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2011-07-29

子どもを育ててきて、やっとわかったこと

| 11:53 | 子どもを育ててきて、やっとわかったことを含むブックマーク 子どもを育ててきて、やっとわかったことのブックマークコメント

まぁ、ご存じかと思いますが、私にはそれぞれ2学年違いの三人の娘がいます。

それぞれ、怖ろしいほど個性的ですし、私と夫のイヤなところをこれでもか、と言うくらい受け継いでいます。

ご多分にもれず、ありとあらゆるいろんなことに翻弄されてき続けてきた20年間の子育ては、まだいろいろ悩みに変化を持たせながら継続中です。

そんな中で、現在、4年間続いた「受験生のいる夏」の4年目を迎えて、二女が大学受験に挑んでいます。

今までの3年間、ひたすら叱咤激励の日々を送って、「全力を尽くして」「もうちょっと努力してもう一歩前へ」みたいなことをひたすら言い続けてきました。

それが、受験生の親のあるべき姿、とも思ってましたし、それぞれの娘がもう一ランク上に行くにはどのくらいの努力が必要で、その子にそれが可能かどうか、ということはきちんと見定めていたから そういうスタンスになんの迷いもなかったわけなんです。

ただ、今回の受験生、二女は高校受験志望校を決める時から、「全力」とか「努力」とかいう切り口とは全く異なる切り口で物事を考えていたので、まぁ、それもその子の特徴だし、と無理やりではありますが納得するように心がけてきました。

彼女の考えの根底にあるもの、それは「力半分主義」です。

もともと、ぎりぎりになって走ったり、急いだりすることを嫌う5分前行動のコですが、それはひとえに全力を使いたくないという考えのもと、5分早く起きたり、5分早く出かけたりを厭わないコなのです。

高校を選ぶ際も、「努力すればもっとランクの高い学校に入ることができるのは充分わかっている。だけど、私はその学校でビリにならないために並々ならぬ努力、全力でなにもかもやらなければならない生活を3年間過ごすわけで、それは私の主義に反する。」と、必死の努力をすることなく、県立の中の下ランク学校に中くらいの成績で入り、中くらいの努力で日々を過ごしてきました。

2年生の半ばごろ、大学視野にいれた親子の話し合いで彼女は全く私の考えにないことを言いだしたのでびっくり。


小さいころからの夢は変わっておらず、その資格をとるために一番安くて一番簡単で一番効率の良い方法を考えて短大指定校推薦かAO入試で入る。

ちょっと興味のある学問もないではないが、どうせ就職するのに必要以上に知識はいらないという結論に至り、4大には行かない。

決めた短大は今の成績でも充分入学できると踏んではいるが、ちょっとだけ成績を上げて、より確実なものにしたい。

もっとレベルの高いところ、と両親は言うが、一番家から近くて資格がとれ、そこそこその資格を活かした就職率も高いのだからその短大卒という経歴になんの不満も不自由もない。

これが彼女の主張です


さて、今日、高校3年生の前期の成績が発表され、さきほど、二女がメールで速報を流してきたわけですが、納得していたはずの私の心に、俄かにさざなみがたっています。

こういっては何ですが、ものすごく成績がいいのです。どうしても上げることのできない体育以外はすべて上がってます。

もちろん、県立の中の下の高校ですから成績がいいと言ってもタカが知れてるのは充分承知してます。

でも。

「このままでいいの?」 「短大に行くにしても、もっとレベルの高いところにしなくてもいいの?」私の心の中のさざなみが言います。

もとよりすっかり進路を決めた二女に今更こんなことは言えないし(もう3回は言ってるので、それ以上は彼女は耳を貸さない)、さりとてもやもやするので、ここに書いてしまった。

で、私がこの20年間力の限り努力して子育てしてきてやっとわかったことはなんなのか?を記すと以下の通りになります(笑)


○「全力でなになにする。」「力の限り努力する」という大方のヒトが目標にする生き方とは全く別の流れで生きていくヒトがいる。

○全力を尽くすことは、人間としてあるべき姿というのは必ずしもあたってない。

○「力半分主義」だからと言って、何にもしないで流れているわけではなく、力半分しか出さなくてすむための努力をしているからこそ、力半分で生きていける のだ


以上3点を私はやっと理解したのであります。

さりとて、悩みは形を変えて継続していく・・・・・・

hashirouhashirou 2011/07/29 13:35 「力半分」と言うと聞こえが微妙ですね(笑
彼女はとても効率のよい努力をされていると思います。
なにより、方向性がカッチリしているのが素晴らしいです。

「全力で何かする」よりも、「私はこれをやる」とまっすぐに思えるが彼女の長所なのだと思います。
何かよくわからないものに行き当たりばったりで全力を作りたつもりになっているよりも、よっぽど有意義かと思います。
隣りの芝が青く見える人たちが多い中、彼女は自分の芝をよく見て生かすことのできる方だと思います。

きっと、今後も彼女なりに、効率良くハードルを超えていくのでしょう。
私が言うのもなんですが、応援してあげてくださいね。

rieronlibraryrieronlibrary 2011/07/29 15:00 コメント有難うございます。
三人娘の真ん中ということもあり、早くから自立心は旺盛でしたが、彼女に関してびっくりしたのは、「力半分」というのは努力なしにはなしえない、というところです。
何事もきちんと計画したうえでないと、全力ではなく半分の力で物事をなすことはできないのですね。
私のように刹那的に惰眠をむさぼるなんてことでは全力を出すしかならなくなるわけで。
効率よい努力、という点で彼女に学ぶことは多いです。私の産んだ子でありながら、全く異質なものを持っていて面白いです。

sionsousionsou 2011/07/29 19:44 親の気持ちからしたらいい大学、いい就職先と親心を働かせてしまうのはわかりますが、夢がありしっかりとそれに向かって進んでいる娘さんはしっかりしており素晴らしいと思います。
今だから理解もでき悔やまれるところですが、自分も娘さんと全く同じ考えだったりしました。
が、親や祖父母、親戚からの圧力が強く、受験戦争真っ只中だったため、無駄に進学校に行き、最下層にで劣等生のレッテルを貼られ落ちたままくすぶってしまうよりは、中くらいの学校で勉強と部活や友人関係をを両立しながら楽しく青春したほうが良かったのではないかなと感じます。
その点、そのあたりを誰に教わるでもなく見通していた娘さんはある意味では誰よりも賢く先を見通していたと感じます。

決していい大学に行ったからと行って、いい就職先につくかといえばそうでもないのは周りを見て嫌というほどわかっているので、もはや昔と違い昨今の受験ブームというのも考えものではないかと感じます。

