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小人さんの妄想 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-10-14

東京→大阪(諏訪湖経由)自転車24時間“中山道キャノンボール”達成!

東京日本橋, 国道1号起点から、大阪梅田新道, 国道1号終点まで、

甲州街道諏訪湖中山道経由、552kmを自転車で 24時間以内に走破した。

5回目のチャレンジ(東海道まで含めれば8回目のチャレンジ)にしてようやくの達成。

これまでの苦労が全て報われた、最高の気分だ。自転車に乗り続けてきてよかった!

  2017/10/08(土) AM 04:50 〜 10/09(日) AM 03:47

  距離: 552.48km   累積上昇高度: 4,552m (GPS-Watchログによる)

  タイム: 22時間 47分 27秒   平均時速: 24.15km

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体調、天候、交通量、運、全てがそろって上手くいった。

アクシデント、トラブル、パンクは一切無し。ハンガーノック胃弱もほとんど無し。

同じことは、もう二度とできないだろうと思う。

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■ これまでの記録

第1回:中山道キャノンボールは長かった >> id:rikunora:20160510

  2016/05/01〜02  28時間 33分 32秒

第2回:中山道キャノボ成らず、遙かなり大阪 >> id:rikunora:20161025

  2016/10/10  チェーン切れ、名古屋小牧にてリタイア

第3回:逆方向の大阪->木曽->東京 (ブログに記載無し)

  2016/11/30〜31

  夜の寒さに断念、約30時間で東京到着

第4回:中山道キャノンボールあと1時間 >> id:rikunora:20170520

  2017/05/01〜02  24時間 56分 07秒

さらに、それ以前の東海道キャノンボールの記録。

* 東京大阪24時間自転車走破“キャノンボール”達成! >> id:rikunora:20141006

ルートラボの記録

* 中仙道キャンボール達成(前半) >> https://yahoo.jp/FXx9zCH

* 中仙道キャンボール達成(後半) >> https://yahoo.jp/vGb2r2


■ 行程表

当初に立てた計画表と、実際の走行タイム。

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一宮まで平均25kmを維持、一定ペースで貯金タイムを稼ぎ続けた。それ以降も大幅ペースダウンはしていない。

最もきつかった0時付近の睡魔も、問題なくやり過ごした。

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途中休憩は7回、うちコンビニ補給は1回(木曽福島にて)。

おにぎりとウィダーインゼリーは、基本、走りつつ食べた。

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サイコンの記録とGPS-Watchの記録にずれがあるのは、サイコンGPS補足が遅れてスタートしたから。)


■ 天候

晴れ〜薄曇り。昼は22℃、夜は19℃。全体を通じてほぼ無風。理想的な天気に恵まれた。

過去に苦しめられた、山間部での向かい風や、関ヶ原以降の急な気温低下などが、今回は全く無かった。

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この前日まで雨、翌日は極端な暑さだったので、この日だけがピンポイントで好条件だったわけだ。


自転車

・TIME VX Elite

  ひと言で言えば、最高!

  剛性の低い”柔らかめ”のフレームなのだろうか、とにかく足に疲れがこない。

  高速をソツなくこなす。不思議と“スピード感”が無い。

  たとえば木曽高速の下りで、気がついたら 50km出ていた、

  といった具合に、メーターを見て思ったよりも速かったことに驚かされる。


DURA-ACE 7800

  これも最高!

