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2016-12-27 珈琲の 香りまとひて 秋の街

[]水出珈琲 喫茶モナ

なにもこんな年の瀬の押し詰まった時期に行かんでも‥と思いつつ、1月は1月であわただしいだろうし、せっかくお休みが取れたので、駆け込むように向かったイルフ童画館

柳原良平 船と絵本とアンクルトリス 2016年11月18日(金) - 2017年1月23日(月)

  

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柳原良平のグラフィカルなデザインを絵本という側面から見せてくれたり、奥様のお誕生日に贈られた愛情と愛嬌と緻密な技術いっぱいの手作り‥紙製のアンクルトリスやデコレーションケーキに胸がいっぱいになりつつ「精巧すぎるぅ‥!」。いろんな角度からうっとり眺めた。アンクルトリスのミニトートがもらえるのも太っ腹でうれしかった!このミニトート欲しさに飲まないであろうトリスを買おうかじっとり考えたことがあるのでなおさら。

武井武雄のコーナーは大澤コレクションや、グラニフコラボの原画展示!『花園の気流』の原画はじめて見た!麗しかった〜‥。白い紙に描いたからあの色なのかな。色味新鮮だった‥。この日が2016年イルフ納めかつ2016年美術館納めと思うとなかなか帰る気持ちになれなくて困った。来年も美しいものたくさん見られますように。何度も世界に感謝する気持ちになれますように。推定3歳児がラムラム王のことを「かわいい人」と呼ぶのを聞いて、あまりのかわいさに武者震いもした。あわただしいからこそ、来てよかったな。

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さて、イルフ童画館のそばある、モナという喫茶店。

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岡谷駅周辺で純喫茶、といえばここなのかしら。喫茶もできるレストランやカフェはあるけれど、純喫茶は。

以前一度お邪魔したことがあり、雰囲気がよくて自分好みなのはわかっていたけど、岡谷には日帰りで行くことが多いので、イルフ童画館内の喫茶ラムラムの限定メニューが気になったり(最近ラムラムの活躍がめざましいのですが!お邪魔したくなる企画展メニューで心をくすぐる。にくいぜラムラム!)、近くに出来たお菓子屋さんやカフェのごはんも食べてみたかったり、ごはんだったらいっそ鰻を食べたかったり‥。前回(2016年秋)向かった日は定休日だったし、最近はすれちがいでした*1

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(たつみ会館のメニューが混ざりこんできてムムム。当たり前だけどモナにはお刺身ありません)

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まだ12月で雪はありませんが、岡谷はほぼ北国。モナのドアを開けると、ふわっと暖かい空気。石油ストーブのにおい。マンボかな?音楽が耳に心地よく。いきなり暖をとらせてもらった気分。北国の喫茶店は冬がよい。

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以前このお店に来たときはママが切り盛りする時間帯でラジオが流れていたような気がするのですが、この日はマスターが、お店の中央にあるレコードプレイヤーでBGMを流しており、レコードによって音のバランスを調整している模様。うわー、いいなあ。一気にテンションがあがるわたし。紫煙が育てた褐色の空気も好ましい。ほんとにとても暖かい空間。前にこのお店に来たときも冬だったけど、1月の夜は寒すぎて、暖めてもらってもまだ寒かったのかしらん。

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お店の目玉商品水出珈琲は苦みがまろやか。落花生は、マスターが栽培されたそうで「普通の落花生よりだいぶ大きいんだよ」とご自慢そうにサービスしてくださいました。プリンアレンジの1種である「パリジェンヌ」は、下にバニラアイスが敷きつめられており、うう!しばれる!思いだした、前回もたしかこのパリジェンヌをオーダーして極寒だったんだ〜‥(自分、バカなんすよ‥)。

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凍えつつにんまりしているわたしにマスターは言いました。「この店、あと三日で閉店しますんで」。!?‥2016年の営業のことですか? 静かに店内の貼り紙を指差すマスター。家内の体調が良くありませんでね‥。昭和42年に始めたこのお店は、あと三日、2016年12月30日で閉店するのだそうです。え?え?え?うろたえるわたしに、「わたしどもでも今月になってから決めたことで。今年のはじめには、あと十年はお店を続けるつもりで水回りを補修したばかりだったんですけどね」。

