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風雲童話城ブログ

2015-02-03

[][][][]「児童文芸2・3月号」が届きました。

そこここに季節風同人や、季節風大会でお目にかかった作家さんの名が!

後藤竜二亡き後も(愛の呼び捨て。季節風の古株は皆、互いに尊称をつけないことが多いです。親しみの現われなので)、同人はこんなに頑張ってるんだと思うと嬉しくて、でもちょっと切なくもあるのは、いつの間にか、季節風の古参になったからか……

今回の創作ページにも、仲良しの作家さんが多士済済。

本当にあった「奇跡の物語」(入選作)特集には、「カイがくれたメッセージ」うたかいずみさん、「プリティーペアーの自転車」森川成美さん、「よっていっきゃんせ」季巳明代さんなどの書下ろしもあって、ちょっと切なく、でも爽やかな物語で読み応えがありました。

f:id:rieko-k:20150203135646j:image:leftでで、こちらは、お馴染み土山優さんの書評ページ。『東海道中膝栗毛 弥次さん北さん、お化け旅』を取り上げて下さいました〜さすが、歴史の知識、薀蓄に詳しい優さんの書評です。

書評ページにも、巣山ひろみさん、高橋うららさん、宮下恵茉ちゃん、堀米薫さん、いとうみくさん、深山さくらさんなど、季節風同人やFB友人の作家さんの著書が並んでいました。

その優さんの書評ページの本、ここにご紹介しておきますね!

おばけのナンダッケ

おばけのナンダッケ

2010-05-22

[][][]日本児童文芸家協会四賞贈呈式

f:id:rieko-k:20100521182642j:image

受賞された皆さま、おめでとうございます。

四賞は以下の通りでした。

第34回日本児童文芸家協会賞

該当作なし

協会特別賞

『動物ふしぎ発見(全5巻)』シリーズ/山本省三さん(くもん出版

第39回児童文芸新人賞

『クローバー』中西翠さん(講談社)

クローバー

クローバー

第5回福田清人

『ああ保戸島国民学校』小林しげるさん(文研出版)

ああ保戸島国民学校 (文研じゅべにーる)

ああ保戸島国民学校 (文研じゅべにーる)

第49回児童文化功労賞

あまんきみこさん

神沢利子さん

松永禎郎さん

今回、ことに、児童文化功労賞というのは、素晴らしい賞だなあと思いました。お三人の大先達の先生方の受賞のお言葉を聞いて。

児童文学にかかわる人の理想形を三つ、見せて頂いたような気がしました。ありがとうございました。

新人賞の中西翠さんは「なんて、美人なの!?」という声があちこちから飛んでおりました。天も時々、ひいきして、二物を与えるのでしょうか。

福田清人賞の小林しげるさんは、大分空港が霧で飛行機が飛ばず、無念のご欠席でした。

協会特別賞の山本省三さんの絵本は、お話を聞いているだけで読みたくなりました。読もうと思います。

わたくし個人も、沢山の方にお目にかかれて嬉しゅうございました。お声掛け下さいました皆さま、ありがとうございました。

2010-05-20

[][][]いってきます〜

下の記事、沙月ゆうさんのサイトをリンクしました(リンク集にも)。ぜひ、素敵な絵を見て下さいね。

本日は、プレアデス同人の中西翠さんが児童文芸新人賞を受賞されたので、お祝いに行ってきます。

クローバー

クローバー

ここへ来てくれる子たち、みんなが新人賞をとった時には、ぜひ知らせてね。

元気だったら(まだ生きてたら?)、きっと、駆けつけるからね。

では、いってきま〜す。

2009-08-04

[][][]「児童文芸」

児童文芸のブックプラザ『霊少女清花2時の裂け目に鬼が舞う』の書評です。書評はかねこたかしさんです。

このコーナーは書評委員さんによっては、あらすじだけの紹介という場合もあります。それはそれでありがたいのですが、今期のかねこたかしさんの書評は特に嬉しかったので、ここにご紹介します。

読み込んで下さっているのがじわっと伝わってきました。かねこさん、ありがとうございました。

f:id:rieko-k:20090804221612j:image 時の裂け目に鬼が舞う 霊少女清花 2 (YA!フロンティア) 霊少女清花 (1) 時空より愛をこめて (YA!フロンティア5)

2008-05-24

[][][]つづきです!