  ギア比: フロント 50x40、リア 11〜28(スプロケットアルテグラ

  前回はノーマルスプロケット 12〜25を用いていたのだが、今回ワイドレシオにしたのが正解だった。

  中仙道は山あり谷あり平地ありなのだから、やはり幅広く対応できる方が良い。

  (東海道キャノンボールを達成したときもワイドレシオだった。)


・Ksyrium SLS + Continental GrandPrix TT

  いくつかの車輪を試してみたところ、結局キシリウムが一番相性が良かった。

  よく「キシリウムは固い」と言われるのだが、フレームが柔らかいためか、組み合わせバランスはこれがベスト。

  今回はじめて GrandPrix TT というタイヤを使ったところ、これが実に良かった。

  まるでキャノンボールのためにあるタイヤだ。私の評価では過去最高。

  私を含め多くのライダーが GP4000s2 を使っているかと思うのだが、

  この GrandPrix TT は、GP4000s2 をさらに軽く、しなやかにした感じだ。

  最初に乗った瞬間「おっ、これは!」と思った。

  気になる点は耐久性だが、とにかく今回ノーパンクだったので、信頼を得た。

  チューブには軽量チューブ(R-Airなど)を避け、ノーマルチューブを用いた。

  軽量チューブは確かに投資の割に走りが改善されるのだが、

  過去の経験からすると、どうも軽量チューブの方がわずかにパンクの確率が上がるように思える。

  キャノンボールではパンクは絶対に避けたいので、安全を見てノーマルチューブとした。


・ハンドル: NITTO Mod55

  昔からある定番ハンドル、手にしっくりくる。

・Profile T2 DL -- ショートエアロバー

  ハンドルを握る箇所が1つ増えるので疲労低減に有効。

  平地で前乗りすると、かなりのスピード維持ができる。

シマノプロ バーテープ スポーツコンフォート

  手が痛くなる対策に、とにかく厚手でフカフカのバーテープを使った。


サドル: サンマルコ ロールスチタン ミエレ

  昔からあるクラシカルなサドルで、私の大のお気に入り。座り心地は抜群で 500km越えにも耐えられる。

・シートポスト: 3T DORICO TEAM

  サドルの位置を満足行くまで合わせるため、昨年からシートポストを2回変えた。

  最終的にセットバックが大きく取れる、このシートポストに落ち着いた。

  特に長い上り坂では「後乗りでクルクル回すスタイル」が取れるようになった。


・ペダル: Mavic Zxellium SLR

  要はTimeと同じもの。


* 電装系:

・フロントライト: Volt300x2本。

  Volt400のバッテリーを付けると長持ちする。主にミドルモードで使用した。

・リアライト: CatEye RAPID 3

・Dixna ドロップエンドライト

  バーエンドに取り付ける後方用ライト。特にトンネルで、とっさに点灯したいときに役立つ。

・ヘルメットに取り付けるライト: Topeak Headlux

  前方に白色、後方に赤色に点滅する小型のライト。とにかく目立つように。


■ 服装

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天気予報で気温が高めになると予想されたので、薄手の服装を選んだ。

・ベースレイヤー: ASICS ランニング用長袖シャツ

・ろんぐらいだぁすサイクルジャージ

  東海道キャノンボール達成時、青森ロングライド達成時に着ていたジャージ。今回も験を担いで。

・手袋は2重。薄手のレーシング用手袋 + 古くなって伸びたパッド入り手袋

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・CRAFT蛍光ウィンドブレーカー、夜間に着用。

パールイズミ レーサータイツ

・あと、夜間の気温低下に備え、上着+メットカバーを携行したのだが、今回は出番が無かった。


■ 携行品

今回はフレームバックとサドルバックを装備し、体には一切荷物を付けなかった。

 ・APIDURA フレームバッグ スモールサイズ

 ・FAIRWEATHER サドルバッグ Mini (TOKYO Wheels限定カラー・ネイビー)

この2つのバッグは傑作と言ってよい。

お値段は多少高めだが、作りはしっかりしているし、おそらく多少の雨でも平気。

今回、走りながらおにぎりが食べられたのは、このフレームバッグに依るところが大きい。

フレームバッグを付けるとロングボトルが取り出しにくくなるのだが、

その対策として横抜きボトルゲージ(TOPEAK デュアルサイドケージ)を取り付けた。


フレームバッグの中身:

