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『建築と日常』編集者日記

01月22日(火)

昨日アップした動画は、編集作業で量をかなり圧縮しつつ、降矢さんにバランスよくまとめてもらっていますが、それによっておそらくひとつだけ、この動画だけでは理解できない部分が生まれてしまっています。下記の発言の「道路が渡れない問題」です。

  • 33:19〜 中山さんの発言「さっき言っていたような、道路渡っちゃえばいいじゃんということ」
  • 42:36〜 結城秀勇さん(客席から)の発言「さっき話していた道路が渡れない問題」

これはどちらも、その前に富田さんが紹介したエピソードのことを指しています。どういう内容だったかというと、富田さんの監督作品『国道20号線』(2007)で、車が行き来する国道20号線を主人公が渡る印象的なシーンがありますが(予告編冒頭)、

それに対して、あるトークイベントの場で富田さんと同世代の映画監督が「あんなシーンが撮れてうらやましい」というようなことを言われたそうです。言われたそうですというか、そのトークは僕も聴いていたのですが、要するにその監督はメジャーの作品を多く手がけている監督で、メジャーの作品ではそう簡単に役者に車道を渡らせることなどできないというわけです。たとえ普通に見てほとんど危険性がないような状況でも、現場には役者の所属事務所の人もいれば、映画のプロデューサーもいて、万が一事故が起きた場合の責任問題まで考えざるをえない、そんな話だったと思います。

32:22〜の相澤さんの発言、「本当はできるのを、しきたりみたいなものを勝手に自分たちで作って、できなくしている部分がたくさんある」というのも、この「道路が渡れない問題」などのことを指しています。