マンガ

わたしは、なんでIDを「aizi」にしたんだろうって思い出してた。
なんせ6年前ほど前から使ってるから、自分でも忘れてしまった。
山川あいじ」っていう漫画家さんの影響であることは間違いないんだけど、
そんなに好きだったわけでもない。
はてはて…と思いたどっていくと、いろいろ漫画について思い出したからメモ。

漫画家志望だった姉の影響を受けて、
わたしはマンガが幼いころから好きだったし、大量に読んでた。

毎月、月刊少女漫画を欠かさず買って読んでたな。
小学1〜2年は「なかよし」、それから「りぼん」、
中学年からは、漫画家志望の姉の影響で「別冊マーガレット」や「別冊フレンド」、
高学年からは、「cookie」や「花とゆめ」…
同時期に少年漫画も読むようになったはず。

とにかく毎月、自分の友だちや姉の友だち同士で貸しあったりしてたから、
かなり大量のマンガを読めました。
しかも小学生から「Cookie」読むとか、少し鼻高々というか、
「わたし大人びてるわ〜」なんて思ってた。
(エロいシーンをニヤニヤ読んだりしてたけど、よく分からない単語もあった。)

それで、姉が漫画グランプリとかに応募だし始めて、
わたしもなんとなく手伝いはじめたんだなー。
スタイルは典型的な「少女漫画」。
いつも読んでる漫画が、自分の姉から作られていくプロセスを見るのは、
すごいすごい興奮した。

何作目かには賞に入り始めて、
最初は5千円だったんだけど、賞金額が上がり始めて、
最終的には30万とかもらえるくらい認めてもらえるようになった。
でもまた評価が落ち始めて…。

山川あいじ」さんは、よく姉と一緒に受賞者欄にあがってた方。
姉と二人で「またあいじさんがでとるな。しかもいつも私よりランクが上やな」
って話をよくしてた。

そしてついに、彼女はデビュー。

姉はかなり悔しかったのか、徐々に絵柄が彼女の作品に似ていった。
それで、「既存漫画家に酷似しています」との批評までいただくほど。

結局、姉は漫画家を諦めて、
漫画の道具をすべて捨ててしまって今は全く描いてない。

なんだかわたしからすると、
山川あいじさんは姉にとってライバルで邪魔な存在だった。
でも早くにデビューしたし、ずっと応募していた人がデビューしたから
近しい気もしていて。
しかも姉と絵柄が似てるから、なんだか彼女のマンガを読んでると、
漫画を描く姉の姿を思い出してしまう。
今もそんなにあいじさんの漫画をおもしろいとは思えないけど、
姉を蹴落としていった人だとわたしは思ってるから、
個人的に頑張ってほしくて読んでしまう。


お姉ちゃんの漫画、
今なら電子化して、誰かに読んでもらえないかな。
最後の方は、全然恋愛漫画とかでなく、
ファンタジー風だったり、友情物やら登場人物に障害者を入れるやらいろいろ試してて、
それはそれで、すごくおもしろかったんだけどな。
今もあの原稿は残ってるんだろうか。
もし残ってるのであれば、ぜひアップロードしたい。
なんだか、もったいない気がする。
そういう風に、埋もれていく作品すべてが、なんだかもったいない。
むむ、要検討。