どちらかというと今回のエントリーは多くの親御さんに読んでもらいたいなと思います。

通りすがり通りすがり 2011/07/29 19:53 いい奥さんになりそうです。

通りすがり通りすがり 2011/07/29 20:23 あなたは(まとめに書いてあるように)「努力」を目標だと思っているようですが、娘さんは「努力」を目標のための手段だと思っている。

その違いではないでしょうか。

私は娘さんを支持しますよ。

うりんうりん 2011/07/29 20:34 彼女のポリシーは、現在31歳の私が少年期から抱いていたものとほぼ同じです。
ここまで似通った考えを持った人にこれまで出会ったことがなかったので嬉しいです。
恐らく、このような考えをお持ちの方は社会に出たときに発揮する力が、
他の人間とは違うと思います。何せ小さな頃から「自分の頭で考える」訓練を
してきているからです。
本人の考える最善の道を進ませてあげるのがいいのではないでしょうか。

ただ、私も含めてこのような方は非常に頑固であることは確かだと思います。
他人の考えに耳を向け、いい考えをどんどん取り込むような価値観を
持てるようになれば、それは素晴らしいことだと思います。

uutouuto 2011/07/29 20:57 はじめまして。少しハッとさせられたのでコメントさせてください。
私の学んでいる筋力トレーニングで言われた話なのですが、「人間は意識して100%の力を出そうとすると空回ったり、力み過ぎたりする。100%の力を出したいなら、6・7割の力を出すつもりでやれ」と言われました。
これは私が常に意識していることでもあります。

常に全力でいて余裕がない状態より、少し肩の力を抜いて、ややゆったりとしたペースで、ときおり立ち止まったりする。
自分・周りが今どういう状況にあるのか、自分にとっての優先されるものは何なのか。そしてこれからどうしていくのか。どうしていきたのか。
必要最低限求められるラインをきっちりこなしつつ、自分のやりたいことを見据えている娘さんは素敵です。でももうちょっと夢見てもいいかな(笑
また伺います。失礼します。

ふうちんふうちん 2011/07/29 20:58 力半分の努力で就職した後も力半分で仕事して、残りの半分は自分の人生を豊かにと目指しているなら素晴らしい。
仕事だけになってもつまらないですからね。
秋には楽になりますね。
応援してます。

sagesage 2011/07/29 21:48 娘さん、すばらしいと思います。

この一言に尽きます。親の言いなりにならず、先生の言いなりにならず、
自分を信じて自分の意思により進路を決定して。

つまるところ、自分の人生に自分で責任を持っていることの現れと感じます。

子供でもその人間の人生はその人自身の人生ですから、親のできることは
その人(子供)の人生をその人の力で生き抜くことができるようになるように
考え方、ルール、マナー、モラル等々の社会的枠組みを教えてあげることが
第一だと、私は考えています。

何をするか、どうやって糧を稼ぐかなんてその人(子供)に任せればいいことと
私はおもいます。

どうか、次女様を暖かくお見守り頂ければと。。。
失敗しても、もう一度旅立てるように応援を。。。 とおもいます。

774774 2011/07/30 02:21 いずれ結婚して専業主婦になる気なのでしょう
私には理解出来ませんが結構そういった考えの女性は多いと思います
そしてそれは母親の影響が大きいと思うのですが

ライトライト 2011/07/30 02:40 はてブから来ました。
私もお母さんのようなタイプなので、二女さんには、『なんで!』と最初思いましたが、皆さんのコメント読んでいると、自分の想像力のなさにショックを受けました。

私の考えの中に、自分の限界までチャレンジしないと、今の殻は破れないと思っているからです。

ホント人それぞれですね。
私のように激しい中での自己へのチャレンジを望む人間もいれば、二女さんのように、静かな衝撃とでも言うのでしょうか、表面的にはクールだが、うちに秘めたフツフツと湧き上がるものは同じなんでしょうね。

ひとつ人を知ることが出来ました。
ありがとうございます(^_^)

qq2d9zfdqq2d9zfd 2011/07/30 20:18 お礼を言わせていただきたくて。本当にありがとうございました。
このお話を読ませていただいて、救われた気がします。私も息子も。本当です、大げさじゃなくて。
私は、全力主義者です。一生懸命やらないと気が済まないタイプ。
当然、息子にもそのように接してきましたが。日々イライラは溜まるばかり。
彼も、力半分主義者なのですね、たぶん。
でも、中1の息子は、まだ目標が見えてないようなので、ただのナマケモノかもしれませんが。
全力を出さない息子を受け入れるには、まだ時間がかかると思いますが、見守っていこうと思います。

habuakihirohabuakihiro 2011/07/31 15:10 はじめまして。受験生の娘を持つ父親として、感心しながら拝読させて頂きました。恐らく娘さんは「全力で」自分自身の考える人生に対して向き合ってるのだと感じます。その手段が傍目に見れば力半分なだけではないかと。私は自分で会社を創業して10年になりましたが、人生で一番全力を必要とするのは「決断と覚悟」だとようやく身にしみるようになりました。娘さんは既に全力で決断と覚悟をされているように見受けられます。きっと娘さんは素敵な人生を謳歌されると思います。そのようなしっかりした娘さんを育てられたことに対して、親という同業者として羨ましく感じます。ご家族の皆様に幸あれ(^^)

同主義者ですが同主義者ですが 2011/07/31 18:33 娘さんの考え、とてもよく分かります。
考え方を尊重する反面、計算通りに事が運ばなかった時だけが心配です。
世の中計算通りに進むなら誰も失敗しないですからね。

全力かどうかは別として、やりたいことをやるためにもう少しだけ上をと
願ってしまうのは親として当然の事と思います。

「東大卒です」と「地方の私立卒です」
「キー局のアナウンサーです」と「地方局のレポーターです」

こう聞いたときに人々はどちらに安心感を覚えるか。
よくない日本の考え方だとは思いますが、現実はかわりませんよね。
自分がどう思っていても、評価するのは他人です。
能力が同じでも、人は必ず肩書きに振り回されてしまいますから、
行ける実力があるなら、そしてやりたいことがあるならなおさら、
肩書きも重要視するべきだと考えています。

