今月の富士見ファンタジア
鋼殻のレギオス14 スカーレット・オラトリオ (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 雨木シュウスケ,深遊
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/09/20
- メディア: 文庫
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とりあえずリーリン最強伝説っと。
レイフォンと結ばれる可能性があった三人の中で、もっとも平穏無事に生きていけそうだったリーりンですが、実は最大最強の地雷であったと。いや、この作者、こういう特大級の地雷が好きだよな。
フェリは某美少女艦長と同じ当て馬、ニーナが大本命というのは当初からの設定だと思うのですが、リーリンについても幼なじみという過去の亡霊みたいな扱いかと思いきや、シリーズ途中から妙な雰囲気になってはいたけれども、ここまで特大の核爆弾だとは予想していなかった。
レイフォンとリーリンの二人とも、実らない初恋をいう経験をしてひとつだけ大人になったわけですが、レイフォンがどん底までへこんで、しばらく使い物にならなさそうな気がしてならない。
でも戦闘力はほとんど落ちないのだろうな、きっと。そういう鍛え方がされているようだし。
ここでフェリがダークホースになるとは思えないので、ニーナに引きずられることになりそうなのだが、レイフォンはますます彼女に依存することになるような気がする。
話は変わるけど、天剣が勢ぞろいして総力出撃になったわけですが、敵のスケールが大きすぎてかなりよわっちく見えてしまったのが。二人戦死、レイフォンは戦力外。
初戦ですでに9剣というキツイ事態に。
あくまでも女王のサポートだからというのはあるだろうけど、今後の戦闘もハードな展開になりそうですね。
- 作者: 細音啓,カスカベアキラ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 文庫
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つい先月にデビュー作の黄昏色シリーズを無事終わらせた細音啓さんの新シリーズ。
年上のお姉さんが、年下の男の子をてごめにする*1前シリーズとはうってかわって、幼なじみときましたか、そうですか。
そしてなにげに主人公最強クラス。前シリーズとはだいぶ設定の方向性を変えてきましたね。
でも心情や人とのつながりの細やかな描写は変わらず。真っ黒な自分にはまぶしいくらいにきれいです。
これから先も楽しみですね。
*1:激しく違うような気がしないでもないが、概ねあっているよね?