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風雲童話城ブログ

2014-04-14

[][]永遠の土方歳三栗塚旭さんのイベントのご紹介です

お友達のまゆこちゃんが送って下さった情報です!

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2014年6月10日(火)19時開演

京都芸術センター講堂

「名曲にひそむ真実の愛が、今語られる…はつ恋」

ー ヨゼフィーナとドボォジャーク ペトロフが奏でる愛の詩 ー

出演

ピアノ・脚本 河合珠江さん

ソプラノ・大塚真弓さん

語り・栗塚旭さん

(脚本・林信蔵さん)

栗さまファンの皆さまは、ぜひ!

前売り3000円 当日3500円




お問い合わせは、↓「ボヘミア・ミュージック・ソサエティ」まで。

電話 090 3721 9878

チケット取扱い ↓アマデウス音楽事務所

電話 075 314 1928

2011-01-15

[][][]新選組からのお年賀

f:id:rieko-k:20110115140053j:image:left最近、衛星放送で放映されているTVドラマ『新選組血風録』『燃えよ剣』などの土方歳三栗塚旭さまからお年賀を頂きました。

当時、栗さまは、本物の土方さんにそっくりすぎて、司馬遼太郎先生も驚かれたとか。

でも、ご覧ください。今も、こんなに美男子でいらっしゃいます。

それに、いつもお手書きのメッセージを下さるのです。(残念ながら、そこはお見せできませんが)

ありがとうございました〜栗さま♪



そして、今年も、新選組の皆さまからたくさんお年賀を頂きました。

f:id:rieko-k:20110115140052j:image:leftこちらは、左から、土方さんの義兄佐藤彦五郎さんのご子孫、忠さま福子さまよりのお年賀。

井上源三郎さんのご子孫井上雅雄さまのお年賀。

土方さんのご子孫土方陽子さまよりのお年賀です。



f:id:rieko-k:20110115140051j:image:leftお年賀の写真は、いずれも、ブログアップの折、個人情報、ご家族のお写真、個人情報にかかわる手書きメッセージなどは消して伏せました。

他に永倉新八さんのご子孫の長倉さま、近藤さんのご子孫の宮川さまからもお年賀を頂き、ますますお元気そうで嬉しかったです。

毎年思うことですが、現代の新選組の方はどの方も生き方が格好良いいのです。

お年賀の写真は、向かって左が近藤さんのご子孫宮川清蔵さん、右が源さんのご子孫井上雅雄さんです。

お二人とも、天然理心流の剣士でいらっしゃいます。

今年、皆さまには、三月の山南忌でお目にかかれそうです。

2010-06-06

[][][][][][]笑顔に魅せられて…沖田総司との出逢い

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【島田順司さん演じる沖田総司】

まもなく、総司忌です。その講演をひかえて講演原稿の準備をしています。

『恋する新選組』を書きおえて 新選組追っかけ泣き笑い作家人生”と題した講演なので、作家になる過程、その山谷の中で、まるで道筋をしめすように白く輝いていた枝折りの後を追ってみようと思っています。

【枝折り】とは、本にはさむ栞の語源です。山道で迷わぬように、ここを通ったというしるしに、山人が目の位置の小枝を折っていく道しるべのことです。

友人でもある冒険家二名良日さんと山へ登った時、二名さんが枝を折りながら進まれたのを目にし、けもの道と人間の通った道を見分ける方法を教えて下さったことなども思い出しながら、まさに、私にとっては、土佐、京都、幕末、龍馬、新選組……とつながっていく運命の枝折りを思い返したりしています。

私は土佐(高知)生まれの京都育ちです。実家の母系は土佐藩士でした。かつては重要な職にもついた家柄だと曾祖母は話していたといいますが、それは、どの時代のことなのか。もし長宗我部の時代ならば、わが母系は幕末には龍馬たちと同じ郷士だったでしょう。土佐藩は、長宗我部に仕えた旧臣たちを郷士として冷遇し、藩主山内家の家臣を上士としてその上においていますから。さて、どちらだったのか、いつかルーツをたどってみたいものです。