2011-06-05

雨の前にザリガニを釣りに行く

| 20:12 | 雨の前にザリガニを釣りに行くを含むブックマーク 雨の前にザリガニを釣りに行くのブックマークコメント

寿命はいえ、飼っていたおノラのコクワガタや3代目のアメリカザリガニが死んでしまい、あとは、いるかいないかよくわからないニホントカゲ2匹と19歳の老猫1匹。

娘らも奥さんもとっても冷たい。

遅れてきた「生き物好き少年」は俄かに寂しくなってしまったのかもしれない。

空になった飼育ケースを埋めるべく、新しい生き物を探す。

アメリカザリガニだ、アメリカザリガニを獲ってこよう」

「どーぞー」

「お前が獲らなくて誰が獲るのさ!」

「え〜っめんどくさい」と言いつつ早2ヶ月。

水槽にはメキシコサラマンダー(通称:ウーパールーパー)2匹が住みつき、いいかなぁと思っていたが、やはりアメリカザリガニは特別なのか。

ツレを気分転換に外に連れ出したく、梅雨空の合間を縫って秘密の人工池にアメリカザリガニを捕獲しにでかけた。

ウチのそばのハイキングコースからその池にでかける訳なんだけど、長いこと行かないうちに

すっかり整備された大人しいコースに変わっていた・・・・のに、何にもないところで、私は1回こける。

父はクマ、自身は山猿、と思っていた私も寄る年波には勝てないのね、ぐすん。


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少し精神的に不安定な「遅れてきた生き物好き少年」はスタスタと前を行く、山道なのにビーサンで。


私は道々、よさそうな木の枝を物色しつつ人工池に到着。

近年、池の生物を守りましょう、とかで表向きには生物の採取を禁じてるんですけどね、

アメリカザリガニは池の生物を食べちゃいますからね、獲ってもいいんですよ。

でも、近所のうるさ型のおじいさんとかが見張ってたりしたら、「ザリガニの生態を研究するのでつがいで一組分けてください。」とお願いするつもりでした。

だが、しかぁし、そこにいたのは英語を話す親子。タモ網を使って豪快に池の中をかき回しておりました。

くそ、私もタモ網、持ってくればよかった。

生物好き少年」が彼らの成果を覗いたところ、ホントに小さいザリガニばかり。


やはり、ここは釣るっきゃないでしょう。

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(ツレは私をブスでデブ撮影することにかけては天才である)あっほんの少し太ったけどね。


トライすること30分弱。スルメ一かけで4匹釣りました。

今年生まれたヤツらばかりなので、香り高いスルメの匂いは生まれて初めて嗅いだのかもしれません。

割と食い付きだけはよかったです。釣りあげるうちに池ぽちゃしちゃうことが多くて、全部釣れたら15匹くらいはかかったと思います。

前はよくいたおたまじゃくしもおらず、メダカもいないってことはこいつらが全部食べちゃったのかもしれません。はぁ。


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必要以上に釣ってもなんなので、残りのスルメと予備のタコ糸は外国人親子に譲ってあげ、釣り方を教え、飼い方を教え、意気揚々と帰宅しました。

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このあと、水を入れ、水草アナカリスを入れてかいはじめました。

これで少し、ツレの精神状態が安定してくれれば今日筋肉痛もその甲斐があったというものです。



カメラの日付設定がまるっきり嘘であったのでひどい方法で消した(笑)



後日譚

一日にして、一匹が死んでしまい、おりょっとなったが、3匹で落ち着きそう。

しかし、まだ小さいからとたかをくくっていたら、今朝、玄関まで1匹が遊びに出てるという。

とりあえず、ふたの上に重いものを乗っけて様子見

 

2011-01-13

物欲・物欲・物欲

17:29 | 物欲・物欲・物欲を含むブックマーク 物欲・物欲・物欲のブックマークコメント

MacBook Air 11インチ欲しい!

物欲にかられて更新します。

欲しいのは、あなたでも、あの人でも、ヤツでもなく 

りんごです。

2010-08-05

ヤゴの引っ越し

| 22:39 | ヤゴの引っ越しを含むブックマーク ヤゴの引っ越しのブックマークコメント

旧宅から、ずぅっと水性植物を愛でるために直径1メートルほどのたらいを使って、池代わりに使ってました。

ところがです。どうも劣化により、ひびが入ったらしいのです。なみなみと水をたたえていたはずなのに

ほとんど水がなくなってるところから、にわかに心配が浮上しました。


もう、ほとんど水性植物にたいしての興味は失せてるのですが、底のほうにいるはずのヤゴはどうしてるんだろ。

で、ホームセンターに行って、新しい池(ちがいますけど)買ってきました。

汚れてる水をとりかえ、底の泥からヤゴを助け出し、お引っ越しさせました。

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はっきりはわからないけど、たぶんアカネ系のヤゴだと思います。

違ったらすみません

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水性植物の鉢は根詰まりして根っこがすごいんですけど、今回はとりあえず、今夏、羽化しそうな2匹のためにそのまま水に沈めました。

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2010-07-20

さよなら、図書館。アタシは幸せだったかもしれません。

19:20 | さよなら、図書館。アタシは幸せだったかもしれません。を含むブックマーク さよなら、図書館。アタシは幸せだったかもしれません。のブックマークコメント

謹啓

アタクシ、このたび、図書館業界から足を洗いました。


勤務していた大学図書館において、アタシをはじめとするスタッフがほとんど総入れ替えに至るまでのさまざまな事柄については、聞くところによると業界の噂にもなってるらしいですが、おおむね、うわさは合ってます。

対利用者、対大学、対直接指揮命令者、対パートナー会社

要するに、どちらを向いて仕事をしていけばいいのかわからなくなってしまった、というのが一緒に退職した仲間の辞職理由の根底に共通するものだと思います。

詳しいことはお約束により書けませんが、この業界を巡る派遣とか業務委託とか非正規雇用とか正規職員以外の働き方のシステムは、ここらへんできちんと考えないと、ありとあらゆるひずみが極限まできている気がしています。


アタシ自身は、つぎつぎに辞めていく仲間の仕事を、やっと入ってきた新人に的確に移譲するまでの間、自分自身の仕事プラスしてしなければならないことの重圧と、女王のような人のご機嫌をとりながら仕事をすることに、精神的に疲弊してしまった、ということが退職の理由として挙げられます。

何を甘えた事を、と言われそうですが、それに見合う時給と扱いを受けていればニッコリ耐えられることでも、この時給とこの扱いでそこまでやってられるかい、というのは人間尊厳としてありうることだと思いますし、実際、1.5倍の時給であればアタシも頑張ったかもしれません。

でも、この扱いで、これ以上はがんばるのは馬鹿みたい、他にもイキイキとできる仕事はあるし、少なくとも、派遣や委託の図書館員よりは絶対いい、というところまで、アタシたちは精神的に追い詰められていました。

次に辞めさせられるのは、自分かもしれない、それも、大したミスもないのに、気に入らないという理由だけで、というのは結構精神的にくるものです。ですから、辞めてしまった今、精神的には非常にすがすがしい毎日を送っております。たとえ、高校生男子のようなツレと精神的バトルを繰り返す毎日だったとしても。



さて、研究者になることも早々にコースアウトし*1 学術関係者のツマになることにも、諸般の事情で(おおむね、アタシのわがままな理由で)泣く泣く挫折してしまったアタシが、図書館、とりわけ大学図書館にこだわっていたのは、何らかの学術支援、研究支援に携わることによって、長年アタシの意識のそこにひっかかっていたこれらのことを、「グルーミング」していたということなんだと思います。

