打ち○り? ちがう、続きが出ないだけだっ! …orz そにょご

 今回でたぶん最後。手持ちの本がネタ切れなんで。
 特に明記していませんが、紹介の基準は二年ぐらい続巻がでないものや、作者さんが新シリーズを発表したりして続きが出そうにないなぁと感じたものです。
 根拠の少ない選定*1なので、今後刊行されても揚げ足とらないでね?

無理は承知で私立探偵(ハードボイルド)〈2〉でたとこ勝負の探偵稼業(マイ・ビジネス) (角川スニーカー文庫)運がよければ事件解決―無理は承知で私立探偵〈3〉 (角川スニーカー文庫)

 麻生俊平さんのスニーカー初のシリーズ作品。
高校でなぜにハードボイルド探偵?という唖然とする設定なのに、読んでみるとけっこうしっくりしてしまうのがさすが。
 …学園モノで推理というとショットガン刑事 炸裂!リボルバー娘。 (富士見ミステリー文庫)がありましたな?<よりにもよってそれと比べるかい!


BLOODLINK―獣と神と人 (ファミ通文庫)

BLOODLINK―獣と神と人 (ファミ通文庫)

BLOODLINK―赤い誓約 (ファミ通文庫)BLOODLINK―夜光 (ファミ通文庫)BLOODLINK―天使の幻影 (ファミ通文庫)ふたり―days of Broken Blood (ファミ通文庫)刹那―そのとき彼女が願ったこと days of Broken Blood (ファミ通文庫)果南の地 (上巻) 暁鐘編 (スーパークエスト文庫)果南の地 (下巻) 業果編 (スーパークエスト文庫)

 刊行日付みたら本編は2004年9月ですが、サイドストーリーが同年11月なのでまだ望みが無いわけじゃない。(と思いたい)
 刊行ペースはのんびりしていたのは事実だけれども。
 異能美少女と共同生活というヲタクドリームな設定なのだけれども、内容はシリアス一辺倒。たまにある二人の痴話ゲンカが息抜きになるくらい。
 このシリーズがちと変わっているのは、本編内のストーリーの一部が別視点からサイドストーリーとして出されていること。
 本編はシリアス一辺倒だけれども、サイドストーリーは苦く哀しく、けれども強い絆の物語。そんじょそこらのライトノベルでは太刀打ちできない超良作。


まぶらほの本編。<えっ?
似非メイドは嫌いだけれども、ここまで突き抜けられると面白すぎます。
 もともとはファンタジアバトルロイヤルに読みきり掲載だったものがあまりの大反響に続行が決まったという異色作
 まだ未収録作があるのですが、いつになったら出るんだろうなー。


コールド・ゲヘナ (電撃文庫 (0318))

コールド・ゲヘナ (電撃文庫 (0318))

コールド・ゲヘナ〈2〉 (電撃文庫)コールド・ゲヘナ〈3〉 (電撃文庫)コールド・ゲヘナ〈4〉 (電撃文庫)コールド・ゲヘナ あんぷらぐど (電撃文庫)

 三雲岳斗さんのデビュー作。
本編自体は終了しているが、続いてもおかしくはない。(正直4巻でるとは思いませんでした。物語的には3巻できっちり終わっていたので)
 短編集のあんぷらぐどがありますが、まだ未収録の短編がいくつか残っているはずなのであんぷらぐど2が続刊待ち。
 そういや三雲岳斗さんといえばワイヤレスハートチャイルド (徳間デュアル文庫)は短編集みたいに出してくれないかなー。面白理論で動く人工知能人形や喫茶店で進むストーリーなどの雰囲気がすごく好みだったので。


春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)

春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)

 士官学校を舞台にしたスポコン学園モノ。<をい
別作品のあとがきなどを見るとどうも続きは出そうになさそうな雰囲気があるので。
 ぶちゃけていえば物語そのものは良かったのだけれども、メカ・戦争関係がどうも描写不足なように思う。対異生物戦争が背景にあるのだが、それらの存在感が希薄。かといって学園モノというにはその背景が邪魔をしていまひとつ。
 二巻で改善されるのを期待しているのだけど。


カラミティナイト (ハルキ文庫)

カラミティナイト (ハルキ文庫)

カラミティナイト〈2〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)カラミティナイト〈3〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

 へたれ男と女の友情とキルゼムオール!<違っ
呪いの心臓を移植されたへたれと呪いに巻き込まれたメガネ娘とその親友のポニテ娘。
しかし主題は絶対に女の友情。
 果てしなく救いのない状況で、それでも友情を深めていくメガネとポニテ娘。
へたれ? ありゃおまけだw
 ちなみに続巻していない理由はレーベルの縮小のためらしい。


トリニティ・ブラッド (第1巻) (あすかコミックス)

トリニティ・ブラッド (第1巻) (あすかコミックス)

 そして、真に涙すべき作品。
打ち切りや未刊ではなく、真に未完。
吉田直先生のご冥福をお祈りいたします。

*1:というか続刊願望?

朝比奈みくるの時間移動法の元ネタってなんだっけ?


「時間というものは連続性のある流れのようなものではなく、その時間ごとに区切られた一つの平面を積み重ねたものなんです」

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) P145より

 類似の時間移動理論があったようなーとおもって、簡単そうな本を探してみた。いくらなんでも理論本じゃよくわからんので(汗

タイムマシンの作り方

タイムマシンの作り方

 数式などは一切無い、やや読み物的な内容なので判り易く書かれています。
 時間移動理論としてはポピュラーなワームホール理論はカール・セーガンSF小説「コンタクト」を書くために友人の物理学者キップ・ソーンにアドバイスを求めたことから始まっていたんですな。
 他にも多世界理論やシュレディンガーの猫の解説といった量子力学分野や超光速航法などの簡単な解説なども非常に判りやすく説明されていてSFに出てくる理論解説入門書としても優れています。
 ちなみに朝比奈さんの時間移動理論の元ネタらしき理論はバーバー理論といいますが、少々難しいので詳細はなし。
実際に読んでみてくださいw