そんな私が京都の伯母の養女となってやってきたのは、京都東山。歩いて遊びに行ける距離に、東福寺、知恩院がありました。東福寺の山門はまだ出入り自由でしたので、今は宝物館に収納されてしまった仁王さまの威厳のある雄々しいお姿を毎日のように見上げながら育ちました。その頃、これらの寺院は、映画やテレビの撮影によくつかわれていました。子どもたちの間で「撮影してるぞ!」という情報があると、路地裏の子どもたちがこぞって東福寺へ、知恩院へと駆けだしたものです。

そんな少女時代に、沖田さんに出逢いました。たしか、夏休みとかの再放送でしたけれど。今も新選組ドラマでは最高峰といわれる名作「新選組血風録」と「燃えよ剣」を観たのです。

その沖田さんを演じたのが、この方、島田さんでした。島田さんの沖田の凄みは、その豊かな表情の劇的な変化にありました。人を斬る瞬間の殺気の凄まじさには圧倒されます。でも、同時に、人を斬らねばならない痛みと哀しみが、その顔に悲痛に浮かぶのです。

島田さんの魅力はそれだけではありません。天童のような笑顔の温かさに癒されました。さらに、常に孤独に耐え、笑顔を絶やさないくせに、一人ぼっちになった瞬間、ふっと見せる、泣きだしそうな無垢な表情は、日本中の少女、若い女性の紅涙をしぼりました。

そしてまた、土方さんが良かったのです。言葉にはしないけれど、心から沖田を案じ思っている強面の土方は栗塚旭さんが演じられ、この二人の関係には、老若男女のファンが泣いたことでした。この時から、私は島田さん、栗塚さんファンです。

この少女期、わずかなお小遣いで、高価な歴史本を一冊一冊買いためました。新選組、沖田総司、土方歳三に関する新人物往来社のノンフィクションや小説などを。当時買った小説には、司馬遼太郎さんの『新選組血風録』『燃えよ剣』『竜馬がいく』、子母澤寛さんの『新選組始末記』などもありました。作家となって新選組を書くようになって、今は関係図書は何百冊もありますが、あの頃の本は数冊しか残っていません。でも、その一冊を開けば、今でも少女時代がよみがえってくるのです。

いわば、私の少女期は、土佐っぽの気質を受け継ぎ龍馬に親近感を抱いた少女前期、新選組に出会った少女中期、新選組を追って撮影所へ飛び込んだ少女後期に分かれるようです。そう、この後、私は島田さんの沖田さん、栗塚さんの土方さんを追って、東映京都撮影所へ飛び込むのです。いやはや、今から考えれば、なんと無鉄砲な!

でも、それが、作家への道のり、枝折りだったのだなあと、今頃になって、思い至っています。

とまあ、この後のお話は、6月20日総司忌講演で……。(いえ、念のため申し上げておきますが、その後、お二人とお近づきになったとかいう話ではありません。お二人は今も昔も憧れの方のままです。それはそれで良かったと今も思っています。憧れは憧れのままで、でも、それでも、運命の糸は続いている……という話ですので、その点、どうぞ誤解のありませんように)

というか、こんな日記を書いたのは、日曜の「龍馬伝」で、あんまりがっかりしてしまったせいかもしれません。池田屋事件なのに、新選組のあの扱い……。新選組は黙って池田屋に押し込んで、強盗みたいに斬ったりなんかしていません。

きちんと名乗って、さらに「手向かいをするな」と告げています。新選組は捕らえるのが目的で、斬るのが目的ではありません。

新選組や。また人殺しをするつもりか」「あんな恐ろしいことをするのは新選組だ」といったようなセリフが前回も今回もあって、心からシケました……(涙

総司忌のご案内はこちら

2009-12-24

[][][][][]『恋する新選組』の飛行機!!