こうやって学術支援の一角を末端であっても担っていれば、自分の興味あるところも調べることが可能だし、いつか何かの形でヤツ*2の力になれる日もあるだろう、というはなはだ図書館員の風上にも置けぬ下世話な想いからずぅーっとこだわっていたに違いないのです。

そういうアタシにとって、大学図書館は極めて、居心地がよく、事情さえ許せば続けていきたい業種ではあります。



しかしながら、働くことの意義やプライドよりもまず、どれだけ収入が増えるか、どれだけ長く働けるかに重点を置かなければならない昨今、大学の有期雇用としての非常勤図書館員一年ごとの更新に翻弄される派遣・委託としての図書館員は、働ける期間からも収入の面からもまず、アタシの脳裏から消さなければならない仕事でした。

それはとても残念なこと。でも、仕方ありません。

第一アタシぐらいのスキルを持った図書館員なんて掃いて捨てるほどいるし、同じスキルなら若くてきれいなおねぇちゃまや、素敵なおにいちゃまを雇いますよね。(少なくともアタシが雇用者ならそうする)

そういう意味でも業界を離れるにはよい潮時だったと思えます。

まぁ、未練がないといえば嘘になりますけどねぇ。

ですが、結婚離婚もできない、と言われる派遣、委託司書業界の内情が改善されない限り、やはり身を置き続けることは不可能なのですよね。



まぁ、言うべきか言わざるべきかは悩むところですが、言ってしまえば司書資格なんてあってもなくてもあんまり関係なく、もし、あったとしても正規司書椅子の数は限られている。

つまり、非正規司書を量産するために今の司書課程が存在しているとしたら、なんの意味があるのでしょう。

今後、司書課程が大幅に改定されたとしても、その現実は変わらないわけです。

それに上級司書制度ができたとしても資格を取る人数ときちんと勤められる環境司書椅子の数のバランスは変わらないわけで。



何をどうやれば業界が変わっていくのかはホントに真剣に考えないとわからないのですが、アタシのような頭でもわかることは、結局、「安く上げよう」としている行為が、図書館業界全体の首を絞めている、ということです。

地方公共団体や、大学などが図書館運営費を押さえるのはわからないわけではありません。

しかし、ものには適正な価格があるわけで、入札で一番安かったということは実際に勤務する人たちのクオリティを下げていくことに繋がり、ひいては利用者にとってマイナス、つまり、その図書館全体の評価が下がると言っても過言ではないと思うのですが、いかがでしょう。

こういう傾向を変えていくには、ある程度の権力が必要だとアタシは思います。

ですから、図書館クラスタの若い皆さま、エラくなることを目指して下さい。

そして、今の不満をどうか忘れず、権力を持って改善に向かってくださると図書館は生まれ変わるんだと思います。

図書館界にも「ムロイシンジ」*3は必要なのです。


まぁ、辞めるにあたって好き勝手なことを書きましたが、おおむね、アタシは幸せ司書やってこれたことは確かで、関係各位にお礼申し上げたいと思います。

最後に、図書館クラスタの皆さま、正規非正規関係なく、御身大切になさり、ご活躍されますよう、心より願っております。

                                                 りえろん

                                                 敬 具


追伸:  あと、図書館司書資格を持っていることや、前職が図書館員であった、ということは図書館業界から鞍替えする際、マイナスになることはあっても決してプラスとして作用しにくい、ということは申し添えておきますね。

ハロワの人でさえ、図書館員だったってことはイメージとして「冷たい」「高飛車」「協調性がない」というようなマイナス面が多いものね。とはっきり言われちゃいました。世間の印象なんてそんなもんです。




追伸:twitterの@rieronでフォロー下さっている図書館クラスタの皆さま。私は今後、図書館ネタは呟きませんので、フォローの解除をお願いいたします。もし、こいつの呟きは図書館以外のほうが面白いぜ、と思われた方は、引き続きのごひいきお願いします。いままで本当にありがとうございました

*1:この浅薄な思考力では院生にも研究者にもなれないことぐらい自明の理だったのでした。

*2:前述の学術関係者

*3室井慎次柳葉敏郎テレビドラマ映画踊る大捜査線」の警視庁キャリア

xideonxideon 2010/07/21 10:01 ムロイシンジは蛇足ですね。
ムロイシンジに、あなたがなればよかったんじゃない?と言いたくなる。

お疲れ様でした。お疲れ様でした。 2010/07/21 14:28 あなたのコメントが蛇足です。

su_zu_na_risu_zu_na_ri 2010/07/22 14:54 初めまして。
全く同じ状況で大学図書館から撤退しました。
どこも同じ過ぎて泣けてきます。
再就職がうまくいきますよう、お祈りしています←私自身もですが。

2010-04-09

アタシハ ハルガ ダイキライ。サクラノ ハナガ ダイキライ。

| 09:49 | アタシハ ハルガ ダイキライ。サクラノ ハナガ ダイキライ。を含むブックマーク アタシハ ハルガ ダイキライ。サクラノ ハナガ ダイキライ。のブックマークコメント

実は、今日は父の3回目の命日。いわゆる3回忌である。

ただ、アタシらはアタシらなりの命日と供養の仕方をみんなで決めて、ことさら法要を営むことはない。

それも、人の死は流れの一つ、父のことを思い出すのが供養、と思ってるからだ。

だから、アタシなりにちょっとあの日のことを思いだしたい。




あの日、父は1週間の救急救命センターぐらしの末、かなりあっけなく逝ってしまった。

もちろん、ちょっと危ないと思う、との医師からの説明で義母もアタシも妹も孫たちも集まってはいたが、臨終に立ち会えたのは2〜3人だけだった。

階下の家族控室に呼びに行った人も間に合わないくらい、その死はあっけなく「ちょっちょっと待って!」と叔母は叫んだほどだ。


一番ドライなすぐ下の妹は父が倒れて救急救命センターに運び込まれた時、医師の説明を聞き、一番客観的に「つまり、もう意識は戻らない、脳死と理解していいわけですね。あとは心臓いつまでもつか、ということですか?」と涙ひとつ流さずに聞き、父に向って、「お父さん、聞こえてないと思うけど、あなたは体は生きてるけど、脳は死んでいるんだって。もう、この世で話をすることも何か食べることもできない。あなたが早く、死んだお母さんの所に行きたいと思うなら、もう、頑張らなくていいよ。逝ってしまいなさい。ただ、アメリカから今、一人あなたに会いに駆けつけてる娘がいるから、彼女が帰るまでは頑張って、彼女のために。」と義母に聞こえないように言った。

