100字レヴュー

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2017-06-25

[] エリック・カール

2017年4月22日-7月2日 世田谷美術館

砧公園に長蛇の列つくった大ヒット企画は「はらぺこあおむし」ら絵本原画など160点を展示し壮観。カラフルな独自色紙切り貼りし生み出す作風をリアルに実感でき会心。ラフ画と最終原画を並べる試みも興味深い。

2017-04-08

[] 花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼

2017年2月11日-4月9日 世田谷美術館

連ドラ「とと姉ちゃん」の余韻残る時期開催が奏功し大盛況。「暮らしの手帖」お宝群に戦中の翼賛広告、一銭五厘の旗なども展示し圧巻。卓越したキャッチコピーを抜群のデザインで仕上げ、運動に火をつけた秘訣みた。

2016-07-03

[] 村上春樹とイラストレーター 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸

2016年5月25日-8月7日 ちひろ美術館・東京

村上春樹がコラボした代表的イラストレーター4人との作品集めた好企画が下石神井の美術館で実現。「羊をめぐる冒険」など佐々木マキ表紙原画や安西水丸との楽しいエッセイ群まで幅広く、1階と2階の使い方も見事。

2015-06-10

[] 植草甚一スクラップ・ブック

2015年4月25日-7月5日 世田谷文学館

過去最大規模の展示は貴重な原稿、スクラップブック、コラージュ作品集め圧巻。映画や探偵小説、ジャズなど凝った書体の記録メモいい。経堂など当時住居3カ所からの年賀状に興奮。幻の古書店「三歩屋」再現嬉しい。

2015-02-21

[] 岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ 

2015年1月24日~3月31日 世田谷文学館

初の本格的展覧会は代表作軸に300点超す原画を凝って展示し見事なインスタレーション。よくぞ集めた漫画ブリッコ等マニアックな掲載誌群ぎっちり並べ興奮。学生時代のイラストも揃うほか最新メッセージにも感涙。

2015-02-10

[] しりあがり寿 / 絵画のぞんざいな回転 

2015年1月8日~2月13日 art space kimura ASK? (2F) + ASK?P(B1F)

「絵画の存在とその展開について」から改題された注目個展は瓶描くマチス風の静物画な凡庸な1作を複数展示するが、これが各所で不思議な回転を繰り返す不気味インスタレーション。過去の小作品の展示もあり嬉しい。

2014-11-03

[] ヨコハマトリエンナーレ2014

2014年8月1日ー11月3日 新港ピア

倉庫のような巨大空間の第二会場の目玉は何といっても大竹伸朗「網膜屋/記憶濾過小屋」。窓から覗き見る作りこんだ世界観に興奮。やなぎみわの移動舞台車の巨大さも嬉しい。全体にストイックな映像作品多めの印象。

2014-10-18

[] ヨコハマトリエンナーレ2014

2014年8月1日ー11月3日 横浜美術館

森村泰昌をトップに抱いたヨコトリ14年版は保守的といえる古典的現代アート目立った印象。会場入り口に設置のマイケル・ランディのゴミ箱「アートビン」魅力的でゴミが増える展開も楽しい。釜ヶ崎芸術大学も異色。

2014-09-27

[] 日本SF展・SFの国

2014年7月19日ー9月28日 世田谷文学館

星新一、小松左京、手塚治虫、筒井康隆、真鍋博ら大御所の初版本や原稿、原画を多数集め展示し充実。イラストなど昭和なレトロ感も楽しく、時代背景もしっかり感じられSFがどう根付いたかも俯瞰でき意義深い企画。

2014-05-31

[] 桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年

2014年4月19日ー6月8日 世田谷美術館

戦前生まれ育った上野の町並みから戦後住んだ世田谷、渋谷や新宿の雑踏まで写真で見る東京の昭和生活史に興奮。コンパクトカメラ持ちメモやスケッチ的に撮り続けた作品のセンスは抜群。時代の空気感しっかり捉えた。

2013-10-14

[] アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界

2013年9月14日-11月10日 世田谷美術館

正規美術教育受けないアウトサイダーたちの作品展は草間彌生やミロ、バスキアに並びシベリア抑留を記憶残した久永強の作品群迫力。グランマ・モーゼスの米国の生活讃歌楽しく、路上生活送ったビル・トレーラー新鮮。

