Hatena::ブログ(Diary)

gradation nap

2010年ブログ開設。日常、建築、旅行などについて書いています。
 

2018-07-01

ブログ引っ越しのお知らせ

ブログをこちらのURLに引っ越しました。
よろしくお願いします。

https://weekendnote.hatenablog.com

2018-06-17

ガーデンウェディング

6月16日の土曜日、パリの留学仲間の結婚パーティーに招待され、参加した。留学で一緒だったのは「子どもたちに誇れるしごとを」している某ゼネコン勤務の新郎のほうだが、インテリアデザインの事務所で働いている奥さんとも彼を通じて面識があった。会場の座席に置かれていた手書きのメッセージには「blog読んでるよ」と書いてくれていて、僕はそれを結婚パーティーについてもブログに好意的に書くようにという強要だと忖度し、早速、翌日の日曜日の今日、パーティーの記念にもらったコースターに熱いハーブティーを乗せてこの小文を綴っている次第だ。

冗談はさておき、結婚パーティーはこの半年来の期待どおり、(他人の結婚式に優劣をつけるのはよくないかもしれないが)自分がこれまで出席したなかでも特にすばらしい雰囲気だった。鎌倉駅から徒歩10分ほど、山のふもとの住宅街にある大きな民家の庭を使ってのガーデンウェディング。公式情報によると、750坪の庭園を有し、鎌倉市の景観重要建築物にも指定されている邸宅を一日一組限定で披露宴や会食に貸し切っているとのこと。天候が心配されたがどうにか崩れず、羽織りものを身につけてちょうど気持ちいいくらいの涼しい午後、芝生の庭に設けられた簡素な白いテントの下にテーブルが二列に並び、微風がそよぐ開放的な会場だ。このロケーションしかり、会費やドレスコードの案内しかり、冠婚葬祭の堅苦しい決まりごとにとらわれずに楽しんでほしいという二人の想いが伝わってくる全体のセッティングだった。

ちょうど小雨がぱらつき始めたのと前後して、終盤のデザートビュッフェからは庭を見渡せる屋内の広間に移動した。ここで最後に、新郎新婦が座っていた高砂の椅子が、新郎は丸一日まったく気づかなかったけれど、実はインテリアデザイナーの奥さんがこの日とこれからのために自らデザインしたものだったことが、その過程を記録した動画で明かされた。意外性のある感動的なエピソード、まるでO・ヘンリーの短編小説のようだ。

  *  *  *

僕としては相当久々に会う人も含めて留学時代の友人たちと会えたのも貴重だった。3月に隈研吾展を案内してくれたイケメンと定評の友人は遅れて到着し、招待客が最初に受付で参加していたサンドアート(木枠のついた四角い透明な容器のなかに、各々色とりどりの砂を注ぎ、それが地層のようになだらかに重なっていく。最後に新郎新婦が砂を注いで容器に砂が満ちる)をしておらず、食事中に同じく遅れて来た友人と二人で、綺麗な女性スタッフの方に連れられて砂を注ぎに席を立った。そのとき「ここのスタッフですか?」と聞いた友人に対し、女性スタッフの方が「いえ、(新郎新婦の)お二人の専属です」と答えたところ、その友人、サンドアートに遅れた自分たち二人の専属だと勘違いして、しばらく喜んでいたらしい。このポジティブ野郎…。

とはいえ、3年前に福岡で開かれた彼の結婚式と披露宴も、感謝と祝福の言葉や余興のひとつひとつに優しさと実感がこもった、やはり最も忘れがたい祝いの席としてずっと記憶に残っているのだった。留学時代の友人たちには時が経っても変わらない敬意を抱いている。そして自分にとって、パリ、福岡、鎌倉など、互いに共有した地名が新たに積まれることは、その心境を再認識する機会でもある。

2018-06-10

気概を胸に

情けない話だが、前回書いた5月末の一泊二日の研修で、心身ともに疲れ切ってしまった。さらに、それが原因で風邪をひいてしまい、以来一週間というもの苦しい日々が続いている。

しかしながら、こと仕事に関しては、最近整えられた会社のシステムを上手く活用して乗り切った。ひとつはフレックス制度。朝、起床したときの風邪の具合によって、もう30分寝ればだいぶ良くなりそうだ、という日が多かった。そこでフレックスを使って出社時間を遅らせて、その代わり多少なりとも体調が上向いた状態で出勤することができたわけだ。もうひとつはノートPCの導入。これにより社内では必ずしも場所に縛られることがなくなり、いつものフロア中央のデスクではなく、より弱気な心境に合うような目立たない隅の場所を移動しながら作業をすることが多かった。

これがもし、従来通りの定時出社のデスク固定だったら、自由に分割しづらいその鈍重な業務時間に耐えられたかどうか、、、細部に配慮の届いたシステムは、自分が弱い立場に陥ったときに、ありがたみも分かるのだった。どうしてもっと早く導入してくれなかったのかと思わなくもないが、不毛な愚痴はもうよそう。

