『首無の如き祟るもの』国内第3位!

本日発売の『ミステリが読みたい!2008年版』で

ミステリが読みたい! 2008年版 (2008)

ミステリが読みたい! 2008年版 (2008)

三津田信三『首無の如き祟るもの』が第3位!

首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)

首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)

おめでとうございます三津田さん。それからありがとうございます。
『ミステリが読みたい!』は早川書房が今年から始めたランキング・ムックで、「ミステリマガジン」で春にやってた「私のベストミステリ・ベスト3」(たいとるうろ覚え)と読者からのアンケートをあわせて1冊にしたもの。
さっそく買いましたよ紀伊国屋本店で。紀伊国屋本店のミステリコーナーは『早ミス』(勝手に略称、なんだけど「早川書房のミステリムック」とか「早いミステリムック」の略ね)にあわせてランク入り作品が平台にしっかりと並んでました。さすがです。
んで海外部門では、なんと去年の11月初頭に出したセオドア・ロスコー『死の相続』が20位に入っているじゃありませんかー。
死の相続 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

死の相続 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

あ、いまアマゾンで「死の相続」で検索かけたら『夫が死んだ時に読む本』というのがヒットしましたよ(笑)。うん、そういう方々ももちろん本書の読者ですよ。『早ミス』で杉江松恋さんが『死の相続』について書いてます。

お薦めは、セオドア・ロスコー『死の相続』である。登場人物は怪人だらけという過剰演出で(ゾンビの暴動まで起こる)息つく暇さえない。装飾だけではなく建造物そのものもしっかりしており、これだけは読むべき秀作である。

いやいやありがとうございます。年末の忘年会ではお酌させていただきます(笑)。

んで、『2008本格ミステリ・ベスト10』は12月頭に出ます。

くわしくは来週あたりの日記にて。