父は妹の言うとおり、アメリカから戻ってくる義妹を待って、そして意地でそのあと数日頑張って、いきなりすぅっとあらゆる数値をゼロにしてあの世とやらに出かけていってしまった。





アタシはドライ性格、合理主義で売ってきた。

だから、みんなと一緒に怪談なんかに興じるけれど、霊魂存在幽霊も爪の先ほども信じてない。




だけど、だけど、あの日、アタシと三女ちゅんちゅんは見たのだ。

父の死後、病院廊下の窓の外、人が通るようにはできていない坪庭を横切って歩いていく父の姿を。

その時、アタシとちゅんちゅんは2人吸い込まれるようにいきなり立ち上がって窓の方を見た。

どうして、そっちを2人同時に見たのかはどんなに考えてもわからない。

ただ、晩年は歩くことさえできなかった父がICUの黄色い患者用の服を着てすぅっと軽やかに右から左に移動していったのだけは、はっきりと覚えてる。

ちゅんちゅんとアタシは、即座に窓の外を指さして「今、今、ほら!」と訳のわからない言葉を発したんだけど、誰にも理解してもらえなかった。みんな、妹に輪をかけたように合理主義だったのである。




あのことでわかったことは、

なんだかわからないし、何がそうさせるのかはわからないけど、集団催眠みたいなものは起こりうるし、もしかしたら、霊魂ってあるのかもしれない、ということ。


それと、どんなに着道楽でもおしゃれでも、あの世に行くときはきっとおしゃれとは程遠いもの着てっちゃうんだなってこと。

父は無類の着道楽でおしゃれなひとだった。


ちなみに、義母の希望で父はすごいおしゃれな着物を着せて納棺したんだけど、黄色い患者服着て歩いてった父のこと思うとなんとももったいない気がアタシはした。




アタシはドライ性格、合理主義で売ってきた。

だから、みんなと一緒に怪談なんかに興じるけれど、霊魂存在幽霊も爪の先ほども信じてない。

ただ、子どもだったから、なんだかわからないままの不思議なできごとには何回か遭遇していて、実際、今でもその出来事にはアタシなりの説明はついてないんだけど。



説明のつかない不思議なことがあの日以来、ひとつ増えたんだよね。




父は文学青年だった。活字中毒でもあった。若い頃には、戯曲を書いたりもしてたらしい。

祖父から預かった大学の学費を文学全集に替えてしまって困ったんだ、と旧かな遣いの日本文学全集を前に大威張りする人でもあった。

そんなに書物とともにあった父も、晩年には文字を追う気力がなくなってしまい、本読みの晩年の悲しさを見せつけてくれたりもした。

「一生に読める本の予定冊数に晩年の数年間を予定してはいけない。」父が身を持って教えてくれたひとつだ。





桜の咲くころになると、父はいつも

西行法師の「願はくは花の下にて春死なむ、その如月の望月のころ」と必ず言っていた。


桜満開からはずれてしまったけれど、その1週間のタイムラグはアタシたちに心の準備をさせるための優しい配慮だとアタシたちは理解している。

父にとっては本望だったと思う。たぶん。



ふんふん、と受け流していたアタシだけど、アタシハ ハルガ ダイキライ。

 

                    サクラノ ハナガ ダイキライ。

2010-02-18

う〜ん、改めてアタシは何も考えてないことに気がつかされた、有難きhatekupo氏のDM

| 20:52 | う〜ん、改めてアタシは何も考えてないことに気がつかされた、有難きhatekupo氏のDMを含むブックマーク う〜ん、改めてアタシは何も考えてないことに気がつかされた、有難きhatekupo氏のDMのブックマークコメント

昨晩、アタシは「不良司書なりゆき日記」というブログを書かれているhatekupoさんからTwitterダイレクトメッセージをいただきました。

これからの司書はスペシャリストの看板を捨てる覚悟がないとダメかもわからんね… - 匪図書館員hatekupoの「貸出しバカ一代」コメントを書いて下さった常勤の方がいる、できれば委託の立場から意見を述べよ。という依頼でした。

で、気軽にOK!とか言って、いただいたコメントについて。スペシャリストとして、職員問題として… - 匪図書館員hatekupoの「貸出しバカ一代」コメント欄に書き始めたら、あらら、長文!ということなので、改めて駄文ではありますが、エントリを起こすことにしました。

ちょうど「みんなの図書館2010年3月号に載っていた『シナリオ「図書館委託したらどうなるの?」―笑いを取りつつ、委託の本質を見事にとらえています! 真木美紗緒』について図書館の委託問題は長きにわたって論ぜられてるのに、当の正規職員の方の認識は、まだこのレベルにとどまっているのかと、悲しく思っていたところだったので、setoさんという方のコメントはある意味アタシにとっては嬉しいものでした。*1

もともとの非常勤の方の発言の場にいませんでしたので、その方の発言の意図はわかりませんが、これだけ常勤、非常勤の問題がこじれていることを思うと、上司に対するグチが業界全体につながるというのも、業界を「森」とすれば上司はそれを構成する木の中の1本という扱いでも仕方ないでしょう。

ただ、「もっと非常勤側もうまく立ち回れよ、提案もしてこいよ」的な発言をされてるのは大変頼もしく、それが真からのお気持ちであり、そういう職員のかたばかりなら、先は明るいな、っと思います。



アタシが今勤務しているのが大学図書館であることから、公共図書館とは少し違うところがあるということ。

また、非常勤職員にもいろいろな形があり、アタシはその中でもいわゆる業務委託会社契約社員という立場であること。

をお含みおきいただきたいのですが、図書館の委託、非常勤職員についての問題点は、非常勤の立場から見ると


  1. 業務を委託すること、非常勤職員を雇用することで職を追われたり、元来ご自分たちのやってきた仕事を奪われるかもしれないと思う専任職員の方がいること。
  2. こまごまとした業務を委託することでよりきめの細かい利用者サービスが可能になることに思いを馳せることができないこと。
  3. 図書館運営を一つのミッションとして考える素地が専任、非常勤双方にないこと。

てな感じでしょうか?

この問題点だって、専任職員と非常勤職員とでは、絶対にあげるものが違うはずです。

ただ、声を大にしていいたいのは、「図書館の運営はサービスであること」と、「第一義的なサービス対象は利用者である」ということです。

これが専任、非常勤共通のキーワードになるのではないかなぁ。

ここから互いに歩み寄っていくことで、「図書館運営というミッションを果たす」のが理想的とアタシは考えます。


またスペシャリストゼネラリストに加えてバーサタイリストという概念も上がってることを申し添えます。

エントリ図書館員は自分の「知」のすべてを使う職業だと信じたい。 - ES ist GUT!!コメントで山中湖情報創造館の丸山さんが発言してくださいました。アタシは、これも一つのキーワードかな?っと思っているのですがいかがでしょうか?


