無線LANの無い、若しくは出力が弱くて困っているときに内蔵カードを入れ替え 若しくは追加するに当たり・・・・

中古やジャンクを漁っていると、時折見つかるのが一般用途用としては疑問の残るモデル。
例えば私のVersaPro等がそうです。
Core2Duoの超省電力版を搭載し、2Gメモリー Vista Bussinessで1年保証 DVDまで付いていて尚 無線LANが付いていない。
ビジネスモデルでは時折ある事で やはりセキュリティの面から考えても無いに越したことは無い Adohocを通じて他のPCにデータを送る、知識が無くて偽造アクセスポイントに間違えて繋がってしまう等手段は色々です。
特にXPの時代には アクセスポイントを見つけたら嬉しそうに画面にメッセージが出て、繋ぎませんか?と聞いてくるのだからついつい繋いでしまう人も出たでしょう。
その点、Windows7なんかは静かで 繋がっているかどうかもわからない・・・・のもどうかと思ったりはしますが・・・
他にも、WiMax内蔵パソコンにするや 3G内蔵パソコン等 いろいろ改造のネタは尽きないものです。
勿論、電波法などがあるので守れる範囲でやっていただきたい訳なのですが 一般的な手法をここで書いてゆきましょう。
 
まず、ノートPCなのですが 最近での拡張カードの主流は mini PCI Expressというもの。
これは縦長(Halfと呼ばれる高さが半分で横長のものもあり)のエッジ型のカードです。ちなみに、Vaio UはHalfタイプでVesaProは長いタイプ。
大体のPCでは

この赤い場所あたりにあります。
メンテナンスがしやすいように 裏側にふたがあり それを外すとカードスロットが見えます。
ちなみに、厳密にはだめなのでしょうが メーカーの言う所の保証の範囲に このカード蓋などは含まれていない事が多くメモリー交換と同様ここを開けても保証が切れるという事はあまりないようです。
勿論、これはだめと判った上での話なので やはりあけるとまずいのですが。
片方にエッジスロット 反対側に二つ(一つは突起のは目殺しの場合もある。ネジ一本で済んで便利)のネジ穴があります。
電源を切って、バッテリーを外して 尚且つ出来れば一日ぐらい放電してからのほうがよいかもしれません。
取り付け後、キーボードショートカットやハードキー、専用カード起動アプリケーション等が付いていると起動は簡単です。
入れてしまえば 例えばIntel WifiLink 5100なんかの場合はIntelのドライバーをダウンロードしてインストールすれば機種にかかわりなく使えます。
ただし、LenovoDELLの一部など 最初から使えるカードのIDを決め打ちしている場合があります。
その場合にはカードそのものが認識されないので、専用品を使う事となります。しかも 残念なことにLenovo専用のカードは他のPCで使えないというおまけまでついているので購入時には気をつけましょう。
さあ、取り付けて終わりだ・・・・と言いたいところなのですが 困る事があります。
アンテナが無いのです。
 
メーカー製のPCでWifi付きのものはおおよそ液晶パネルの両側にアンテナが付いています。
2本〜4本のアンテナがついていて 最も感度の良い1本を使うというダイバーシティ型となっています。
DELL等では最初から アンテナの配線は行われており、カードを入れて中に埋めてある配線を繋げばOKなのですが 残念なことに他のメーカーではWifi無しのモデルではアンテナが取り付けられていません。
ということはアンテナも用意する必要があるわけです。
最もよいのはメーカー純正のアンテナを用意することで 棒状のアンテナが普通は用意されてます。

この青い部分がアンテナで、この部分で受信 反対側に小型の同軸コネクターが付いていてそれを差し込むことで動きます。
その機種用のものが見つかって、本体全部と液晶パネル背面、ケーブルのとおっているヒンジにそのケーブルを通すことができれば(難易度が高い場合も)これは標準品と同様ですからかなり良い感度のカード増設が出来ます。
しかし、世の中そんなに甘くなく そういった部品はこういった事をする人のための対策なのかメーカーから基本的に出荷される事はありません。
また、他の機種用のタイプもほぼ合わないために取り付け等で困ってしまう事でしょう。
では、汎用品を流用することを考えてゆきましょう。
その中でも最も汎用性があって入手が簡単なのが フィルムタイプのもの

