感動のショット

リーマン恐慌

リーマン恐慌


今、本屋に行けばウォール街悪玉論の本が並んでいる。
本書は、それらの本と一線を画している。もちろん、
単なる礼賛だけでない。金融が実体経済より肥大化し、
巨額のレバレッジ投資の失敗を非難はするが…。
この国では頭脳労働者(法や原則を犯すのは論外だが)は
肉体労働者より下なのだろうか…。





金融リテラシー

 一気に読んだ。投資銀行の世界の日常を
リアルに描くことで、「ECL」や「MSワラント
などの難解な金融用語もすらすら頭に入る。


プロジェクト・コード

プロジェクト・コード



 
 主人公の恋愛話をちょっと織り交ぜたのも
またいい。一層引きつける。

 
 株式市場、M&Aなどに対してこうした柔らかいアプローチ
から入る方が、とっつきがいいのかもしれない。同様なおもしろい
作品がどんどんふえ、日本人の金融知識が相対的に向上するのは
大歓迎。たんに、規制緩和されて市場が活発になっても、知識が
追いつかなければ外国人にカモにされるから。

 
 自分にとっては、最近「体」ばかり鍛えているから、「頭」にも負荷を与えないといけないと、思わせる1冊でもあった。

犬の水泳

rikitarou2007-04-09

足が不自由なため、昨秋から飼い犬を
リハビリのため水泳に通わせています。


水中でさぼり、泳げば横にそれ、あげく
のはてにはプールから脱出しようとします。
おそらく、http://www.el-perro.jp/での
劣等生の1頭だったに違いありません。



それが、昨日は、落ち着いた様子で
まっすぐ泳いでくれました。もちろん、
インストラクターの方の補助がついて
いますがターンを数回繰り返し、気持ち
よさそうに水をかいていました。


次回が楽しみです。効果について
も検証していきたいです。

休日は花三昧

rikitarou2007-04-02

休日は花三昧でした

結婚して妻に初めて花を贈りました。

知り合いの花屋さん(http://d.hatena.ne.jp/ilovefirenze/)に
頼んで創ってもらい土曜日に届けてもらいました。


ほんの一言でしたが、仕事中の私の携帯電話に久しぶり(?)に
妻からの感謝の言葉がありました。お花屋さん(田中さん)には本当に感謝です。


そして、土日といえば「桜」です。


お花見スポットとして有名な目黒川沿いを犬と一緒に散策しました。
犬の足が悪いので休憩しながら1時間ほど。普段はこんなに歩かないの
にあっという間に時が過ぎました。人通りも多かったせいか、犬も
喜んでいました。


田中さんによると、桜の満開時期が早かったように
今年はあらゆる花が咲くのが早いようです。温暖化
の影響でしょうか。最後に環境問題についてもちょっと
考えさせられました。

市場の規律

 サッポロビール株主総会がここ数日話題になる中で、こんなニュースが目に
飛び込んできました。

  
  「米KKRがアジア向け買収ファンド・40億ドル、半分は対日投資」(日経新聞


野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落〈上〉

野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落〈上〉


 KKRは上記の題材となったRJRナビスコ敵対的買収で有名な米系ファンドです。

 
日本では投資ファンドといえば、村上ファンドやサッポロを標的にするスティール・パートナーズ
などのアクティビストファンドの方がまだお茶の間になじみが深いと思われます。
しかし、これからはKKRのほか、ビクター買収の有力候補、TPGなど対象企業を安く買い
企業価値(曖昧に使いすみません)を上げて高く売る「プライベート・エクイティ・ファンド(PE)」
も日本市場で存在感を示していくでしょう。


投資銀行―日本に大変化が起こる

投資銀行―日本に大変化が起こる

 この本で著者が指摘するように、標的企業の経営陣にとって、PEの方がアクティビストより脅威に
なるでしょう。株式の高値売却を繰り返した村上ファンドやスティールに対して、PEは株式の大半を
取得し経営権を掌握、企業を再建するのが目的です。経営者の首がすげ替えられる事態もありえます。

 
 こうしたファンドの登場は様々な功罪があるでしょう。が、株式市場に緊張感を与え
規律ある経営を行う企業が増えるのはいいことなのは間違いないでしょう。

初心者は是非

 株式投資初心者におすすめの1冊です。

なぜ株式投資はもうからないのか [ソフトバンク新書]

なぜ株式投資はもうからないのか [ソフトバンク新書]

とにかく株を買う前に読んでください。

大損をちょっとでも防ぐために。