☆12/22の『恋する新選組』書評&レビューのページ、続々更新しています! どうか、ご覧下さい〜

ここ三日ほど、自宅のアンテナ工事で仕事ができず。でも、素晴らしい贈り物が届きました。

新選組ファンの会「燃グループ」の名職人、百太郎さんが作って下さった「恋する新選組の飛行機」です。

昨日、百太郎さんが届けて下さったのです。まあ、その職人技をご覧あれ!!

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飛行機のボディには、恋組のレギュラー陣がずらりと! 新選組の面々だけでなく、りょうちゃん(坂本龍馬)も、いーちゃん(岡田以蔵)もいます!

しかも、ボディの色はあさぎ色のだんだら模様です。

なんという職人技でしょうか〜

一目見て「きゃあっ」と叫んでしまいました。この恋組飛行機、ぜんぶ、紙で出来てるって信じられます? 

このプロペラ、息を吹きかけるとほんとに回るんですよ。

もはや、これ以上はないようなお宝飛行機、ただ今は、床の間に鎮座しています。

百太郎さん、ほんとにありがとうございました〜

折も折、ある方から、講演のご依頼が届きました。新選組関連の催しの中では、長い歴史があり全国的にも有名なS忌での講演依頼なのです。

いつもは、新選組の研究家の方やノンフィクションの作家先生方が講演なさる由緒ある会ですから、私など光栄すぎて「うそ!? ほんとに私でいいんですか!?」とうろたえています。

それに、私は研究者ではないので、創作の話や、新選組追っかけ人生泣き笑いとかの話しかできないので、ど、ど、どうしよう〜と慌てたり悩んだりしているところです。

うう……2,3日、悩みます〜

2009-10-19

[][][][][][]残像が写りこんだ不思議な沖田総司の写真

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TVドラマ「新選組血風録」の沖田の死を描く号泣編「風去りぬ」。

少女の頃、この回を見て泣き伏したのを覚えています。総司が愛しくて可哀そうで胸が痛かったです。

その再放送、土方と総司の別れのシーンを撮ってみたら、なんと、こんなふうに撮れてしまいました。こんな二重写しのシーンはないのに、残像が映りこんだようです。

でもこれはこれで不思議で素敵です。

今日は『恋する新選組3』の原稿、ついに残り2割です。

それと、これから、青い鳥で頼まれている解説を書きます(このために上下二巻を土日に読破しました!)。まだまだ抱えている原稿が多いけれど、一つ一つ片付けるつもりです。

花天新選組―君よいつの日か会おう

花天新選組―君よいつの日か会おう

月下花伝―時の橋を駆けて

月下花伝―時の橋を駆けて

2009-09-14

[][][][][]そして、明ければ、栗さま祭り

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で、今日は、稀代の土方役者、栗塚旭さんこと「栗さま」祭りに、ともかくお昼御飯も食べず必死に駆けつけ、仕事が残っているので皆さまより早く退室しました。

栗さま、お目にかかりましたみなさま、ありがとうございました〜

ことに、百太郎さま、まゆこさま、辰七さま、素敵なプレゼントをありがとうございました。

今日から、時代劇チャンネルでも、土方歳三特集が始まりました。時代劇チャンネルも栗さま祭りです。

f:id:rieko-k:20090914204556j:image 百太郎さんから頂いたお宝映像

f:id:rieko-k:20090914204342j:image まゆこさんから頂いた髪飾り、あんまりきれいで着物が着たくなってます〜

辰七さんからは新選組音楽集のCDを頂きました。みなさま、ほんとにありがとうございました〜

2009-07-14

[][][][][][][]カサブランカが咲きました

通り過ぎると、甘い香りがします。

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このところ、暑くて庭にも出れず、夕方6時過ぎにようやく庭に出て撮った写真です。

