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りきおの雑記・ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


『この世界の片隅に』観ました。すごい映画だったので観ましょう。
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2008-01-07 過去最高アクセス数記録

二次元作家・クリエイターのほとんどはプロじゃない

 タイトルは挑戦的ですが、別にそういう内容ではないので。

 先日の、リトバスでシナリオを書いているライターさんのうち、城桐央氏と樫田レオ氏が外注(専属ではない)だと言うことに関連するのですが、そもそも、専業のライターでやっている人のほうが少ないのか?と言う疑問が湧いてきました。と言うのも、樫田レオ氏はサラリーマンとの兼業でライターをやっているようですし、ライター業だけで食っていってる人自体も少ない可能性すらあるわけです。

 先日、パソゲー業界に知り合いが多数いる友人と飲んできたわけですが、そのときに言ってたのが、割と人気のあるメーカーのライターでも、せいぜい年収は200万程度。あと、若いうちしか勝負できないとか。どこまで本当かわかりませんが、HAL出のヤツが言うことなんで間違ってはいないでしょう。そこそこ売れてる人(らしい)でそんなんなんで、あまり売れないゲームのライターなんかだと、本当にお金は入らないんでしょうね。バイトとかしながらやってるのかも…。こういう話を聞いていると、吉本の若手芸人と似たところがありますねえ。

 原画家さんなら、上手ければ引く手あまたかもしれません。が、ライターはその領域に達するためには、それこそ10万本くらい売れたゲームで高い評価を受けたシナリオを担当していた、とかくらいじゃないと難しいかもしれませんね。

 今まではゲームのことに限定してましたが、同じような現象はマンガ家の中でも起きてます。

 最近、雑誌が売れなくなっているのはご存知の通りです。月刊少年ジャンプが休刊したり、週刊少年ジャンプの売れ行きがピークの3分の1に堕ちてるとかは周知の事実ですが、ただ、マンガ自体の人気は落ちてないわけで。マンガ雑誌は、片や休刊も相次いでますが、片や創刊も増えています。雑誌自体が増えていると言うことは、それだけ書き手も増えていると言うことです。その書き手はどうやって発掘しているのか? それは…もちろん同人です。

 最近、エロでも非エロでも、知ってる同人作家さんが商業に行く場面をよく見ます。最初は、月刊誌に隔月とかで掲載されつつも、そこまで専業としてやってない感じで。月刊誌で2本以上書くようになって、初めてマンガ家として食っていける感じがするんですけどね。

 と言うのも、メガストア(なぜそれが例に?!)とか、そんな発行部数の多い雑誌とかだと、おそらくは原稿料もそれなりに出るんでしょうけど、エロでも雑誌の販売数なんてたかが知れているわけで。600円前後の雑誌が10万部とか売れた+広告収入があるとは言え、10人以上いる作家に落ちるお金なんて知れているでしょうから。これが、非エロとかアンソロとかってなると、本当にどれくらい商売になっているのか?

 本格的にマンガ家が儲かるには…単行本しかないわけですよ。商業デビューする人の多くが目標にするところで。年間1冊くらい出せるようになって、ようやく食っていけるって感じなのかなあ、と。逆に、年間1冊も単行本が出せない作家さんが多い=他に仕事をしながらやっている人が多い、ってことにもなります。

 そんな作家さんが収入源としているのが、同人誌だと思ってます。実際問題、どのくらい売れているかは聞いたことも無いのでわからないのですが、感触としては500冊以上。壁でなくても行列が出来るサークルなら、1000冊以上は堅いでしょう。1000冊×500円=50万円。印刷代は…10万円程度? それでも40万円前後の儲けがあるわけですし、いい小遣い稼ぎにはなると思います。が、1000冊くらいでは、それだけで食っていくことは難しいですね。3000冊くらい売れれば、年2回のコミケだけで生活が成り立ちそうですが(汗。

 DLsite.comなどの、同人ダウンロードショップもなかなかのものだと思います。手数料が高いなどのウワサも聞きますが、名の知れた作家さんであれば、最低でも500、毎回2000くらい行く人もいますし、最高では1万以上と言うダウンロード数を誇る作品もあります。この場合、印刷代という概念は発生しませんので、手数料以外のお金は、全額作家さんに入るわけで、利益率としては高いものがあります(もちろん、声優さんを起用した場合はそのギャラも必要ですけど)。1000円の作品が1000ダウンロードされるとしたら、2割が手数料としても80万円の利益があるわけです。

 脱線してしまいましたが、要は完全プロで無い作家さんは増えているように思うのです。商業誌に掲載されたからと言って、掲載された商業誌が力の無いところだと、むしろ同人時代のファンがついてくるだけで、新規にファン層を開拓できないかもしれませんし。商業デビューしたからと言って、マンガ一本でずっと食っていける保証はありません。つまり、すべてを投げ打ってマンガ一本でやってる作家さんってどのくらいいるんだろう? と思うのです。