◆大事なこと! この日、関西からお祝いに駆けつけたプレアデス同人の楠章子さんの新作が出ました! おめでとう〜〜〜

『古道具ほんなら堂 ちょっと不思議あり』毎日新聞社

[rakuten:book:12941584:image]

◆児童文芸の受賞式&懇親会では、加藤純子さんが私を見つけだして下さいました。パッとその場が明るくなるあのお声、お姿を見たときは思わずハグしてしまいました。

「あら、酔ってる?」と純子さん。いいえ、いいえ、この時は、下にも書いたようにビールをほんの少ししか飲んでないので可哀相なくらい素面でした。つまり、純子さんを見た時、自然発生的衝動ですの。うれしくって〜。

二次会では、赤羽じゅんこさん(笑顔美人!)にもお目にかかれました。ご挨拶をかわしただけでしたが、ほんと、お久しぶりでした〜

◆忘れてはいけません。プレアデス同人やその仲間(複数、協会理事や創作コンクールの最終選考委員も兼ねているのです)も、沢山お祝いに駆けつけました。プレアデス代表横山充男さんは終始P社の美人編集者さんに囲まれてにっこにこでした。

沢田俊子さんは二次会幹事をなさっていて、ほんとに、そのお心遣いには頭が下がりました。畑中弘子さんも笑顔美人! じっくり創作にとりかかれるようになったとか。大塚篤子さんは寡作のひと。でも、実はかっこいいアウトドア派の人なのです。アウトドア児童文学、首を長くして待ってますよ〜

竹内もと代さんは、日帰りでしたが、なんと、驚くほどスリムになられて、その美しさ〜後光が射していました。中部のうみのしほさんも日帰りでしたが、無事お帰りになられたでしょうか? 

◆そうそう。素晴らしかったこと!

天沼理事長の総会での最後の一言。児童文芸家協会はほんとに健全経営なのです。それについて

「さっき、協会はお金持ちなんだなあという話が出ましたが、実は、協会の財産はそんなものではないのです。そうそうたる協会員の働きや奉仕を考えれば、億万の財産があるのです!」>下手な要約は越水。

といったことをおっしゃって、あとで、あちこちで「あれは名言だったなあ」と話題に上っていました。

◆とまあ、まだ書き残したことがあるような気がしますが、みなさま、いろんな情報をまた教えて下さいまし。

あ、書き残したことがありました。

私は子どもの頃に痛めた足首が弱く(靱帯がのびているらしい)、疲れるとぐねりやすくなります。ぐねるってわかるでしょうか? 足首がクキッと折れ曲がる捻挫まがいの状態です。それで、京都駅の階段でそれをやってしまいました。左足がぐねって、石段を四段ばかりすべり落ち、右足のすねを強打してしまいました。そうしたら、清掃をなさっていたお兄さんが気がついて、はなれた場所から駆けつけて下さり、「大丈夫ですか?」と手を貸して下さいました。(ありがとうございました〜嬉しかったです)

そのまま、帰ったのですが、家へついた時には、右足のすねが、こぶのように腫れ上がっていました。左足首も腫れて痛いし……それで、ともかく数時間氷で冷やしましたら腫れはひきましたが、打ち身の痣がひどいです。一泊二日でこれですから、仕事の出張はやはり長くは無理なんです。……やれやれ。

◆あ、あっ、一番大事なこと忘れてました。J社の編集長Gさんに再会。Gさんは私の大事な男性の友人(恩人ともいえる)とも共通のお友達だとわかって、感動したお方です。

「繰ねえさん〜〜〜!!!」

と、いきなり呼んだのは、繰ねえさんがわざわざ古本屋さんで買って読んで下さったあの本! あの本のこと、Gさんにお話しました。それで、繰ねえさんのお言葉を水戸黄門の印籠のようにかざして「文庫化を検討してくださるわよね、なにせこれ、繰ご紋が入ってるンですから!」とお願いしました。で、読んで下さるそうです。

こんど、Gさんにお会いになることがあったら、金ぴかの繰ご紋で応援をお願い申し上げます〜くりっくりっ〜〜〜←意味不明

2008-05-23

[][][]児童文芸の懇親会&グッドニュースの数々

ジジきみと歩いた (学研の新・創作シリーズ) [ 宮下恵茉 ] 幸子の庭 (Y.A.books) [ 本多明 ]

◆まず、宮下恵茉さん、児童文芸家協会新人賞おめでとうございます。小川未明賞につづいてビッグなW受賞〜お喜び申し上げます!