以上、ホントに取り急ぎのエントリで、反論等いろいろあると思いますが、どうぞよしなに。(ペコリ)

waterperiodwaterperiod 2010/02/18 22:21 こんばんは。
仰るとおり、利用者サービスという図書館の基本の基本は、どのような職種だろうとどんなに忙しかろうと、図書館で働く限りはは誰しも見失ってはいけないと思います。
「バーサタイリスト」という言葉は初めて聴くぞ、と思っていたら、2006年に既に丸山さんがブログ(http://maru3.exblog.jp/4615020/)で発言されていたのですね(恥)。
本当は一番右上の黄色い四角のポジションに付ければ良いのですが、まだ多分同じ列の下から1つか2つ目辺りの位置です。
実は列外な気がしないでもありませんが(^_^;)。

hatekupohatekupo 2010/02/19 21:27 こんばんは。騒動の火つけ人、id:hatekupoが自首してまりました。
rieronlibrary様
なにぶんにも、まだまだtwitter不慣れなもので、びっくりさせてしまいすみません。でも、エントリ読ませてもらいますと、申し訳ない気持よりも感謝の気持ちが先にきてしまいます。
正直、お恥ずかしい話、
「図書館の運営はサービスであること」と、「第一義的なサービス対象は利用者である」
自分自身、この大事なことを忘れておりました。
お騒がせしましたが、私の立場からはやはりお声がけして正解だったように思っちゃいました。今後ともどうぞ御教示ください。
waterperiod様
いやはや、いつもこちらのお粗末で、余計なゴタゴタに巻き込んでしまってすみません。
自分あてに茶々がはいっても、いっこうに差し支えないのですが、御縁いただいた方々のことにチョッカイを出されると、黙ってはおれないんです。

maruyama_takahiromaruyama_takahiro 2010/02/20 00:50 ちょこっと名前が出ていたので。

結論から言えば
「誰が図書館の意思決定をしているの?」ということであったり、
「その意志を実現するためのサービス内容とは?」
「そのサービスを実現するために必要な職員の素養は?」
と、だんだん現場に落としていきながら考えると良いのではないか…と思うのです。

最初の「図書館の意思決定〜」については、代々館長が変わっても、その図書館としてのミッションやビジョンに対する継続性を考えると、実は館長ですら「その図書館の在り方に対する意思決定者」ではないのです。これは株式会社における社長と取締役会の関係に似ています。そうなんです。実はこの企業における意思決定機関である取締役会に相当するものが、公共図書館には存在していないんです。強いて言えば『教育委員会』それとも『議会』どちらもピンとこないところが、ひとつの不幸でもあるのです。

公共図書館における日本型意思決定機関

これを機会に、またま考えてみたいと思います。

hatekupohatekupo 2010/02/22 20:10 どうも、こんばんは。
あれからまた考えてみましたが、やっぱりrieronlibraryの指摘で重要だと思ったのは、やっぱり
「図書館運営というミッションを果たす」
ということでした。
お恥ずかしい話ですが、ミッションとビジョンを同僚と語り合ったこと自分はないんです。
たまに話をしても、目の前の話や愚痴のとばしあいに終わってしまいがちでありましたような…。そう、あのFLU40の逆なんです。
案外、こういう例は少なくないでしょう。
が、逆説的にいえば、自らの館におけるミッションなりビジョンを、そこで働く人たちみんなで(勤務形態等問わず)語り合い、議論する中で、一致点を見出したり、共通認識をつくることは可能だと思います。
ただ、残念ながら多くの職場ではこういった時間・場をつくりだすこと自体、大変困難な現状がありますが…

2009-11-30

今日の一冊はたぶん最終編 他にリーノが18歳になって、そして、四十うん歳最後の日に思うこと。

| 21:06 | 今日の一冊はたぶん最終編 他にリーノが18歳になって、そして、四十うん歳最後の日に思うこと。を含むブックマーク 今日の一冊はたぶん最終編 他にリーノが18歳になって、そして、四十うん歳最後の日に思うこと。のブックマークコメント

実は、だんだんと後輩と同僚に委譲してきたチェックの仕事

アタシの教え方がよかったのか、委譲された方のできが格段に

よかったのか、先週1週間アタシがぜんぜん触らなくても業務が滞らないところまで

来ました。よって、きっと一番に新着図書をチェックするのはこれが最後かと。

あとは新着図書コーナーで見かけたおもしろそうなのをチェックしていくことに

なりましょう。

で、アタシは他の仕事に専念することになりそうです。






見ての通り、徳川家のさまざまな事柄が書かれています。

徳川・松平一族の事典

徳川・松平一族の事典



妖怪の絵は絵師によってさまざま。同じ妖怪でも実に味がでています。

これは割と近代の絵師のもの

妖怪曼陀羅―幕末明治の妖怪絵師たち

妖怪曼陀羅―幕末明治の妖怪絵師たち


妖怪図巻

妖怪図巻


戦う女たち――日本映画の女性アクション

戦う女たち――日本映画の女性アクション


メディア・情報・消費社会 (社会学ベーシックス6)

メディア・情報・消費社会 (社会学ベーシックス6)


数学戦士―マセマティカ王国の秘法

数学戦士―マセマティカ王国の秘法


へんな金属 すごい金属 ~ふしぎな能力をもった金属たち~ (知りたい!サイエンス 60)

へんな金属 すごい金属 ~ふしぎな能力をもった金属たち~ (知りたい!サイエンス 60)

大阪の言葉といっても分布があってね。使われるところと全く使わないところとかが地図になっています。

大阪のことば地図 (上方文庫別巻シリーズ 2)

大阪のことば地図 (上方文庫別巻シリーズ 2)

重信房子が本を出すなんて何となくびっくりして選んでしまいました。でも、彼女のことなんか知らない人の方がもう、多いのでしょうね

日本赤軍私史 パレスチナと共に

日本赤軍私史 パレスチナと共に

これを熟読してもおそらく魔法使い魔女にはなれないだろうけど、魔法使い魔女が何を考えていたのかは少し分かる気がします。

魔法と錬金術の百科事典

魔法と錬金術の百科事典

さて、先日、ウチの愚娘、通称「でかどん」とか「りーの」とか呼ばれてる長女が18歳になったわけだけど。

「成年年齢の引下げ等に関する法律案」いわゆる18歳を成年とする、という法案がいよいよ身近になってきたわけ。

親としては、今までたった1歳違いなのにピンときてなかったんだよね。18歳成年というのが。

当の本人たちは現代社会やらなんやらでずいぶん討論を重ねたり、研究したりして『自分たちは18歳成年制度に反対である』という結論も出したりして。



今、高校三年生の子たちが対象年齢18歳に今年度中になるわけだけど、ご存知の通り4月2日に18歳に既になってしまった子から、来年4月1日に18歳になる子まで1年間の幅がある中で、特筆すべきは、この子たち、今日本で生きてる人たちの中で、一番教育内容の薄い世代、いわゆるゆとり教育世代に入っている、ということ。