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なんて骨体‥!やっとひさしぶりに来れたのに。さっきまでいらしたお客さんがちょうど帰られたところだったので、店内の写真を撮らせていただきました。

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珈琲の 香りまとひて 秋の街)

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(発表します!特に好きなコーナー。文字通り角。お店の奥席。毛糸のクッションカバーの昭和感いとしいです)

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(発表します!ここもかなり好き。やばい。テーブルとテーブルを区切るついたて?の中に水槽がはめこんであるの。ときめく)

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昭和42年にオープンされて、約半世紀。岡谷の町は変わりましたか?わたしの頼りない質問に、「ええ、変わりましたよ。だいぶ変わりました」。やっぱり昔はこのへんは、ずっと山道だったのかなあ。ぼんやり想像しようとすると、「お店が出来た頃は、もっとにぎやかだったんです。町も人も」。予想外の展開。「今は、商店街もこのへんまででしょ?もっとずっと向うまで、商店街が続いていたんです」。あ、でもたしかに映画館とかこの先ですもんね‥。「今はシャッター商店街みたいになっちゃってるでしょ?あんなもんじゃなかったんです」。やっぱり予想外の展開。

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‥気を取り直して店内を見やる。こんなときにもレコードの音は暖かい。不思議な機械がいっぱいあるけど、これはなんだろう。横に貼ってある折り紙かわいいな。眺めているとマスターが機械のつまみをひょいっとひねり、店内にラジオが流れました。うわ、ラジオ!これ、現役のラジオなんですか?「こっちもラジオだよ」。マスターの趣味のひとつに、古い機械を修理することがあるらしく。なんと廃品から作ったレコードプレイヤーまで。下の木枠から手作りなんだそう。この世に78回転のレコードがあることを、はじめて知りました。50回転(ズ)なんてまだゆっくりじゃん。

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(これもラジオ。囲いが無いだけ)

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(写真撮ってるときは気付かなかったので非常にぼんやり映っていますが。グリーンの陰にあるのが廃品から作ったレコードプレイヤー)

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不思議な蓄音機でレコードをかけてくださるマスター。ハンドルを手回しして、この振動がここから反響して・・・。え?電気を使わずにこんなに大きな音が?「そうですよ。エジソンが発明したまんまです」。え、え、え〜?蓄音機って、ポータブルプレイヤーなんですか?「‥蓄音機は蓄音機ですよ‥」。昔はこの蓄音機を持って山に行き、フォークダンスを踊ったんだそう。

なんて素敵なの‥(山の上DEフォークダンス‥!)。名残り惜しいながらもあずさの時間がせまっていたので頃合いを見ておいとま。最後になってしまったけれど、来れてよかったです。素敵なもの見せていただいてありがとうございました。

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前回お店に来た時に、「マッチはもうないの」と言われた気がするのですが、マッチを蒐集するようになって、たずねるタイミングによって返答が違うことを知ったため、ダメもとで聞いてみた(お会計でレジを開けたとき、付近にそれらしきものが皆無だったので「やっぱりないのか〜」とは思ったんだけど、昭和42年に開店したお店なんだからマッチ、あってくれ‥!と祈る気持ちで)。

「マッチ‥!マッチね!そうそう、ここに入れてるんだよ」。お店の中央に脈絡なくおかれたペンギン(このペンギン、気はなってた。ものすごく)の置物のなかからお店のマッチがざくざくと!