庭での心の癒し?ができないので、執筆に疲れたらお茶を入れて、まゆこさまにプレゼントして頂いた「女人武蔵」を見ています。少女のころに見た覚えがあるのですが、いざ見直してみると、ほんの一部しか覚えていなかったことに驚いています。でも、ハマり方は少女のころとまったく同じ。栗塚旭さん演じる宮本武蔵と、その武蔵に恋する少女剣客、千加の行方ばかりが気になります。ほかの登場人物も豪華キャストで、それはすごいのに、なぜかそっちばかり……。どうやら、私はまったく成長していないのを発見してしまいました。

そんなこともあって、なんとなく、昔のことを書いてみたくなりました。

少女のころ、私は漫画家志望でした。好きな漫画家は数々あれど、今になって、一番好きだったなあと思うのは小島剛夕さんです。

実は、今でも、小学生のころ、夜店で買った本を大切に持っています。

買ったその時から相当な古本だったので年代物です。おそらく貸本屋さんがあった頃の処分本だろうと思います。

小学生のころ、近くの神社で、月に3度ほど夜店があり、ある日、古本屋さんがこういう本をまとめて売っていたのです。私はお小遣いをはたいて、剛夕さんのばかり数冊買いました。それらもまだ持っていますが、中でもこの本は、私が住んでいる京都が舞台だったので、心惹かれたのかもしれません。

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『加茂川ちどり』(作/小島剛夕/つばめ出版)は、時は幕末、舞台は京の町と北山の物語です。この侍は河上彦斎、そう、岡田以蔵よりさらに血も涙もなかったという幕末の暗殺者です。

でも、この物語では、彦斎は主役。この汚れなき乙女と恋におちます。↓は出会いのシーンです。

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あらら、何かに似ているではないかと思ったら、タイトルは結束ドラマ「新選組血風録」の土方歳三の恋話「鴨川ちどり」とほぼ同じ。討手に追われて逃げ込んだところで出会う美しい女性は優しくしっかり者。この出会いのシーンは「燃えよ剣」の土方とお雪さんとの出会いのシーンに似ています。

『忍剣花百姫伝』の資料をさがしていて、つい見つけて、おもわず見入ってしまいました。まるで、彦斎が土方さんに見えてきたからです。

最高の土方役者といえば、新旧のチャンピオンがいらっしゃいます。いわずとしれた栗塚旭さんと山本耕史さんですが、この彦斎に、どちらをあてはめても絵になる絵になる。

栗塚さんのお声などは、今にも聞こえてきそうな気がします。このポニーテールの髪の長い感じは山本耕史さんの方が似合うかもしれませんが、わたしは新選組執筆が重なっているため、大河ドラマの途中からは見ることができなくなってしまい、今もそのままです。(同じテーマのドラマや物語の新作は、影響されてはいけないので執筆中は見られないのです)なので、時代を同じくする「篤姫」も見ていません(『恋する新選組』に出てくる「女の武士道」が某ドラマの影響を受けているのか…と書いた方がいらっしゃいました。どのドラマを指してらっしゃるのかはわかりませんが一切そういうことはありませんと、ここで申し上げておきます。私の中の「女の武士道」は少女の頃からのもので、相当年季が入っているのですよ)。むろん、ノンフィクションやそれに準ずるものは資料として熟読しますが。

とはいえ、きっと、大河で新選組ファンになられた方は、新選組の小説や、拙著『花天新選組』や『恋する新選組』を読まれても、山本さんのお声が聞こえるのではないでしょうか。それでいいのです。読む人がそれぞれにイメージできる物語こそ、みんなのための物語なのですから。そういう意味では、良くも悪くも、たいていのアニメは、アニメの絵でしかイメージできないけれど、剛夕さんの絵はいろんな人をイメージできます。そこが、やはり、一番の魅力だったような気がします。

新選組取材日記などはカテゴリー【新選組】をクリックしてご覧ください。

2009-06-06

[][][][]百太郎さんグッズがとどきました!