当初は円周率ほぼ3、とかとんでもないことを教えられそうになった子たちがするっと今日からおとなで〜す、と言われて果たして世の中渡っていけるのかしら。



18歳を成年とするのは結構だけど、それにはそれなりの準備期間が必要でしょう。

そのつもりで育てなければ、20歳成年と同じだけの責任を負わすことは、アタシは大人としてできない。

アタシたちは物心ついたときから「20歳が大人、」として育てられてきたし、江戸時代武士の子は「元服が済んだら大人」ってやはり物心ついたときから育てられてきたはず。


ならば「18歳成年」とされる子たちも、物心ついたときから「18歳が大人」という認識で、そのつもりで育てなければならない、と思う。

ですから、本当は18歳成年制度は今から最低18年後の施行でないといけないような気がする。



だって、権利だけでなく義務も伴うわけだから、それなりの覚悟は必要でしょう。

18歳で成年となる子どもたちを育てていきつつ、社会もそれに向けて成熟していく。

それほど時間お金もかけなくてはならないことなのだ、とアタシは「四十うん歳最後の日」に思うものであります。

2009-10-29

面白い図書は山椒のようにピリリとしてる

23:55 | 面白い図書は山椒のようにピリリとしてるを含むブックマーク 面白い図書は山椒のようにピリリとしてるのブックマークコメント

秋学期が始まって、図書館内の担当も少しずつ変わってきてます。

他にもする仕事が多いので、新着チェックも人に任せることが増え、

なかなか、楽しい図書に出会えませんが、何冊かご紹介



ウチの大学には建築学科があってなかなか面白い図書が

入ってきます。独特な作りが見ていて楽しい


アタシの中では「病気の回復期に眺めたい本」というカテゴリー

あるんだけど、この本もそう。


大和和紀ってご存知?その昔、彼女の書いた「ヨコハマ物語」の大ファン

だったアタシにとって、この本に登場する人々はどの人も興味深くて羨ましくて。

横浜開港時代の人々

横浜開港時代の人々


泣くというのはどういうことなのかを、文化小説、演劇、ジェンダーなどの切り口から

考察する。

涙の文化学―人はなぜ泣くのか

涙の文化学―人はなぜ泣くのか

 

参考としてこの中にも言及されているこの本もご紹介

どれも好きだけど秀逸は「なみだのお茶お茶を飲むのに

涙をポットにためる、涙を流すために悲しいことを思い出す、

アタシはこのふくろうくんが大好きです

ふくろうくん (ミセスこどもの本)

ふくろうくん (ミセスこどもの本)




とにかく忙しいのです。新人仕事を任すまでにはまだ至らず、

自分でやったほうが早いのをぐっと我慢して見守るために、どんどん

チェックが遅くなりつつあります。

でも、ここをひとつ頑張らないと、ヒトは育たない。アタシの人間性が

試される1ヶ月間でした。

2009-09-21

連休前はよく働いたな、自分で自分を褒めてどうする新着公開。その2

00:44 | 連休前はよく働いたな、自分で自分を褒めてどうする新着公開。その2を含むブックマーク 連休前はよく働いたな、自分で自分を褒めてどうする新着公開。その2のブックマークコメント

連休前にはホントによく働きました。でも人間とはゲンキンなもので

ゆったりと寝坊とか昼寝とかしながら過ごしていると、必死こいて間に合わせていたものが

なんであったかなんて遠い昔のように忘れてしまうのです。

イカン、こんなことでは・・・・・。

せっかくレファ読みしつつ、装備の最終確認しつつ、

泣きながらOPAC公開し、新着図書の棚の入れ替えをし、

新学期に間に合わせようとしていたんじゃないか!


レファ読みは中身をきちんと読んでるわけではないので、何かしらの特徴を掴んでないと

ふぅ、忘れてしまうのですよね。

なので、おさらいの意味も込めて。気になった図書をご紹介いたしましょう。



いろいろなロボットについて。ロボットアニメの系譜もついてる

SF映画とヒューマニティ―サイボーグの腑

SF映画とヒューマニティ―サイボーグの腑




地球外生物との接触を描くSF映画を通して人間性を探求しています。



東京にある昔からの道、近年名付けられた道、生活道路、などなどその道の起源なども含めて紹介しています。

東京の道事典

東京の道事典



思想史を辿りつつ、その時々に現れた思想家思想の紹介と現代社会の分析なんかを行ってるんだろうと思う。

「ごめん、ちょっともう忘れてる」

来るべき思想史―情報/モナド/人文知

来るべき思想史―情報/モナド/人文知


経済成長を背景にテレビ雑誌などに取り上げられ、みんなの心を引き付けていたオカルトについて。具体的な例を取り上げながら

解説してます。アタシ個人としては目録のとり方に異議を申し立てたいところだけど、ウチの大学では超心理学に分類されてる。

オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図

オカルトの惑星―1980年代、もう一つの世界地図


おたく」のジャンルはどのようにして確立したのかを、同人誌とかSFとかの発展をみつつ分析してます。

おたくの起源 (NTT出版ライブラリーレゾナント051)

おたくの起源 (NTT出版ライブラリーレゾナント051)


え〜っと普通に伊勢神宮について知りたい、というならもしかしたら不向きな書かもしれません。

伊勢神宮とはなんぞや、というところを押さえてからこの書を読むと、新しい一面がみえてくると思います。

伊勢神宮 魅惑の日本建築

伊勢神宮 魅惑の日本建築


東照宮の陽明門は好き嫌いがはっきりと出る建築ですが、その評価の秘密を探っていってます。

東照宮の近代―都市としての陽明門

東照宮の近代―都市としての陽明門




日本語タイポグラフィの生の歴史。活字や組み版の成立過程を明かしています。


気象シリーズ。雪と雷について気象学的に説明しています。

雪と雷の世界―雨冠の気象の科学〈2〉 (気象ブックス)

雪と雷の世界―雨冠の気象の科学〈2〉 (気象ブックス)


慶応大学にはポーの遺髪が寄贈されたそうで非常にタイムリーですが、

ポーの生涯と各界の人々がポーに関して著した論文集です。

エドガー・アラン・ポーの世紀 生誕200周年記念必携

エドガー・アラン・ポーの世紀 生誕200周年記念必携

2009-09-16

昨日はよく働いたなぁ、自分で自分を褒めてどうする新着公開。1日中の成果です。その1

| 23:24 | 昨日はよく働いたなぁ、自分で自分を褒めてどうする新着公開。1日中の成果です。その1を含むブックマーク 昨日はよく働いたなぁ、自分で自分を褒めてどうする新着公開。1日中の成果です。その1のブックマークコメント