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(実は重要な任務を担っていたペンギン

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「マッチね〜。言われるまで(存在を)忘れていたよ。閉店しちゃうんだから、もう、お店に来てくれたお客さん全員にもらってもらえばよかったなあ」。

マスター!わたし、このマッチを見るたびに、今日のことを思い出します。

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*1:ああ、でも、結果論だけど。前回行けていたら「やっぱりよいところだな〜」とほくほくするもこの日は別のお店を散策して、来年になって閉店を知りすごく悔やむことになったんだろうな。いろいろな出来事が繋がっての日々なんだろうな‥。ちょっと泣いてこよう

2016-07-28 恋は水色

[]愛は命の花である

いまだかつてこんなに陸奥A子のことを考え続けた日々があっただろうか。否、ない。そう即答できるほど、陸奥A子のことを考え続けたここ数か月。

自分でも、2016年とは思えない。でも2016年に実際こうして陸奥A子関連の展示が目白押しっておかしくないですか?なぜ自分以外の人が平常心でいられるのかわからない。

そもそも「陸奥A子」というペンネームが、こどもの頃はこわかった。名前だけ見て、きっとすごくアバンギャルドな作家さんにちがいない!って予想して、ふんわりしたおとめちっくな作品に出会う衝撃。でも、大人になった今ならわかる。ふんわりしたおとめちっくがいちばんアバンギャルドなんだよう。実際、「太宰治のファンだから、陸奥という単語に憧れがあって」「Aは、アルファベットのいちばん最初の文字だから」「わたしのペンネームって目立つんです」。情念とクールな分析が同居して、いきなり名が作風を表していてすごいと思う。

うまく言えないけど、平成の表現はマイルド。

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(↑ 昭和の。りぼんマスコットコミックスより)

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(↑ 平成の。ベストセレクションセブンティーズより)

結局3冊買ったのですが、このセブンティーズがいちばん読み応えあった。特別収録作品『れもんばばろあ色の夢』のおかげかしら。でもでもでも、『マジカルミステリー・インスタントコーヒー』未収録のこと許したわけじゃないんだから。

[]「描く!」マンガ展 @川崎市民ミュージアム

「描く!」マンガ展 〜名作を生む画技に迫る―描線・コマ・キャラ〜

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「描く」「人に見せる」「たのしむ」という、マンガの本質的な営為に着目し、優れたマンガ家たちの卓越した作画技術を紹介するとともに、その時代背景をさまざまな視点から見つめ直します。

出品作家: 赤塚不二夫、石ノ森章太郎、手塚治虫藤子不二雄Ⓐ、水野英子あずまきよひこさいとう・たかを島本和彦竹宮惠子平野耕太PEACH-PIT陸奥A子諸星大二郎

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[]アズ50年展〜漫画同人の半世紀〜 @米沢嘉博記念図書館

アズ50年展〜漫画同人の半世紀〜 @米沢嘉博記念図書館 

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九州を中心に活動し続けてきたマンガ同人誌グループ「アズ漫画研究会」。コミックマーケット準備会代表を長年務め、当館コレクションを旧蔵していた故・米沢嘉博氏もメンバーでした。1966年秋から50年続いているこの研究会の、草創期から現在まで――。「肉筆回覧誌」「ガリ版」「湿式コピー(青焼き)」「乾式コピー」を経て「オフセット印刷」へと、ひとつの漫画研究会のあゆみを通して、同人誌の歴史の全貌に迫ります。文月今日子陸奥A子など、アズに所属するプロ作家の代表作原画や若手の活躍などを紹介します。

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2016-06-11 君は僕の夢

[]こんぺい荘の‥

この日は陸奥A子展を観に遠くまででかけるので、それをイメージしたアクセサリー。

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[]アイドルをさがせ(君は僕の夢)

ところで北九州漫画ミュージアムの雉田さん推しに、納得がいかないわたし。じゃあ、誰ならいいのか?考えてみたのですが、そもそも雉田さんなのはもとりぼん少女もいまや立派な大人の女性、学ランと写真を撮ったらPTAになっちゃうおそれあり、という優しさ配慮か?と思い当たり。大人の男性キャラ‥と考えると、絶対数が少なかった。

