Hatena::ブログ(Diary)

風雲童話城ブログ

2015-07-09

[][][][][]「夢さん旅日記 うばかわ姫編1」

f:id:rieko-k:20121111232900j:image:left「おい、夢候(ゆめそうろう)。女なら老若問わぬお前のことだ。うばかわ姫はタイプだろう?」





f:id:rieko-k:20121111220912j:image:left「 お、火海姫(ひあまひめ)〜♡ ついに、俺のタイプが気になり出したのか?」








「ドアホっ! 俺は美女郎だ!」全力でけとばす美女郎。

「そ、そうか、そうか、そうか…」コロコロコロコロ…転がりつつ、まんざらでもない夢候。


「ま、まさか、おまえ…」

老若男女問わないのか…?という一言を呑み込んで、青ざめる美貌の美女郎くんであった。

ツイッターの楽しいハッシュタグ #1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く で書いてみた夢さん旅日記。楽しいから時々書いてみよう〜新選組編なんかも楽しいかも!

◆初めての方は、↑カテゴリーの[夢さん旅日記]をクリック!「夢さん旅日記1この世の花」からご覧ください。いや、むしろ『忍剣花百姫伝』を読んだ人が最も楽しめます。

忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣 (ポプラ文庫ピュアフル)

忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣 (ポプラ文庫ピュアフル)

うばかわ姫 (招き猫文庫)

うばかわ姫 (招き猫文庫)

2012-11-11

rieko-k2012-11-11

[][][][][]『忍剣花百姫伝』とほほ外伝・夢さん旅日記3

◆「夢さん旅日記3 花は花でも…

初めての方は、↑カテゴリーの[夢さん旅日記]をクリック!「夢さん旅日記1この世の花」からご覧ください。いや、むしろ『忍剣花百姫伝』を読んだ人が最も楽しめます。

今回から、スカイエマさんのキャラクターを使ってみますね! 


f:id:rieko-k:20121111220912j:image:left夢候(ゆめそうろう)  「花茶屋でのんびりするのも、退屈してきたな。なあ、天魚(あまご)、遊びに行かねえか?」





f:id:rieko-k:20121111221633j:image:left

天魚(あまご)    「いや、遠慮します。夢さん、また遊郭へ行くんでしょう? そういうの、美女郎(みめろう)がいやがるから……。」






夢           「なんだ、あいつ、花を採集に山へ出かけたんじゃないのか?」

天魚          「ええ。でも、今日ぐらいには、白い花を沢山採って帰ってくるはずなんです」

夢           「白い花茶を作るのか……ありゃあ、元気が出るからな。じゃ、ちょいと飲んでから、一人で行くかな」

天魚          「白い花茶なら、さっき、醜草(しこくさ)が入れてましたよ」

夢           「そうか、そりゃあ、いいや。おい、醜草。白い花茶を一杯くれよ」

          (夢候は呼んだが、奥からの返事はない。)

夢           「おーい、醜草〜! いないのか?」

f:id:rieko-k:20121111223454j:image:left 

          (奥へ行くと、醜草が、さっと、何かを隠した。)

醜草          「あー、えーっと、白い花茶は切れました」

          (だが、あたりには白い花茶のいい匂いが……)




夢           「おいおい、醜草。なんだよ、なんで、嘘をいうんだよ」

醜草          「いえ、そんな……嘘なんかいってません……しどろもどろ」

夢           「醜草、おまえは嘘がつけない奴だな。また、美女郎におどされたのか?」

醜草          「いや、そういうわけでは……あっ」

          (と、夢候が醜草の隠した花茶を見つけた。)

夢           「これこれ、いい香りだ。ああ、癒されるなあ」

          (お茶を飲み干す夢候)

醜草          「そ、そ、それは、だめです!」(青ざめる醜草)

夢           「まあ、ケチなこというなよ。醜草にも、何か土産を持って帰ってやるよ。可愛い女たちが待ってるんだ。可愛い夕月太夫〜 愛しい小桜太夫〜 待ってろよぉ」

           (いいつつ、夢候はバタリと倒れてしまった。見ると、すやすや眠っている。)

醜草         「ああ〜 だからいったのに。これは、眠り花茶なんだ。美女郎さんに秘密だっていわれたのに……どうしよう〜」

f:id:rieko-k:20121111232900j:image:left夜も更けて、ドサッという音。

見ると、籠一杯に白い花を摘んできた美女郎である。






天魚          「おかえり、美女郎。あれ、夢さん、どうしたんだ? 遊郭へ行ったんじゃないのか?」

          (天魚は、眠っている夢候を見て、びっくり。)