2013-09-15

[] 冨永昌敬&土田環、ラファエル・ローゼンダール、aricoco、藤村豪&内野清香、他 / セカイがハンテンし、テイク

2013年7月20日−9月29日 川崎市市民ミュージアム

全体に低調な印象が否めないが富永ら「20世紀の事故」は3画面を使いタイムストレッチの手法で海の町での男女の動き追い興味深く一番の仕上がり。川崎市の小学生7万人の猫見た場所の手書き地図群が意外にヒット。

2013-06-29

[] しりあがり寿 / 絵本「ねつでやすんでいるキミへ」原画

2013年6月24-29日 GALLERY HOUSE maya

北青山の小さなギャラリーで3月に刊行された新作絵本原画と描き下ろし小品を集めた展示はホスピタリティも抜群に心地いい空間。いつものへたうまバカ路線をやや封印し作者のやさしさがにじみ出る作品にじんわり。

2013-06-22

[] 梅佳代展 UMEKAYO

2013年4月13日-6月23日 東京オペラシティ アートギャラリー

美術館初個展は10年ぶり公開の<女子中学生>シリーズから新作「能登」までたっぷり網羅し笑えて興奮。「うめめ」「男子」などの代表作も大きいプリントで見せて迫力。愛満載の「じいちゃんさま」で犬活躍も光る。

2013-04-29

[] 山口晃展 付り(つけたり)澱(おり)エンナーレ〜老若男女ご覧あれ〜

2013年4月20日-5月19日 そごう美術館

「演説電柱」や「厩圖」など新作に加え過去の代表作もまとめて展示し圧巻。大胆提案ロゴや映像作品「千軒長屋」など独りトリエンナーレも展開して現代アートを縦横無尽。ユーモア抜群の膨大な小説挿絵も展示嬉しい。

2013-04-06

[] エドワード・スタイケン写真展 モダン・エイジの光と影 1923−1937

2013年1月26日−4月7日 世田谷美術館

「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」掲載のスタイリッシュ写真を一気展示。グレタ・ガルボなど人気女優に加え20年代の映画や舞台に出たマイナー女優のファッション写真もゴシップネタたっぷりに解説され楽しい。

2012-12-02

[] 松本竣介展 生誕100年

2012年11月23日−2013年1月14日 世田谷美術館

36歳で夭逝した近代洋画家の回顧展は驚くほどモダンで欧風。戦前の東京を描いても洋風感。<都会>での大胆なモンタージュぶりと見事な構図カッコよく青い色合いに感服。工場を描いてピカ一、人の気配抑えクール。

2012-12-01

[] 山田裕介、中谷ミチコ、吉野もも、他 / 黄金町バザール

2012年10月19日−12月16日 日ノ出町駅から黄金町駅の間の高架下スタジオ、既存の店舗など

ヨコトリなくても連続開催の人気企画も魅力的な日ノ出町会場を再開発で失いトーンダウン。チョンの間名残の安普請空間で場の魅力発揮できず。が、山田0+0+0+0のゴツゴツ異空間ぶり見事。中谷の鳥の部屋も美。

2012-11-25

[] 八木良太、大巻伸嗣、EYE、山本俊一、やくしまるえつこ、他 / 音まち千住の縁

2012年10月27日−12月2日 北千住(一軒家、イドラノヤカタ、音う風屋、他)

北千住各所で開催のアート企画は豪華音楽家揃い驚くほど充実の内容。八木(別の)家具の音楽は下町一軒家を生かし街の音採集。大巻イドラは暗闇2階での水面美堪能。未来楽器図書館は山塚EYEらの前衛楽器を体感。

2012-09-01

[] 村山知義の宇宙 すべての僕が沸騰する

2012年7月14日-9月2日 世田谷美術館

ダダの影響受け美術に演劇にダンスにと戦前戦後を鮮やかに駆け抜けた芸術家の幅広い活動を包括的に見せて画期的展示。舞台美術の奇抜さ、MAVOのモダンさに感嘆。左翼活動と親和性も絵本も手がける多面性に驚く。