◆そして、明日は児童文学者協会新人賞の授賞式です。本多明さん、おめでとうございます! 本多さんも産経新聞社賞と新美南吉賞も受賞され、なんと三冠受賞です。すごい〜です。そして、宮下さんは「プレアデス」の同人。本多さんは「季節風」の同人です。なんと、私がかかわっている二つの同人が、大きな新人賞を次々かっさらっていったことになります。誠におめでとうございます。いや、すごいすごい。

両協会の総会&授賞式が中一日空いているため、遠距離の作家はよほどのことでもないと両方は駆けつけられません。〆切に追われる書き手にとって、体力的も、時間的にも、二泊あるいは三泊しなければならないのはやはり難しいです。児童文芸は理事でもあり、創作コンクールの選考委員でもあり、これは行かねばならない義務もあるので、責任上の優先順位だと、児童文学者協会の方は行けなくなってしまいました。同人なのに直接お祝いを言えなくて、残念無念。なので、ここで、おめでとう〜〜〜〜!!!

◆さて、私個人もいいことがありました。こまじょちゃんシリーズの二冊が一気に増刷されたのですが、担当のAさんがその増刷の二冊をご持参くださって、その部数が〜〜〜〜!(と、ここでくわしく発表するわけにはいきませんが、部数を聞いた時にはもう……シアワセです。感涙)

こまじょちゃんとそらとぶねこ (ポプラちいさなおはなし) [ 越水利江子 ] こまじょちゃんとふしぎのやかた (ポプラちいさなおはなし) [ 越水利江子 ]

◆おまけに、懇親会会場で、仕事が複数増えました……く、く、くるし……いや、シアワセです……

◆それでまあ、授賞式や懇親会のご報告をしなければならないのですが、実は今回は私は飲まず食わず、おまけに親しい作家さんたちともほとんど話せず、だいたいにおいて、ず〜っと、版元さんにつかまっておりました。

でも、花百姫の担当Iさんや、某雑貨です様のお気に入りの担当Tさんにお目にかかれて嬉しかったです。ぴかぴかの新人編集さんたちにもお目にかかれてまぶしかったです〜

[rakuten:book:12930140:image] 忍剣花百姫伝〈4〉決戦、逢魔の城 (Dreamスマッシュ!)忍剣花百姫伝〈3〉時をかける魔鏡 (Dreamスマッシュ!)忍剣花百姫伝〈2〉魔王降臨 (Dreamスマッシュ!)忍剣花百姫伝〈1〉めざめよ鬼神の剣 (Dreamスマッシュ)

O編集長には「越水さん、ホテルへの帰り道、わかってらっしゃいますか?」(実は今回は目と鼻の先だったのですが)と、方向音痴をご心配して頂きました。無事帰れました。O編集長〜ありがとうございました。

◆『花天新選組 君よいつの日か会おう』のD社、M編集長も駆けつけて下さり「すごく評判いいですよ〜いやあ、前作よりさらにいいですねぇ」と。

その前作、『月下花伝 時の橋を駆けて』も増刷になりました〜読んでくださった皆様、ありがとうございました!

花天新選組 君よいつの日か会おう [ 越水利江子 ] 月下花伝 時の橋を駆けて [ 越水利江子 ]

◆『風のラヴソング完全版』のK社、T編集長とも、またもや酒の席で仕事が増えそうです。実は、その前にA文庫の新シリーズを入稿しなければならないのですが。く、く、くわぁんばります!

風のラヴソング(完全版) (講談社青い鳥文庫)

◆それから新聞記者でもあり作家でもあるたからしげるさんにもお目にかかり、ここでも嬉しいニュースをお聞きしました>これはまた後日お知らせします〜 たからさん、ありがとうございます〜〜〜

◆それからそれから、児童文芸功労賞を受賞された岡信子先生から「わたしが一番すごいと思ったのはね……」と、拙著のお話をして下さりそうになったのに、そこで、何かが起こって>覚えてない…(汗)、その後を聞けずじまいだったこと。残念でした。なんのお話をしようとして下さっていたのでしょうか……

それにしても、童話作家として茨の道ではなく薔薇の道を歩んできましたとおっしゃった岡先生は、なんて優雅なお方でしょうか。つらいことも、きっとおありになっただろうに、振り返れば薔薇の咲き乱れる道だったなんて。それは、きっと、岡先生のお人柄こそが、棘のない大輪の薔薇の花のようなお方だからではないでしょうか。

◆あ、それから「日本酒を飲みに行こうよ」と誘って下さっていたI社のT編集長とは、いつの間にかはぐれました。すんません。

◆光丘さんはじめ三次会へなだれ込んだ皆様、帰ってすみませんでした〜 体調が万全でなかったので、次回は必ず!