美女郎         「さては……醜草! こいつに飲ましたのか!?」

醜草          「は、はい。すみません〜 眠り花茶のことは秘密だといわれたのに、飲まれちゃって……」

美女郎         「ふーん。こいつがぐっすり眠っているってことは、人体実験成功だな」

          (いいつつ、夢候をけとばす美女郎)

夢           「いてっ。痛えなあ〜 夕月。長いこと会えなかったからって、そんな怒ることないじゃないか〜」

          (半分寝ぼけたまま、美女郎を抱きしめる夢候)

美女郎         「どあほっ!!」(投げ飛ばす)

夢           「いててて……夕月ちゃんてば、乱暴だなあ」と、また抱こうとする。

美女郎         「なんだ、こいつ。まさか、幻覚が見えているのか?」

天魚          「白い花茶に、何を入れたんだ?」

美女郎         「眠り茸だ。毒消しに青い花も混ぜたが……」

天魚          「そりゃあ、だめかも……」

夢           「な〜にいってるんだ、夕月ぃ。今夜はずっと一緒だぜ。おめえ、なんて綺麗になったんだ。恋をすると、女は綺麗になるそうだが、俺に惚れたのか? いいんだ、いいんだ、俺もおめえに惚れてるからな……」

          (美女郎相手にめろめろの、寝ぼけ夢候)

美女郎         「醜草、このあほをなんとかしろ」

醜草          「夢さん! 目を覚まして下さいっ。夢さんっ」

夢           「おお、おめえは、小桜太夫か? わ、どうしたんだ、頭がつるつる……かわいそうに、尼になったのか。なんでだ、俺が可愛がってやるのに……」

醜草          「だ、だめです! わたしが太夫に見えるなんて〜 重症です〜」

美女郎         「こうなったら、こうするしかない」

          (美女郎はふところから竜笛を出して、ヒューと吹き鳴らした。とたんに、夢候が消えた)

天魚          「おい、美女郎。どこへ飛ばしたんだ?」

美女郎         「ふん。あいつの大好きな所にでもいるんだろうよ」

 美女郎の言葉通り、夢候は遊郭にいた。

 夕月太夫と小桜太夫を両手に花。

 空には満月、誰が吹くやら風情のある笛の音が響いている。

 ホウ、ホウと、鳴く鳥も……

夢           「ああ、幸せだなあ。それにしても、夕月、おめえ、毛深くなったんじゃねえのか?」

 

はてさて、夢候の運命やいかに……   

 

※この連載は『忍剣花百姫伝』シリーズの外伝ですが、本編とは関係ありません。

忍剣花百姫伝(一)めざめよ鬼神の剣 (ポプラ文庫ピュアフル) 忍剣花百姫伝(二)魔王降臨 (ポプラ文庫ピュアフル) 忍剣花百姫伝(三)時を駆ける魔鏡 (ポプラ文庫ピュアフル) 忍剣花百姫伝(四)決戦、逢魔の城 (ポプラ文庫ピュアフル)

          

2010-08-24

rieko-k2010-08-24

[][][][][]『忍剣花百姫伝』とほほ外伝・夢さん旅日記2

◆「夢さん旅日記2花疲れ」

初めての方は、「夢さん旅日記1この世の花」からご覧ください。いや、むしろ『忍剣花百姫伝』を読んだ人が最も楽しめます。 


f:id:rieko-k:20100822024908j:image:left

夢候(ゆめそうろう)  「ああ、やっと見えてきた。峠の花茶屋だ。お〜い、天魚(あまご)〜 いるかぁ?」





f:id:rieko-k:20100824225904j:image:left

天魚(あまご)    「夢さんじゃないですか。久しぶりですねえ。どうしたんです? お疲れのようですね。」






夢           「いや、まあ…。ちょっとな。疲れのとれる、白い花茶を飲ませてくれ。」

天魚          「それが、白い花が切れてしまって、これから花を採集に行くところなんです」

夢           「じゃ、青い花茶でいいよ。ちょいと、身体の毒を抜きてえ……(ばったり)」

天魚          「夢さん、大丈夫ですか!? おーい、おれは出かけるから、夢さんをたのむよ〜」

          (天魚は出ていったが、奥からの返事はない。)

夢          「白でも青でも、紅茶でもいい。ともかく、茶をくれ。水分を取れば楽になるはずなんだ」

      ゴン、ビシャッ! (と、奥から飛んできたお茶の入った湯のみが、夢候の後頭部を直撃。)

夢          「いてっ! 乱暴な奴だな。茶ぐらい、どうぞ召し上がれって、運んでこられないのか!」

奥からの声      「ふん、きさまには、それで充分だ。いつも、水もしたたるいい男が、売りだろーが」

夢          「うう、その底意地の悪さ……! さては、てめえは美女郎(みめろう)だな。ここへ、出てきやがれっ」

          (夢さん、ついに腕まくり)

f:id:rieko-k:20100824221139j:image:left (美女郎登場)

