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はてな読み

2015-10-09

英語学習のためのキリスト教・聖書の本


英語学習における背景知識として大事だと言われるキリスト教と聖書。でも、どこから手をつけて良いのか、サッパリわからないというのが本音ではないでしょうか。実際、わたしも最初はかなり困ってました。ということで、これまでに読んだ本を紹介してみます。少しでも参考になれば幸いです。




【入門書】


キリスト教の本 (上) (New sight mook―Books esoterica)
キリスト教の本 (上) (New sight mook―Books esoterica)


キリスト教の本 (下) (New sight mook―Books esoterica)
キリスト教の本 (下) (New sight mook―Books esoterica)


★ オススメ ★


フォロワーさんに教えてもらった本。作りはムック本ですが、中身はけっこうしっかりしています。安価に入手できますし、最初はこの2冊が良いのではないでしょうか。




知って役立つキリスト教大研究 (新潮OH!文庫)
知って役立つキリスト教大研究 (新潮OH!文庫)


実際のキリスト教がどういったものか、教会の配置や儀式などを解説した本。キリスト教の教義そのものについての解説は多くありませんので、英語学習を念頭に置いているのであれば、こちらは後回しにしても良いかもしれません。




聖書VS.世界史 (講談社現代新書)
聖書VS.世界史 (講談社現代新書)


★ オススメ ★


普遍史(Universal History)についての本。世界史(World History)が生まれるまでは、ヨーロッパにおいてはキリスト教の世界観に合せて歴史が綴られていたけども、でも、それもやがて無理になってきて・・・というお話。面白いです。




The Penguin History of the World: Sixth Edition
The Penguin History of the World: Sixth Edition


こちらは世界史の本。ローマ帝国のくだりではキリスト教がいかに重要な役割を果たしていたか、詳しく書かれています。もちろん、世界史の本としても、大変に興味深く読めるはずです。(ただし、分厚い本なので、読むにあたっては、それなりの覚悟が必要となるでしょう)




【聖書の読み方】


How to Read the Bible Book by Book: A Guided Tour
How to Read the Bible Book by Book: A Guided Tour


★ オススメ ★


聖書をいきなり読んでみようとしても、たいていは挫折してしまいます。やはり、「読み方」のガイドがあったほうが良いはずです。この本はその役割にうってつけだと思います。それぞれの書についての概略を説明したうえで、個別の章についての解説がなされています。(ちなみに、準拠している聖書は NIV です)




聖書の読み方 (岩波新書)
聖書の読み方 (岩波新書)


「聖書」「読み方」で検索すると一番上に出てくる本・・・なのですが、これは実際に読むにあたって、どこまで助けになるか、わたしにはちょっと判断がつきません。むしろ、キリスト教を信仰されているかたと、そうではない人たちのあいだにある認識の違いを知るのに適した本ではないかと思います。




ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫)
ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫)


こちらは対談集。興味深く読めますが、具体的な聖書の読み方についてはほとんど書かれていませんので、ある程度、知識が深まってから手に取ったほうが良いかもしれませんん。




【聖書】


聖書はとても入手しやすい書物です。


1.洋書のペーパーバック版(600〜900円)

2.ネットでPDFファイルを探す。(KJV などはゴロゴロ転がっています)

3.日本語訳の聖書をネット上で読む。


... という感じでしょうか。英語で書かれた聖書はたくさんのバージョンがあるので、もし、英語で読むのであれば、それらの違いを確認したうえで入手したほうが良いでしょう。KJV などはネイティブさんでも読むのにひと苦労するらしいので、初学者がいきなり購入するのはやめたほうがいいでしょうね。"How to Read the Bible Book by Book" を読むのであれば、それに合せて NIV にしてみるのも、ひとつのテだと思います。




Good News Bible
Good News Bible


わたしが持っているのはこちら。フォロワーさんから教えていただいたものですが、平易な英語で書かれた聖書です。難しい単語も使われていませんし、とても読みやすいバージョンだと思います。




【聖書由来の言葉】


聖書に由来するフレーズや単語はたくさんあります。それらをまとめた本というのは意外と少ないのが実状です。和書でも、聖書と英語を関連づけた本はけっこうな数にのぼるはずなんですが、どうも同じ著者による使い回しみたいなものが多くて、あまり印象はよくありません。




Raising Cain: How the Bible Shapes the Things You Say
Raising Cain: How the Bible Shapes the Things You Say


★ オススメ ★


ということで、こちらをオススメ。かなりたくさんのフレーズを収録しています。もちろん、聖書のどこに載っているか、原典も明示しています。拾ってきている例文はちょっとイマイチなのが玉に瑕なのですが、これだけたくさんのフレーズを集めている本は他にあまり見つけられないでしょう。




旧約聖書の英語―現代英語を読む手引き (講談社学術文庫)
旧約聖書の英語―現代英語を読む手引き (講談社学術文庫)


新約聖書の英語 (講談社学術文庫)
新約聖書の英語 (講談社学術文庫)


こちらも聖書に由来するフレーズをまとめた本。ただし、その聖書における概要についてはあまり詳しい説明が載っていませんし、なにより、収録数が少ないのがネックですね。聖書のフレーズが実際に使用されている新聞記事などは読み応えがありますので、使用例の英文を読むためのものと考えて読むと良いかもしれません。




【リファレンス】


Holman Illustrated Bible Dictionary
Holman Illustrated Bible Dictionary


こちらはキリスト教の専門出版社から出ている洋書の聖書事典。わたしはあくまで個人的な興味として購入しましたが、もちろん、ここまでのものは英語学習には必要ないでしょう。とはいえ、信頼のおけるリファレンスがあると、なにかと助かるのも事実です。




(まとめ)


キリスト教と聖書は、英語学習の「背景知識」と言われますが、実際に読んでいくとあまりにも奥の深い世界なので、ちょっと手に余るところがあります。本当だったら、英語学習者向けに編まれた簡易なガイドブックみたいなものがあれば良いのですが、残念なことにそういった本はありません。なので、自身にとって必要のない場合は「これは自分にとっては必要ない」と割り切ってしまうのも悪いことではないと思います。大英和辞典などを引けば調べがつくこともありますしね。


とはいえ、「創世記」(Genesis)「出エジプト記」(Exodus)などで描かれている出来事は頻繁に取り上げられますので、そこらへんは目を通しておいたほうが良いのかもなーという気がします。あとは、そこにかけるコストと自分のなかにある必要性のバランスで決めるのが良いでしょう。


(おしまい)