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りきおの雑記・ブログ このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


『この世界の片隅に』観ました。すごい映画だったので観ましょう。
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2012-05-10

氷菓3話が安易にオープニングを飛ばしたように見える件について一言二言

 氷菓3話を観始めていきなりこう来たわけです。

f:id:rikio0505:20120511224641p:image

 開始当初のカットではなく最後の方になってしまってますが、要はアバンとともにスタッフクレジットが出てきたわけで、やはりオープニングがありませんでした。

 もちろん、オープニングを飛ばすのは「尺の都合(描きたいことが多すぎて枠に収まり切らない)」や「演出上の都合(OP/EDなどを流さないほうがすんなり始まれる/終われる)」などの止むを得ない場合に限ると思ってます。OP/EDも作品の一部というか作品を構成している要素である以上、出来るだけ流して欲しいわけです。では今回の氷菓3話はそういう仕方のないパターンに当てはまるのでしょうか?

 個人的にはそうは思えません。相変わらずの過剰演出もありますし、セリフや会話自体も見せ方次第では削っても内容は伝わるはず。話の内容としては尺がギリギリとかいうような濃さでもありませんし、OPを削らないといけないようなものとはとても思えなかったのです(ここは賛否あるかと思いますが)。また、演出的にOPを飛ばしたほうが効果的かどうかですが、むしろあのアバンからOPが流れることで意図した演出が伝わらないようであれば主題歌として相応しくないと言っているようなものでしょう。もちろん、そんなゴリ押し的な主題歌ではありませんし、あそこで流しても何もイメージは変わらなかったはずなので、やはり尺の問題なのでしょうか。

 というのも、気になるのはその主題歌であるちょうちょ(ChouCho)さんの「優しさの理由」の売上が芳しくないことにもあります。初動が約3700枚と深夜アニメ主題歌としてはまずまずですが、京アニ作品として考えるとかなり低い水準になりました。あまり主題歌の評判が良くなかったような気がするヒャダイン氏による「日常」主題歌も1stが初動1万枚、2ndも初動6000枚程度売り上げているので、氷菓の主題歌がいかに売れていないかがわかると思います。またちょうしょさんの過去のシングルと比較しても、デビュー作となった神様のメモ帳主題歌が3600枚、ましろ色シンフォニー主題歌の2ndが3400枚ですから、京都アニメーション作品という最高に近いタイアップが全く生きていないことになっています。

 もちろんこれは、アニメの放送が遅かったことに由来しているわけです。アニメの主題歌は、パッと聴いてガツンとくるタイプのものもありますが、この曲のようにじわじわ来る感じの曲であれば、アニメとともに何度か聴いていて、あるいは本編の盛り上がりに合うような曲であれば作品とともに曲も高みに行き、そして曲の発売とともに売れていくわけですが、まだ2話が放送されたくらいで発売されたというスケジュールの悪さはもちろんありました。が、主題歌CD発売直後の3話でいきなりのOP飛ばしです。もちろん京アニとランティスの間ではちゃんと話がされていてOPを飛ばすのは京アニの独断ではないと思いますが、アーティストさんが可哀想ですよね。まあこれは京アニだけじゃなくそれを許したランティス(その前に発売日の設定がおかしい)も悪いのですが。。

 で、話を最初に戻しますが、3話というかなり早い段階でOP飛ばしというのをやっているのが、非常に安直にやってるような気がしてしまいます。そういえば1話の時の記事で「シャフトの猿真似」って書いてしまいましたが、OPを飛ばしたりOPをEDにしてみたりというのは奇しくも新房シャフトの代表作となった「魔法少女まどか☆マギカ」でよく行われてましたよね。あちらは本当に尺の問題とか、EDを流すべき話数まで流さなかった演出上の意図があってのことですが。氷菓3話ではそこまでの意図が見えなかったことで、余計に1話あたりの構成にアクセントをつける意味合い以外が見出せなかったのです。

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 氷菓のOPは青春劇には相応しい非常に爽やかな曲になっていると思うので、氷菓という作品が好評なのであればじわじわ売れるんじゃないでしょうか。

 また、京アニはTBS枠でアニメを作る時にはOP/EDを流すことを強いられているので、U局の角川制作アニメだからこそ自由にやりたいのはわかるのですが……。それならもう少し話数を重ねた後にやったほうが効果的な気がしましたし、こんな変化球ばかりを序盤に使っていると、後半に「またかよ」って感じで演出的に飽きられてしまうような気がしますがどうなんでしょうか。

【オリコン売上数参考】

DAIMONZI-X(CD売上カテゴリより)

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ごーるでんごーるでん 2012/05/14 22:31 はじめまして。
以前よりブログ拝読させていただいています。
今回のエントリについて、とても面白い視点からのご指摘だと思います。
確かに、商業である以上、主題歌と作品は相互でプロモーションの形を取っていますし、安易に省略したのだとしたら、それは間違っていることだと思います。
ただ、この文章を読ませていただいた限りでは、それを主題として論じたいのか、他の意図があるのかどうかが図りかねます。
私がこの文章から受けた印象としては、主題歌を安直に飛ばしてしまうようなこの作品は酷いものである、といった感じです。
主題歌アーティストを可哀想と書かれたり、データを持ち出してで語られながらも作品が好評なら売れるはずということを特に根拠を示さずにおっしゃったりと、客観性が些か欠如しているように思えます。
もっと言えば、アーティストを心配されたり演出の飽きを心配されたり、どの立場からお話をされているのかがよくわかりません。
他の記事に比べ、冷静さを欠かれてはいませんでしょうか? それが残念でなりません。

