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風雲童話城ブログ

2012-06-05

[][][][]『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』のページが更新されました

f:id:rieko-k:20120605110848j:image:left登場人物紹介と、私のメッセージが…ちと、恥ずかしい…

でも、よかったら見てください〜

ポプラポケット文庫トップページのもうすぐ出る本は、ここをクリック!

 

『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』はまもなく発売されます〜

6月7日発行なので、書店店頭に並んでいるはず。なければ、リクエストを!(6/16追記)

amazonで、発売されました!

amazonの『ヴァンパイアの恋人』購入ページは、ここをクリック!

2012-06-02

[][][][]『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』の見本が刷り上ってきました!

f:id:rieko-k:20120602135737j:image:left ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの? (ポプラカラフル文庫)

ポプラ社へ、たまたま見学に来ていた高校生の女の子たちが「きゃ、可愛い〜」といってくれたという椎名咲月さんの表紙。

エルとルナ、素敵です〜

スキャナで取り込むと、なぜか色合いが薄くなりますが、実際の帯色や表紙は、もっと鮮やかで透明感があります。

ぜひ、書店で手にとってごらんになって下さい。

発行は、6月7日頃ですが、書店に並ぶのはその数日後になりそうです〜









【主な登場人物】

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この物語の主人公、ルナ・テーラー。

母を失っても、つらいことがあっても、明るく生き抜こうとする女の子。

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ギディオン。

ハーフ・ムーン学園の上級生。

イースター・パーティで、ルナと出会う。









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エルゼァール。

ハーフ・ムーン学園の上級生だが、飛び級をしたルナのクラスメイト。

謎めいた美貌の少年。

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ケネス・ブランチ。

ブルッド・ブラザー島の領主、黒太子の甥で後継者。

漆黒の髪と瞳。

鉄壁のプリンス。

というわけで、皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます!

2012-05-02

[][][][]『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』の画像がアップされました!

ポプラポケット文庫トップページのもうすぐ出る本は、ここをクリック!

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越水利江子 作/椎名咲月 絵 

母親を失ったルナのもとに、死に別れたはずの父親の使いという老紳士があらわれる。

紳士は、父の執事であるという。

老執事に言われるがまま、ブルッド・ブラザー島にあるハーフムーン学園の寄宿舎に入ることになったルナは……。

美しいヴァンパイアと、思いもよらない運命に翻弄されながらも、まっすぐ生きる少女のドラマチックな物語。(内容紹介より)

amazonの『ヴァンパイアの恋人』予約ページへは、ここをクリック!

越水利江子の主な著書は、ここ



2012-04-27

[][][][][]ただ今予約、善戦中

追記/ 4月29日は『忍剣花百姫伝(1)めざめよ鬼神の剣』(予約受付中)は、ポプラ文庫ピュアフルベストセラー9位、30日は、8位に!

もう、順位は下ってるかな…と思っていたので嬉しいです〜 ありがとうございます〜

以下は、27日の日記です。

ただ今予約中にかかわらず、『忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣』(ポプラ文庫ピュアフル)と『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの?』(ポプラ文庫カラフル)は、どちらも善戦しているみたいです。予約して下さった皆様、ありがとうございます〜

忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣 (ポプラ文庫ピュアフル)【ポプラ文庫ピュアフル の ベストセラー】

ポプラ文庫ピュアフル の中で最も人気のある商品です.(amazonよりコピペ)

1. コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル) 村山 早紀

2. (P[あ]4-3)よろず占い処 陰陽屋の恋のろい (ポプラ文庫ピュアフル) 天野 頌子

3. よろず占い処 陰陽屋へようこそ (ポプラ文庫ピュアフル) 天野 頌子

13. 光と闇の旅人 II 時空の彼方へ (ポプラ文庫ピュアフル) あさの あつこ

14. The MANZAI 6 (ポプラ文庫ピュアフル) あさの あつこ

15. (P[こ]5-1)『忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣』 (ポプラ文庫ピュアフル) 越水 利江子

16.The MANZAI〈5〉 (ポプラ文庫ピュアフル) あさの あつこ


【ポプラ文庫カラフル】

カラフルの人気度は、13位でした。

13.ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの? (ポプラカラフル文庫) 越水 利江子

順位は日々変わりますが、ともかく、今日のところは善戦してました。ピュアフルは、あさのさんの『The MANZAI』 に、サンドイッチというのも、ちょっと嬉しい〜

ヴァンパイアにいたっては、まだ画像もアップされてないのに…ほんま、ありがとうございます!

