08
前回までのあらすじ
漸く出来た男友達はただの変態だった。
本日、快晴。
絶好のプール日和だ。
「おぉ…テイト、見てみろよ」
「何を…っ!?///」
プールサイドには、クラスの女子が体操服のシャツ一枚に、水着着用で準備体操をしていた。
既に授業は始まっているらしい。俺達も急いでその中に混ざった。
……しかし。
「あぁ、ハクレン。相変わらず綺麗な足だな」
「っ!?//ど、どこ見てんのよ、オウカ…!!」
「相変わらずだなーオウカはw」
普通にオウカが口説き?始めた。はたから見たらセクハラだろう。
「ミカゲも、可愛いな」
「っ////……ん、ありがと////」
「!!ミカゲ、何照れてんだよ!?」
「う、うるせーテイト////」
「そこ、ちゃんと体操しなさい!」
「「「はっ、はいっ!!」」」
何で俺まで怒られないと…。
そこで俺は深い溜め息を吐いた。顔を上げればハクレンが不安そうに見つめている。
うっすらと、シャツ越しに見える水着。学校指定のスク水だ。つい、視線がそっちに行ってしまいそうになり、俺は慌てて目を逸らした。
「!………っ…」
その時は気付かなかった。ハクレンが思った以上に目を逸らされたことにショックを受けていたなんて。
「じゃぁ、ペアー作って。軽く泳いでみようか」
そう言うのはあのフラウだ。相変わらずの体だ。今回は水着の上にパーカーを羽織っている。全くもって目のやり場に困った。
「ハクレン、今年こそ泳げるようになろうな?」
「う、うん……」
ミカゲの手をしっかりと握る姿が見える。ハクレンは金槌なのか。
「大丈夫、しっかり捕まってるから」
「で、でも…やっぱり、怖い…」
じわ…と目に涙が浮かぶ。ミカゲは慌てて強く手を握った。
「ほら!ちゃんと握ってるだろ?もしもの時はちゃんと俺が支えるから」
「うん、うん……」
漸く踏ん切りがついたのか、ハクレンはミカゲの手を握ったまま、潜る練習から始めた。
正直、見ていて心配になる。
「テイト、何をそんなに真剣に…って…ふふーん♪テイト君はハクレンが気になってしょうがないのか〜?」
「っ!?///な、に言って…///」
「ほーら!手伝ってやれよ!!」
ドンッ背中を押される。危うく溺れるところだった。
「っ…テイト…?」
「あ、いや、その…ハクレン、泳ぎの練習、付き合うよ」
「え………」
殴られそうだったから、肩を叩くのは止めておく。ミカゲは嬉しそうに笑顔になった。
「ありがと、テイト!助かるよ」
「ちょ、ミカゲ…」
「これでもっと安心だろ?」
「!……////うん…////」
ぎゅ、とミカゲの手を握る力に少しばかりか、力が抜けた気がした。
NEXT...
後書き↓
いよいよドキッ☆女だらけの水着大会!!〜ポロリもあるよ〜w
です!!////(((殴
誰得、これ?
何かエロくなりそう……//