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小人さんの妄想 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-09-03

夏休みの虫の数

我が家の居間を照らしている蛍光灯は、丸いプラスチックのカバーですっぽり被われた形をしています。

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プラスチックのカバーと天井の間には隙間があって、夏になると、小さな虫が照明の中に入ってきます。

ときどき掃除をしてみると、いつでも必ず何匹かの虫が入っていて、滅多に0になることがありません。

ならば、ひと夏の間に、いったい何匹くらいの虫が入ってくるのだろう?

好奇心に駆られて、この夏は2ヶ月間、掃除をせずに虫を集めてみました。

* 集めた期間:2011年6月20日〜8月20日

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大漁、大漁〜!

さっそく取り出して、大きさの順に並べてみました。

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大物は一番下の列、左下の一番でっかいカナブンが目立ちます。

2番目がアブ、3番目は蛾、4番目は羽アリ、あとは、その他大勢。

中央付近は一応肉眼でわかるもの。残る両端の粉みたいなやつは、何だかよくわからない。

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ウンカ、小バエ、蚊、ガガンボカゲロウ、小さな蛾・・・

よく見ると、かなりバラエティに富んでいることがわかります。

一度は種類別に分類しようと試みたのですが、挫折しました。


虫の数を、大きさ別に集計してみました。

 2cm以上     1 匹

 1cm 〜 2cm   1 匹

 0.5cm 〜 1cm  15 匹

 1mm 〜 5mm   59 匹

 0.5mm 〜 1mm  393 匹

 0.5mm 未満   654 匹

     合計 1123 匹

これをヒストグラムにすると、こうなります。

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オレンジ色の面積が虫の数を表しています(1匹 = 0.2mm^2)。

グラフを見ると、ほどんど軸に貼り付いているような形状です。

最大のカナブンが赤い矢印のところ(2.3cm)に突出している一方で、90%以上の虫が 0.5mm未満です。

つまり、ごく少数の大物と、その他大半を占める小物、といった分布です。


ところで、下の図は TopHatenar >> http://tophatenar.com/ から取得してきたグラフです。

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これは、はてなダイアリーにある各ブログブックマーク数と購読者数の集計結果です。

このグラフの様子、上の虫の数の分布に似ていませんか?

TopHatenarのグラフは対数目盛り、1, 10, 1000, 10000 という刻みになっていることに注意)

実際にはブクマ数と購読者数も、ほどんど軸に貼り付いているような形状をしているのです。

ということは、例えばブクマ数を虫の大きさに換算してみれば、およその位置が感覚的に掴めるのではないでしょうか。

今見ているこのブログTopHatenarのグラフ中に赤い点で示されているのですが、

ブクマ数で見るとはてな全体の上位1%程度に入っています。

これを虫に換算してみると、1123匹中の上位1% = 11匹 -> ざっと8mmクラス。

虫の標本で見ると、一番下の列中央の、羽アリか小バエといったところです。

上位1%というと、ものすごく良いように聞こえますが、実際の数で比較すると最上位とは劇的な開きがあります。

虫の標本で言えば、虫カゴに入れておきたいと思えるのは1位のカナブンだけで、

2番目以降はもらっても嬉しくないんじゃないかな。

いろんなものがごたまぜに集まってくると、得てして突出した少数の上位と、数の上で大半を占める小虫のような大多数となる。

これは感覚的に知っておくべきことだと思うのです。


* こちらに続きがあります・・・

>> http://fjt.webmasters.gr.jp/linux/yesterday/2011.06.20.html#09M05D-09h29m50s

参考:

* フラクタルビスケット、ポアソンスパゲッティ >> id:rikunora:20091213

* べき分布メカニズム >> id:rikunora:20091130

T_NAKAT_NAKA 2011/09/06 11:55 いつもながら、その調査実行力には頭が下がります。こういうのは大きな括りで言えば「べき分布」なんでしょうね。昔は「パレートの法則」で片付けていたような。。ビジネスでの応用としては、品質管理のパレート図(分析)、営業戦略を練るためのABC分析などがあります。言語学では「ジップの法則」。現在入手不可ですが、「ゆらぎの世界―自然界の1/fゆらぎの不思議」http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1180428 というブルーバックスに面白く書かれていたことを思いだしました。

rikunorarikunora 2011/09/07 09:32 「べき分布」「パレートの法則」ご明察です!
本当はべき乗則が見えてくるかなと期待していたのですが、そこまではっきとは見えなかった。
ご紹介の「ゆらぎの世界」という本、昔、見た記憶があります。
整理の悪い書棚のどこかに埋もれている気も・・・探してみます。

 ふじた ふじた 2011/09/07 10:56 いつも楽しく拝見しております
http://fjt.webmasters.gr.jp/linux/yesterday/2011.06.20.html#09M05D-09h29m50s
ちょっと話を展開してみましたのでよろしければご笑覧下さい

rikunorarikunora 2011/09/07 18:27 すばらしい、ちゃんとベキになっていたのですね!
実は我が家では過去に1度だけ、カブトムシが迷い込んできたことがあります。
だから、ふじたさんの統計解析はぴったり当たっています。

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