◆お目にかかったというか、ほとんどすれ違っただけの芝田兄上、天沼理事長。お元気そうで良かった〜! ノンちゃん、香西さん、あまりしゃべれなかったけどお目にかかれて楽しかったです〜

えっと、ともかく、家族が増刷のお祝いをしてくれるので、ここまでで、ちょっと行ってきま〜す! で、下は↓潮さんが書いて下さった書評レビューです〜

これもお祝いして来よっと♪

2008-03-29

[][][]井上源三郎ゆかりの地

◇新選組の源さんの首が埋められた場所へお参りしてから、いろいろなことがありました。まだご子孫の井上さんのところでも公開されていないようなので、その場所や内容はここには書けませんが、そのうちに、いろいろご報告できると思います。新選組の故郷、日野のご子孫や研究者の方々とお話しできる機会も多くなりそうで嬉しいです。

それにしても、研究分野というのは、ほんとに大変だなあとしみじみ思うこの頃です。作家は研究者の方々の血と汗の結晶によって、いい作品を生み出すことができるのですから、私にとっては研究者の方々というのは神様にちかいような存在です。

でも、その世界はその世界で、学問としての追究、研鑽ばかりでないどろどろしたものもあって、これは、作家の世界も同じですね。だからこそ、そういうものから距離をおいて、研究や執筆に心を尽くされている方は後光が射して見えます。

作家は作品に必ずその人格が現れてしまうのですが、研究書もまたある程度読み込んでみると宝石とまがい物があるような気がします。内容というより、人格が著書に現れることは研究書であっても同じのようです。

ものを書くというのは怖いことです。怖いとわかって書かずにはいられない作家はある種中毒なのかもしれません。人生をかけて執筆中毒まっしぐらっというか。研究者の方はさらに人生のかけ方が半端ではないので、同病といっては失礼ですが、偉大な同病者とでもいいましょうか。こういう方々が、人為的にゆがめられた歴史を正道へ近づけ、新たな目を開いて下さるのですから、やっぱり神様みたいな方々です。

新選組や時代活劇などを書き出して良かったなあと思います。日々、新たな目をひらかれますから。

◇さて、それとは別に、私は今原稿の山に埋まってます。

いや、自分の原稿ではなく、児童文芸家協会創作コンクールの最終審査委員なので、最終候補作22編(多い! ふつう6,7作と聞いていたのに……今回は傑作が多いのか、はたまた、どんぐりの背比べなのか? まだ読み切ってないのでわかりません)。これを一週間で読まねばなりません。さらに、同人プレアデスの勉強会原稿が集まりつつあります。もしかして、全部で40作ほどになるのでは……!? 

わあ、自分の原稿はいつ書くんやろ??? 読むのは楽しみやけど、書けないのはつらい〜いや、午前中はどうあっても執筆しなければ。

◇それはそうと、この頃思うこと。

昔、未熟だったときほど(今も未熟ですが)、誰かが書いた物語に対して厳しかったなあと。

むろん、今は甘いのではなくて、作品づくりの意図や何を描こうとしているのかがわかるから、ないものねだりをしないのです。その作品に必要なものが足りない場合は指摘しますが、あれもこれもとデパートで買い物するような要求を一つの作品に対してしなくなりました。それが、一番ばかな読み方だと、今はよくわかっているので。

たとえば、児童書というものを理解していない大人の読み手さんの中には、幼年、低中学年作品に対して、(文学好きな人は)エンタメ作品に対して、(エンタメ好きなひとは)文学作品に対して、作品の質を見定めることなく、低い評価(☆評点とか)をなさいます。とんでもない! と、よく私は思います。

幼い子供が理解できる言葉、物語、枚数で、ひとつの世界を描きだすことの凄さ、難しさを、そういうひとたちは知らないのです。それは、残念なことに、作家志望の方にもいらっしゃるのです。

でも、そのひとの心は、作品に現れます(上でも書いたように)。

幼低中学年作品をばかにするようなひと、ばかにしないまでも、気づかず低い評価をしているひとの書くものは、大人が読めばそれなりに面白いのですが、こどもが読んでも楽しくない内容になってしまっているのです。