2012-04-18

[][][][]やっと、カテゴリー[美少年]が復活〜

以前、[美少年]カテゴリーを使ったのはいつだったのか…あれから、なかなか使う機会がなくてそのままに…

でも、ヤングアダルト小説として、6月に発行されるヴァンパイアシリーズのおかげで、やっとこのカテゴリーが使えます!

というのも、この物語には、まぎれもなく正統派の美少年が登場するからです。

副題はまだ検討中ですが、タイトルは決まりました。

『ヴァンパイアの恋人』(ポプラ文庫カラフル)です。

今回は、上下巻(下巻は8月発行)で刊行されます。

私は実は、少女の頃から、萩尾望都先生の大ファンです。

ことに『ポーの一族』は、私にとって、ヴァンパイアのバイブルといってもいいほど。

少女の頃に出会ったエドガーを超えるヴァンパイアにはいまだ出会っていませんし、きっと生涯出会うことはないと思います。

だから、私が書こうとしているヴァンパイアは、まだ、誰も書いていないヴァンパイア。

でも、エドガーがそうだったように、時に冷酷であっても、魅力的なヴァンパイアを書きたいと思っています。

その『ヴァンパイアの恋人』上巻のゲラ校正をしています。

それに、絵の椎名咲月さんは、ただいま表紙画を描いて下さってます。それが、すっごく可愛くて美しいのです。

仕上がりが楽しみでワクワクしています。

ああ、早く、仕上がった表紙を見たいっ〜です。

ポーの一族 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)

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2010-05-15

[][][][][][]お便り、ありがとう〜その1

忍剣花百姫伝7 愛する者たち (Dream スマッシュ!) (Dreamスマッシュ!)

『忍剣花百姫伝』シリーズへのお便り、またポプラ社から、どさっと届きました。

自宅へ届いたお便りも含めて、みんな、ありがとう〜

f:id:rieko-k:20100515083149j:image瑠依ちゃんの絵

瑠依ちゃん、花百姫と八忍剣、すごく丁寧に愛情いっぱいに描いてくれてありがとう! 八忍剣の一人ひとりの性格まで感じられるよね。



f:id:rieko-k:20110214234025j:image:left頂いたお便り、全部はご紹介できないけど、二回に分けてその一部をご紹介しますね。

ここに紹介してもしなくても、ありがとうの気持ちは同じだから、遅くなっても、お返事は届けますから、待っててね。

さて、今回のお便りの中でも、麗蘭ちゃんのお便りには、実は泣きそうになりました。

なんと、便箋十五枚にびっしり書かれた花百姫伝への感想、登場人物たちへの思いに胸打たれて……。

ほんとに、全文ご紹介したいぐらい素晴らしいお手紙…花百姫たちへの心の籠もったラブレターでした(ことに美女郎)。

物語の最初に現れた美女郎は、美貌ながら、冷血の忍剣士でした。

その美女郎の幼少期、若くして亡くなった父母、義理の兄天魚との情愛ゆえに魔道に囚われていく哀しみ……弱さも魔も、美女郎のすべてを受け止めた愛情あふれるラブレターに、私まで胸が熱くなるほどでした。

麗蘭ちゃん、そんなにも美女郎を、愛してくれてありがとう! 

花百姫たちを愛してくれて、ほんとにありがとう〜

f:id:rieko-k:20100512150650j:image 【麗蘭ちゃんが送ってくれた押し花

四つ葉のクローバーが破損してたけど、ガラスに挟んだら、ほら!