 昔なら、商業誌の作家さん=プロと言う感じだったのが、今や同人誌を書いている延長線上で商業誌に書いている感じがするんですよね。

 別に悪いと言うわけではありません。それでもちゃんとした作品を送り出してくれるわけですし、好きな作家さんの作品がコミケ作品以外でも見られるのは嬉しいことですから。ただ、今後10年とか長いスパンで見た場合、この状態が続いていくのが、二次元作家としてはイイことなんでしょうか? 以前なら、雑誌レベル、あるいは出版社レベルで、例えば2,3作品は面倒を見たり、素質ある作家さんを囲ったりしていたように思うのですが、今は使い捨ても横行しているように思います。

 ヲタク層は、緩やかに拡大しているようには思いますが、この傾向がいつまで続くのかはわかりません。少子化が進行しているわけですし、いずれ壁にぶち当たるでしょう。そうなれば、やっていけなくなる商業誌が増える=出番が無くなる作家さんが増えると言うことで、そうした事態を想定して、商業作家と同人作家を兼業している、あるいはマンガ家に専任しない人が増えているように思います。

 現実的ではありますが、いずれは「職業:マンガ家」と言える作家さんがいなくなるんじゃないか?とか思うのですがどうでしょう? つまり、本当の「プロ」がいなくなる、と。ライターさんにも言えることですけどね。なかなか厳しい世界なんでしょうか…。

 2008/01/08 01:14 いや、商業で描けばそれはプロですよ。
副業だろうが、アマチュア活動の延長だろうが。
記事のタイトルはほとんどが「専業でない」にすべきでは?
そりゃ、創作活動をしている人間なんてごまんといるわけですから、
全体数から見ればプロが少ないのは当たり前ですけど、
そういう意図の内容ではないですしね。

   2008/01/08 03:01 だから、プロかプロじゃないかの定義は専業か副業かは関係ないんですってw
その認識はクリエイターに対して非常に失礼ですよ。
なにも商業での稼ぎ以外の収入は同人活動だけじゃなく、
会社員やアルバイトをしながら、懸命にやっている人間もいるんです。
というか業界を甘く見すぎですよ。
漫画に限らず創作活動だけで食っていける人間なんて
昔からごくわずかであって、最近の傾向でもなんでもないです。
言いたいことはわかりますが、タイトルは変えたほうがいいかと。

111111 2008/01/08 03:25 雑誌自体の屋台骨も不安定な現代では、商業の仕事が無くなったら
食っていけないという状態はそれだけリスキーであり、
出版社の側も必要以上に作家の面倒を見る体力はありません。
寧ろ兼業という形態が広がることで
作品を世に出す人が増えるんじゃないでしょうか。
食えないからといってペンを折るよりも、同人でも何でもいいから
それなりに食い扶持を稼ぎつつ作品を描き続ける方が業界にとっても
いいことじゃないかと思います。

123123 2008/01/08 04:10 漫画なんかはいいけど、ラノベとか一般文芸は専業はもっともっと少なくなります
それらみんなプロになりきれてないと仰りたいのですか?

hh 2008/01/08 04:54 HAL出のヤツの情報とか信用できるのか?と思ってしまう。
byHAL出の俺。

縁者縁者 2008/01/08 09:26 私の知り合いのライターさん(それだけで食べています)は複数のペンネームを持って、複数のゲームブランドでシナリオを書いています。

「他の仕事を持って片手間にやるから、専属にならない」というより、
「色んなところでライターの仕事をするために専属にならない」んだと思いますよ。

印象印象 2008/01/08 14:46 自分の印象だけなら自分もそれだけで食っていけなかったらアマって気がするけど
プロという称号持ってても専業じゃない人なんて色んな業界でいるから
印象のほうが勘違いなんだろうなあと自分でも思った

業界の外側からだとそれだけで生活できないってことばかりやたら取り上げて
そこが重大問題だと見下す輩も多いから業界内部からは神経質になって当然のところかな
勿論書き主がそうだと言ってるわけでなく(ry

abcabc 2008/01/08 16:21 副業作家なんてぬるいから商業一本でやらないとプロじゃねーよってことでしょうか?人寄せの煽りタイトルもここまでくると呆れて言葉も出ません。

田中田中 2008/01/08 16:59 プロの定義は皆さん色々違う所はあると思いますがこの記事を読んで専業じゃなくとも自分でプロもしくはプロと呼んでもなんら問題のない方に失礼だと思いました。
>>ただ、内部を知らない人間は、こんな風に思ってるヤツもいることは知っておいてくださいな。
だとしたらなお更失礼に当たると常識的に考えればわかることを書くのは・・・個人的なブログだからというので話は終わりそうですが。

買い方が悪かった買い方が悪かった 2008/01/08 18:20 専業ではない作家が増えているってタイトルにすればそれはど反感もなかったような。

微妙微妙 2008/01/09 10:02 純文や一般文芸やミステリにだって兼業作家は結構いるんじゃなかったか。
兼業で売れてる奴のほうが専業で売れてない奴よか偉いわな。
専業兼業でランク付けってのはちょっと変じゃないか。

