Hatena::ブログ(Diary)

小人さんの妄想 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-09-07

KEKをガイガーカウンターで測ってみた

先週末の9/4、KEK(高エネルギー加速研究機構)の一般公開に行ってきました。

KEKとは、粒子加速器を使って先端科学の研究をするところ >> http://www.kek.jp/ja/

簡単に言えば「エヴァンゲリオンポジトロンライフル」が置いてあるところだと思えばよいでしょう。

広大な敷地内に点在する工場のような研究棟。

中に入ってみると、膨大かつ緻密なメカの迫力に驚かされます。

* 電子陽電子入射器ライナック

電子と陽電子のビームを作り出すところ。全長700m。地震で被害を受けていて、修復中でした。

f:id:rikunora:20110904142548j:image

* フォトンファクトリー PFリング

“夢の光”と呼ばれる放射光を作り出す加速器。一周187mの楕円形。

この光を使っていろんな分析ができる。「はやぶさ」の微粒子の分析も、ここで行った。

f:id:rikunora:20110904152231j:image

* Bファクトリー加速器 地下トンネル

地下4階の大トンネル内に設置された、一周3kmの大型加速器

f:id:rikunora:20110904160410j:image

世界最高の性能(ルミノシティ)。ノーベル賞を受賞した小林・益川理論の検証にも使われたのだそうだ >> id:rikunora:20090222

f:id:rikunora:20110904160621j:image

* ARES空洞、電磁波エネルギーを蓄積するための空洞装置。

f:id:rikunora:20110904160113j:image

この他にも一般公開では、実験、講演会、イベントなどが盛りだくさんで、とても1日では回り切れません。

本当はもっと他にも見て回りたかったのですが、時間が足りなかった。

日本に住んでいるなら、一生に一度は見に行くべき。


さて、加速器というものは、粒子に強烈なエネルギーを与えて衝突させるわけですから、

きっと周辺に強烈な放射線を発しているだろうと想像されます。

たとえその場で運転していなくても、衝突実験時に飛び出した粒子の破片みたいなものが、

今でも放射線を発しているかもしれない・・・あまりにも素人考えでしょうか。

とにかくこの想像を確かめるべく、我が友人K氏は、今回の一般公開のチャンスに

ガイガーカウンターを持って加速器に近づいたのでありました。

以下は、K氏の報告になります。


これが持って行ったガイガーカウンター

f:id:rikunora:20110904094304j:image

91年のウクライナ製。海外オークションで入手。

どことなく現場をくぐり抜けてきた重みを感じさせます。

比較対象にセシウム137が置いてあったので、さっそく測定。

距離30cmで0.27μSv/h という値を示していました。

では、いざ加速器の地下トンネルへ。

f:id:rikunora:20110904132432j:image

計測値 0.08μSv/h。ぜんぜん低い!

ならば、ここはどうだ。

f:id:rikunora:20110904132622j:image

計測値 0.39μSv/h。ホットスポット発見?。でもたいしたこと無いな。

ここはどうだろう?

f:id:rikunora:20110904132641j:image

「入射点」と書いてある。

計測値 0.25μSv/h。通常の場所よりも粒子の流れが乱れるのだろうか。

いずれにせよ、計測値は全く安全と言えるレベルでした。

K氏曰く、ホットスポットと呼ばれている地域よりずっと低い値で期待外れ(?!)だったとのこと。

結論: 加速器の近辺から異常な放射線は検出されなかった。


後から知ったのですが、加速器の周辺に放射線という考えは決して的外れではなくて、

研究施設では放射化物を厳重に管理しているようです >> KEKでの放射化物の管理


スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/rikunora/20110907/p1