Hatena::ブログ(Diary)

小人さんの妄想 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2008-07-24

アメリカン・マインドの強み

半年くらい前から「初音ミク」に首ったけである。

勢いにあかせて「ミクの歌って覚える統計入門」http://miku.motion.ne.jp/ というサイトまで作った。

どうぞよろしく。


私はこれまで、本当に音楽とは無縁だった。

好きな曲とかも特に無いし、歌手の名前も全く知らない。

普段から音楽を聞く、という習慣が無い。

いままで買ったことのあるCDの数は間違いなく100枚以下、下手したら30枚にも満たないんじゃないか。

ここまで音楽と無縁な人間を引きずり込んだ初音ミクのパワーは、なんだかすごい。


ついこの間「ピアプロhttp://piapro.jp/ というサイトに登録してみた。

ピアプロ」というのは、初音ミクを初めとするVOCALOIDで作った曲やイラストを投稿するサイトだ。

登録してみると、私のようなド素人にでもちゃんとコメントが返ってきた。

コメントがもらえるのが、こんなにうれしいとは思わなかった(感謝!)


ピアプロ」の良いところは、「どんなにしょーもない投稿でもバカにしない」ことだと思う。

有名な某掲示板にせよ、よく話題に上がる動画投稿サイトにせよ、

見ていると「厨房はおととい来やがれ」みたいな発言が数多く見受けられる。

これが人の本音なのかもしれないが、これだと小心な新参者は入ってこれないだろう。

なので、ピアプロのような「互いに認め合う」場は、大事に育てて欲しいと思うのだ。

(この「はてな?」もわりとそれに近いのだろうか。)


「どんなにしょーもないことでもバカにしない。」

この空気は、ふとアメリカ的だと思った。

よく言われることなのだが、アメリカの良いところはオープンであり、それに比べると日本の集団は入り込む敷居がとっても高い。

これは、私自身が感じたことなので、以下に記しておこう。


------------------------------------------------------------------------

アメリカ抜きで世界は語れない。

最近のグローバル化への反発や、サブプライムの破綻など、ちょっと勢いを失ったように見えるが、それでもやっぱりアメリカはすごい。


私は以前、一度だけアメリカに行ったことがある。

長期滞在とか、そんな大げさなものではなく、ほんのちょっとだけだ。

ほんのちょっとだけではあるのだが、そのときに受けたアメリカ人の印象はこんな風だった。


★ とにかく、どんなつまらないギャグにも受ける。

アメリカンジョークは真実だった。

とにかく、ごくささいなことにもよくはしゃぐ。

こいつらには「しらける」という概念は存在しないのではないか。

細かい点は忘れてしまったが、確かこんなジョークを飛ばしていたように覚えている。


その1: Windowsの操作には、とにかく処理に時間がかかる場面が多い。

何かの待ち時間に、「これじゃ Windows PW (Please Wait) だ」とぼやいたら、これが大いに受けた。

その後、Windows PW はお気に召したようで、何かと「Please Wait, Pleas Wait!」と言っては喜んでいた。


その2: 当時はポケモンが流行っていたので、これが話題になった。

そこで、「日本には変な和製英語がたくさんある。ポケモンというのは Poket Monster の略だ」といったら、これが大受けした。

みんなで「Poke Mon, Poke Mon!」とはしゃいで喜んだ。

後で気付いたのだが「Poket Monster」というのは、実は「アレ」のことだったのだ。

・・・これはアメリカ人ならずとも喜ぶかもしれない。


何を言っても「しらけない」という環境は、素晴らしいことに思える。

ジョークばかりでなく普段から、どんな素人くさい、見当はずれと思えるような意見でも、

 ・とりあえず聞いてくれる。

 ・とりあえず取り上げてくれる。

のである。

これは特に、右も左もわからぬ新参者にとってはありがたい。

この空気の中では「言いにくいこと」が無いのだ。

まあ、彼らとて人間だから、言いにくいことが無いはずはない。

だとしても、言いにくい敷居が極端に低いのである。


逆に見れば、もしアメリカ人が日本に来たら、人の輪が極端に閉鎖的に感じられるのではないか。

自由化にせよ、文化比較にせよ、何かにつけ「日本人は閉鎖的」だと言われる。

ひょっとして「しらける」という言葉は日本をダメにしているのではないか。

つまらないジョークにも大いにウケた方が、人生得をしているのではないかと思った。


★ とにかく、友達になるのが簡単。

ほとんど挨拶がいらない。

もちろん挨拶が無いわけではないのだが、極端に短い。

「Hey!」の一言だけで良いのだ。

その後、いきなり本論に入る。

本論が無ければ、つまらないジョークで構わない。

とにかく、話題に入るまでのアプローチがとっても短いのだ。

これも新参者にとってありがたいことだ。

これなら女の子に声をかけるのも簡単そうだな、などと思ってみたりもした。


★ とにかく、隙間なくしゃべる。

これには辟易した。

常に、コンスタントに何かしゃべらなくてはならない。

内容がどんなにつまらなくても、言うことがなくても(?!)しゃべっている。

どうやら「黙っている=不機嫌」ということらしい。

なので、何でもいいから、とにかくしゃべり続けないといけない。


★ いただきます、が無い?

英語で「いただきます」って何て言うんだろう?

「Let's eat.」あるいは、「Let's have a lunch.」だろうか。

しかし、この「直訳」はどうも的を得ていないように思える。

私には、どうも日本で言うところの「いただきます」が無いように感じられた。

途切れることなく会話が続いて、そのまま食事になだれこむ、といった感じなのである。

同様に、「ごちそうさま」に相当するものも無いように思える。

辞書を引いても、ぴったりする単語は載っていなかった。

代わりに「It's delicious!」とか言って、料理をほめたりするのである。

そして、食前、食中、食後も流れるように、ずっと何かをしゃべり続けているのだ。


★ とにかく、オーバーアクション

これは私の話ではなく、近しい同僚の話。

例によって途切れなく会話が続いている中で、ふと

「○○さん(同僚のこと)は、本当に楽しいと感じているのかな?」

尋ねられたそうだ。そこで、

「いや、私は大いに楽しんでいる。これが私が最大限楽しいと思っている顔なんだ。」

と答えたそうな。

すると、これが大いにウケたようで、以後

「○○はあまり表情が変わっていないようだが、あれで楽しいと思っているんだ。」

と言われ続けたらしい。


大体において、日本人はアクションが小さい。

もっともこれは無理に変える必要もなくて、この表情のままで充分楽しめば良いように思えるのである。


スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/rikunora/20080724/p1