京アニの原作忠実主義に異論もあると言うハナシ

 これは、他のブログで見たことなんですが、結構京アニの手法?に異論を持っている人ってのはいるみたいですね。要は、原作を壊さないようにするために、原作から大きく手を加えないでアニメ化しているため、オリジナリティを入れると言う行為を放棄してしまっていると言うか、原作に依存しすぎていると言うことのようですが…どうなんでしょうか?
 個人的には、この手法でも「ゲームをプレイしていない人」が見て、面白いと感じているのなら良いんじゃないかと思います。実際に「風子は俺の嫁」とか言ってる、ゲーム未プレイの人も多いらしいですし。
 ちなみに、ゲームをプレイした人からすれば、原作に忠実にやってくれるのはむしろ歓迎すべきことかなあ?と思うのですが…。もちろん、尺やストーリーの関係で変えなければならない部分が出てくることはあっても、無理にオリジナル要素を入れる必要がどこにあるんでしょうかねえ。
 そもそも京アニでは、鍵っ子がアニメを作っているわけです。そんな人たちが、原作を改変してまでオリジナル要素を入れたがるわけがありません。まあ、原作がイマイチで、オリジナル要素を入れたほうが絶対に面白いっ!!って言うのなら、手を加えてしかるべきだとは思いますけどね。でも、原作のままでも十分に面白いわけで。ギャグ部分も。それを映像化するだけかもしれませんが、別にそのままで面白いんだったら、それが正解なんじゃないかって思います。
 それでも「オリジナル要素で勝負すべき」って言う人は、どういうことを求めているんでしょうか? リスクを承知で改変すべき、って言うんでしょうか? それで面白くなる可能性が高いなら良いですけどねえ。でも、それでまず原作ファンのひんしゅくを買うようだと、本末転倒な気がします。そもそも、鍵作品が映像化されて、あのクオリティで実現してくれるんなら、あまり文句を言う気にもならないんですが。
 もちろん、京アニのアニメ化の手法に、諸手を挙げて賛成ってわけではありませんし、不満な点もあるのですが、原作をいじらないでいい部分はいじらないで置くって手法には賛成なので、このままの路線で進んで欲しいと思います。
 だって、オフィシャルコミックとかよりもアニメの方がイイって思うでしょ? アニメと言う手法が合っていると言うよりも、アニメに含む部分と、切り捨てる部分の切り分けが絶妙なんだと思うのです。
 まあ、これ以上に良いアニメを作ってくれるアニメ製作会社は無いですって。僕としては、京アニが映像化した作品に対しての、狭い視点での評価はしたいと思いますが。