なお、風邪がなくとも、この一週間の苦労は十分に予想できたものだった。冒頭の研修は技術系同期の十数人と一緒に受けたのだが、彼ら彼女らの一人一人は悪人であろうはずがなくとも、一定以上の人数になった際の内輪の雰囲気を自分は楽しめず、いつも大きなストレスになるのだった(クラスに馴染めない中学生でも想像してもらえれば大体当たっているかと思う)。だから、研修などのイベントの後で体調を崩すなり「メンタルがヘラる」なりは毎度のことなのだった。しかし、ここで気分が落ちていって仕事にも影響するなど、そう何度も同じことを繰り返すわけにもいくまい。実はそういう強い決意で臨んだ一週間でもあった。この気概、ワールドカップに乗り込むどこぞの国の代表チームにも見習ってほしいものである。

2018-06-04

シュールレアル散歩

5月末、府中にある宿泊室付きの大きな研修施設にて、1泊2日で中堅社員研修なるものがあった。プロの外部講師の方のもとで、自己啓発、自己成長といったテーマで様々な講義や演習が行われた。役に立ったかは年月が経って振り返らなければなんとも言えない。少なくとも、裏方で準備や調整にあたってくださったスタッフの方々には頭が下がる思いだ。

一日目の夜、ほぼ丸一日会議室で過ごした心身を外の風に当たって緩めようと、飲み物やちょっとした夜食を買いに出た。ただ、研修施設は市街地から外れた郊外にあり、すぐ近くにお店がない。そこで西に1キロ離れたところにあるスーパーまで歩いて行ったのだが、この散歩が思いがけず、非常にインパクトのある体験となった。郊外の夜は薄暗い。道の北側には東芝の事業所の巨大な敷地が広がり、一日の仕事を終えた従業員の人たちが門からちらほらと出て来る。敷地沿いに歩けども歩けどもスーパーは遠く、なかなか敷地境界の生垣が尽きない。ようやくたどり着いたスーパーの建つ交差点の角のひとつには送電鉄塔がいきなりそびえていて、その後ろに控えめにコンビニか何かが場所を占めている。少し寄り道した帰り道にも、なぜか数百メートルも左折できない妙な区画があったりする。他にも、いかにも年季の入った団地の、草が生えるにまかせた、いじけたような公園。ポスターの右上の画鋲が外れて斜めにだらりと垂れ下がっている地域広報掲示板。かと思えば、やけに真新しく快適そうな建売住宅の一帯もある。自分が日頃暮らしている街とは異なるスケールアウトした土地利用がなされている地域、しかも夜のとばりに隠されてその全体像はつかめない。シュールレアリスム的な小説や絵画の世界に放り込まれたように、散歩の中で目の前を行き過ぎる断片が異様な存在感をもって現れる。

後から調べてみると、自分が歩いていたのは住所でいうと府中市の東芝町、本宿町、日鋼町だったようだ。東芝府中事業所は77ヘクタールにも及ぶ工場施設。また研修で滞在していた施設は、元々は日本製鋼所東京製作所だった場所が平成初期に再開発された「府中インテリジェントパーク」の建物群のひとつだという。

この地域を走る京王の路線バスの側面には、府中インテリジェントパーク経由で府中駅に向かうという経路案内が書かれているのだが、正面上部の方向幕には、省略して「インテリ 府中駅」と表示されている。インテリの人しか乗車が認められないかのような意味にも取れる。なので、研修中の言動がインテリジェンスに富んだものだった自信がない自分は、二日の間にそのバスに乗ることはなかった。

2018-05-20

メンテナンス

家のそばの緑道の紫陽花のつぼみもふくらみ始めた初夏のこのごろ、先週くらいからこのブログのメンテナンス作業を続けている。利用するサービスを今の「はてなダイアリー」から、より機能の拡充した「はてなブログ」に移行しようとしている。せっかくなのでその際にIDやブログタイトルも気分新たに変えようかなと思ったら、それに伴ってメールアドレスまで見直そうかな…と、次から次にやることが出てくる。仕事から帰宅した夜に自分のPCで作業するのだが、夜遅くまでディスプレイの光を浴びるのは寝つきを悪くするので、あまり時間もとれず、遅々として進まない。なので少なくともあと一、二週間は「はてなダイアリー」を使うことになりそう。

新しい「はてなブログ」の設定で一番悩むのが、デザイン。公式のものからユーザーが自作して公開しているものまで多数のデザインテーマがインストールできる。ひとつひとつプレビュー表示してみると、カスタマイズできるとはいえ、色使い、レイアウト、フォント等々の要素のなかで、何かしらしっくりこない部分が目についてしまう。ファンシーなテーマを試してみれば、やはりもっとシンプルなものがよかろうと思う。なるべくミニマルなテーマを試してみれば、そこまでカッコつけんでよろしいと思う。そんな試行錯誤を経て、ようやく自分なりにバランスの良いと思えるデザインテーマに落ち着きつつある。よかった。しかし、すると今度は、そのデザインテーマに自分が過去に書いてきた記事が「なんとなくいい感じ」で配置されている画面を見て、その文章の内容はあえて省みずに、すでに満足感に浸って、これ以上書かなくてもよいかななどという考えが頭をよぎり、本末が転倒しかけたり。ビジュアル、インターフェース、そして肝心の記事の内容まで、トータルに優れたデザインを達成する困難をしみじみと感じる初夏のこのごろ。

 
カレンダー
<< 2019/05 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
最近のコメント