この横顔の福沢諭吉、惚れたね。横から見たらこんななんだ、というより

横顔を撮るというのが、進取の精神(あ、こりゃ早稲田か)まぁ、新しいよね。

中身は福沢先生が書かれたままです。

西洋事情

西洋事情


死ぬとどうなるんだろう、というのは永遠テーマだけど、こんなふうに壮大な考えで

人を送る、というか自分で納得するのはいいかも。

死 (考える絵本)

死 (考える絵本)

暗いテーマ続きますが、これは一見の価値あり。

世界中の弔いの場と日本の火葬場を研究しています。

弔ふ建築―終(つい)の空間としての火葬場

弔ふ建築―終(つい)の空間としての火葬場


空巣老人は独居老人、男人婆はキャリアウーマン、漢語や語源の話を織り交ぜた

おもしろいエッセイ

漢語的不思議世界―空巣老人と男人婆

漢語的不思議世界―空巣老人と男人婆



世界中に広がっているアフリカの文化をガイドしてる。

世界中のアフリカへ行こう―「旅する文化」のガイドブック

世界中のアフリカへ行こう―「旅する文化」のガイドブック


飲酒に関する社会的、文化的な考察飲酒の弊害を記しています。何より発行元が

アサヒビールというのが印象的。

言語都市シリーズの4作目

明治以降の日本人が体験し、残した記録(小説なども含む)を基にロンドンという街を

描き出していったもの

言語都市・ロンドン―1861-1945

言語都市・ロンドン―1861-1945

大英博物館のホワイトコレクションに関する画集と説明なんだけど、

いろいろなものがあって興味深い




著者は13歳のときに失明した大学のセンセイなんだけど、触ることでわかる学問

触ることで広がる文化について書かれています。

さわる文化への招待―触覚でみる手学問のすすめ

さわる文化への招待―触覚でみる手学問のすすめ


民俗学について柳田國男のなしたことを辿り、これからの民俗学をどのように展開していったらいいか

書いています。

民俗学的想像力 (歴博フォーラム)

民俗学的想像力 (歴博フォーラム)

2009-09-15

今週はいよいよ夏休みシフト最終週。おしりに火がつく新着公開

| 07:53 | 今週はいよいよ夏休みシフト最終週。おしりに火がつく新着公開を含むブックマーク 今週はいよいよ夏休みシフト最終週。おしりに火がつく新着公開のブックマークコメント

今週末から通常シフトに戻ります。図書館もだいぶ学生先生方が増え、ああ、もうすぐ始まるなぁと

気を引き締めています。

というのも、夏休み中のミッションがまだ済んでいない。お尻に火がついた状態で・・・・。



裁判員裁判が始まりタイムリー世界中裁判員について書かれています。

また、法廷のイラストもあり、お国柄がわかります

世界の裁判員―14か国イラスト法廷ガイド

世界の裁判員―14か国イラスト法廷ガイド


朝日新聞作ったひと、講談社作ったひと、読売新聞作った人、などなどの話

近代日本メディア人物誌―創始者・経営者編

近代日本メディア人物誌―創始者・経営者編




メビウスの輪とかクラインの壺とかを例に高次元空間について書かれています。

途中までは中学数学で理解できます(かな?)



農業を志す人には必見かもしれませんが、アタシは単に虫を使って害虫を退治するところが読みたかったのでした。

強い農業をつくる

強い農業をつくる



難しいんですけどね、わかりにくいんですけどね。ちょっと興味あります。

2009-09-10

忙しい中、これだけはとっても楽しい。新着図書

| 23:53 | 忙しい中、これだけはとっても楽しい。新着図書を含むブックマーク 忙しい中、これだけはとっても楽しい。新着図書のブックマークコメント

大学図書館の新着ではないけれど

友達が本を出したのでちょっとご紹介

スクールカウンセラー関係の方は必見だと思います。

(まだ、読んでないけど)

学校現場に生かす精神分析【実践編】―学ぶことの関係性

学校現場に生かす精神分析【実践編】―学ぶことの関係性




紙芝居は老若男女問わずプロパガンダの優秀なツール

であることがわかる。平和な時代に平和な内容で楽しみたいとつくづく思う。

戦争の時代ですよ!―若者たちと見る国策紙芝居の世界

戦争の時代ですよ!―若者たちと見る国策紙芝居の世界



映画の紹介と経済を掛け合わせたエッセイ。おもしろい。

ローマの休日とユーロの謎―シネマ経済学入門

ローマの休日とユーロの謎―シネマ経済学入門


アタシは仕事ができないので、参考にさせていただきます

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術

仕事ができる人の論理的に考え、書く技術

フーリエの話 面白そうだけど、アタシの場合、時間がかかりそう

科学から空想へ

科学から空想へ


これはおもしろい、横になって(おっきいからね)ゆっくり読みたい

ふつうの子」と「フツーの子」の違い、普通であることのむずかしさを考えさせられる本。

フツーの子の思春期―心理療法の現場から

フツーの子の思春期―心理療法の現場から

2009-09-05

今週の気になった図書

| 23:21 | 今週の気になった図書を含むブックマーク 今週の気になった図書のブックマークコメント

ペラペラめくってても楽しい風邪の治りかけの時なんかに布団の中で眺めてたい。

このシリーズは読みやすくてよいです。「わたし」のこと知りたいよね。

「わたし」を探険する (双書 哲学塾)

「わたし」を探険する (双書 哲学塾)


「死」を哲学する (双書 哲学塾)

「死」を哲学する (双書 哲学塾)

技術史や哲学史

技術の哲学 (岩波テキストブックス)

技術の哲学 (岩波テキストブックス)

ちょっと古いけど科学技術に関わる女性は読んでおいたほうが。

フェミニズムと科学/技術 (双書 科学/技術のゆくえ)

フェミニズムと科学/技術 (双書 科学/技術のゆくえ)


ちょっと難しいけどおもしろそう

今週はとにかく書架移動が忙しく、本来やるべき仕事も滞りがち。

でも、書架移動は奥が深くて面白いです。

3年先まで書架を移動せずに済むように、統計をとりつつ移動の場所と空けておくスペースを計算するのですが、

人によって目分量だと、どんどんずれてしまうため「隙間定規」を作りました。

3段階の開け幅を設定してるため、各々の長さを書き入れたボール紙をブックエンドまでの幅として設定するわけです。

そうすれば誰が動かしても同じ幅。

いろいろな大学図書館を回ってきた仲間たちが、それぞれの経験を持ち寄ってより効率的にするにはどうすればよいか、ミーティングを重ねた結果なので、あとは人海戦術のみです。来週中にはカタをつけたい。