さあ、才能に目覚めよう

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

本書の特徴は何と言っても、誰しもが持つ自らの強みを特定するためのStrength Finderにあるだろう。本書を手に取ったら、カバー裏の数字をメモして、StrengthsFinder 1.0 | Gallupからテストをまず最初に受けるべきである。

人が本来持っている資質を34個に分類し、そのうち強み5つを見出してくれる。才能とは変えることができないものであり、これをどう生かしていくかで人生の質が決まる。本書の素晴らしいところは、豊富な事例を元に、「これらの強みをどう生かすか」ということにまで言及されている点である。


【メモ】
・まずは、自分の知識と技術と才能をじっくりと見つめ、どれが知識で、どれが技術で、どれが才能か、それぞれ見極めることだ。自分の才能を特定することだ。それが何か分かれば、あとは的を絞り、必要な知識と技術を身につけ、真の強みを築いていくことができる。(P36)
・才能は限りなく柔軟なものだ。使い方次第で、いい方向にも悪い方向にも向けることができる。才能は知性と同様、自らは方向性を持たない。もし人生を変えたいと思っているのなら、人のために強みを活かしたいと思っているなら、価値観を変えることだ。(P50)
・才能とは「繰り返し現れる思考・及び行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質である。」(P58)
・自分はどのような状況で満足を覚えるか、それを仔細に観察して、それが分かれば才能のありかを必ず突き止められる(P87)