幸運のクローバーありがとう〜

それから、読書カードも少しご紹介します。

f:id:rieko-k:20100515084640j:image花百姫の似顔絵を描いてくれたのは、綾菜ちゃん12歳

「ものすごくおもしろかったです!! 

霧矢と花百姫がどうなったか知りたいっ!! 続きを書いてほしい〜〜!!

霧矢がカッコイイ〜〜〜  終わってしまうのはヤダです。」

って、書いてくれてます。読めるかな? ありがとう、綾菜ちゃん。

ほかにも感動したのは、14歳の耕平君の読書カード

「たくさんの本を読んだけど一番おもしろいのが忍剣花百姫だった」

って、14歳の男子だから、あっさり一行の感想だったけど、ほんとに嬉しかった!! ありがとう、耕平君。

それから、14歳の女の子の読書カードですけれど、ここはお名前はわざと伏せてます。

個人的な思いも書いてくれたので、どこのだれかわからない方がいいかな…と配慮しました。

「愛する者たち最高です!

いやしいやされ愛を灯しあう人間たち…登場人物たちの愛、そして著者、越水さんの大〜きな愛に、思わず涙がこぼれました。

人には、誰でも苦しいことがある。みにくくもある。

でも、それだけではないのだ…私はこの本にすくわれました!! ありがとうございました!!!」

って書いてくれました。

ありがとう、私の方こそ……。お便り、宝物にします。

と、今日はここまで。続きは、日を改めてご紹介しますね。

2009-04-07

[][][][]観てきました!

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↑チケット買った時にもらったフェィスペーパー。

思ってた以上に面白かったです。ことに、女子中高生はキュンと来るんだろうな。物語としては、もろ、ポーの一族だと思いました。でも、この映画には突き抜けた明るさもあって、そこが好きでした。学園物としても王道ですし。

ヤングアダルト向きが好きな人なら、観る価値有りだと思います。ベラを愛してしまうヴァンパイア、エドワード(この名もなんかエドガーに似ていてポーの一族を思わせます)のクールな美少年ぶりも素敵だけれど、その対局にある武骨さと温かさを持ったベラのお父さんも大好きでした。それから、野球シーンがすごく楽しい! 中世貴族のような吸血鬼の世界と、現代的な学園物語がいっしょになったところが若い人に受けたんだろうな、きっと。いやあ、楽しかった。

とはいえ、今日はゲンキン日ではないので、昼間も執筆し、これからも執筆します。ゲンキン日は先の楽しみにとっておくのだ。←小心者

◇それはともかく、京都の桜はここもあそこも満開です。散歩道の桜。

f:id:rieko-k:20090406171126j:image

◇うちの庭のささやかな紅しだれも咲きました。

f:id:rieko-k:20090406161545j:image

2009-04-04

[][][]ゲンキン日

実は、某掲示板で、某作家さんが「今日はなにがあっても原稿を書いてはいけないし、調べ物もしない資料も読まない、そして原稿のことを考えてもいけない」という原稿執筆厳禁日、略してゲンキン日を作ると、なかなか楽しい、と書かれていました。

原稿を書かない日とか、書けない日ではなく、原稿を書いてはいけない日を作るんですって。

そしたら、書かなかった日も、「だ〜って、今日はゲンキン日だもんね。書いちゃあいけないんだもんねっ、仕方ないじゃん〜うふふのふ」と、楽しいばかりで、罪悪感も感じないと聞いて、すぐさま、やってみたくなっています。

毎日毎夜、ああ、もっと書けたのに、これだけしか書けなかったとか、わーん、さぼっちまったぜ、私ってダメ人間やぁ……!と落ちこむ日々。

おのれの罪悪感に向かって「なにをっ、週に一日も休んでないんだぞっ、今日ぐらい、何が悪い!!」と凄む日々。

そういうマイナスな感情から脱却できるとは、な〜んて素晴らしいアイデアでしょうかっ。やってみよ、今度、やってみよ〜♪

そういえば、原稿執筆休んで、これ↓観に行きたいんですよね。世界の女子高生が胸きゅんだというこの映画、ヤングアダルト作家としては観ずばなるまい。ゲンキン日に観るんやもん、ええじゃろが←だれにいうてる

いや、しかし。原作を読むのが先かなあ? 誰か、読んだ人います?