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手造りの栗塚さん卓上カレンダーと、島田順司さんのカードカレンダーです。ほかにも、お宝グッズがざっくざっくと同封されていて、大感激しました。百太郎さん、ほんとにありがとうございます〜

カレンダーは全部の月を見せたいぐらい素敵です。ご存じない方のためにご紹介しますと、卓上カレンダーの方は、土方歳三を演じては不世出といわれる俳優、栗塚旭さんです。

そして、カードカレンダーの方は、これも、不世出の沖田総司といわれる島田順司さんです。

お二人が土方と沖田を演じていらした頃、新選組の大ブームがおこりました。お二人の人気はすごかったのですよ。私よりお姉さんのファンの方々が毎日やって来られるので、土方さんや沖田さんのお墓はいつもお花が絶えなかったそうです。まだ子供で、お墓参りに行けなかった私は、そういうお姉さんたちがうらやましくて仕方ありませんでした。なんだか、少女の日の熱い思い出がよみがえってきました。

今日はいい夢が見られるかもしれません。

百太郎さんのブログ「のんびりとつれづれに」

土方&沖田の小説を書いておられる千華さんのHPもご紹介しておきます。

千華さんのいにしえ夢がたり ※すみません、こっちがトップでした〜

2009-05-16

[][][][][]わたしの中の土方歳三

『恋する新選組2』の初稿を昨日入稿しました。つまり、草稿からようやく初稿になったということで、これから、ゲラ校正などを通じてまだまだ作業がつづきます。一冊の本が出来上がるまでは、入稿からでも2,3ヶ月かかるのが普通です。昨日はアンソロジーの原稿も入稿しました。←よく働く私、えらいえらい。と、誰も誉めてくれないので自分で頭を撫でておきます。

私が新選組を書くようになったのは、まずは俳優の栗塚旭さんのおかげです。少女の頃に『新選組血風録』『燃えよ剣』というテレビドラマに出会ってなければ、おそらく、作家司馬遼太郎さんの本を読むこともなく、時代小説の魅力に取り憑かれることもなく、ぼうっと生きていたと思うのです。なぜなら、栗塚歳三にはまり、島田総司にはまったからです。ドラマは再放送も再々放送も見ました。そのたびに号泣しました。ドラマが終わっても、土方さんと総司に会いたくて、原作の司馬さんの本を読みました。ドラマとはまたちがう二人の魅力にまたもやはまりました。「時代劇とはこんなに面白いんや!」と大づかみの感激をした私は、その頃の個人書店の時代小説文庫棚をすべて読破するほど、いろんな時代小説を読みました。今でも好きな作家さんはたくさんありますが、その中でも、女を描かせれば山本周五郎さんが私にとっては神さまでした。男(というより漢と書いてオトコと読む)を描かせれば、やはり、司馬さんでした。つまり、私は十代から、日本の男、侍の魅力にずっぽりとはまってしまったわけです。

そして大づかみの私は、高校を出てすぐ東映撮影所へ飛びこみました。思いは「新選組の東映撮影所!」です。むちゃくちゃ大づかみです。その頃は、撮影はすっかり終わっているというか、放映さえしてないし、時代が変わっているのに。とはいえ、そんなことはなんのその。某プロダクションの俳優養成所(これが東映にあった)に入塾。(え、俳優になりたかったんだっけ?)と疑問符も浮かびながら、土方さんがいる総司がいる東映!というつかみは変わらず。でも、いない……。←あたりまえ

ところが、神さまはいらっしゃいます。私が入塾した養成所の先生はくるみ座の方でした。そう、くるみ座です。かの栗塚旭さんが所属されている劇団です。先生にチケットを売りつけられて、見に行きましたとも。でも、あほな私はお金がなくてパンフレットを買えませんでした。えっと、誰がどこに出ていたのか、今もってわかりません。先生が出ていた←それだけかい。

