2016年産りんご、総評

 今月下旬は、葬儀への参列、請負剪定などをこなし、本日数日ぶりに自園


の剪定を行いました。切り納めです。

 今年産のりんごですが、観測史上2番目に早い消雪、それに伴い開花も平


年より早く、当初は大玉傾向かと思われていましたが、夏場の干ばつで一気


に生育が鈍り、収穫してみると全県的に小玉が多く、収量も少なめといった


結果となりました。


病虫害では“黒星病”と“うどんこ病”が目立ち、被害が激しかった地域も


あった様です。来年度からは防除暦が見直され、薬剤、回数ともに増えるそ


うです。私は無農薬栽培論者ではありませんが、あまり農薬に頼り過ぎるの


も、逆に病原菌の薬剤抵抗性を高め、それも要因かなと考えているので、来


年度も減農薬で特別栽培に取り組むつもりです!


 また今年は県の品評会で「金賞」をいただけました。当園のりんごは樹齢


が古い昔の系統のふじでなので、意外でした。魚肥を秋に撒いている事、ふ


じの葉摘みは9月25日頃から行っている事、その二つが大きな要因かなと思


っています。

りんごを栽培している私たちは、目指す所はおそらく一緒、“美味しいりん


ご”!!その実現に向け、やるべき事をタスクに落とし込んで、来年も一歩


一歩前へ進んでいきたいです。

 多くの方に支えられ、2016年も充実した一年となりました。ありがとうご


ざいました!それでは良いお年を。