2007-12-03

[][][][]新選組ファンタジー

この弓本純加さんの総司が大好き♪

f:id:rieko-k:20071208225715j:image

ただ今、「月下花伝ー時の橋を駆けて」の連作(続刊だけど読み切りです)の執筆が好調です。今回は近藤さん、土方さんもじっくり描きたいです。

今春の、新選組総長山南敬助さんの山南忌に始まって、京都壬生へ何度も行って、光縁寺や壬生寺の墓参も重ね、新選組壬生屯所の中でもっとも重要だった前川邸にお伺いしました。(もちろん、観光名所になっている八木邸も行きました)

現在、前川邸は公開されてはいないのですが、前もって取材をお願いして、現在お住まいのTさんにお話を聞かせて頂きました。

近藤が落書きしたといわれる戸板の謹直な字、格子窓の刀傷に触れた感触、土方が拷問したという蔵の空気、高窓からの景色、山南切腹の間の畳の冷ややかさ。屯所から二条城まで、近藤や土方が歩いた道をたどったこと。それらが、書いている私の脳裏に次々よぎります。

また、近藤勇さん、井上源三郎さんのご子孫(ご子孫も天然理心流の剣士でした)に、新選組幹部の故郷、日野をご案内して頂いた濃い一日のこと。あの日の多摩の光と風。

一年に一度しか墓参できない沖田総司さんのお墓へお参りし、その時、新選組研究者の釣先生にすごいことを教えて頂いたこと。

今は、近藤さん、土方さん(この土方さんこそ本物の美少年だった!土方さんの家系は現在も超美形なのです)、井上さん、沖田さん、山南さんの墓参も叶いました。

近藤さん、井上さん、土方さん、沖田さん、土方さんの義兄(姉の夫)佐藤彦五郎さんのご子孫にもお目にかかり、さらに、永倉さんや、五稜郭で土方さんと最後まで戦った榎本さんのご子孫にお目にかかったことなどなどが、まるで音楽のように私の脳裏をよぎります。新選組のご子孫が、英霊たちが「いいものを書いてくれよ」とおっしゃっているように。そのお力か、文章は流れるようにあふれてきます。年内入稿は達成できそうです。

そうそう、さっき、ミクシィに行ったら、「月下花伝」のレビューが増えていました。

その中で「もっと長編でも良かった、もっとこの世界にいたかった」と書いて下さっていて、続編を!といってくださった沢山の方々は、こういうお気持ちだったんだなと思いました。そして、正直にいうと、作者自身も同じ気持ちなのです。単行本には枚数制限というものがあります。でも、もっと、この世界にいたかったのです。ですから、続刊を書かせて頂けるのは、ほんとに嬉しいです。

ここまで書いた続刊の原稿では、秋飛は井上と土方に会いました。そして、ついに沖田ともすれ違いました。さあ、これから、続きを書きます〜

あ、でも、この続刊はこれまで誰もしたことがない仕掛けをする予定。

うふふ、楽しみだ〜

月下花伝―時の橋を駆けて

月下花伝―時の橋を駆けて

2007-06-11

[][][][]十代の恋

十代の頃、私は当時先鋭的だったO先生の小劇団の芝居の代役で、劇団の稽古と撮影所の仕事を行ったり来たりしていました。主役だった女優さんが撮影所で暴力団関係の男性とかかわりができてしまい、京都にいられなくなって、故郷へ逃げ帰ってしまったというとんでもない事件が起こって、主役がぽっかりいなくなってしまったのです。でも、公演の予定は決まっているし会場もおさえてあるし、チラシもまいているし取りやめることはできないというので、劇団外部だったにかかわらず、O先生の教え子だった私が抜擢されてしまったのです。