美           「なんだ」

夢           「てめえっ!」

          (掴みかかった夢さん、美女郎の顔をじっと見て)

夢           「あ……」と、かたまる。

美           「なんだ、文句があるんじゃないのか。」

夢           「いや、いい…」

美           「なんなんだ、いったい!」

夢           「うっ、だめだ! あっちへ行ってくれ、たのむ……」

f:id:rieko-k:20100824221457j:image f:id:rieko-k:20100824221139j:image ←似すぎている二人…

夢           「その顔は、当分見たくねえんだ…。きれいな花には、棘がある…(ばったり)」

          (すっかり花疲れの夢さんであった…)                

※この連載は『忍剣花百姫伝』シリーズの外伝ですが、本編とは関係ありません。                

2010-08-22

rieko-k2010-08-22

[][][][][]『忍剣花百姫伝』とほほ外伝・夢さん旅日記1

◆「夢さん旅日記1この世の花」 

f:id:rieko-k:20100822024908j:image:left

夢候(ゆめそうろう)  「なあ、天ちゃん、今夜は、この宿場で泊まろうぜ。酒はうまいし、ほら、この世の花が手招きしてるじゃねえか」




f:id:rieko-k:20100627164917j:image:right

天兵(てんぺい)    「夢さんは、どうぞ、泊まってください。わたしは、もう少し先まで行きますから。(せっせ、せっせ)」

     (まったく、足を止めない天兵)



宿場女A   「まあ、なんていい男なの! そこの若旦那、泊まっていきなよ。サービスするからさ。」

宿場女B    「ちょっとちょっと、そこの急いでいる兄さんも凛々しくていい感じ。ねえ、かたいこといわずに、お泊まりな」

夢     「ほらほら、あんなに誘ってるじゃねえか。天ちゃん、なんで、そんなに急ぐんだよ。せっかくこの世の花が……」

     (その時、背後から「てんぺー」と、かすかな呼び声。と、天兵は速歩の術で、あっという間にその場から消えた)

夢     「お、おい。天ちゃーん!」

宿場女A   「いいじゃないか、若旦那。カタブツはほっといて、お泊まりよ。」

夢     「そうかい、そうだな、可愛いおめえにいわれたんじゃ、断れねえな」

     (とその時、背後から、ギラリと白い抜き身が、でれでれ顔の夢候を襲った)

夢     「なんだなんだ、宿場のやくざか。ふざけんじゃねえっ!」

     (素手で相手をはね飛ばした夢候、相手を見て、ぎくっとする)

f:id:rieko-k:20100824221457j:image:left

火海姫(ひあまひめ)   「無礼者っ!」

(美しい眉じりをつり上げていたのは、だれあろう、天下に名高い男装の麗人、火海姫であった)




夢     「あれえ、ひーちゃんじゃねえか。どうしたんだ?」

火海姫  「だれが、ひーちゃんだ! 無礼な奴め。おまえ、天兵をどこへやった!?」

夢     「え、天ちゃん? 天ちゃんなら、とっくに……」

火     「逃がしたなーっ」

夢     「あ、そうか。天ちゃんは、怖くて逃げたのか。ちぇっ、八忍剣一ノ者の腕が泣くぜ。」

火     「夢候、今、なんといった。だれが怖くて、天兵が逃げただと?」

夢     「あ、いや。天ちゃんは、あんたっていう絶世の花に惚れてるから、宿場の女が怖くて逃げたんだよ。」

火     「それは、本当か?」(照れる火海姫)

夢     「本当、本当。まあ、おれは宿場の女は怖くないから、ここで泊まっていくわ。さいなら〜」

     (さっさと、宿場の女としけこもうとする夢候)

火     「……きさま、このわたしを、ひとりにするのか」

夢     「え?」

火     「わたしをひとりにするのか、といっている」

夢     「……」

     (その夜、街道には、夢候の呼び声がこだました)

夢     「天ちゃーん。どこだよ〜。ひーちゃんが泣くぞぉ〜! 出てきてくれ〜。おーい、天ちゃーん!」

     (しかし、泣きそうなのは、夢候の声であった)

夢     「ああ、宿場の花が…うまい酒が……」

火     「なんだ」

夢     「いや、なんでも(…ふう)」

※この話は本編に関係ありません。キャラ絵は『忍剣花百姫伝』シリーズ(絵/陸原一樹さん)よりお借りしました。

それにしても、ああ、眠たい…

ツイッターを始めました!