それでも、神さまは呆れつつも第二のチャンスを下さいました。私がちょい役の仕事を始めた頃です。撮影所の演技事務所で、土方さんにばったり! いえ、土方さんみたいな黒紋付きふうの衣装だったと思うのです。栗塚さんがいらっしゃいました。

演技事務の人と二言三言しゃべって、現場へ行かれるのか外へ出ていかれました。その間、数分。その間の私といえば、突っ立っていました。そして、愛しいお背中を見送ったのです。(一応、私にも現場へ入る仕事があった)

その時、演技事務の人に、栗塚さんが何の撮影で、何組に入ってらっしゃるのか尋ねておしえてもらったはずですが、記憶から抜け落ちています。ただ、その後ろ姿の印象が強く強く、今でも見えるように焼きついています。

そう、だから、先日の土方歳三を愛した京都でお出会いした栗塚さんとは、私的には二度目なのです。とここまで書けば、なんとうすいご縁なのかと思われることでしょう。その通り! まあ、しかし、うすいばっかりではないのです。

実は、私は当時の栗塚さんのお弟子さんと仲良しだったのです。偶然出会って、よく聞いてみたらお弟子さんでした。時々、撮影が同じ時間に終わると、彼が車で送ってくれたり、ドライブしたりという、初々しい清らかなお付き合いでしたが。

ですから、その彼にとっての恩師、栗塚さんのこぼれ話はいろいろお聞きしました。つまり、私は何をやってるのか、まったく、よくわかりませんが、まあ間接的に、栗塚さんのおそばにいたようです。

そういう私の感動の一枚↓ うう、長かったこの日まで…(号泣)

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その後、私はプロダクションの移籍問題でいろいろあって、その世界がいやになり、やめてしまったわけですが(才能がなかったので良かった!)、新選組への愛だけは変わることなく抱きつづけていました。ですから、どなたが土方を演じられても、沖田を演じられても、ずっと不満でした。

土方はもっときれいだ! なぜ君がやる!? と、偉大なTさんに怒ったり……とか。

(でも、NHKの大河「新選組!」の土方さんは、ある意味新しい土方の登場だなと思い、拍手しました。栗さまも登場されたし)まあ、それはともかく、そういった私の大づかみの土方追っかけの人生経験が生かされたヤングアダルト作品が『月下花伝 時の橋を駆けて』『花天新選組 君よいつの日か会おう』の二作です。そして、ついに、小学生も読める本として『恋する新選組』シリーズが始まりました。そこには、土方追っかけの歴史が見事に活かされているはずです。(と、作者は思っている)

そんなわけで、その三冊の本を、お誕生プレゼントとして、栗塚さんに貰って頂きました。読んで下さるといいなあ。

月下花伝―時の橋を駆けて 花天新選組―君よいつの日か会おう 恋する新選組(1) (角川つばさ文庫)

新選組の本の感想、取材日記などの情報はカテゴリーの【新選組】をクリックしてくださいね。

2009-05-11

[][][][][][]土方歳三の愛した京都

いやあ、ただいまです。といっても、昨日は大変で、日記の更新できませんでした。おまけに、今日は書店回りだったので、色紙を昨日の深夜に用意して、朝から出かけ、夕方帰ってきました。で、ともかく、昨日のイベントのご報告です。

昨日のイベントは「土方歳三の愛した京都」というフィールドワーク講座でした。それも、京都の歴史をご研究なさっている京すずめ学校の土居理事長さんと、かつて土方歳三を演じて、最初の新選組ブームを巻き起こした俳優さんの栗塚旭さんがご案内して下さるというぜいたく極まりないイベントでした。参加者は定員をはるかに超え、北は北海道から南は九州まで、全国から80人ものファンが集合されたそうです(それも、定員超えで参加できなかった人もあったようです)。