 ・食料(おにぎり、ウィダーインゼリー、朝食バー、ブラックサンダー

 ・おにぎり用ジップロック

   おにぎりはその場で“皮”をむいてジップロックに入れる。こうすると食べやすい。

 ・レスキューシート(いざというときに役立つ)

 ・予備チューブx2

 ・財布(自販機用の小銭とコンビニSuica

 ・めがね(昼はサングラス、夜はめがねに切り替えている)

 ・メットカバー


サドルバッグの中身:

 ・携行ウィンドブレーカー

 ・防寒用上着


ツールケース(シートチューブ・ボトルゲージ)の中身:

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 ・携帯ツールセット

 ・予備チューブx1

 ・Panaracer EASY Patch + ParkTool タイヤ応急パッチ

 ・タイヤレバー

 ・アーレンキー(よく使うサイズだけ特に)

 ・小型プライヤー

 ・マイナスドライバー(こじり用)

 ・小型はさみ(100円ショップで購入)

 ・ビニールテープ + ぼろ布

 ・あと、ツールケースの横に小型フレームポンプを取り付けている。


携帯電話はランニング用のアームバンドポーチに入れ、エアロバーに取り付けている。

こうすると、走りながら携帯の地図が見れる。

ポーチの中には大きいお金(札)やカードも入れてある。


■ 事前準備

2週間前: 霞ヶ浦まで 150kmほどのライド。平均時速 25kmを体で覚える。

1週間前: 自転車は避け、足でロングジョギング 20kmほど。体長を整える。床屋で断髪式


■ 経過

・朝 3:30に起床。朝食はしっかりと、おにぎり、やきそば、メロンパンオレンジジュース

 自宅から日本橋まではユルユルと自走。昨日の雨で道路はところどころ湿っている。

 4:30出発の予定だったが、多少遅れて 4:50に出発。


・都内は信号が多いので、焦らずじっくりと。

 甲州街道は昼間は混雑していて走りたくない道だが、早朝は空いている。

 調布から府中にかけては旧道を抜けた。早朝はほとんど車がおらず、本道より走りやすい。

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・前回まで大垂水峠を避け、津久井湖を経由するルートを通っていたのだが、今回はまっすぐ峠に挑むことにした。

 津久井湖経由の方が 3km程度距離が長い。実際、ここで5分程度の時間短縮になった。


・大月、笹子トンネル甲府をいい感じで通過。

 腹が減る前に早めの補給、おにぎり2個を走りつつ食べる。

 最初の休憩は釜無川河川緑地にて。

 毎回、このあたりでトイレに行きたくなるので立ち寄っている公園だ。

 今回もトイレ+ボトルに水を補給。


富士見峠への登り。

 過去、ここではメカトラ、パンク、あるいはペースダウンしていたものだが、

 今回はいたって順調。ノンストップで峠を越える。かつて無かった良いペース。

 そのためか今回は燃料消費が激しく、空腹がおそってきたので手持ちの食料を全て食べる。


諏訪湖湖畔で自販機休憩。

 毎回悩まされていた強烈な向かい風が、今回は全く無い。

 塩尻峠9時間以内が最初の大きな目安のところ、余裕の8時間15分で突破。

 成功への実感が湧く。


・いつもは塩尻峠を下ったあたりで疲れて休憩を入れていたのだが、今回はノンストップで通過できた。

 そのままの勢いで鳥居峠を越え、木曽福島の旧道へ。

 木曽福島は旧道の方がトンネルが無く、アップダウンも若干少ないようだ。

 ここで今回唯一のコンビニ補給。おにぎりとコーラで遅めの昼食を取る。

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木曽高速の豪快な下り。連休なのでトラックが少なめでよかった。

 後から記録を見ると、大桑〜坂下間は平均時速 36kmというスピードだった。

 実際、何kmで下ったかは推して知るべし!