とはいっても、当時の私は映画やドラマの脇役しかやったことはなく、ましてや舞台はほとんど素人で、もともとは女優よりシナリオライター志望の少女(十代ですから)だったのです。そんな私にはその後の稽古の怖かったこと怖かったこと。O先生の罵倒、共演者の罵倒は毎日飛んできますし、時には怒ったO先生のシナリオも飛んできました。共演者が怒ったのは、私が撮影所の仕事を休んでまでは稽古に来ないことでした。主役に抜擢されて、なぜこの芝居だけに集中できないのかと、それはそれはののしられました。でも、私は撮影所の仕事で生活をしていましたし、劇団の芝居はボランティアです。所属タレント事務所の仕事はどうしても断れませんでした。ですから、どんなにののしられても撮影所の仕事へ行きました。でも、撮影所へ行っていたのは仕事が断れないからだけではありませんでした。劇団の稽古は地獄のような苦しみでしたが、撮影所の仕事はのんびり平和だったからです。つまり、私は舞台女優に向いた人間ではなかったのだと思います。

結果、公演は私以外は素晴らしいものでした。先鋭的芸術的な舞台演出だったなあと、今でも思います。あくまでも私以外のことですけれど。

私はきりきり洗練された新劇のような仕事はとことん苦手なのでした。つまり、私は時代劇のような形式美が好きだったのです。

当時にも子供向きかぶりものヒーローのチャンバラ番組があって、その主役に抜擢された少年と出会ったのはその頃です。

Tくんは日本人ばなれして彫りが深く、眉目秀麗のそれはそれは美少年でした。ちょうど私より一つ年下でした。有名な男優さんのお弟子さんだったTくんは、その頃、芝居もドラマも初めて、チャンバラも初めてでした。その緊張からか、年頃も近い私にいろいろ話しかけてくることがありました。そのうち仲良くなって、彼は車で送ってくれたりするようになりました。気がつかないうちに、私たちは付き合うような形になっていたのです。

「きれいな女優さんはごろごろいるのに、わたしのどこがいいの?」と私は聞きました。「そんなことない。りえちゃんもきれいだよ」といってほしいのは娘心です。

ところが、彼は「ほっとするから」とこたえました。

当然です。綺麗なのは彼の方でしたから。しかし、愛想のないやつです。とまれ、美少年というのは、お世辞もいえない不器用者であることが多いのです。だって、お世辞なんぞ言われたこともないし、言う必要もない人生を歩んできたのが、本物の美少年というやつですから。

「じゃ、りえちゃんはぼくのどこがいいの?」と彼は聞きました。

「ほっとするから」と私はこたえてやりました。実際はどう答えていいのかわからなかったのです。私は綺麗な彼を見ているのは好きでした。でも、彼を好きなのかどうかは、よくわからなかったのです。(見てるのが好きとはいえんではないか)

私たちは十八と十九だったのに、とても正直でとてもうぶだったのです。

紆余曲折があって、私たちのままごとのようなお付き合いは終わりました。紆余曲折の一度目は彼が約束を破り(この時だけでなく、彼は先生である男優さんの用事でよく約束を破りました。でも、俳優にとっては時間厳守は仕事のみ。仕事の時間延長は日常茶飯事なので私事は二の次が当然の世界だったのです)、二度目は私が彼を拒否したのです。三度目は彼がやっぱりもう一度付き合いたいといい、私はもう無理とこたえて、私たちはプラトニックのまま別れました。

彼のデビューもぽしゃりました。ルックスは素晴らしいのに、彼には演技力が足りなかったのです。

あれから、なんと、恐ろしいばかりの長い月日が流れたことでしょう。

今から思えば、私は彼に同志のような友情のようなものを感じていたのだなあと思います。お互いにとって地獄のようなレッスンの日々が身近にありましたから。きっと心から「ほっとしていた」のです、私たちは。今でも思い出すと、撮影所で会うとき、私たちはいつも笑顔でした。

愛とか恋とかでなかったにしても、大切なひとときを私たちは生きていたのかもしれません。