そして、それは、言葉にあらわせないほど、素晴らしい会でした。どう素晴らしかったかというのをぜんぶ書いていると、仕事ができないので、そのなかでも、深く心打たれたことを書かせて頂きます。それは、栗塚旭さんのお人柄です。どんな方なのか、若い人はご存じないかもしれないので、ここにご紹介。

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新選組土方歳三↑ 栗塚旭さん 

※このうちわは栗塚さんファンの百太郎さんの手造りです。そこへサインを頂きました。

5月9日は栗塚さんのお誕生日でしたので、それで、10日はお誕生祝いもかねての親睦会が用意されていました。なんと、栗塚さんは72歳になられたのです。でも、そのお誕生会には小学生から60代の方まで、あらゆる年齢層のファンが集まりました。みんな、繰り返し放映される新選組、用心棒シリーズなどのファンです。祖父母から孫まで三世代のファンがいらっしゃると聞けば、栗塚さんの魅力を分かって下さるでしょうか。たとえば、ファンのみなさまの中では、栗塚さんはいまだに「栗さま」なのです。

その栗さま、当日29度の夏日のなか、上ったり下りたりおよそ8、9km(もしくは10kmぐらいはあったかも)ほどの道のりを参加者を案内して歩かれました。いえ、歩かれましたなんてもんじゃないのです。栗さまはとてもお若いのです。背筋はまっすぐ、フットワークは軽く、体格もお顔もお肌もお若い頃とほとんどお変わりなく、いまだにとてもハンサムでいらっしゃいます。これは、まったくお世辞ではありません(だって、見とれましたもの)。

そして、とても紳士で気配りの方です。およそ70人を超える参加者(フィールドワークには出てこれない参加者もいらっしゃいましたので)を引き連れ、軽妙なお話し振りでご案内して下さり、さらに「坂道ですから、すべらないように気をつけて」とおっしゃいます。実際、中年の女性がすべっておられました。その坂道の続きを、栗さまったら、後ろ向きにひょいひょいひょいと走られます。さらに回転して前向きにひょいひょいひょい、またまた回転して後ろ向きにひょいひょいひょい。そう、ちょうどお祭りの太鼓を子どもたちが叩いていたのです。それに合わせて、ひょいひょいひょい、ひょいひょいひょい、そのバランス感覚、そのかろやかさ。私だってこわくてできません。なのに、栗さまったら。

そうなんです、栗さまは紳士でいらっしゃるだけでなく、とってもおちゃめなんです。フィールドワークの途中、栗さまは道端で幼稚園の子が落としたらしい色紙でつくったウサギさんのかぶり物を見つけて拾われました。ほら、ウサギさんの顔を輪っかに貼りつけて、輪ゴムとかで頭にはめる、お遊戯のウサギさんです。栗さまったら、それをお帽子の上にかぶって、ご自分でうけてらっしゃいました。(かわいいっ)

そして、2時から夕方までのフィールドワーク、お誕生会をかねた懇親会などを通じて、おそらく、参加者の全員が栗さまに二度惚れしたはずです。それほど、栗さまは自然体のままで、誰にでも優しく楽しい方なのです。

そうそう、フィールドワークには参加せず懇親会会場で待っていらした女性がいらっしゃいました。その方が「歩けないので、ここで待っていました、もう60歳ですから」とおっしゃったのです。そしたら、栗さま、「まだ60歳のお嬢ちゃんが、そんなことエバっちゃいけません」とにこにこしておっしゃいました。「人間は年なんか関係ない。もうだめだと思えば、身体の方もだめになります。無理はいけませんが、心の持ちようは大切ですよ」と。

f:id:rieko-k:20090510183044j:image お誕生ケーキ

そして、懇親会も終わって、最後に、みんなで三条大橋を見に行きました。三条大橋は新しく架け替えられていますが、実は擬宝珠は古いものなのです。そこに、幕末の刀傷が残っているのです。