むろん大多数のこどもにうけるばかりがいい作品ではありません。少ないこどもが心の奥深くにいつまでも残している作品なら、それは名作です。

しかしまあ、そういう作品こそ、そのひとの内面が見事に現れてしまうのです。

作品を書くというのは、己を磨くことなんです。

自分の作品は他人の目で見直すこと。

他者の作品こそ、自作品のように愛を持って見ることなんだと、私はこの頃思います。自戒をもって。

2007-11-18

[][][][][][]熱かった!児童文芸のつどい

「昨日、児童文芸のつどい2007」が無事終了しました。

熱かったです!

急用で来られなくなった方のお席など、ほんの少し空いていただけで、会場は満席でした。

ガラス越しに会場を楽しめるお子さんづれ用の二階部屋にも人影が見えました。

わたしは石崎洋司さん、令丈ヒロ子さん、香月日輪さんとご一緒にシンポジウムのパネラーでした。

放談形式なので、ボケや突っ込みが飛び交って度々大爆笑が起こりました。

こんなに愉快で楽しいシンポはわたしは初めてでした。

具体的にどんな会だったかは、来て下さった方の感想にお任せするとして、石崎さん、令丈さん、香月さん、超ご多忙の中、ありがとうございました。

それから、つどい実行委員の獅子奮迅のお働きに、心から敬意を表します。

さらに駆けつけて下さった講談社、岩崎書店、大日本図書、文研出版、登龍館の編集長、担当編集さん、ありがとうございました。

本が沢山売れて良かったです。

それから、何より、遠くは鹿児島、群馬など、遠距離からも参加してくださったみなさま、この大成功はみなさまのおかげです。

ほんとにありがとうございました。

わたし自身は反省点も多々ありました。

大きな一つは、客席からの講師4人へ「どんなきっかけで作家になりましたか?」という質問に、時間がなかったので、ほかの講師のみなさんに沢山しゃべって頂こうと、「たまたま本が出て、それがたまたま新人賞などを頂いたからです」と、たった一行で答えてしまい、あとで、質問した人に悪かったかなあと、申し訳ない気持ちになりました。

それで、話せば長くなるので、あの時、時間がなくていえなかったことを、ここで書きます。

質問してくださった方が見てくださるといいのだけれど。

「わたしが作家になったきっかけとその理由」

わたしが作家になったもともとのきっかけをつくったのは、当時まだ保育園年長組だった娘です。

当時、わたしはまだワープロなんかは持っていなかったので、原稿用紙に手書きしていました。

わたしの正真正銘最初の作品は、来年講談社さんから文庫化される『風のラヴソング』というデビュー作の中の「みきちゃん」という一編です。

この「みきちゃん」の原稿を、わたしは机の上においていました。

この頃わたしは主婦で、みきちゃんはわたしの子供時代の幼なじみをモデルにした物語でした。

みきちゃんはわたしにとって決して忘れられない友だちでした。

だから、わたしはこの時、どこへ応募するとか、持ち込むとか、そういう意識も全くなく、書かずにはいられなくて「みきちゃん」を書いたのです。

その原稿が、なぜか、ある夜、わたしの机の上から消えるのです。

さがしてみると、眠った娘の枕元に散らばっていました。

「もう、こんないたずらをして」と思いました。

ところが、それは毎夜つづくのです。

それで、わたしは娘に聞いてみました。

「なんで、毎晩、枕元に散らけるの」と。

そうしたら、娘は「毎晩、寝るときに読んでるから」といったのです。

まだ学齢前の、ひらがなしか読めない娘が、です。

「読めるの?」ときけば、娘は「かなが打ってあるから」とこたえました。

「好きなの?」ときけば、娘は「うん、毎晩読みたいのん」といいました。

正直、感動しました。

それから、わたしは本格的に書き出しました。

それをまとめた『風のラヴソング』が本になったのも、これは運命としかいえない成り行きでした。

何年かのち、わたしはイラストレーターになっておりました。

で、その絵本関係の用件で、至光社という国際版絵本を出している版元へいきました。

そこで、絵本の相談をしているとき、この話はむしろ児童文学になさったほうがいいと、当時、名編集者と呼ばれた蔵富さんがおっしゃいました。

「いや、実は児童文学は、もうあるのです」というわけで、書いただけで机の引き出しに放りこんであった原稿を蔵富さんに見て頂くことになりました。

至光社は絵本だけの版元ですから、持ち込みではなく、蔵富さんの個人的な好意だったのです。

一週間ほどして、蔵富さんから電話がありました。

「読ませて頂きました。大変面白かったです。それで、我が社はご存じの通り読み物は出していません。でも、わたしだけが読むのはもったいないので、岩崎書店の池田さんをご紹介いたします」