これも青い部分がアンテナとなっています。
昔の冷陰極管の頃ならともかく 今の主流はLEDバックライト
バックライト背面のケースが樹脂製なら その裏側にはれば比較的高い位置に設置できます。
他にもキーボード下のパームレストの裏側などに張り付けるなど比較的自由の高いものです。
ケーブルが長く設置場所が自由で便利なのですが、私などが扱う小型のPCの場合長すぎるケーブルの処理に困ります。
あとは、感度がほどほどで・・・・と言いたいところなのですが 現在販売されている新しいWifiカードの性能が向上していますので それなりのアンテナでそこそこの性能が出ますのでこれが良いポイントです。
そして、まだ入手できていないのですが miniPCI Express型と言われるタイプ
図示するとこんな感じ

この青い部分がアンテナで真ん中の白い部分がminiPCIExpressカードそのものです。
カードを説血するためのソケットがありその周囲が数ミリ程度開いていれば設置可能なアンテナです。
いまだ実物を見た事が無く、eBayなどでは 数百円(それも下のほう)でも入手可能なのですが こちらに送る送料や手数料などが 本体を数倍上回る価格なのでちょっと買いにくい 数枚単位で買えたら今のところ返事をいただいてないという状態です。
オークションなのですが 枚数指定できるようになっていないので(同じ人が一杯出しているからまとめて売ってくれたらいいのに・・・・)どこかの取り扱いがされるのを待ちましょう。
感度的には おそらくあれでしょうが 増設の簡単さはぴか一。
入れて試して、はずすというような実験的利用にも最適。ぜひ一つ欲しいものです。
 
WifiWiMax、3Gと比較的周波数帯が似ていて 効率の問題を置いて置くとそれなりにどれにも同じアンテナが使えています。
受信するかどうか程度ならという事です。
カードに関しては 多くの機器で本体裏ぶたを開けなくても 専用の蓋がありアクセスも簡単です。
WifiWifiWimax等ちょっとしたことで一気に便利になります。
改造は敷居が高いものの 比較的簡単なところからなら こんなのもありますという程度で・・・
written by HatenaSync

やっぱりおしいEverun Note

Everun Noteを使い始めて思うのは やっぱりおしいという点。
わずかに時期が悪かったのが最も大きなポイントです。
先ず本体の質感が悪い。
プラスチックの継ぎ目がきれいにあっていないうえに、ヒンジは開く度に音がする。
TDP31WのAMD社製のプロセッサは 動的なクロックの変化により省電力を行う機能があるものの 1.6GのCPUを1.2Gのクロックを落として使うと省電力機能が頑張って働こうにも600Mぐらい以下には下がらなく成る。
これが もし、1.2Gの専用設計であれば300M程度までクロックを下げ おそらくもう20分は駆動時間を伸ばし 現行のバッテリーの5〜10%ぐらいは稼ぐことができたのではと思います。
キーボードも 頑張ってキーピッチを稼いでキーそのものは 比較が同じサイズで単純縮小された 工人舎 SC3シリーズに比べたら打ちやすさでは段違い。
ただ、それにこだわったが故に機能キーの多くが変則配置となった。
それも場所が悪いことに 数字キーの上(五列の一番上)となってしまっています。
例えば「キーボード」とタイプしたとすると 「キ」はいいのですが その次の「ー」を入力するのに「6」の上のキー 通女のノートPCなら「F7」あたりのキーを打つわけです。
頑張って頑張って高さも通常のノートPCから損なわないように頑張ったお陰で届かないわけです。
そして、それに輪をかけるのが パムレストのない構造。
Vaio Pでも同じように成っているのですがここで最も違うのは本体の厚み。
明らかに手が地面に落ちるほどの段差があるので手は羽化して使うか 地面に手をつけて使うかになってしまいます。
せっかくのポインティングデバイスも そのかんけいで 手がキーボードにかぶっているので結果的に押せなくなってしまっています。
USBポートは二つあって良いのですが、やはり出力不足で 少し大きな電流の流れるもの 例えばモデムなどでも不安定になることも。
 
で、ありながらパフォーマンスは最も低速のモードで使っても 必要十分。
その状態でも動画再生(支援の効かないもの)でも何とかしてくれます。
キーなどの操作に関して言うなら、AMDらしいと言うかキビキビかんのある動きを見せてくれます。
キーも普通に打っている間はかなり使えます。
モデムを内蔵したせいもあり 接続までのラグも小さく 出して(キーボードさえ認識すれば)すぐに使える便利さはさすが。
上記の欠点も 当時なら許せるレベル(質感はどうかな??)
販売網と潤沢な商品があれば判らなかったレベルだと・・・
つくづく、残念な会社がなくなったと思ったわけですが。
いかがなものでしょう。