三条大橋に向かう途中でした。木屋町で、栗さまがまた何かを拾われました。「あ、かわいそうに」とおっしゃって。

見れば、一輪のバラの花です。どうやら、バラの一輪が首だけ折れて落ちていたようです。栗さまをそれを片手に包むようにして、顔に近づけ、香りをかがれました。愛おしいものにするように、とても優しく。それから、そのバラをてのひらの中にそっと持たれたまま、三条大橋に着きました。みなで、擬宝珠の傷をたしかめました。

f:id:rieko-k:20090510210025j:image三条大橋・擬宝珠

いよいよ、栗さまとお別れの時です。でも、栗さまがおっしゃいました。「よかったら、大丈夫な方だけ、三条から四条まで歩きましょう。お名残り惜しいですから」と。その時、栗さまは、ここまで持ってきたバラの花をひらひらと鴨川へ散らされました。大橋から少しだけ、ヤジさんキタさんの石像のあるあたりから、ひらひらひらひら、花びらをすべて撒き散らすように。

私は、バラの花を水にかえしてあげられたのかなと思いました。道端で人に踏みつけられるより、鴨川を流れる方がバラにとっては幸せなことではないかと。すると、栗さまがもどってきておっしゃいました。「あの下の鴨川に、お地蔵さんがいらっしゃるから」と。

そうなのです。そうだったのです。鴨川は歴史的に処刑場であり、新選組の近藤勇の首もここでさらされました。それら、たくさんの人たちの霊をなぐさめるために、鴨川にはお地蔵さまがいらっしゃったのです。

栗さまは、首が折れて捨てられたバラの花を、お地蔵さまの水に浮かべることで、ふたつの供養をなさったのです。ひとつは首が折れて道端に捨てられていたバラの花の供養、そうして、ふたつめは、バラの花びらをお地蔵さまに降らせることで、河原で亡くなった方々への供養を。

道端にバラの花首が落ちていても、普通の人は見捨てて通り過ぎるでしょう。でも、栗さまは、それを見つけたら、そこにはかなく美しい命を感じられて拾われたのだと思います。そう、あのウサギさんの輪っかもそうです。栗さまは、そこにウサギさんをつくった幼い子どもの思いや姿を想像されて「かわいいな」と思われて拾われたのだと思います。

栗さまはそういう方です。私は小学生のころから栗さまのファンですが、素晴らしい人のファンでよかったと、しみじみ思いました。そして、懇親会で、私のミクシィ友達のモモっちさんが、手造りの新選組ウサギのぬいぐるみを、お誕生お祝いに、栗さまにプレゼントされたことをご報告しておきます。その時、栗さまはおっしゃったのです。「ああ、さっきウサギを拾ったのは、これだったのか」というようなことを。知らないうちに、人は目に見えない何かに引き寄せられます。そして、後で気づくのです。ああ、あれは、もうすぐ、これに会えるよってことだったんだ…とか、この人に会うためのサインだったんだとか。そういうことって、ありません?

栗さまは、きっとそんな意味のことをおっしゃったのだと思います。モモっちさんには、最高のお礼の言葉だったのではないでしょうか。

そして、栗さまに会うまで、私は落ち込んでいました。でも、栗さまに会って、わかったのです。栗さまはだれにでも優しい方ですが、とても心の強い深い方です。一度会えば、栗さまのファンにならない人はいません。人として生きるなら、栗さまを目指したいと思いました。人の美しさ、豊かさを、栗さまに教えていただきました。私が小学生の時に、新選組の栗さまを大好きになったのは、今、私がこうして新選組の物語を書くためだったのかもしれません。あの時がなければ、今の私はないのです。

栗塚さん、ほんとにお疲れさまでした。そして、心からありがとうございました。

あの場でお会いできたみなさまも、とても素敵な方々ばかりでした。みなさま、ほんとにありがとうございました。また、お目にかかりましょう。

京すずめ学校HP http://www.kyosuzume.or.jp/index.html

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