時代の変遷

昨日書くはずだったものが今日に回っているのだが・・・というかかなり前に思っていて何故に今頃なわけだが
Symbianが終わった。というかNOKIAからもうSymbian SmartPhoneが発売されることが無くなった。
先日といっても去年の中ごろ発売された NOKIA808 PureViewがSymbian SmartPhoneの最後となる事が発表された。
非常に感慨深いものだ。
 
Symbianといっても日本ではあまりなじみが無く 公式にその名前が表に出た端末は 僅かです。
Vodafone(現Softbank)から発売された702NKが色々な意味で「神機」と呼ばれたのは 本体に内に色々なプログラムを自分で作って送り込めたからです。
その中には当時の携帯電話ではCHTMLしか表示できなかったのに比して 通常のWEB画面がそのまま見ることが出来たという 今流の言葉で言うなら「PC Browser VIEW機能:が使えたからです。
勿論、キャリアとしてはそんなことは許してなく、ユーザーがプログラムを改変する事で通常のパケット通信をしていると偽装する事で成り立った裏技的機能であった。
その上PCに繋いでモデムとして使う事も出来るという 超裏技的な物も生まれてきましたが流石にパフォーマンスと画面の解像度などの制限から 過去の機械となってゆくわけです。
まあ、ユーザー数が少なかったというか Symbianという名前のOSそのものが認知されておらず その独自の流儀は今のAndroidの改造のようにみんなが手の出せる物では無かったのでそこまでは広がらななかったようです。
その後、702NK他2機種と 法人専用のE61のみで終焉となります。
同じ端末をDOCOMOでも発売していましたがこちらはがちがちのプロテクトのおかげで 同じに扱われることは無かったようです。
その後、E71という端末がDOCOMO Softbankから発売されるというアナウンスが出たところで NOKIAの日本撤退で日本のSymbianは幕を閉じたのです。
実際は水面下でSymbian自身は生きていて ガラケーのOSのバックグラウンドで動くものとして何機種化にその間も採用されています。
 
Symbianは実は携帯電話用OSとして登場したわけでは無く
PsionというポケットPC用のOSとして登場します。
Plam OS全盛で、WindowsCE HandheldなんてOSと一緒に戦っていたものですが その後NOKIAがバックアップする事となり Ericson等他社も採用する携帯電話用OSとして発展してゆくわけです。
というか、携帯電話用として発展していったころからまともに認知されてゆくわけです。
実際、日本以外の国を例に出すなら NOKIAの全盛期には携帯電話が3だいあれば1台は必ずNOKIAという時代が有り その主幹となるOSがこれだったのですから普及度で言えば凄い物なのです。
ただ、全部の端末にパフォーマンスの高いOSが必要では無く 40系や60系のようにチープな環境でも動くタイプと 高度な機能を使えるタイプと言いうように分化していったわけで これが共存してゆくわけです。
そして、その60系はSmartPhone用OSとして一時代を築くのです。
WindowsMobileと言われたOSの普及度が世界中でも日本とそう変わらなかった事から そのシェアを考えるとSymbianのハイエンドの普及度は凄かったわけですが 残念なことに時代はiPhoneからスタートした マルチタッチのインターフェースに変化してゆき それに対応できないSymbianのシェアがどんどん落ちて今に至るわけです。
BlackBeryもそうなのですが 携帯電話キャリア側に立って パケットを節約したりセキュリティを強固にするというような部分に対して強力な力を持つわけですが それが必ずしもユーザーの方に向いていなかった部分があたのではないかと私は思っています。
iPhoneにおいてはJBと言われる改造、AndroidではRoot化なんて言われる手法が当たり前のようにWEBで話題になっている訳ですから 最後までかなり強固に自分を守ったSymbianはその意味では優秀だったのでしょう。
逆に言うとアプリケーションという面では制限も多かったかと思います。
現在Androidアプリをインストールするときに 「〜の権限を」なんて部分はSymbian向けアプリケーションでは NOKIAから証明書を添付してもらってそれ付で無ければアクセスする事が許されないつまり アプリケーションを作る側が大変な思いをすることとなったわけです。
 
