米、日本のアメリカ産牛肉輸入停止を受け、日本車の輸入禁止へ

アメリカのブッシュ大統領は本日、スーパー301条に基づくアメリカ通商代表部からの勧告を受け、「日本における、アメリカ牛肉の輸入禁止措置は不公正な貿易にあたる」として、日本車の輸入を禁止すると発表した。「日本車は危険な部品を使用している可能性があるため、輸入禁止とせざるを得ない」としている。
今回の米国の決定は、米国における品質管理への低い意識と事後検証不可能なずさんな検査体制によって、昨年末に日米両国で取り交わされた輸入再開の条件が完全に破られていたためアメリカ産牛肉の輸入を再度停止していた日本に対する報復として、世界最高水準の品質管理意識と検査体制によってトップクラスの品質と評価される日本車の輸入を禁止するものとなる。「(食肉の安全上)日本と取り交わした輸入の条件など守る必要はない。現に我が国民は(日本においては)危険部位と言われる部分を含むアメリカ産牛肉を喜んで食べており、日本がアメリカ産牛肉の輸入を禁止するのは不公正な貿易に当たると判断した」(米政府高官)とスーパー301条の適用根拠を説明。また「非常にわずかとはいえ、危険な部品を使用している可能性がある以上、国民に日本車は買わせない」(同)として、米国民の信頼感が回復するまで日本車を輸入しないとする構え。
これに対し、日本の小泉首相は談話において、「これだけ安全性、耐久性も高く、燃費もよい日本車に乗れないアメリカ人は可哀想だね」と発言。同時に「すでにアメリカを除く他国からの輸入の安定化を図るとともに、国内畜産業の一層の発展整備を進めている」と政策を明かした。


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