恵那市バイパスを避け、旧道を通って市内を通過した。

 このあたりから名古屋に帰る車で渋滞が起こり始めた。

 恵那市の出口、まきがね公園前の自販機にて休憩(「いこい」というラーメン屋の脇)。

 この自販機も毎回休憩するポイントだ。


・断続的に生じる渋滞の脇をすり抜けるように通過。

 瑞浪、次いで土岐は、旧道を使って渋滞を回避する。

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 国道19号に戻ってから、多治見を通過するまでが最も渋滞がひどかった。

 あせる気持ちを抑え、辛抱強く路肩ぎりぎりを走る。

 ただ、後から記録を見たところ、それほど大きなマイナスにはなっていなかった。


・内津峠を登り切れば、アップダウン区間も終わりだ。

 ここは通るたびにチャレンジ1回目の苦しかった思い出がよみがえるのだが、今回は軽めのギアで調子よく突破できた。

 いつもこの辺りから気温が下がってくるので上着を着用するところなのだが、今回は特に寒くならない。

 そのままの服装で先に進む。


一宮市の公園でトイレ休憩、ボトルに給水。

 この前後は信号が多く、ややペースダウン。

 これまで平均時速 25km台だったサイコン表示が、ここで24km台まで下がった。


・過去に2回、関ヶ原で急に気温が10℃以下まで下がってペースダウンすることがあったのだが、

 今回は気温18℃と、全く問題無かった。このために用意しておいた上着は出番が無かった。


関ヶ原を越え、米原でプラス1時間30分の余裕があることを知り、ほぼ成功を確信した。

 ここから普段のペースで走りきれば24時間以内は確実だ。

 ただ、眠気やパンク、思わぬトラブルが襲ってくるかもしれないので、まだ気は抜けない。


彦根城の横をすり抜け、県道2号線を使って琵琶湖の東側を下る。

 こちらの方が国道8号より、俄然交通量が少ない。

 このあたりで眠気がピークに達したが、能登川付近の自販機で休憩を入れて気持ちを整えた。


近江八幡付近で、こんな夜中にロードの一団と出会う。

 少しだけ同じ方向に走り、ほどなく分かれた。

 まあ、向こうもなんでこんな夜中に走っているのだろう、と思ったことだろう。


近江大橋を渡り、膳所城跡公園にて最後のトイレ休憩。

 この公園も、いつも休憩するポイントとなった。

 公園から1号線へは、膳所本町駅の横をすり抜ける抜け道ルートを通る。

 (ただし、この抜け道は東京->大阪では意味があるが、逆の大阪->東京だと意味が無い。)

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・逢坂の関、京都醍醐の回避ルートを抜け、京阪国道に入ればもうあとわずか。

 ここで最後の大福もちを補給、甘い物がやたらとおいしい。

 当初の計画では淀川サイクリングコースという案だったのだが、

 深夜に初めての道は危険であること、思ったより交通量が少なかったことから、

 王道の京阪国道を行くことにした。


・深夜 3:37、ついに梅田交差点に到着。

 長い、長い道程だった。


やれば、できるのだ。

当初、こんなことできるわけが無いと思っていた。

今回だって、24時間以内に走りきれるとは思っていなかった。

それでも、やってみたら、できた。

大満足だ。

この喜びを、みんなに伝えたい。

本気でチャレンジするなら、キャノンボールは確かにやる価値がある。


中仙道キャノボ・リンク

先人たちの記録。私も大いに参考としました。いくらでもすごい人はいるものだ。


* AZE: ミニベロでのキャノンボール挑戦,5度目にしてようやく達成!

https://blogs.yahoo.co.jp/aze84678/13236501.html

* ミニベロでキャノボ 中仙道 transamhide編

https://togetter.com/li/1026516

* 中山道キャノボ 一旦のまとめ (軽井沢経由、フル中山道キャノンボール!)

https://togetter.com/li/1035059

* おあほさんといっしょ (´∀`): 中山道キャノンボール大阪東京) 準備編

http://asrafil.seesaa.net/article/443126193.html

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