と、蔵富さんはおっしゃったのです。

思いもしない展開でした。

感想を聞かせていただければ嬉しいと思っていただけなのに、いきなりの急展開。

その年のうち12月に『風のラヴソング』は岩崎書店から出版されました。

翌年の春には児童文学者協会新人賞を頂き、翌々年の春には文化庁から芸術選奨新人賞を頂きました。

どの展開も、予想だにしなかったことです。

その結果、わたしは作家になりました。

ですから、わたしはこの二つの賞を今でも誇りに思っています。

それというのは、ポッと出の新人にそれほどの文章力があるわけもなく、こんなに恵まれたスタートをさせて頂いたのは、出会った人々の大きな力と、一番根源にあるのは、わたしの大好きな幼なじみのみきちゃんの存在の素晴らしさだと思うからです。

みきちゃんといっしょに受賞したと思うから、わたしは「しょせん、賞なんか…」とはいえません。

みきちゃんがどんなに喜んでいていてくれるかと思うと。

それから十年後、やはりみきちゃんを書いた『あした、出会った少年』は、今度は児童文芸家協会賞を頂きました。

これも、みきちゃんの存在の力だと思っています。

だから、この受賞も、わたしにはとても嬉しいものでした。

天国のみきちゃんに、わたしは今でも語りかけます。

「みきちゃんのこと、好きになってくれる人がたくさんできて良かったね」と。

わたしは、みきちゃんと、そして、まわりのひとに恵まれて作家になりました。

これが、ほんとの話です。

2007-11-04

[][]実行委員会から戻ってきました!

「児童文芸のつどい2007」は、おかげさまで、どうやら満員御礼になりそうです。

ついに残り十数席!です。

普通なら、これを当日券に回すところですが、もしこの先も予約が入るようでしたら、やはり予約優先になりますので、当日きてくださる予定の方は、なるべくお早く予約チケットを各実行委員に申し込まれることをおすすめいたします。

防災上の規定で、収容人数以上には立ち見などは入れない会場ですので、とりあえず当日券用の予備席をつくってもらう予定ですが、それもわずかです。

どうぞ、くれぐれもご注意ください。

さあ、後は祭りだ、祭りだ〜

みんなで楽しみましょう!

いや、実行委員はまだまだ仕事があるのですが……まっ、いいか。

大きな山は越えました〜ばんざ〜い!!

さあ、祭りだ祭りだ〜……またかい

2007-11-03

[][][][][]明日は最後の委員会

「児童文芸のつどい2007」の最後の実行委員会がもう明日になりました。

月日のたつのが早すぎる〜

正式参加申し込みは締め切りましたが、各実行委員があずかっているチケットがわずかに残っています。

もし、今からでも行ってみたいと思われる方は、このブログのコメントかメールでお知らせください。(※童話城のメールはつかえません。掲示板にどなたかわかるようにメアドを入れて下さればこちらからメールします。mixiまたは個人メールをご存じの方はそちらへお願いします)

当日券も少しはありますが(当日券販売は満員になりしだいストップされます)、予定が決まっていらっしゃるようなら、チケットのほうが確実かと思います。

そういえば、このつどいのテーマ「児童文学はおもしろい! ー人気作家が語るエンターテイメントの世界ー」について、「私は文学作品を目指しているから関係ないわ」とおっしゃる方がいないでもないということを、ちらほらお聞きします。

人の考え方はそれぞれですが、児童文学に一般文学でいうような純文学はあり得ないのだということだけは、ここでお伝えしておきたいと思います。

文学と呼ばれる作品にしろ、名作といわれる作品はみな、ある種のエンターティンメント性を持っているのです。

なぜなら、こどもたちというのは、大人のように退屈なものを我慢するというところがないからです。

つまり、なんであれ(作者が文学だといおうが、エンタメだといおうが)、面白くなければ読んでくれません。

児童文学というのは、本物のエンタメ要素なしには成り立たない分野だといってもいいと思います。

そのエンタメを関係ないとおっしゃるのは、こどもの心に興味がないとおっしゃっているのと同じだと思います。

わたしは、シンポのパネラーの一人ですが、自分以外の作家さんの話を聞くのがとても楽しみです。

学びたい、盗みたい、書きたい!からです。

同感と思う方は、ぜひ今からでも学びに盗みにお越し下さい。

大手版元の編集さんも大挙して(という言葉がふさわしいほど!)、みなさん、お越しになります。

すごい作家さんが動くと、すごい編集さんたちも動かれるというのがまのあたりに……!

