USB-シリアル変換モジュール

秋月からUSB-シリアル変換モジュールが届いたんで早速遊んでみました。


なかなか小さい。


ドライバはデータシートにもあるようにhttp://www.ftdichip.com/からダウンロードできます。データシートだと落としてくるドライバのファイル名がCMD2.00.00.ZIPとなっていますが、実際に今回ダウンロードしてきたファイルはCDM 2.06.00 WHQL Certified.zipという名前でした。バージョンが新しくなっているようです。
ダウンロードまでちょっと迷いました。
FTDIトップ > 左のメニューの「Drivers」 > メニューのその下に出てくる「VCP」 > 該当するOSの「Driver Version」からダウンロード
でOK。D2XXという方のドライバを使うとEEPROMの書き換えでさらにいろいろできる様子。でも今回はそれは見送ります。


ドライバのインストールが無事に終わるとUSB Serial Port (COM4)として認識されました。さらにデバイスマネージャからこのデバイスを右クリック > プロパティ > ポートの設定 > 詳細設定 から「BM設定」を16msから1msに調整。通信が不安定なときはこの遅延を長くするといいらしいです。とりあえず問題はないので最短の時間に設定しておきました。
詳細設定で開くウインドウで通信速度などの設定項目がありますが、これは使うソフト側でいじれるのでここがどんな設定でも問題ないと思います。


そしてこのモジュールはUSBバスパワーの出力端子を持つようなので、それを利用してみます。
まず購入時はジャンパーピンJ1が1-2間ショートになっているので、5Vの出力を得るために2-3間ショートに切り替えます。J2はそのまま両ピンのショートのままで構いません。
VCCIO端子からいざ電源を!と思ったらどうも電流が全然出てくれない様子。電圧は5V来てるのになー。
そこで回路図を見たところ、USBからの電源はUSB端子にそのまま繋がっている模様。というわけでUSB端子から電源を取ろうと試してみるとバッチリでした。


次にUSBバスパワーだけでモーターを回してみました。あんまりたくさん電流は流せないので、モーターに流れる電流を確認することに。手持ちの電流計だとモーターの立ち上がり時のピーク電流が測れないので、抵抗+オシロスコープで電圧を電流に換算して波形を見てみます。

ほうほう、定常時は電流計に出てる通り100[mA]ほどで、ピーク値は200[mA]くらい。これならUSBからの電源でもこのモーターの駆動は大丈夫そうだなと思いました。
今までのRS232C+ドライバICに比べたらかなり便利になりました。