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[]マジカルミステリー・80年代作品

いま、陸奥A子のりぼん時代の漫画がほとんど絶版で入手が難しいことを考えた場合、今回のこのベストセレクションの功績はとても大きい、ような気はしますが(でも大きい&厚いから仕方ないけど、このお値段だとかるい気持では買えないから結局どうなんだろう‥という疑問はぬぐえない)、わたしの好きな3作品がひとつも収録されていないという。

ああでもそれを言っちゃあ『マジカルミステリー・インスタントコーヒー』なんかベストセレクションに入れるべきなのにセブンティーンズセレクションにも収録されてないし(ぶーぶー)、「りぼんオリジナル」に発表された作品(りぼん時代の晩年とでもいうか)はガン無視だし。やっぱりここで百姓一揆おこすしかないのでは。

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[]北九州の思い出

ところで、北九州空港に行くと言ったら、九州出身のともだちがくちをそろえて、「北九州空港にはメーテルがいるよ。ただしひっそり」と教えてくれて、どんなにひっそりいるんだろ?と思ったら‥。なるほどひっそり。さりげない。

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ちなみにメーテルは、JR小倉駅にもいた。ブロンズ像みたいの。ブロンズ像なら大泉学園駅練馬区)にもいるもん、と思って写真は撮らず。誰もカメラ構えてなかったからつい。小倉メーテルはデフレをおこしていると見た。

漫画ミュージアム常設展にも、アンドロイド型とでも言いましょうか・・・がいた(ここは撮影不可だった)。

さらに漫画ミュージアムの受付はコスプレメーテルでした。金曜日と土曜日では違うお嬢さんが勤めていたので、何度か通ってマイフェイバリットメーテルを見つけたらいいかも。

結論。北九州は、メーテルシティ。

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長々と陸奥A子愛を語ってまいりましたが、わたしを小倉までむかわせたものの半分くらいは、タウン誌『雲のうえ』のおやつ特集‥レストラン高山プリンだったことを白状いたします。

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まったくプリンて罪作り。2日続けて高山でランチ&プリンを食べて、シアワセだったな。また行きたいな。こんどいつ行けるのかな。嗚呼‥。

(玉子が主張してそれなりに弾力があってカラメルがにがいプリンが好きです。さァそんなプリンをご存知の方、どんどん教えてくださいまし。なにかにかこつけて食べに行くので)

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おまけ。帰りのバスの車窓から見えた、ドライブスルー質屋。謎が謎をよぶ。

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2016-06-10 愛は命の花である

[] 陸奥A子×少女ふろく展 〜DOKIDOKI『りぼん』おとめチックワールド!〜

2015年10月1日〜12月25日 @弥生美術館

 

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陸奥A子×少女ふろく展 〜DOKIDOKI『りぼん』おとめチック❤ワールド!〜

1970年代半ばから80年代にかけて、少女雑誌『りぼん』で活躍していた漫画家陸奥A子は、恋や友情に悩む、読者と等身大の少女像を描いて人気を博しました。陸奥の作風は“おとめチック”マンガとも呼ばれ、アイビー・ルックや背の高い優しい男の子は、少女たちの憧れを誘いました。さらに陸奥のイラストによる“ふろく”も熱烈に支持されました。

 本展では陸奥の『りぼん』から『YOU』までの貴重な初公開原画やふろくを多数展示し、併せて少女雑誌のふろくの変遷を約300点の史料によってたどります。

2015年の秋に弥生美術館で開催された陸奥A子×少女ふろく展。美術館で陸奥A子だけの展示が行われる、こんな日が来るなんて。長生きはするものだなあ。随分昔になくしてしまったと思っていたおとめちっくを愛する心が自分のなかにこんなに残っていたことに戸惑いつつ、長生きはするものだなあ(二回目)。会期中に二度行きそのたび大感動(展示替えがあるので3パターンあった。一番最初のは、すごい人気ですごい混雑、グッズ連日品切れ中という紹介を見てひるんで行きそびれた。そう、はじめは会期中に一度行けば充分かと思っていたので。一度行ったら展示替え後も行きたい!行かなきゃ!ってなった。わたしいつもスタートダッシュが遅くて後悔するんです。この歳にして日々勉強)、燃え尽きたと思っていたのに。