というわけで、以下はご案内です。

児童文芸のつどい2007

開催日 2007年11月17日(土)

場所   茨木市ローズWAM・ワムホール 

※正式申し込みは締め切りました!

今から参加したいという方は、各実行委員にご連絡下さるか、当日券をご利用下さい。

お問い合わせは日本児童文芸家協会まで。

日本児童文芸家協会 事務局

〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-16-3 金子ビル202

電話03-3262-6026 fax03-3262-8739 

◆第一部

おはなし よっといで

作家による自作の読み語り 

(2時〜3時)

   雪むかえの村  鬼の助

竹内もと代(たけうち もとよ)・絵本「雪むかえの村」(アリス館)

石神誠(いしがみ まこと)・どうぶつしりとりかくれんぼ(紙芝居)

畑中弘子(はたなか ひろこ)・絵本「鬼の助」(てらいんく)

◆第二部

シンポジウム

児童文学はおもしろい!

ー人気作家が語るエンターテイメントの世界ー

(3時〜5時)

黒魔女さんのハロウィーン -黒魔女さんが通る!! PART7- (講談社青い鳥文庫)忍剣花百姫伝〈4〉決戦、逢魔の城 (Dreamスマッシュ!)S力人情商店街 (1) (YA!フロンティア1)封印の娘 (大江戸妖怪かわら版 3)月下花伝―時の橋を駆けてFragile―こわれもの (teen’s best selections)若おかみは小学生!PART10 ~花の湯温泉ストーリー~ (講談社青い鳥文庫)妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA! ENTERTAINMENT)チェーン・メール (YA! ENTERTAINMENT)おれとカノジョの微妙Days (ドリームスマッシュ!)下町不思議町物語 (YA!フロンティア)こまじょちゃんとあなぼっこ (ポプラちいさなおはなし)

パネラー

石崎洋司(いしざき ひろし)

「黒魔女さんが通る!!」シリーズ、YA作品の「チェーンメール」「トーキョー・ジャンヌダルク」(共に講談社)、「ハデル聖戦記」三部作、「マジカル少女レイナ」シリーズ(共に岩崎書店)など人気作品を量産するかたわら、公募ガイド添削講座の人気講師でもあり、成人向きSF作品やノンフィクション、企画編纂などもてがける天才肌マルチ作家。

香月日輪(こうづき ひのわ)

霊界モノのトップ・ランナー。「地獄堂霊界通信」シリーズ(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞。「妖怪アパートの優雅な日常1」(講談社)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞。他に「ファンムアーレス」シリーズ(講談社)、「下町不思議町物語」(岩崎書店)、「大江戸かわら版」シリーズ(理論社)など多数。

越水利江子(こしみず りえこ)

「風のラヴソング」で日本児童文学者協会新人賞、芸術選奨新人賞。「あした、出会った少年」(ポプラ社)で日本児童文芸家協会賞。「忍剣花百姫伝」シリーズ(ポプラ社)や、時を超え沖田総司がやってくる「月下花伝ー時の橋を駆けて」(大日本図書)の続編を待つ声日々たかし。「霊少女清花」シリーズ(岩崎書店)「こまじょちゃん」シリーズ(ポプラ社)など多数。

令丈ヒロ子(れいじょう ひろこ)

大人気「若おかみは小学生!」シリーズ(講談社)は、ミリオンセラー達成! 他に「スーパーキッド・Dr.リーチ」シリーズ(講談社)、「レンアイ@委員」シリーズ(理論社)、「おれとカノジョの微妙Days」、「ダイエットパンチ!」シリーズ(共にポプラ社)、「S力人情商店街」シリーズ(岩崎書店)など人気作品を続々生みだしている。独特のユーモアと爽快なストーリー展開で少女読者を魅了してやまない。

※講演の後、本の販売とサイン会もあります。