子が哀感きっちり。(やま)

2007-11-18

[] 柿喰う客 / 傷は浅いぞ

2007年11月18日14:00 王子劇場

4人にキャスト絞り現実ゼロのバラエティ番組が展開し低調。深谷由梨香NGゼロアイドルぶり、制作田中沙織コスプレぶりは見事。トークゲストの小指値篠田千明の毒舌最高で、当公演チラシにもダメ出し痛快。(やま)

2007-11-16

[] 下岳真也 / 生涯野人―中江兆民とその時代

2007年6月15日初版 作品社

中江兆民の生涯を各時代バランスよく描き網羅性十分。土佐、上京しての仏語塾時代、渡仏、東洋自由新聞に自由党員時代、そして晩年。色恋話の導入は強引な感も、愛弟子の幸徳秋水との交流をしっかり描いた点は収穫。(やま)

2007-11-11

[] 桟敷童子 / 博多湾岸台風小僧

2007年11月11日14:00 吉祥寺シアター

若手を積極起用の吉祥寺シアターに初進出は旧作2本の再演。会場を見事に桟敷風に作りこみ、林の中感覚。博多湾に臨む墓陰長屋舞台マッチ工場を抜け出した女工も交え弱者たちの奮闘を描いて荒削りな魅力を披露。(やま)

2007-11-10

[] KIKIKIKIKIKI、遠田誠+JOU、co.co.yo、山田知美 / 踊りに行くぜ!!vol.8

2007年11月10日18:00 茅ヶ崎市民文化会館小ホール

小学生の一群が最前列陣取る茅ヶ崎公演第2弾は魅力的な布陣。遠田&JOUの「六つゴト」楽しくワインなどの仕掛けも最高。茅ヶ崎選出の女性3人組cocoyoも若きパワー炸裂。京都KIKIは定番サカリバ披露。(やま)

2007-11-05

[] 五反田団+演劇計画2007 / 生きてるものはいないのか

2007年11月5日19:30 こまばアゴラ劇場

京都芸術センターとの合同作品は「ノーバディ」の拡大増強版。好演した八時半長沼久美子等18人の出演者が謎の病気で人がバタバタ死ぬコメディが完成形。とくに冒頭の喫茶店での男女3人のコミカル修羅場が圧巻。(やま)

2007-11-04

[] 松竹(演出:マキノノゾミ) / ナツひとり-届かなかった手紙-

2007年11月4日11:30 新橋演舞場

NHKドラマハルとナツ」でブラジルに行けずに残されたナツを仲間由紀恵が14歳から76歳まで熱演。北海道時代が驚異的可愛らしさ。昭和史巧みに織り込む演出は成功。生瀬勝久初恋相手であるインテリ農大生と好待遇

[] タテヨコ企画 / うそつきと呼ばないで

2007年11月4日19:00 経堂・Galeri KATAK KATAK

舞台背景に一般道を巧みに取り込む試みが奏功。宅配便トラックとともに出演者が往来する動き自然にみせ、主を失ったギャラリーに集う者たちの偏執的なまでの思い、亡き芸術家とのスキャンダルも交えじっくり見せた。(やま)

2007-11-03

[] たとえば野に咲く花のように アンドロマケ(作:鄭義信 演出:鈴木裕美)

2007年11月3日13:00 新国立中劇場

ギリシャ悲劇を戦後の北九州ダンスホール舞台に4角関係七瀬なつみ田畑智子永島敏行山内圭哉が愛する者に愛されない悲劇描くが全体コメディ風。朝鮮戦争スパイスに巧みな台本も全体に大人しく物足りなさも。

[] 坂本龍一+高谷史郎 / LIFE−fluid,invisible,inaudible…

2007年9月15日-11月4日 ICCギャラリー

薄暗い空間に横たわる観客の姿に圧倒される天井水槽インスタレーションが心地よさ抜群。嬉しい鑑賞姿勢の提案。寝ころんで眺める坂本龍一の音と高谷史郎の映像コラボ。絶え間ないゆらめき、波動にまどろみ、酔う。

[] 維新派 / nostalgia <彼>と旅をする20世紀三部作 #1

2007年11月3日18:00 彩の国さいたま芸術劇場ホール

20世紀初頭のブラジル移民を描く三部作1弾はため息出るイメージ豊かな名場面の連続。奥行きも十分にサトウキビ畑や工場、物干し場などの舞台想像力掻きたてる。内橋和久の魅力的な音楽アンサンブルの動き抜群。(やま)

2007-11-02

[] 燐光群 / ワールド・トレード・センター

2007年11月2日19:00 ザ・スズナリ

9月11日テロ当日の日系メディアのニューヨーク事務所舞台に現地スタッフドタバタ描いたコメディでやや脱力日本人にとってのワートレの意味考察も。羊屋白玉日本人演出家登場、あの「LONG DISTANCE LOVE」の興奮蘇る。(やま)

2007-11-01

[] 表現・さわやか / ポエム

2007年11月1日19:30 駅前劇場

池田鉄洋が脇役に徹し柳沢ななをヒロイン佐藤貴史との純愛ストーリー。とはいかず、やはり脱線連発の頭ぽっかーんなコント集。特にいけだしん&村上航が限界突破の激烈キャラ披露。佐藤真弓のセミ役も健気で好感。(やま)