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[]ミルキーセピア物語

弥生美術館陸奥A子展を開催しているあいだ、美術館のカフェ・港やでは、このミルキー・セピアがメニューに登場しました。

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たしか、甘味黒糖ベース。味と色に深さとノスタルジーを添えて。上に散らした花模様のカラースプレーがいじらしく可憐に70年代気分をもりたてるフォトジェニックな一杯でした。

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九州漫画ミュージアムには残念カフェがありません。隣接するリーガロイヤルホテル内3つの店舗とコラボして、展示期間中ミルキー・セピアを提供していました。1Fのメインバーと3Fのカフェテリア、最上階のラウンジの3店舗。いちばん行きやすいカフェテリアにむかったわたしを責めないでください。

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このミルキーセピアはふわっとフルーティーな香りが意表をつくたのしくフェミニンな味わい。北九州という土地柄か、車で美術館に来た人のために、ノンアルコールバージョンも用意していたもよう。太っ腹なことにレシピも公開ー。材料がそろいそうだったらおうちで再現してみてください。

蜂蜜とナッツのフレーバーのウィスキージャックダニエルテネシーハニー」とフランスモランの「パッションフルーツシロップ」を使用し、上品な香りと甘みに仕上げました。眠れない夜にオススメの温まるドリンクです。お酒の苦手な方や車の運転がある方には、ウィスキーを使わずにパッションフルーツシロップだけでもおいしく愉しめます。こだわりのポイント:ご自宅でも簡単に作れて、またアレンジが楽しめるものにしました。牛乳のかわりにオレンジジュースリンゴジュースで作ってもおいしいですよ!

(ちなみに我が家にはウィスキーがないので、ホットミルクに少しの蜂蜜、ブランデーミルキーセピアをつくりします。ふつうに美味しい。冷たいミルキーセピアはいっそ冷凍庫でキンキンに冷やした牛乳にブランデー。冷たいのは甘みをいれないほうが美味しい気がします。慣れてくると、ブランデー香りがしない牛乳が物足りなく思えます)

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なんだよー、どっちも展示が終わった今じゃあ飲めないのかよう。などとお嘆きの方は、東京葛飾区柴又にある昭和レトロ喫茶『セピア』のミルキーセピアをどうぞ。

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陸奥A子ファンのセピアママが、陸奥A子愛をもとにつくった夢の喫茶店。70年代への愛が結晶化したようなお店でいただくミルキーセピアは格別。アイス版、冷たいミルキーセピアもあります。ちなみに、アルコールはここがいちばん強めでした(別添えなので分量は自分で調節できるんだけど。別添えの量がすでにたくさん。自分は特にお酒強くないからと半分入れたら、半分がすでにけっこうな量だった。ママ、ありがとうZZZ‥)。帰りの電車で寝すごさないように注意。

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このお店、陸奥A子ファンの方はもちろん、そうでない方も70年代ファン、かわいいもの好きであれば間違いなくたのしめます。まんいち70年代に特に興味ないんですって人がいても、2度3度通ううちに流れる音楽にとりつかれたり手にした手芸本に魅了されたり、新しい扉を開けるかも。それもたのしい。ちなみにハジメテ来訪した日は日曜日で、柴又散策中のマダム軍団がレトロモダンそっちのけでふつうに珈琲とおしゃべりに興じていて、それもイイナアと思ったんでした。

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2015-11-30 sweet pretty thing

[]マロンパフェ2015

去年はうっかりしてマロンパフェ2014をまとめなかったけれど。毎年のマロンパフェの定点観察は、マロンパフェに変化がなくても自分の身体に変化がある、ということに気づき愕然としました。なんといいますか、弱っているときには、マロンパフェが重く感じることもでてきたのです。泣きたい。でも、そもそもマロンパフェのよいところは、酸味を排除したところだと思っているので。果物のパフェをそんなに愛せない身としては、いつかくるかもしれないマロンパフェ卒業の日*1におびえながらも邁進するのみ‥。そんなかんじで2015年秋の記録。