じゃあ、なくなったらどうなるんだ?という事なのですが NOKIAとしてはWindowsPhoneを出すのでそれは良いのだそうです。
まあ、苦戦しているようですが それなりにはと思っています。
NOKIASymbianの関係ですが この二つが分かれてはたしてNOKIANOKIA足りえるのか?
これに関しては WindowsPhoneを採用してからずっと思っている事です。
それでも、Lumia710は購入している訳ですが(笑
ただ、他社との差という事であればOSが根本的に違うというのも含めてNOKIAの魅力だったわけですが これがHTCやSamsungでも販売しているのと同じOSの異なる機種が出ているというだけであればどうなんでしょう?
それでも、明らかに目に居たい青の端末などNOKIAからしか出ていないし・・・なんて 自分の中でもごちゃごちゃするわけです。
それでも、Symbian SmartPhoneと併売している間はともかく 既にそれすら出さないとなると 余計に思ってしまうわけです。
 
NOKIAの迷走時代も一緒に迷走しました。
MAEMOと呼ばれる Linuxを搭載したN900も買いました。
その後継OS MeeGoを入れてみたりもしました。
N9はそのうちと思っていましたが 既に中古にも出てこないですね・・・・・
N900は非常に良い端末であると今でも思いますし ストレージは 当時はびっくりするぐらいのサイズ32G搭載した小型PCともいえる端末でした。
それらも、なんというか むにゃむにゃしているうちに消えてしまいました。
現在MeeGoは名前を変えてSamsungから独自OSとして登場しようとしているのは皮肉としか言えないでしょう。
 
時代の移り変わりは恐ろしく「覇者」は「挑戦者」の位置づけとなり 現在ではHTC Samsungと肩を並べて競争する携帯電話ベンダーの一つとなっています。
それを時代の・・・・で片付けてしまうのはちょっと心苦しいわけです。
現在の覇者もすでに 足元が緩んできているように見えるのは 実際の業績では無く 多くの人がそう思っているという所に問題があり それ故にちょっとした報道に人々が過剰に反応してしまうわけです。
そういえば、NOKIAにもそういう時代が有ったと。
この先どうなってゆくか? 実はLumiaは次も追いかけたいと思っています。
LTEもサポートした 海外端末としてはおそらく初でしょうから。
ただ、それを昔のように数年使えるのか? Galaxy Noteを押しやってでもメインとして使うのか?
なんか難しい状況にはなってきました。
 




written by HatenaSync

L-01Eの端子が溶ける??

twitterで話題になっていたのですが 
純正のACアダプター 純正のUSBケーブル 純正の本体(笑 を使って一晩充電したらマイクロUSBの端子が溶けていたという方がいらっしゃるようです。
実は、マイクロUSBの端子に かなり電流量を突っ込みますが USBの端子類はどれもなのですが 抜け止めのような機構が付いていません。
防水仕様の端子で 電極間を樹脂で埋めて 電極だけが露出する構造になっているのですが もしもの事を考えてこの手の端子は電極部が細く作られている(水の中の不純物でショートなどの危険性を避ける為)場合が多く また 少し樹脂より沈んだ構造になっていることが多いようです。
そこに、普通のケーブル(ケーブルが悪いとは言わないが専用ともいえない)ケーブルで充電していて 例えば斜めに端子が鳴った時など接触面が極めて小さくなれば そこを流れる電流量が多いので発熱し 樹脂が溶けるぐらいの事はあってもおかしくないかな?なんて 思っていたわけです。
こんかいTwitterで見た限りでは どういった感じの溶け方で貼んないかと思ったりするわけですが この問題は勘合の甘い いわゆる使いやすい端末(結構入りにくい端末多いですよね マイクロUSBは)において起きえる問題では無いかと。
 
以前、KDDIの京セラの端末で バッテリーが膨らみ裏蓋を押し上げるまでになったが その際もお客様の使い方とか バッテリーは保証対象外とか訳尚わからない事を言われてしぶしぶ好感されたことが有ったわけで その後りこーりうになってもお詫びの一つも来ないという対応に憤慨したわけだが
同じような事になるのではと心配するわけです。
 
この問題が掲載されたBlogは
http://calcnote.net/?p=3082
だか、私は自分で見たわけでも無いので 支持はしない。
ただ、自分が当事者だった時の事を思うと ちょっと・・・な感があるわけです。
今後の状況を見守ってゆきたいと思ってます。
見守るだけですが・・・・
written by HatenaSync