もえぎもえぎ 2008/01/09 11:24 同人専業だろうがそれ(漫画)で飯を食っていればプロだと思ってます。
壁大手になると単行本出すくらいなら同じページ数の同人誌を売ったほうが金になると言ってるのを聞いたことありますし。
漫画じゃありませんが事実上法人化してる同人ゲームサークルはいくつかありますし。常々、アマチュアぶるなという気も。

通りすがり通りすがり 2008/01/09 19:57 プロやアマの定義は人それぞれという気もしますね。
むしろ何がプロで何がアマかという括りが、本人の意識のみの話になりそうです。
極端に言えば、お笑い芸人なのに俳優もタレントもやってる人もいれば、
ずっと演劇一本でやってる俳優もいる。
自由に動けるのはほんの一握りとはいえ、個々人がより多種多様に動くことが当たり前な時代になってきた、と言うべきでしょうか。
やってる本人の技術を評価をするのは周りですが、
本当に優れた人に対してプロだのアマだので差別したところで、ねぇ……。

   2008/01/09 22:52 ロードス島戦記 の水野良も、会社員をしつつ執筆活動をしていたそうですよ
和製ファンタジーを確立した売れっ子でも、「兼業だからプロじゃない」って言うんでしょうかね

今までも兼業プロはたくさんいましたよ
最近はネットのおかげで、それが明るみに出ただけじゃないでしょうかねー

 2008/01/10 00:17 うーんなんかみなさんプロという言葉の定義に突っ込んでいるだけで、そこは「りきおさんの定義した意味上のプロ」ということで本文を受け取ればいいと思いますがどうでしょうか?

そうして本文を読んでいる限りだと兼業作家に対する偏見・蔑みや、読み手に対する煽りの要素があるとは感じませんでしたが

個人的には市場拡大の結果、自然に生まれた状況なのかな?と本文を読んで思いました

n 2008/01/10 00:40 1p8千円の原稿料として月刊28pを描いていて
毎月の原稿料が22万4千円。
1年間の原稿料収入が268万8千円になります。

また、年間で336p貯まっているので
160pの単行本を2冊出せる計算になります。
単価500円と仮定すると、印税率10%なので1冊当たり50円。
部数ばかりは作品次第ですが、まぁ2万部と想定した場合は
1冊当たりで100万。年間2冊で200万が印税収入。

以上、原稿料収入+印税収入で468万8千円が年収となります。

前述の通り、作品の優劣で部数が大きく変動しますし、
印税率も版権ものであると5〜8%くらいになることが多いので
単行本の印税収入という面で幅はありますが、
毎月28pという、同人であれば1ヶ月1冊という
ハイペースな執筆が出来る作家なら
そこそこの収入は得られるわけです。

本文で書いておられるように
「同人誌1冊当たり40万」であれば
商業で描く代わりに毎月同人誌を出すことで
12冊×40万=480万という、
商業収入と同じくらいの年収を得られる計算にはなりますが、
商業では担当が付いて、スケジュールの管理をするからこそ
上のようなペースで描けるんじゃないかと思います。
要は同人では同じだけ稼げないだろうということです。

長々と書いてしまいましたが、
ようは月刊28p程度描いていれば
十分漫画家として食べていける、ということです。
さらに言えば、プロとしての積み重ねは次に繋がりますが
同人での積み重ねはほとんど何も生まない、と思います。
なので、同人があるから安心している作家さんにも
是非とも我が誌で描いてもらいたいと考える漫画編集者でした。

微妙微妙 2008/01/10 10:51 駆け出しのペーペーでも、他の仕事やめて覚悟を見せればプロかあ(笑)
覚悟一つで認めてもらえるなんてえらく楽な商売だな、クリエイターっつのは。
プロかどうかってのは、市場から評価されているか否かってことだと思うけどな。

 2008/01/12 00:39 各人自分の考える「プロ」というものがあるようですから、そこについてはこれ以上は平行線のような…

私にも私の考える「プロ」の定義はありますが、りきおさんの持つ「プロ」という定義は「プロフェッショナル≒その職業を専門とする人≒専業」といった感じなのかな?と思いました。

確かにそれは私の考える「プロ」とは違いますが、それも一つの捉え方だと納得できます。

上でたとえ話としてプロ野球の話をされていますが、結局それもプロをどこまで含むのか、といったような話に帰結するのではないでしょうか。日本野球機構に所属する選手なのか、四国や九州などのアイランドリーグを含むのか、またはその他の独立リーグを含むのか。

ではクリエイターのプロとは何ぞや?という問題に対しても結局答えは無い、というか答えは無数に存在してそのどれもが正答だと思いますが、いかがでしょうか。

レス不要レス不要 2008/01/26 05:10 いい問題提起だと思います、実際はどうか判りませんが
兼業の人が専業に(なりたい人が)なればクオリティが上がるのが普通です
兼業してる人がダメなんじゃなくて兼業させてるバカ高い安定収入のある
出版社の人間に客である読者はもっと専業を増やせ!と主張してもよい筈

ひろしひろし 2015/03/14 20:31 プロボクシングの世界チャンプだって
ガソリンスタンドや牛丼屋で働いてるよ。

れっきとした世界一のプロが。

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