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【タカノ】10/1(木)マロンパフェ1674円。紅茶594円。栗2種類を2粒ずつ。マロンクリーム、マロンアイス(栗の粒いり)、バニラアイス、マロンムース、ブリュレカラメルジュレ、クラッシュアーモンドの香り焼き菓子

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今年いちばんさいしょに向かったのはタカノ。いきなりしくじったかしら。 マロンパフェ界においては毎年スタイルをがらりと変えてくるタカノが台風の目というかおたのしみなのに。たのしみは最後に残しておく派のわたしがこの理性のなさ。などとおののきながらいただいたマロンパフェはとても美味しかった。なんていうかケーキっぽかった。そしてビューティー!構成は、アレ、去年とあんまり変わってない?タカノもついに落ち着く場所を見付けたのかしら。それは祝福するべきか、寂しがるべきか‥。むずかしいなあ。とりあえず今年のタカノのマロンパフェは、とても美味しく幸先のよいマロンパフェはじめとなりました。まる。

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渋谷西村】10/7(水)和栗のパフェ1850円。栗3種類。マロンペースト、生クリーム、ホワイトチョコ、マロンアイス、チョコレートアイス、チョコレートソース、砕いた焼き菓子コーヒーゼリー。

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にばんめに向かったのは渋谷西村。と・いうか、西村に行くつもりじゃなかった。でも、前を通ったらマロンパフェ2種類ありますのポスターと、19日から2か月ほど改装工事で休業しますの貼り紙があったんだもん。入っちゃうよね(うなだれ)。

「2種類のマロンクリームのパフェ(1380円)」と「和栗のパフェ(1850円)」。ウェイトレスさんに違いをたずねると、「和栗のほうが栗の風味が強いです」。ほんまかいなと思いつつ和栗をオーダー。以前食べた西村のマロンパフェがカジュアルな味だった(値段も他のお店よりカジュアルだからアタリマエなんだけど)ため遠のいていた西村のマロンパフェ。和栗効果なのか貫禄のある味でよかったです。中にチョコレートアイスが入っているんだけど、チョコと対等に渡り合いつつくどくない、素晴らしいバランス。これは、2種類のマロンソースのパフェのほうも期待できるのでは?ああでもパフェは1週間に1度って決めてるし(感動が薄れないように。アンドカロリーとお小遣い問題)‥。もうひとつのマロンパフェを食べられなかったことが今年の心残りでしょうか。

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銀座千疋屋10/13(火)マロンパフェ1836円。紅茶540円。栗4粒。ラム酒香りの生クリーム、マロンアイス(バニラアイスに砕いた栗2〜3粒相当をまぜたもの)

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もうひとつの台風の目である銀座千疋屋。シンプルな構成ゆえの危うさというか。一昨年は、ラム酒の効力に酔いしれました。去年はラム酒が控えめで、生クリームにやられました。思わず昭和枯れすすきを口ずさむほどのやられっぷりでした。

用心しながら向かった今年は、まさかのベストバランス!グリコのポーズをとりたくなるほどの快挙です。うーわー、美味しいなー。ほーんと、美味しいな。ひとくちごとに首をかしげながらいただきました。今年はどのマロンパフェも紅茶といただいたのですが、お茶っ葉が入ったままスタイルだったのは銀座だけでしたが、ミルクティで飲むならぜったいお茶っ葉は残しておいてほしいじゃないですか(もしくは、しっかり濃くだしておいてほしいじゃないですか)。そんなところも好感度大でした(でもまァ、レモンティ派やストレートティ派にはマイナス要素よね)。今年のマイ・ベスト・マロンパフェは銀座千疋屋な気がします。栗の状態(しっとり感ほっこり感)もいちばんよかったし。でも、じゃあもう一回食べるかと聞かれたらひるんでしまう。だってあまりにそのときの自分のコンディションに左右されるから*2

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【千疋屋総本店】10/23(金)マロンパフェ2052円、紅茶(カップ)324円。栗4粒?(メモが不鮮明で判読不可能。すみません)。生クリーム、マロンペースト、マロンアイス、キャラメルアイス、チーズ味のパイ生地、バニラアイスに砕いた栗がたくさん、グラスの底に栗餡?