個人的な意見を述べさせていただくならば、OPを削った演出については肯定的です。
先週から引っ張っていた千反田の告白という、これから来る大きな謎の問題提起となる部分です。
少しでも印象的にする必要があったでしょうし、あそこでOPを入れたらそれこそ緊張感がなくなってしまいます。
りきおさんのおっしゃる「過剰演出」との落差をつけるための、静かな演出であったのではないでしょうか。
少なくとも、意義の全く感じられないような演出ではなかったと思います。
長文失礼しました。

rikio0505rikio0505 2012/05/14 23:08 >ごーるでんさん

いつもありがとうございます。
おっしゃるとおりで、この作品における京アニの演出には常々疑問を持っているので、今回はその一部分としてここにスポットを当ててみただけです。この3話だと、喫茶店での主人公とえるの会話シーンでのアングル切り替えがあまりにも多いというあたりとかですが、一先ずここを書いてみました。

ともかく、OPをこれだけ早い段階で飛ばしてしまったという一点がとにかく違和感バリバリだったわけです。OP入れて緊張感がなくなるのであれば、前回の話を切るタイミングや見せ方、あるいは緊張感がなくなるようなOP曲に問題があるのではないでしょうか? 少なくとも、OP曲とともに作品を作っていこうという意思は全くないという判断で良いんでしょうね。

長文のご意見ありがとうございました。批判は覚悟の上の問題提起なので。

   2012/05/15 01:56 私も本ブログ記事は問題提起として受け取りましたよ。ところで参照元の http://www.daimonzi.com/log/000665.php でも「Web配信が無い」から人気が無いなど他にも論点が挙げられているので、そういう複合的な要素も絡んでいるのではと思います。

ごーるでんごーるでん 2012/05/16 00:24 >りきおさん

ご返信ありがとうございます。
作品中にいくつも違和感を感じられたのは、これが一つの作品である以上、至極当然のことだと思います。
私自身も、OPのカットを全肯定できるわけではないというか、でなければここにコメントしていませんし。
ただ私が思ったのは、あくまで一つの筋なり論理性を持った文章でなければ、説得力を欠き、問題提起としての役割を十分に持たないのではないかと危惧したまでです。
りきおさんの感性までをも否定しようとしたわけではないことだけは分かってくださるとありかたいです。
実際は問題提起として受け取られている方がいらっしゃったようなので、それも杞憂でしたが。
単純に私個人として、今回の記事に納得できなかっただけなら、それはそれで良いかと思います。
今後もりきおさん独自の目線と冷静な思考でもって、記事を掲載していただけたらと思います。
今回は失礼しました。またコメントするときがあるかもしれませんが、 そのときはまたよろしくお願いします。

totoritotori 2012/05/16 13:50 OPを削らないといけないようなものとはとても思えなかったっていうけどさ、そんなの心象論だよね。
具体的に場面を指摘しないと、説得力を感じないよ?
OPを削らない前提で作ろうとしたら尺がきつきつになってしまって、OPを削った結果、尺にゆとりがあるようになっただけじゃねーの?
OPやEDのカットみたいな特殊演出って必ず企画会議を通して上を説得する必要があるから、りきおさんが思ってるほど安易にできることじゃない
あと、売りスレの連中はよく初動で勝手に判断して一喜一憂してるがさ、売る方にとっては初めにドカーンと売れようが、あとからジワジワ売れようが同じなわけじゃん
初動だけ見て踊らされすぎなんじゃないか
作り手と企画側を相当甘く見過ぎじゃね?
俺にはあんたの指摘の方がよほど安易に見えるよ

rikio0505rikio0505 2012/05/16 21:03 >(途中の方)

そう受け取っていただけたら幸いです。

>ごーるでんさん

こちらこそ、やや論点がふらふらすることはありますので、気を引き締める意味でもありがたいです。
disりたいのならそれを主眼にすればいい訳で、純粋な問題提起記事として書く方向性もあったとは思います。
ただ、出してみないとどう反応されるのか、書き手としてもわからないことをご理解下さい。

>totoriさん

印象論ですね、半分以上は。
売上ももちろん初動寄りになるか累計ベースで伸ばしてくるかで違うのは違うのですが、現状ではとてもアーティストを大切にしてるとはちょっと思えないのですが。作品本位でランティスが歩み寄ったのだろうとは思います。

というか、安易に出来る事じゃないことを3話でやるということの重要さを、個人的には全く感じなかったのでどうしても安易な「印象」を受けてしまうのですが。

尺の問題なら、掛け合いやセリフの間みたいなものを少しずつ削るなり、間を気持ち削るなりで何とかならないでしょうか? 間を作ってるように見せて詰めるやり方はそれこそシャフトなんかは得意な演出ですが、そういう演出方法をしているわけではないですし……。
ここでOP流したら雰囲気ぶち壊し、って感じなんじゃないかという風に考えてますが。

taidataida 2012/07/08 01:00 記事を読んで色々と考えてみました。
「導入部の第一話ではOPを流さない」
アニメで割とよくあるこの演出を京アニは三話でやったんだと思います。
一話と二話はキャラ紹介と小さな謎解きだけで、三話から関谷純に関する謎が語られます。関谷純に関する謎解きがメインストーリーだとするなら、この三話こそメインストーリーの導入部でありある意味一話といえる。だからOPをカットしたんじゃないでしょうか?
関谷純と氷菓の謎が解き明かされる五話ではOPもEDもカットしていますし、起承転結の「起」と「結」ではOPを使いたくなかったのでしょう。
確かハルヒ一期の最終回でもEDはなかったですし、京アニは区切りのいい回では普段と違う特別感を出すために曲を使わない派なんだと思います。

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