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風雲童話城ブログ

2015-05-15

[][][][]ずっと欲しかった本がやっと買えました〜『妖怪図巻』図書刊行会/京極夏彦・文/多田克己/編

f:id:rieko-k:20150515224747j:image:left『妖怪図巻』図書刊行会/京極夏彦・文/多田克己/編・解説真の闇を知っていた昔の人々が想像した自由奔放な妖怪が、封じ込められています。筆の線がおどっています。ユーモラスで不気味で楽しい!

京極夏彦さまの巻頭文も面白くて、多田克己さまの巻末解説は奥が深いです。お宝本を手に入れました〜

妖怪図巻

妖怪図巻

2012-05-17

[][][][][]京極夏彦×町田尚子×東雅夫「怪談えほんトークショー」!

魔界の先達、東雅夫先生、暗闇の貴公子、京極夏彦さまが降臨!

さらに、怪談絵本『いるの いないの』の画家、町田尚子さまが〜

来る6月8日(金)19:00〜21:00

京極夏彦×町田尚子×東雅夫「怪談えほんトークショー」

原宿、ビブリオテックにて。

参加費1800円、要予約

詳しくは岩崎書店ニュースをクリック

そして、嬉しいお知らせ!

『悪い本』(作/宮部みゆき 絵/吉田尚令)が、第46回造本装丁コンクールにて、日本書籍出版協会理事長賞 児童書・絵本部門で入賞作品に選ばれたそうです〜

おめでとうございます!

『悪い本』

『いるの いないの』

2012-03-12

[][][][][]怪談絵本、出揃いました〜

東雅夫先生編纂の怪談絵本は、どれも、はんぱなく怖いです。

作家は、宮部みゆき京極夏彦、加門七海、恒川光太郎、皆川博子さま方。

この先生方が書いたと聞いただけで、怖いったらありゃしない。でも、どれも、どこか切ないし、愛しくもあるのです。……不思議です。

画家さんも第一線の方々、版元さんも、児童書出版では老舗の岩崎書店。

編纂、作家、画家、編集、版元…みなさんの心意気が伝わってきます。

怪談えほん (5) ちょうつがい きいきい

怪談えほん (5) ちょうつがい きいきい

部屋のとびらを開けると、きいきいと音がする。よく見ると、おばけがはさまって叫んでいるではないか! 怖いけど、見たい。見たいけど、怖い。加門七海と軽部武宏が奏でる、鳴り止まない恐怖…(内容紹介より)

加門七海さんは、霊感の強い作家さんで有名です。

妖しいもの怖いものを見聞きしたエッセーも沢山あります。

その加門さんが書いた怪談が怖くないはずはありません。私はこの絵本を開いて、以前読んだ加門さんの本『うわさの神仏』シリーズを思い出してしまいました。怖い神さまがいらっしゃる寺社の扉には鍵がかかっている。ゆめゆめ中へ入ってはならない…というような話を。

そういう寺社の扉も、ちょうつがいがキイキイ鳴っているのではないでしょうか。……きゃあぁぁぁ〜っ

怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4)

怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4)

真夜中、友だちに誘われて、ぼくは森の向こうに現れるという、ゆうれいの町を見に行った。けれど、ぼくだけゆうれいに捕まってしまい、ゆうれいの町で暮らし始めることに。そして、ぼくは何もかも忘れ、大人になるが…(内容紹介より)

真夜中にやってくる友達が「あそびにいこう」という。

もうそれだけで、じゅうぶん怖いのですが、森の向こうに幽霊の町があらわれるとか。

私も、満月の夜にお寺の森にあらわれる妖怪の夜店の物語を書いたことがありますが、妖怪はどこかユーモラスですが、幽霊は恐ろしい。

でも、この絵本に登場する幽霊たちは怖いだけでなく、なにやら切なく愛しくもあるのです。個人的には、この物語の最後の一行に癒されました。

物語は恒川光太郎さん、絵は大畑いくのさんです。(written by 越水利江子

以下はこれまでの怪談絵本のページです。

怪談絵本『いるのいないの』

怪談絵本『悪い本』『マイマイとナイナイ』

2012-02-03

[][][][]暗闇の貴公子、京極夏彦さまの絵本

怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3) 怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)

岩崎書店の怪談絵本シリーズの新刊。

とうとう出ました!

京極夏彦さまの絵本。絵は、町田尚子さま。編纂は、東雅夫さま。

おばあさんの古い家で、しばらく暮らすことになったぼくの物語。

暗がりに見えたあれはなに? 

いるの? いないの?

たたみかけるように、恐怖にひきずりこまれる絵本です。

かつて、古い家の暗がりにおびえたことは、私たちが子ども時代には、誰もが経験しましたが、現代の子どもたちは明るいマンション住まい、吹き抜けの一戸建てなど、家の暗がりをあまり知らないのかもしれません。外へ出ても、都会は街灯、ネオンで明るすぎるぐらいです。

だからこそ、こんな絵本を待っていました。

いつか、同人仲間の作家、あさのあつこさんと話したことがありました。彼女が江戸物のシリーズを書いている時でした。

「時代小説って、真っ暗闇の恐怖がわからないと書けないんよね。時代そのものが、想像できないから」と、私はいいました(私も、常々、時代ファンタジーを書いているので…)。

「うん、そう」と、あさのさん。

「そのための取材とかした?」

「ううん。だって、今の家、一歩出たら、真っ暗闇はあちこちにあるから。田舎だし」と、あさのさん。

「ああ、いいねえ〜 それ!」

とまあ、他愛のない話ですが、真の暗闇を知っている、真っ暗闇を想像できるというのは、実は、その暗闇の奥にあるすべてのものを想像できる力にほかならないのです。

そこに潜んでいるかもしれない刺客、この世ならぬ妖しのもの、人知をこえた何ものか……その恐怖と畏敬の念こそ、人間を人間たらしく育んでくれる見えない力なのです。

光であれ闇であれ、自然に対する畏怖を忘れてしまった人間には未来はありません。

本物の恐怖を想像する力を失ってしまった日本人は、今、大変な危機に直面しているではありませんか。

怖いものの存在は、この地球が、人間だけのものではないと教えてくれます。

怖いものを想像する力こそが想像力の基本であり、作家にとっても、人間にとっても、なくてはならない生きる知恵でもあります。

子どもから怖いものを奪ってはなりません。それは、抱かれ愛される温かさと同じくらい必要なものだと、私は思っています。

いや、実際は、都会の喧騒に生きている今の大人たちこそ、問いかけねばならないのかもしれません。

あなたは、真っ暗闇の向こうに、怖いものが見えますか? (written by 越水利江子

怪談絵本シリーズの既刊『悪い本』『マイマイとナイナイ』はこちらをクリック