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ところでパフェの上部に、常温のものを添えるじゃないですか(昭和だったらウェハースとか)。あれは、冷たいものを食べて冷えた舌をこれで休めてくださいってことらしいので、あの常温トッピングは、自分でタイミングを見て投下していかなくてはいけないのです。上に乗ってるからって先に食べたらあんまり意味ない。 自分はマロンパフェにおいては冷たさより甘さに舌が麻痺しないよう、一緒にあたたかい飲み物を頼むようにしていますが、常温部分をどうするかってことはパフェについて考えるときとても重要だと思います。(フルーツパーラーフクナガは、果物屋さんだしパフェのサイズも大きくないし、常温についてはまったく触れず、でもその選択がベストな按配)。時にパフェは、素直にタテに食べすすめたらイカンのです。その素直さが命取り。みたいな。

話はずれたまま総本店。一見去年と同じスタイルですが、うえにのってるパイ生地が、はっきりチーズ味でした。衝撃。別にチーズに恨みはないのですが、ここでチーズ味、必要ですか? なんか一気に食事っぽく感じちゃう。でも実のところ、夕食としてマロンパフェを食べてるわけだから、食事感は歓迎するべき?うーむ難題。紅茶が4種類から選べて、しかも1杯かポット提供か選べる(当然値段は違うのですが)のはとてもよいと思いました。

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京橋千疋屋11/2(月)マロンパフェ2160円、紅茶(ポット)432円。栗3粒。葡萄、マロンアイス、バニラアイス、マロンクリーム、チョコレートブラウニー、生クリーム、カラメルブリュレ

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去年一昨年とわたしを魅了した京橋千疋屋。 なのですがすみません。栗友とでかけたため、おしゃべりに夢中になり味は二の次になりさがってしまいました。なんたる体たらく。もう一度ひとりで食べに行くべきか?とも考えたのだけど、値段を考えるとそれには抵抗が。そもそもてっぺんにのってたの葡萄だし。今後はライフワークなのだから!と強い心を持ってすべてのお店にひとりで挑むべきなのでしょうか。悩みます。

と・こ・ろ・で。今年は京橋千疋屋マロンパフェスタートが遅かったんですよね。去年まで10月1日スタートだったのに今年は「10月下旬には」「11月には」みたいな曖昧なスタートで(本店のお水の報道より前にマロンパフェの時期については迷走していた)。もしかしてマロンパフェにあまり力をいれてない?あんなに美味しいのにっ!

もうひとつ不思議だったのは「ハーフサイズパフェ」の存在。ハーフサイズのパフェに紅茶がついて、ふつうのパフェ1つ分の値段なのですが、パフェ半分の値段に紅茶をプラスしたら、もっとお値段安くなるんですよね。ハーフサイズパフェに対して、フルサイズ(ポット提供)の紅茶なのかしら。ハーフサイズといいながら、2/3サイズのパフェなのかしら?だとしたら値段に納得いくけれど‥。不思議だったのでウェイトレスさんに聞いたところ、「ハーフサイズなので半分と考えていただければ」と至極もっともなお返事。え?じゃあ値段高くない?とつっこみたい気持ちに気付かれたのか、「‥フルサイズのパフェのほうがお得ですよ♪」と爽やかに去って行かれました。でも、フルサイズが得なのではなく、ハーフサイズが損なのでは。とても気になったのですが、ハーフサイズセットを注文する気力はわきませんでした(年に一度の仕事バタバタ期がやってきて去っていった。今はもう年末‥)。中途半端なレポートですみません。さあ来年もしまっていくぞー!

*1:そのときはそのときで栗最中の定点観察でもするので、べつに、いーのだ

*2:バクチかよ‥